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プロフィール
コメント数 4684
性別 男性
年齢 41歳

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341.  イルカと少年 《ネタバレ》 
とてもいい映画でした。 実話だというのがまたいいですね。  こういってはなんですが、アメリカという国の 懐の深さみたいなものを感じます。 尾を失って死にかけのイルカが、 人々に希望を与える存在になるまでには、 数多くの「寛容な心」が関係している。 主役の少年は、最初に立ち入り禁止の施設に 侵入するけど、「は~いここは部外者禁止ね~」 みたいに門前払いされてたら このストーリーは成立してないわけです。 お母さんだって、「馬鹿なことしてないで補習しなさい!」 みたいに息子が熱心にヘンテコな 施設に出入りしてることに理解を持たなかったら やっぱり成立しなかったし、義足制作者のおっさんも 「そんなのやったことないから出来ないよ~」なんて 話に乗らなかったらやっぱり成立しなかった。 11歳の子供が寄付を集めることに対して 施設の人の理解がなかったらお金は集められなかったし、 報道もしてくれなかったでしょう。 そして最終的にあの大富豪の理解も得られなかった。 全ては、寛容な心の繋がりが この奇跡を生み出してるんだってのがわかる。 逆に言うと、こういう感動的な奇跡というのは、 理解や共感の気持ちがなければ生まれないんだって、 そういう教訓を教えてくれてると思う。
[DVD(吹替)] 7点(2012-08-18 19:38:40)(良:1票)
342.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
序盤から中盤にかけては凄くいいですよ。特に、廃墟に入っていったサムを追いかけて、その暗闇の中でゾンビたちと戦うシーンはとても見応えがあり圧巻です。マネキンに話しかける切なさ、科学者として有効な血栓が作れない苛立たしさ、唯一の相棒サムを自分の手で殺めなければならない悲しさは観ていて心動かされます。しかし、後半から二人の生存者が現れてから物語は失速し始め、ラストの展開に至っては思わずうーむ・・・と言わざるをえない。実はあのエンディングには別バージョンがあって、それはちゃんと主人公が生存し、3人で血栓を持ち帰る結末だったのだが、いろいろあってこのエンディングに作り替えたそうな。やはり無神論者は素直にハッピーエンドにさせてくれないらしい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-02 21:54:10)(良:1票)
343.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》 
一つの画面の中に、それぞれ別々のヒーローが収まっているというのはそれだけでも面白いものがありますね。予備知識がなくてもそれなりには楽しめると思いますが、やはり各ヒーロー作品を一通り観てから挑むのが一番だと思います。ストーリーはほとんどないようなものだし、邪悪神ロキ自体はそれほど強くない点が物足りないのですが、終盤の怒濤のアクション。車が次々と回転爆破し、街を縫うように移動するカメラアングル、そして皆が一丸となって敵と対峙していく様を観るとやはり胸が熱くなります。この一連のアクションのためだけに、見る価値はあったといっていいでしょう。ハルクがいると、とても心強いです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-03 01:06:11)(良:1票)
344.  幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 
なかなか面白かったですねぇ。似た様な作品に「プレステージ」がありますけど、あちらよりもストーリーがわかりやすくて楽しめます。奇術を披露するシーンはどれもCGで、その点に賛否両論あるみたいですが、あくまでもファンタジー映画ですからね。この主人公が15年間行方知れずで、その間にどういう経緯があったのかは謎になっているので、彼の存在として奇術師かそれとも超能力者なのか、そのどちらとも言えないような感覚がなかなか良いんですよ。オチに関しては、正直に言うとソフィが刺され、馬に横たわって出てくるシーンで、「あ、これは殺されたことを演じて脱出する計画なんだな」って察しがついたんですけど、その後に「犯人が捕まった。だがアイゼンハイムは納得しなかった」みたいに、警部のナレーションが入ってくるわけですよ。だから、そういうどんでん返しではなかったのかぁと思いながら最後まで観るとやっぱりそのどんでん返しなわけです。警部のナレーションは、逮捕直後の語り口だったということなんですね。個人的には落ちそのものよりも、アイゼンハイムを捕まえようとした手がするっと体を通り抜ける、あの鮮やかさが良かったですね。さすがにそれは予想出来なかった。ソフィが死んだように見せかけられたところは少しできすぎの気もするけど、まぁ、、娯楽作品として本当に楽しめるし、よく出来ているので人にはお勧めしやすいです。
[DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 18:32:22)(良:1票)
345.  時をかける少女(2006)
昨今の日本アニメは、とにかく見た目だけ、ビジュアルだけの作品が多くて、中身はというとスカスカか作った本人にしかわからないものかのどっちかしかないようなものばかりだったわけですけど、そういう中でこの作品は見た目じゃなく中身で勝負した稀な一本なんですよね。主人公に愛着が湧くし、物語の展開の仕方もうまいですよね。タイムリープなんてものが簡単に出来ちゃうと、本当はこの一瞬一瞬はもう戻ってこない、つまり時間てのは凄く大切なんだけど、そういうのを忘れちゃう。主人公は結局はその時その時の大切さを学ぶわけだけど、よくよく考えると、タイムリープなんて出来ない私も、実はタイムリープしまくる彼女みたいに、かなりいい加減に人生を送っているような気がします。こういう絵柄に内容だと、実写でもいいんじゃないのって意見もでてくると思いますけど、こういう類の爽やかさって、たぶんアニメでないと表現出来ないんじゃないかと思いますね。
[DVD(邦画)] 7点(2007-05-20 01:50:49)(良:1票)
346.  カーズ2 《ネタバレ》 
前作と同じ感動を提供しても意味がない。新しいことをしなきゃ。というのがピクサーの考えで、本作も前作とは全く違うスタイルで展開されていてその心意気は買いたいのですが、やはり前作と比較するとドラマの部分が弱く、その分感動も弱いなと思うのが正直なところ。トイ・ストーリー2と、同じパターンの作品になってるなと感じます。アクション盛りだくさんでテンポもよく目には楽しいけれど、前作が良過ぎて期待し過ぎちゃった面もあるのかなぁ。あ、もちろんこの作品にもいいなと思うところはあります。東京、パリ、ロンドンの街並みの緻密さがとても美しい。笑えるシーンもいくつかあって、個人的には日本式トイレのシーンが最高でしたね。音声解説を聞くと、ラセター監督が来日した時に日本のトイレのハイテクさに魅かれたそうで、子供達が30分くらい遊んで水浸しにしちゃうんだとか(笑)。そういう自分の体験を「メーターにやらせたら面白いだろうな」とか「ロンドンの左側通行をメーターがどう感じるかな」とか考えて、楽しんで作っているんだろうなという気がします。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-12-26 19:37:40)(良:1票)
347.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
北欧の神話とSFスペクタクルを掛け合わせるというのはありそうでなかったシチュエーションですね。序盤は、あまりの話の壮大さから「うぁ~、入り込めなさそう」と一抹の不安を持ちましたが、主人公が地球にやってきて変なホームレスだと思われる展開から俄然面白くなりましたね(笑)。最近のアクション映画はみんな死んじゃう展開が多いので、浅野忠信もいつ死んじゃうのかな~なんて思ってたけど最後まで生きてたし、ロキ以外は、みんなちゃんと生きてるってところがなんだか逆にほっとしましたね。「虹の橋」とか、他の星にワープするときの映像とか、とっても綺麗だったのが印象的でした。ラストはソーがジェーンにまた出会って終わるのかと思いきや、出会わずに「ジェーンがソーを捜してる」で終わるってところも個人的には好感持てましたねぇ。おいらもソーに習って、これから女性を口説くときは手の甲にキスをするようにしよう(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-11-25 19:11:14)(笑:1票)
348.  死霊の盆踊り
語り手のおっさんカンペ読んでるよ!夜だったのに昼になっちゃったよ!意味不明な裸踊りが延々続けられるよ!ハリウッド史上最低の映画「死霊の盆踊り」に祝福あれ!そして何より、今はビッグな配給会社ギャガが最初に配給したのはこの作品だというその逸話に感動した!
0点(2003-03-02 00:38:23)(良:1票)
349.  キャプテン・スーパーマーケット
完全にホラー色は消えうせ、無茶苦茶にストーリーが突っ走っていきます。あまりにも馬鹿馬鹿しいので笑ってしまいます。ここまで好き勝手やってくれたシリーズを僕は知りません。後半の骸骨さん達との戦いも、なぜかすごい迫力と高度な特撮で見せてくれます。ふざけているのか真面目にやっているのか、ふざけているのを真面目にやっているのか、なんだかよくわかりません。
6点(2002-08-20 11:01:51)(笑:1票)
350.  火車 HELPLESS 《ネタバレ》 
宮部みゆきの小説の映画化ということだそうですが、 登場人物達の感情表現が良くも悪くも韓国映画でしたね。 でもそのわかりやすさ故に、観ていて面白かった。 あの女性は加害者なのか被害者なのか、 どっちなんだろうと考えてみてたけど、 結局は両方だったんですね。 可哀想な人ではあるけど、殺されちゃった女性が 一番かわいそうです。 そして愛する人を失ったムンホもまたかわいそう。 とにかく悲惨で悲痛だなという感想のお話でした。
[DVD(字幕)] 6点(2013-02-26 21:10:25)(良:1票)
351.  ミッドナイト・ミート・トレイン 《ネタバレ》 
見る人を選ぶ内容ではありますが、個人的にはこういうのは嫌いじゃないです。 特に、駅のメタルで冷たい雰囲気など、 全体的な映像の質感が凄くカッコいい。 地下鉄の終電でおぞましい殺人が行われていて、 それが見つからずに済むはずがないからどうやって 話を収束させていくのかと思いながら見ていると、 とんでもないぶっ飛び様でシュールに事が進んでいく。 いやはや、、、まさかあんな怪物みたいのが出てくるとは想像もしませんでした(笑) この点についていけるかどうかでまた評価分かれそう。 
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-05 17:13:16)(良:1票)
352.  宇宙兄弟 《ネタバレ》 
不覚にも感動してしまいました、、。漫画やアニメのほうは観たことも無いので予備知識なく鑑賞したのですが、宇宙に対する熱い思い、なにかに挑戦することやロマンへの賛美といったものがひしひしと伝わり、ある種ダイジェスト的に見える終盤のまとめ方も個人的にはぐっとくるツボでした。そしてなんといっても、映像のクオリティが凄く高いです。最初のセンス良いオープニングから「お、なかなかいいな~」なんて思ってたら、宇宙船の打ち上げ、月面探査の様子など、これまでの邦画のレベルを超えたCGの出来映えに目を見張ります。飛行士選抜のプログラムも観ていて面白いし、特にみんなが気まずくなったところで宇宙への思いを突然語りだすシーンなんて実に良かったですね~。私自身、宇宙マニアなので、ヴィジュアル、内容の双方で納得のいく本作は大いに楽しめました。アポロ11号に乗っていたオルドリン本人が出てきたときにはほんと驚きました。やっぱり、宇宙って最高です。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-01-20 23:03:49)(良:1票)
353.  この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 
ネット上でとても怖いと評判だったので観てみたのですが、少なくともホラー映画というよりは純粋に切ない人間ドラマでしたね。確かに映像表現などは、血の量やその赤さ、そして岸田今日子の独特な演技など、子供の頃に観るとインパクトはありそうですが、ストーリーそれ自体はサスペンス劇場レベル。個人的には、なんといっても岩下志麻の演技が素晴らしいなと思いました。母を思い出すと狂ったようになり強引に人を殺してしまったり、ラストで真実を告げられるとその場であの子守唄を唄ったりと、少々強引というか一歩間違えればかなりくだらない画になりそうなものを、岩下志麻の怪演によりそこに説得力を持たせている。ほんと凄い女優さんだな~って思います。
[DVD(邦画)] 6点(2012-03-30 20:56:46)(良:1票)
354.  モテキ 《ネタバレ》 
ダメ男だかなんだかしりませんが、長澤まさみと濃厚キスをし、麻生久美子とまぐわっている時点で究極の勝ち組ではありませんか(笑)。あんな一途な女性を振って、不倫女性を選ぶだなんて。まぁそれが彼にとっての本当の愛なら仕方ありませんが、、。つまらなくはなかったけど、終始不快な気持ちにもなりました。 主人公がウザキャラのせいか、言葉遣いが汚いからなのか、サブカルとやらを前面に出してくるのが合わないのか、あるいはその全部か。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-07-24 16:11:56)(良:1票)
355.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
なかなか面白かったです。巨大な白鯨と戦うシーンとかほとんどCGなんだろうけど、映像的にすごく良く出来てました。 こちらのページを見て、あぁなるほどそういうメッセージが込められているのかと納得いたしました。 人間の尽きない欲望。際限なく資源を食い漁る人間に対する戒めのような存在なのですね。 白鯨の目を見た時、なぜオーウェンは戦うことをやめたのか。白鯨の目に映る自分の姿を見て、自分を省みたのかなと思いました。 オーウェンは最初から最後まで見識高い人間でありましたが、ジョージ船長は最初は嫌な奴でしたね。 でもだんだんと変わっていって、最後には彼は真っ当な人間になる。 そういう変化を考えると、オーウェンよりむしろこの船長の方が物語の主人公かなという気もします。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-28 21:01:49)(良:1票)
356.  ボス その男シヴァージ 《ネタバレ》 
一言で言えば、「1秒先でさえも予測出来ない映画」でしょうか。そうです、あまりにもフリーダムすぎるのです。ストーリーはいたってシンプルで、アメリカで成功しインドに戻ってきた実業家が病院や学校を建てようとするも悪徳企業家にはめられて身ぐるみはがされてしまう。そして復讐して夢の実現に奔走する、というものなんですが、それだけで3時間はもたせられない。なので、本筋と関係ないところで歌や踊り、インドジョークが繰り広げられるんですが、これがすこぶる面白い!なんたって「ロボット」の監督ですから、ミュージカルの完成度の高さは文句無しなんです。エンドレスにず~っと見ていたいぐらい楽しい。風景やセット、衣装にメイク、音楽にダンス、そしてカット割りやカメラの動きなど、そのどれもが「インド映画」らしさに溢れている。やりたい放題の映像をずっと見ていると、なぜか元気が湧いてくるから不思議(笑)。これぞ、インド映画の魅力といったところか。悪徳企業家は文字通り嫌な奴なので、形勢逆転の時はカタルシス味わえるのだけど、後半のシヴァージはそれこそ悪人顔負けの暴力し放題で、そんなんでいいんかい!と思わず突っ込んでしまう。でもおかまいなし。終盤のカーアクションなんて、「んなバカな!」の連続。でもやっぱりおかまいなし。フリーダム。変にマトリックス意識したアクションもあるけど、これはこれで完成度高いよ。おっちゃん、COOL。
[DVD(字幕)] 7点(2013-06-14 01:45:28)(良:1票)
357.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 
なかなか面白かったですね〜。 いつ頃からか日本のホラー映画は貞子的なものが必ず出てくるというおきまりのパターンに陥ってつまんなくなっちゃってましたからね。 ようやくミステリー小説仕立てのホラー映画が堪能できたことに喜びを感じずにはいられませんでした。 マンションの一室。そこでいつも変な音がするという興味深いところから始まり、 その原因を探偵のごとくたどっていく上でいろいろなことが解ってくる。 どのエピソードも実に恐ろしく、音で驚かすような西洋的なのとは違い、 暗くて不気味な映像はこれぞジャパニーズホラーの醍醐味と言った感じです。 その土地に穢れのようなものが残るという感覚は実に日本的だなぁと思います。 しかし、全く関係のない後世の人たちにずっとああやって不幸をもたらし続けるなんて、 お化けさんは本当に罪深いですね。一つだけ不満だったのはやはりクライマックスの展開でしょうか。 それまで関わった登場人物たちが次々と霊に襲われて終わる結末というのはいかにもこれまでのホラー映画の 定型パターンといった感じで、もう少し捻りが欲しかったなというのが正直なところです。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-07-30 23:57:03)(良:1票)
358.  [リミット] 《ネタバレ》 
本当に、最初から最後まで棺の中というワンロケーションムービーでしたね。携帯や蛇や小道具などで、よくもまぁ90分持たせたなと、その点は素直に感心します。ラストは普通に助かるものと思っていたので、予想外のバッドエンディングには閉口してしまったのですが、これはおそらく、アメリカや企業の姿勢に対する強烈な皮肉みたいなものがこの作品にはメッセージとして込められていて、主人公の犠牲はそのメッセージのために必要不可欠なものだったんでしょう。そう考えると、エンターテイメントとメッセージ性を両立させた力作なんだなという気はします。ただ、基本的には全体の9割ぐらいは携帯での会話のみで、棺の中でもっと色々四苦八苦するファクターがあると良かったかなと思います。それと、空気の薄さが観客に伝わりにくいのも難点かな。認知症の母との会話はなかなかぐっとくるものがありました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-26 23:59:36)(良:1票)
359.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
タイトルだけ見るともの凄くB級臭いけど、実際に観てみたらA級作品でしたね。CGのクオリティがとても高いと思いました。全編に渡ってスタディカムで撮影しているのでしょう。手ぶれやズームアップなどで臨場感を演出する狙いだと思いますが、最初の「決戦24時間前」あたりはそれが浮いててちょっと気になったりもしました(実際に決戦が始まるとほとんど気にはならなくなりましたが)。この作品は、エイリアンと戦う内容ではあるけれど、あまりSF映画という感じがしないんですよね。あのロボットっぽいエイリアンたちを、そのまんま人間に置き換えてもなんの問題もないような。なので、そういうSFバリバリのものを期待すると肩すかしかもしれませんが、リアルな戦争体験みたいなものを楽しむにはすごくいい出来映え。この作品が描きたいのは、そういうエイリアンどうこうじゃなく、「海兵隊の心意気」なんですよね。それが凄く伝わってくる。子供達を守る時に。あるいはお父さんまでもが銃を持って戦い戦死したり、海兵隊の仲間達が自分の身を犠牲にしてみんなを守ったりする体験を通して、勇敢に戦うことこそが彼らへの弔いになるんだという。そういう戦士としての教訓がぎゅっと詰まっていて、この映画を観るアメリカの若者の中には「海兵隊ってなんて素晴らしいんだ。そんなら俺も入ってやるか!」みたいに思う人も多いんじゃないかなと思うぐらい。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-05 20:31:32)(良:1票)
360.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
皆さんおっしゃるように、ストーリーはほんと無茶苦茶です(笑)。まぁ、支離滅裂は ともかく、就活の下りとかジョン・マルコヴィッチの役柄とか、 本筋に対して全くといっていいほどどうでもいい。 そういうのはまるまるカットし、2時間にまとめたほうが ぐんと良くなったのでは。そんなわけでストーリーに関しては 0点なのだが、アポロ宇宙船が出てくる序盤の展開は宇宙オタクの 僕としては嬉しい限りで、特に驚いたのはバズ・オルドリン ご本人が登場するところ。なかなか粋な方ですね。 よくもまぁ、こんな映画(失礼!)に出演していただけたものだ。 終盤の戦闘シーンはもの凄い迫力で、これは劇場で3Dで観れば 相当凄かっただろうなと少し悔やまれるぐらいの出来映えです。 一番の見せ場はやはりビルの倒壊シーン。傾くビル内を 転がり落ちたりビル表面を滑り落ちて行ったりするシーンの 臨場感は素晴らしい。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-15 21:57:33)(良:1票)

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