2. ドリームキャッチャー
あれれ?ずいぶん酷評されてるな(笑)充分面白かったですがね。 いや上出来の部類に入ると思うぞ。「スタンド・バイ・ミー」「ボディ・スナッチャー」「遊星からの物体X」「エイリアン」の要素をミックスして、実に上手くまとめたB級SFの秀作だと思う。確かにエイリアンとイソギンチャクのお化けみたいなモンスター、エイリアンのイタダキみたいなミミズの怪物は、あららてなもんではあるが、それはこの映画の「遊び」、車のハンドルの遊びの部分にあたるんじゃないかな。実力タップリの俳優を使って、実に丁寧にB級のテイストをキープしている。場面転換も、いまどき珍しいワイプを、さり気なく使って、すごいオーソドックスな、むしろ古めかしい手法を使ってるところも頼もしいよ。知的障害を持った超能力少年がいいねえ。あんな友人がいたら、絶対守ってやるね。苛められたら許さないよ。SFホラーでありながら、ホロリとさせるところもあって、大サービス。いやいや、けっこうなもんでした。 それにしてもモーガン・フリーマンの軍人、いかつかったな。軍人ていうより大工の棟梁みたいだったぞ。角刈りで、黒人の星一徹かと思った。 8点(2004-05-10 21:38:15)(笑:2票) |