2. みなさん、さようなら(2003)
《ネタバレ》 アカデミー賞らしくない、捻くれた作品ですね。 親父が信奉している社会主義は、資本主義の申し子である 息子にしてみれば全くの時代遅れで相手にされない。 死ぬ意義を見出したいと気張ってみるものの、実際は ヘロインを打たれてラリってるだけ。 国家や政治について偉そうに語ってみても、 実際、頭にあるのはエロいことばかり。 臨終の際に思い浮かべるシーンも、女性の太ももである。 そんなどうしようもない親父をかわいいと思えるかどうかで、 評価が分かれてくる映画ではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 04:44:05) |