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プロフィール
コメント数 298
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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1.  ニュルンベルク軍事裁判〈TVM〉
空襲で焼け野原になったニュールンベルクの、机や椅子などが全て持ち出されて床が塵芥で覆われた裁判所内部でジャクソン検察官の秘書が壁を指して「こんなところモーゼが受け取った十戒のタブレットのレプリカがあるわ!」と叫びます。モーゼが受け取った十戒こそが近代国家が遵守する法治主義の原点なのですが、人類の代表として基本法である十戒を受け取ったユダヤ人を迫害したことでゲーリング以下のナチスドイツの高官らは軍事法廷に立たされて審判を受けるのです。この事実からして、ナチスドイツによるユダヤ人迫害は異端審問と同じ性質のものだったと言えないことはないでしょう。「いや、異端審問は審問であり裁判で刑が確定した。」とおっしゃる方はエドガー・アラン・ポーの「落とし穴と振り子」を読んでいただければ異端決定がいかにいい加減なものだったのかがわかります。そもそもモーゼの出エジプトの起源になったエジプト王による迫害も王の母が叔母がモーゼを我が子のように可愛がったことによる血族間の憎しみに端を発しています。そしてユダヤ人のイエス・キリストに対する憎しみは唯一絶対神の信仰が民族宗教にとどまるべきか世界宗教に発展すべきかという考え方の違いに端を発しているようです。憎悪というものは近しい者同士や知った者同士で一層燃え上がるようですが、ナチスのユダヤ人に対する憎悪は少なくともヒトラーなど上層部では魔女狩りと同じで不寛容から発するヒステリーだったように思えてなりません。だとするとそれは戦時ヒステリーか不況によって引き起こされたヒステリーであって今の世の中で近代的な法治主義を採用する国家ではありえないと思いたいです。  中盤でゲーリングと心理学者として従軍したイギリス人将校との間で「ユダヤ人を大量に殺したのは罪だ、」「連合国だって広島と長崎で罪もない市民を大量に殺したじゃないか」「彼ら犠牲者は連合国の市民ではなかったがナチスドイツが殺したのは自国の市民だった。」という会話がなされ、ここではイギリス人将校が明らかに守勢立たされています。日本人としてはよくぞ言ってくれたというところですが、東京裁判の結果死刑を宣告された日本人の中で同様のことを主張した人はいたのでしょうか。。。おそらくいなかったと思います。わたしは靖国参拝したことはありませんが、せめて東京裁判で文明を被告とすることや勝者が敗者裁くことの理不尽さを指摘したインド人裁判官ハル氏の考え方を理解してから靖国参拝したいと思っています。
[DVD(字幕)] 10点(2020-04-04 02:26:38)
2.  フリーダ
主演の女優さんがとても個性的で印象に残りましたが、どちらかというと演技より顔だち(本人、すなわち自画像にそっくり)の魅力のせいのようです。メキシコ情緒と極彩色の絵は楽しめますが、芸術家の生涯を描くのだからもう少し深みがあってもよかったのではないかという気がしますが、絵と人生が渾然一体となっていた感じはあまりしませんでした。どこをどうすればいいのかははっきり言えないのですが・・・。ジェフリー・ラッシュがトロツキの役やったの・・・へー・・・、で、アントニオ・バンデラスはどこに・・・?といった感じです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-26 09:43:27)
3.  300 <スリーハンドレッド>
映画を見に行く前にこのサイトを一見すればよかったのに、「ギリシアの(Greek)」や「スパルタの(Spartan)」という単語を鑑賞半ばにしてやっとキャッチするというみじめさ・・・本来はレビューを書く資格もあるのかどうかなのですが、まず、ミーハー的感想としてはレオニダスが三船敏朗を白人にしたみたいでセクシーだったことと王妃との濡場がいい雰囲気でストーリーにはまっていたことが印象的でした。まあ、筋肉むきむきのおじさんたちがちゃんちゃんばらばらやるのは日本版ちゃんばらの西洋版か変わった趣向のちゃんばら映画みたいに楽しみましたけれど、もすこし深く考えてみると、ペルシアに対するギリシアの優位を何が何でも示さなくてははならなかった理由って何だったのかよくわかりません。これが民主主義の本家のアテネだったらわかりますけど、スパルタってギリシア連合の中でも後進国っぽいでしょう・・・。アテネは一体何してたんやねん・・・。民主主義の本場やからアゴラ(広場)で参戦の是非について喧喧囂囂やってたんとちゃう?とにかくレオニダスはんが頑張らんことにはアテネの連中、喧喧囂囂止めんかったんやろな・・・なんてウィキペディアを読んで後から感心したりしましたがこれは微視的なお話し。クセルクセスは世界制覇を目論んだからヒトラーと同じでワル、というのは短絡的な発想ですよね。欧米の映画ではジュリアス・シーザーやナポレオンがワルに描かれることはあまりないのです。西洋人にはこういうお話はじーんとくるんでしょうが・・・。閑話休題。確か岩波文庫の「女の平和」(アリストファネス作)の中ではスパルタ人がなぜか九州弁をしゃべっているのですが、本作品ではいくら注意して聞いても英語しかしゃべっていませんでした。吹き替えでレオニダスが「おいどんは・・・でごわす。」なんていったら鑑賞していて笑ってしまうでしょうか?
[映画館(字幕)] 6点(2007-06-07 10:27:38)(笑:1票)
4.  アポロ13
太古の昔から人間は手の延長として道具を使い、自然に存在する電気を道具を動かすパワーとして利用する術を習得し、海を航行するために船や潜水艦を作り、空を飛ぶために飛行機を開発しました。なぜこのようなことをわざわざ書くかというと、地球上の他の生物には与えられてない頭脳によって次々といろんな夢を実現していくにもかかわらず人間は神ではないということを肝に銘じる必要があると思うからです。私は宗教とは無縁ですが、飛行機事故で死んだら天国で一番いいところに行けると信じています。飛行機事故はその発生確率の低さもさることながら、人間の技術力の現時点における限界と新たな挑戦の可能性を示してくれるからです。さて、映画の中でトム・ハンクスが演じる主人公はまさか自分の時に限って宇宙船がトラブルを起こすとは考えてもみませんでした。でもNASAの技術力をもってしても予想できなかった事故が発生します。ローマ法王を始めとした全世界からの祈りの声、「これが乗組員が持っている全てだ」と、テーブルの上に船内にあるのと同じ種々雑多な器具などを山積みし、それらの組み合わせによって宇宙船内の二酸化炭素過多を解消する方法を知恵を寄せ集めて考え出した地上スタッフ(エド・ハリスなど)の努力、そして三人の乗組員を含めたすべての関係者の勇気と知恵を神様が認めたのか三人は生還することができました。「はしか感染」の疑いでメンバーからはずされた宇宙飛行士(ゲイリー・シニーズ)が帰還した三人に向かって無線で「Welcome Home!」と呼びかける場面では改めて、地球は60億の人類全員にとって安心して住める家なんだな、と感じさせられます。月着陸の失敗と宇宙飛行士の奇跡的帰還というこのアポロ13号のエピソードは永久に語り継がれるべきです。以後、私たちはさらに二機のスペース・シャトルと十数名に上る宇宙飛行士・科学者を失いましたが、この映画を見て私たち人類の力の限界、そして進歩と挑戦の継続という人類の宿命的課題に改めて厳粛な思いを巡らしてみてはどうでしょう
10点(2004-02-01 13:44:42)(良:5票)
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