1. ラースと、その彼女
《ネタバレ》 人形のことを知ってから注文し届くまでの間にどのようにして本人が話を作り上げて受け入れていったのかということから既に理解しにくいところがあるし、病気になってなくなってしまうことにしたことのは人間は無意識にも自分勝手なところがあるんだなと感じてしまう。一見するとかかわってはいけないと思ってしまうようなラースの行動を暖かく見守っている周りの人々(もちろん葛藤があることも描かれてはいたが)に感銘を受けた。自分ももう少し人に優しくなりたいなと思うときにまた見たいと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-18 17:55:29) |
2. ブラインドネス
《ネタバレ》 疲れてしまう映画なので体調のいいときにみないと辛いと思う。「全世界失明」となるのは(というよりそれがわかるのは)物語の終盤で、メインは初期に発症した人々が入れられた施設での話であった。リアリティがないという人がいるが、原因もわからず、どうやってかはわからないが接触者がどんどん感染していくあの状況では社会も医療も対応が追いつかずとりあえず隔離しておくというのはありえる話ではないだろうか。警備員たちも失明を恐れて内部に干渉せず、中が無秩序になるというのも実際に起こりそうだと思った。目が見えるからといって、それだけで武器を持った多数の目の見えない人に勝てるとは思えないだろう。数週間で人の生活と心がすさんでいくさまが僕個人にはリアルに感じた。真っ暗なシーン、真っ白なシーンも印象的だった。決して楽しい映画ではなく、当分また見たいとは思わないが、見ておいてよかった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-05-04 07:47:09)(良:1票) |
3. ソウ5
今までのを見ているから一応けりを付けようという気持ちで見たのだが、結局なぞは増え、どんでん返しもないので自分の中では若干消化不良気味。1と2の内容はそれなりに覚えているつもりだが、3,4になるとゲームの内容もあまり覚えていなくて誰だっけということが多いのもいけないんだろう。今回のゲームの内容も一年後に6をDVDで見る頃には覚えていない自信がある。 [DVD(字幕)] 5点(2009-05-02 21:12:21) |
4. JUNO/ジュノ
大変なことのはずなんだけど、淡々と描かれていて、周りの人たちも基本的には悪い人はいない感じでさらりと見ることができた。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-17 21:57:45) |
5. 11:14
《ネタバレ》 登場人物のものを考えないところはあまり好きではないのだけれど、ストーリーのひねりが利いていてとても楽しめた。最初の話の登場人物が最後にああいう形で出てきたところがまったく予想外でうまくまとまったなと思った。アメリカでもほとんど公開されていないそうだが、この監督の作品をまた見てみたいと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2008-08-12 09:41:35) |
6. 300 <スリーハンドレッド>
時々スローモーションになるところが新しいのかもしれないけど、何かをごまかしているようにも見えてなんだか飽きてきた。首とか腕とか切り落とすシーンを強調するよりももっと肉体のぶつかり合い見たいなほうがよかったと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-07 14:46:51) |
7. ダーウィンの悪夢
カメラでただ淡々と現状を捉えたという割にはわざとらしい場面も見られ、一貫した話がないので結局そういう話もあるのだなという程度にしか受け止められない。ナイルパーチを消費する側の人たちがこれを見て何をしたらいいかは自分たちで考えろということなのだろうか。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-30 15:46:32) |
8. カオス(2005)
《ネタバレ》 黒人の顔が同じに見えて、逆にヨークの顔が出てきたときにこの人誰だっけと思ってしまい衝撃が薄れた。銀行強盗の部分が意外にあっさり終わりテンポよく見られてよかった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-08 00:25:20) |
9. CUBE
こういう映画では、最後にキューブの意味とか、閉じ込められた人の意外な共通点とかそういうどんでん返しを期待してしまうものだが、そういうものが全くないところが肩透かしだった。後味の悪さという意味でもそれほどではないと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2007-03-25 21:10:53) |
10. ヒストリー・オブ・バイオレンス
正直言ってあまりよくわからなかった。ストーリーとしては追えるけれど、共感するところもないし、主人公の悩みも僕には伝わってこなかった。映画館でもっと集中してみていれば理解できたのかもしれないが、お金を払ってみていたらもっとがっかりしていたかもしれない。 [DVD(字幕)] 5点(2006-12-10 12:10:08) |
11. カポーティ
実話に基づいたものでなかったとしたら、主役の演技はすごくわざとらしく思えてしまうものだった。演技力はあるのだろうし、似てはいるのだろう。犯人から話をすべて聞くまでは刑の執行を延ばそうとしていたのに対し、聞いてしまったあとはその情熱が冷めてしまうところがうまく描かれていたと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2006-11-25 22:20:57) |
12. 大いなる休暇
《ネタバレ》 だますほうもだます方だが、騙されるほうもマリファナやっている形成外科医、いわば肩書きだけの医者ということでどっちもどっちである。凍った魚を釣り上げたり、死んだ息子の話をしたりというところはまだ笑ってみていられたが、最後のほうはなんだかありがちな感じでさめてしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-23 23:21:33) |
13. ボーン・コレクター
サスペンスとしてみても、一つ一つの犯行の動機とかは特になく、実はわざと手がかりを残して警察というかDワシントンに挑戦していただけだったというのがなんかがっかり。犯人は最後にワシントンを殺しにこれる人ということで彼だったのかもしれないがそれだったらまるっきりはじめから登場しない人物でもよかったような気がする。 5点(2004-10-23 06:22:03) |
14. テイキング・ライブス
予告で見た、人を殺して人生をのっとっていくといったところに期待してみていたのだけれど、その点はあまり重要ではなかったようで。ストーリーの中でもどうやってそこを突き止めたのかしっかりとは描かれていなかったような気がする。犯人はある意味予想通りだし最後も、ああそうですかという感じで盛り上がりに欠けた。 5点(2004-09-20 03:34:13) |
15. みなさん、さようなら(2003)
いろんな賞をとったという期待をもって見に行くとまず満足できない映画。原題の先進国カナダで、末期の患者に麻薬を使わないで、家族がヘロインを探すというのがまずありえない。そのほかにも登場人物の行動が不可解。911のニュースに出てきた言葉を原題に使っているようだけれど、その関係も良くわからなかった。 4点(2004-07-18 10:02:21) |
16. ボウリング・フォー・コロンバイン
マスコミに恐怖心をあおられるアメリカ人。この映画を見ていると、日本は、銃の所持が自由じゃないだけで、どんどんアメリカに近づいているような気がする。日本でも、幼い子供の事件が起こるたびに、『残酷な映画』を見たとか直接的な原因を見つけて解決したような気にさせられているところがあるけれど、本質的にはそうじゃないでしょう。どうすればいいというのは簡単に答えが出せることではないが、いろいろ考えるきっかけを与えてくれる映画だ。 7点(2004-06-28 01:46:31) |