1. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 分かり難いオープニング。 このアンドロイドと開発者の会話シーンは、前作の社長とデビッドで 前作のプロメテウス号の出発以前の話。 そこから唐突に切り替わり今回のコヴェナント号の船内へ。 今回のアンドロイドはデビッドの後継機種だが顔は同じで、名前はウォルター。 社長がまだ老いぼれてないから、プロメテウスより前だと気付けるかもしれないが 酒飲みながらぼーっと見てたのと、前作の記憶が薄れてたので、理解できず通過。 このつまずきで疑問抱えたまま終盤・・ もう少しテロップか何か補足説明が欲しい。 更に、今回も途中からデビッドが居るのだが、前作からどんな経緯があって、 創造主エンジニアの母星へ来たのか、デビッドの目的がなんなのか、しいては エンジニアが地球人を一掃しようとする理由がどーも消化不良でアカン。 まあ前作でもよーワカラン内容で消化できないままだったのだから、同じと言えば そうなのだが・・ 今作で説明して貰えるかと思ったら監督違うしね・・ダメでした。 いずれ、神から失敗作と嫌われた人類は、エイリアンに襲われて皆殺しの運命? そこへ人類に反旗を翻すアンドロイドの暴走が加わりカオスな状況へ。 アンドロイドは一人勝ちを画策? そしてこの映画監督はは人類の破滅を描きたい。 あたしゃね・・幸せな気分で映画館を出れた2作目が好きなのよ。 だから無理だわ・・・ [DVD(字幕)] 5点(2024-09-19 14:21:11) |
2. ダブル・ジョパディー
《ネタバレ》 日本人の大好物、復讐モノですねえ。 いろいろ都合のいい部分はありますが、大きく破綻してるわけじゃなし、良いと思います。 周りの人に大変な迷惑かかってるのが、気になりますが・・ 子供を奪われた母親の怒りが、物凄いエネルギーになり、クソ野郎を追い詰める後半。 立場上、邪魔ばかりするジョーンズさんも最後は・・ ラストシーンで、母子の感動の再会。当事者の涙と笑顔を遠くから見ているトミーさん。 ヒロインが美人だからかもだけど、絵になるなあ。映画のラストシーンは、かくあるべき! 他のサイトでで「キルビル」のパクリだとかいう指摘を見ましたが・・この映画の方が先ですよね? [DVD(字幕)] 8点(2018-01-08 16:30:12) |
3. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 やっぱりそーなっちゃったかあ・・ という感想。 この監督さん、大作向きじゃないなあ。豪快にお金かかったセットやCGは 美術的に評価できるけど、お話の盛り上げ方が地味。 原作の逃避行のエンディングの高揚感にすら届かなかった。 てか、途中の何か大事になるようなそぶり見せておいて、それらは放置して 一気に親子の再会のドラマにして終了って・・ 「メッセージ」の時と同じだなあ。 これまたヨハンソンのウルサイ音楽(というか効果音)も、ちっとも意味が伴わない騒音。 エンドロールも、このリズムの無い環境騒音を延々聞かされてウンザリ・・。 間延びした編集で、無駄に長い上映時間。どう見ても2時間以内の内容なのに。 人造人間が子孫を残すとか、無茶なお話だし、2049年くらいじゃ、実現不可能な 科学技術のオンパレードに失笑。SFで時代設定の間違いは数多あるけど学習してないの? いろいろ、不満出てしまうのは、前評判とか必死の売り込みで期待値上がり過ぎたせいかも。 期待しないで見ていたら、結構面白かったよと宣伝したかもねえ。 でもその程度でした。 世紀の名作を期待して観てはいけません。 [映画館(字幕)] 5点(2017-11-05 00:01:13)(良:1票) |
4. キングコング: 髑髏島の巨神
《ネタバレ》 巨大怪獣の格闘シーンが凄い、プロレスファンにはオススメかも。(笑 自分は興味ないけど、それでも快感映像でした。水しぶき上げながら、首投げとかの映像を全方位からの 回転映像でじっくり見せる、凝りまくったファイトシーン。最近のCG多用映画はゲンナリでして 映画館へ行って見るのはやめましたが、少し後悔しています。意外に面白い。 ただ、お話は原作を更に超越して有り得ない程巨大化・・。冷静に見ると茶番です。最近横行している空想なら なんでも許されるナンチャッテSF物です。地球空洞説、地底世界の話で、次作には対戦相手にゴジラを予定? アメコミヒーロー映画はコラボレーション大流行ですが、巨大生物の島をコラボの舞台にするつもりかな? 1970年代にこんな事あったら、2017年の現代はどうなるのかなあ?まあファンタジーだから許す? コングはイケメンゴリラ然としていて、カッコイイ。まだ青年期でもっとデカクなると、原住民の情報・・ 哺乳類も他の生物も、陸上では象よりデカイものは体組成や骨格の維持は難しく、動作が遅くなるとか エネルギーの摂取や排泄とかどうするの?とか、ビル並みに巨大なゴリラがハイジャンプして着地しても 地域のダメージが少な過ぎるとか、もうツッコミ処多数ですので、そういうのが気になる人は無理かも。 「日本製有り得ない生物・ゴジラ」と対戦する第二試合を映画館で見るべきか、悩んでしまう微妙な佳作でした。 てかキングギドラもモスラも出る? [DVD(字幕)] 7点(2017-08-13 09:45:20) |
5. ジョン・ウィック:チャプター2
ガンアクションとカンフーアクションで「ガンフー」との売り文句ですが、空手と柔道も入ってます。 お帰りなさい、アクションスター、キアヌリーブス! もう今回は問答無用のファイトシーンだらけです。 コレでもか・・また来たか・・このヤロまだ動くなら頭撃つよ・・お前は首投げだぞ・・うぉーりゃー。 て、角曲がる度に撃ち合いの繰り返し・・雑魚は何人居るんだよ・・てか防弾スーツでも痣だらけでしょ。 発砲音は100や200じゃないよ、トンでもない映画だ。子供は見ちゃ駄目な殺し方もありまっせ。 8億円もの賞金かけられて、関係ない殺し屋まで襲ってくるとなりゃ、街中だろうが電車の中だろうが どこでも試合開始。アクション映画にありがちな野暮なラブシーンは一切なし。ファンの心理鷲掴みの出来栄え。 前作で消化不良の原因と感じた「とろいドラマ要素」は、排除されました。すこぶるテンポがいい。 この高揚感は・・そう、あのマッドマックス・デスロードに匹敵のアドレナリンムービーだ。 昔のキアヌは、どこか中性的でアクションに空虚なところがあったけど、もうその面影はない。 いかつい男いや、無粋なオッサン臭も出てきたが、これぞキアヌの新境地でしょう。 筋肉ムキムキでもないし、市民を守る正義でもない、ギャングの抗争と大差ないのに、こんなにも親近感が。 いやあ、いいポジションにハマりましたよ。是非是非、3作目も待ってます。 ストレス解消に丁度良い映画! 是非映画館で見ましょう [映画館(字幕)] 9点(2017-07-07 21:45:40)(良:1票) |
6. エスター
《ネタバレ》 「実はピアノが上手かった」のシーンがお気に入り。 予感はあったものの電話で真相が伝えられるシーンは鳥肌でした。 まあ、実子が2人も居るのに養子を迎える夫婦も変だし、最初の事件では 子供っぽい手際なのに、後半は一端のサイコキラーというのは、ご都合でして、 しかも良い夫婦かと思ったら、エロいし、節操ないし、仲悪いしでイマイチ一家。 でもまあ雰囲気と盛り上げ方が良い感じなので、加点しました。 家族全員助かるとか、最後に池から出てきてしまうとかの有りがちなオチを 避けて、あのエンディングというのも一興でした。 見て損の無いサイコサスペンスですよ。 [DVD(字幕)] 8点(2017-06-15 22:18:36) |
7. メッセージ
《ネタバレ》 スターウォーズが大嫌いです。変な外見の宇宙人が出てきた時点でアレルギー炸裂。 馬鹿馬鹿しくて、バカの壁になります。 その指向のせいではないと思うのですが、どうもこの映画は面白くないんですよね。 全ての設定が気に入らない・・。そもそも言葉であんなに苦労するかなあ。 相当な科学力を持った宇宙人が、地球の言葉を勉強する前に、地上へやって来るかなあ? しかも時間を超越した未来人でしょ? それでコミュニケーションがおぼつかないなんて はあ? て思いませんか? で、時間を超越しても結果として未来も過去も変えられないから、これから生まれてくる 子供も若死にする運命なのも変りませんから、まあ頑張ってね? で、ヒロインはそれでもその人生を歩みますか? て何をさせようとしてる? 3000年後の地球人を当てにしてる? 時間の概念が無いのに、なんで今来たの? 地球人側の行動も愚の骨頂、意味不明な言葉の中に「武器」のキーワードで一気に硬化し 核攻撃の準備とか馬鹿丸出しだし、一方でウン万人だかの歩兵団とか・・空中の巨大な 敵に歩兵が何をするのか・・(ーー;) 向こうは重力を完全に制御可能な科学力だよ、無理無理。 大体、月でさえ行ったかどうか怪しい地球人じゃ、現れた宇宙人相手に歯が立つわけがない。 と思ったら、ネジの外れた兵隊のしかけたC4爆薬で、なんとあっさり宇宙人が死にかけてる? と、突然レベル低下して、それまでの無敵感を喪失してみたり。 で、宇宙へ去る段では、煙になって消えていく・・ 説明不能な程の科学力持ってるじゃない。 どっちなんだよ・・ 原作がダメなのかなあ? ていうか進化した地球外生命体がやってくるという題材は本来は 非常に扱いが難しくてリスクが高いのだが、底の浅い挑戦者が後を絶たないですねえ。 まだ、2001年とかコンタクトの方が心安らかに見れる。 この映画は、見終わった時に怒りさえ覚えた。 てかもしやSF映画ではなかった? またしてもSFの皮かぶった御伽噺に引っかかったのかなあ・・ ※ 公開終了前に、もう一度見て来ました。 今回は原作も読んだし、今度は映像より字幕に集中して・・ なるほどと理解が深まった反面、原作に無い娯楽映画要素が邪魔になりました。 ホント別な違和感が出てきました。この物語には、アカデミー賞を獲得したこの音響効果こそが 不要でした。原作読んだら異星人文字のお勉強と娘の成長の件ばかりで、とても静かな展開。 あの原作に、ボワボワ、グゴゴゴ、ブオンブオンの圧迫音響は出る余地がない。 静かなピアノか弦楽のクラシックが相応しい物語。それを無理に軍隊が変な緊張してあの音で 尚且つ、馬鹿な民衆のあり得ない暴動シーン入れて、いかにも何か起きますよの演出しておいて、 なにも起きずに去って行きましたとするから、見終わって「はあ?」の人が多くなった。 この映画の間違いは、唯一アカデミー賞取れた音響効果ですよ。 ちなみにこの監督の前作、ボーダーラインでも同様の音響が使われていますが、そちらはドハマリです。 吊るされた死体に遭遇しつつ、麻薬組織がうごめく暗黒都市へ入る心境にはピッタリ。 警察の捜査活動なのか、只の殺し合いなのか精神的に混乱するヒロインの心境にも合う。 しかし、この映画ではやり過ぎで、非常に不似合いと言わざるを得ない。 よって点数はこのままとします。 [映画館(字幕)] 4点(2017-05-25 19:01:38) |
8. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
カメラ1台で長廻しが多用されてます。被写体が移動すると カメラマンも付いていきます。目が疲れそうな予感に反し、 意外と自然に見ていられました。ドキュメンタリの風合い。 映画音楽は、パットメセニーの旧友アントニオ氏のドラムの音だけ。 打楽器の即興が妙な緊張感を演出。主役の不安な心情には合致かな。 マイケルキートンは、かつてバットマンを主演で人気俳優になったが その後は苦労したのかな? ならば、この映画の主役と同じやねん。 これは自虐の映画なの?定期的に空想のイメージがリアルと地続きで 描写されるので、最初はSFのつもりなのかと勘違いしました。 映画界にも演劇界にも居場所が見つからず落ち込むマイケルの姿が 見るに耐えないというわけで皆さん評価が上がらないようですね。 で、問題の最後のシーン。もはや空想なのか現実なのか、どうでも 良くなったのは、監督なのか、マイケルなのか、観客なのか・・? 込められたメッセージが何なのかも不明。単に落ちぶれた俳優の 愚痴を延々訊かされたようでもあり、斬新な映画手法を体験した ようでもあり・・コメントに困りました。なにか答えが欲しいけど すこし間を空けて、再度試聴します。次は何か見えるかもと期待。 [DVD(字幕)] 5点(2017-01-30 00:27:10) |