1. ブルックリン
《ネタバレ》 故郷のアイルランドを離れて、仕事のためアメリカへ飛び立つ。この時点で、ツカミはばっちしで序盤から惹かれた。移動中の船内や就職先での様子など、地味ではあるが1950年代の社会の様子が伝わり興味深い。ホームシックなど、1人の女性の姿を現実的に捉えていて感情的にも共感しやすい。ダンス社交場で芽生える恋心も、温かい目で追いたくなる。 中盤までは本当に良かったが、後半は微妙。再びアイルランドへ帰ってきてからの主人公女性の姿は、結婚した男性以外に目移りしている姿が露骨すぎて苦々しい。目を覚ますきっかけも、偶然他人にチクリと言われたからと本人内での成長を感じない。煮え切らない気持ちでエンドロールが流れてなんだかなと思ってしまった。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-04-07 13:17:33)(良:1票) |
2. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
《ネタバレ》 1、2とテイストは違い、中国が舞台なことに戸惑ったが、序盤は良かった。紀元前の中国における将軍と皇帝の確執や、冒険から足を洗ったオコーネル夫婦の現状がしっかり描かれているため、背景が理解できたまま鑑賞できる。 皇帝が蘇ってからは大失速。中国市街、雪山、砂漠とロケーションは豪華だけれども、バトルが何も頭に入ってこない。雪男が仲間に付いたり、皇帝が色んな獣に変身したりと理解に苦しむシーンも複数。ハムナプトラ特有の「古代に潜入する冒険」感が薄れ、只のバトルアクション映画と化していたのが残念だった。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-02-20 06:48:45) |
3. ナイト ミュージアム2
《ネタバレ》 終盤が良かったです。今まで昼しか空いていなく、本来の姿を隠していた博物館が夜間オープンになってありのままをさらけ出すエンディングは覚悟を感じられて、「愉快にやろう」という潔さが伝わってきました。 だからこそ、最後の最後で名曲”Let's Groove“をもってくるのは、せこすぎます。 カポネやリンカーン像など、背景を知っている歴史的要素が出てくると、のめり込み度が上がりました。世界史にもっと精通していれば、細かな部分でもっとユーモアを感じることができ、のめり込めたでしょう。 [DVD(吹替)] 5点(2017-09-28 19:11:46) |
4. 第9地区
《ネタバレ》 ここまで真剣に作り込む気鋭には拍手。病に冒されてエイリアン化する主人公の熱演は、狂気を感じて迫真的でとても良かった。 でも率直に言うと、ツッコミどころ満載で、映像も古臭くて、エイリアンものは好みに合わないことを再認識。アパルトヘイトの人種分離政策をモチーフとしているみたいだが、ストーリーに厚みがないので、この映画を見ただけではそこまでのメッセージ性を感じとることは難しい。エイリアンと殺し合ったり、変な友情が芽生えかけたりと忙しかった。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-08-23 19:05:21) |
5. ルーム
《ネタバレ》 感情もっていかれた。子役と母親役のキャストのはまり込みが絶妙。 僅かな細かいところを除けば、非の打ち所がない作り込まれようの完成度の高い作品。 ハッピーエンドで終わりましたチャンチャンではなく、「犯人の子どもと生きていく」という現実的な問題がむしろメインで描かれているので独創的でポイント高い。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-07-29 19:02:21) |
6. キングコング: 髑髏島の巨神
《ネタバレ》 キングコングシリーズ初鑑賞。 映像が綺麗なうえに、気軽に楽しめる作品で良かった。 ドラマ性は皆無だが、「動」と「静」で魅せるアクションシーンは圧巻。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-07-26 18:56:15) |
7. ジョン・ウィック:チャプター2
《ネタバレ》 世界観は本当に大好きなのだが、個人的には前作より劣化。 ジョンによる復讐劇の動機が弱く、2作目は引き伸ばした感が出てしまっていた。アクションシーンも、前作で見たような光景が多く目新しさに欠ける。 3作目を作る余地を残すためだけの甘々エンディングは、期待から大いに外れてしまった瞬間だった。 [映画館(字幕)] 4点(2017-07-22 19:30:36) |
8. メッセージ
《ネタバレ》 謎が最後に解けるのだが、まんまと騙されていた。ゆえの良い意味での鳥肌。 SF×人生をテーマにした考えさせられる作品で、ラストの主人公の人生の選択には胸が熱くなる。 しかしながら、全体を概観してみると意外と薄味で、ヘプタポッドの言語解釈のシーンが長いせいか、スローテンポで難解だった。 [映画館(字幕)] 5点(2017-06-09 20:04:25) |
9. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 このようなタイムループ系の映画は好きで、他レビューサイトに "Source Code" よりも良いという感想を見て劇場で鑑賞した。 結論としては、アクションシーンの占める割合が高く、戦闘に重きが置かれていたので、期待以上のものではなかった。「ギタイに立ち向かうために強くならなければいけない、トレーニングを重ねなければならない」というケイジの思いに入り込むことができなかったのが一番の要因だと感じる。 [映画館(字幕)] 5点(2014-12-06 17:45:29) |