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プロフィール
コメント数 181
性別 男性
ホームページ http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Kazuma.Kohara/jversion.htm
年齢 54歳
自己紹介 最近は録画した映画を見るだけで目いっぱいになってしまいましたが、学生時代に購入したテレビがとうとう壊れ、やっと買い換えた液晶テレビとHDレコーダーのおかげでそこそこ映画生活も充実しています。ここでみんなの映画評を確認するのも習慣になりました。

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1.  夫以外の選択肢
邦題どおり、職場の同僚で親友同士の夫が家族ぐるみでつきあっている相手の女性と互いに不倫関係に入るというお話。ただしいわゆるスワッピングではない。 雰囲気はいかにもヨーロッパ映画という感じで、意味ありげで詩情あふれるカットが多く挿入されるところもそんな感じ。特に二人の女優の演技が、真に迫りすばらしかった。複数の解釈の可能なようなエンディングも納得できる。
[地上波(字幕)] 8点(2010-12-04 23:04:34)
2.  みなさん、さようなら(2003)
 この映画良かったですよ。こういう映画を「たそがれ」と較べるなんて意味ないし、オスカーにそれほどこだわらなくてもいいんじゃないでしょうか。そんなこと気にせずに見たら絶対面白い映画ですって。   テーマは伊丹の「大病人」などと一緒で、「自分ならこう死にたい」というのが基本線にあります。そういうあまりに人類共通のテーマなだけに、一歩間違うと低俗なお涙頂戴か、説教くさいモラリスト的な内容になるところを、インテリの諧謔的笑いで上手に包み込んでいる。   登場人物はみんな魅力的なんだけど、一番良かったのはやっぱり息子かな。  これも「今までは対立していたが、死に行く父のために、最後の親孝行をする」というそれだけ聞いたらいかにも低俗なお涙頂戴になるところを、<無口で、一般的なモラルを気にしない、過激な行動力のある冷酷非情なビジネスマン>という枠をはめることによって、エスプリあふれる笑いに持っていっているところが見事です。僕は彼を見ていてずっとプーチンを思い出していました。  ふつう、そういうプーチン的キャラを作ると、どこかでその冷たいスマイルの壁を壊し感情をあふれさせることで、そのギャップで物語を見せようという安易な路線に走るものですが、彼は最後の最後までほとんどそのままです。だからこそ、微妙な揺れがふっと走るだけで、すごく印象的になります。  こういう「ずらし方」は、井上陽水なんかと近いものを感じますね。 (点数は、オスカーの逆影響に抗議して+1)
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-17 09:33:58)
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