1. シティ・オブ・ゴッド
良く出来た映画だと感じました。展開のほとんどが殺し、しかも100%銃殺、クレイジーだよ。理不尽すぎる殺しに製作者側ののエゴのようなものを感じました。でも、実話に基づいた映画。本当にここまでクレイジーな街が存在したのか、それとも演出によって死んだ人間が増えたのか。でも、こんな事を考えたのは観終わった後。鑑賞中はただただ、「City of God」の世界に浸っていました。世代交代を見事に繋げた脚本、一人の人物に焦点を合わせながらも隣りで何か企む少年を絶対逃さないカメラワーク、ギャング達が人殺しに現実感や痛みを感じないくらい一瞬の出来事のように銃殺シーンを表現した編集に拍手。この監督の頭の中はどうなっているのでしょうか? 9点(2004-02-25 15:38:17) |