1. サイレントヒル
《ネタバレ》 ゲームを映画化したもので、最初に完全に描ききった作品が多分これではないか、と思うほど忠実に、かつ独創的に出来上がっている。出てくる登場人物は殆どそのままだし、まるでいじる必要がなかったと言わんばかり。その上であえて主人公を男性から女性に変えたことで母性愛が発生し更に深みを与えた。例えばバイオハザードの、ヒロイック的な脚色は一般には向くが、ゲームファンとしてはある意味ガッカリだった。描くべき方向性を変えてしまったからだ。しかしこの作品には、その失敗は無い。ゲーム世界のあの異様・異形・異界、それを一人さ迷う恐怖。愛する子を必死に探すのみ。それらを全て描ききっている。そしてSFXに一切の妥協が無く、残虐さに戦慄し異様な美しさに愕然とする。少女の、最後のあの笑みが魅力的だが最高に恐怖を覚えた。そう、物語はまだ終わってない。 [映画館(字幕)] 8点(2006-08-02 04:04:29)(良:1票) |
2. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
久しぶりにスカッとする作品を見た。X-MENの様にあまり肩肘張らず、深刻にならず楽しめる、そんなヒーロー物。しかし、そんな中でしっかりと人物の葛藤と悩みが描かれており、 人間味のあるドラマが楽しめる。それに「スーパーマン」好きには、あのヒューマントーチはたまらない。久々にクラークを思い出してしまった。今年の8月が楽しみだ。、、、確かに突っ込みどころは色々ある。しかし、考えちゃつまらない。何も考えず見られる面白さ、というのがある筈だ。続編期待。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-07 00:46:55) |
3. ザ・サバイバル
ルトガー・ハウアーは今回は脇役。だが主人公は犬なので、人間の主人公は彼とも言える。何も知らず暮らしていた犬は自然のおきてを学び、強くなっていく過程が厳しく描かれる。とにかく、犬の視点に最後までこだわり、まさに犬の気持ちになれる。実験的な手法に挑戦している作品なので得点が高い。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-19 22:11:12) |
4. シャドウビルダー
《ネタバレ》 影が実体の悪魔で、光を浴びると滅びてしまうのでマンホールを通って人々を襲う、というアイデアはマヌケすぎる。しかもどれもこれもどこかで見たような設定のオンパレードで、独創性が見えない。個性ある戦闘神父の死にっぷりは面白い。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-27 04:53:36) |
5. エイリアンVS. プレデター
プレデター2でも思ったけど、人間とプレデターの交流はよけいだと思う。一気に奴らへの畏怖が失せるし、滑稽で泥臭く思える。(T2のT-800然り)しかも、奴らが狩っている獲物を人間が狩ったといって、その名誉をもらってちょっと誇らしげにしている人間の心理はどこか空しく、馬鹿らしい。アメリカ的というか、アメコミ的というか、、。まあ、映像的には楽しめたのでこの点で。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-28 10:04:46) |
6. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 バイオシリーズを全てやった側としてみれば、まあいい感じ。友人の意見では、ゲーム中のムービーを延々見せられた感じだと言っていました。ストーリーはあんまり無いに等しいし、延々アクション。そういう点では前作のほうが完成度は高い。今回の好きなところはゾンビが結構登場して、ほんの少し死霊のえじきを彷彿させてくれたくれたことですね。もうひとつはジルのゲームのままの格好での登場。あれはよかった。現実のハリウッド映画であんな格好はめったに見ないので結構違和感はありましたが、、; 後半のネメシスとのドラマは1のエンディングから想像できたのですが、そのままやるとは、、; 後半アリスがスキャナーズばりになってしなったので3では何か超能力戦闘になりそうであんまり期待はできないですね。まあ、ハンターとか、タイラントとか全然でてきてないのでその辺出してくれれば期待できますね。 7点(2004-10-08 22:50:00)(良:1票) |