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 > no_the_war さん
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プロフィール
コメント数 772
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/no_the_war-since2010/
年齢 42歳
自己紹介 ブログでは文字数気にせずレビューしています。
併せてご覧ください(^っ^)b

こんな僕ですが父になりました。しばらくは子育てで映画どころじゃありません。じゃんじゃん笑投票なりなんなりしてください。

2015年1月、ついに700レビューに届きました。記念すべき700レビュー目は・・・『ゲームセンターCXザムービー』うっかりしてたぜとほほ

2018年、今年は12本映画館で観れました。つきいちペースは健康的。

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61.  アース 《ネタバレ》 
どうも見覚えがある。どこかで見たことある映像ばかり。地球は自然だけではなく、人間が作った異形の風景だってある。汚染された土地とか、美しい田園とか、世界遺産とか。そういったものひっくるめて冒険したかった。
[映画館(字幕)] 7点(2008-03-15 22:22:23)(良:1票)
62.  エトワール(2000)
映画としてはつまんないが、エトワールたちの生き様にはおおいに考えさせられることがあった。僕も演劇をずっと続けてきているが、それで食べていけるわけ無く、だけど辞めたくなく、見上げれば演劇で食ってるすげえやつら、見渡すと演劇で食っていこうとバイトしながら活動してるやつら。舞台に生きる人たちに光アレ。
4点(2004-11-08 21:35:34)(良:1票)
63.  ミクロコスモス
虫なんてものを本当に近くで見ることなんてない。アニメのミツバチハッチとかそんなもんだろう。こんなにもじっくり見せられると、あいつらの姿はなんとグロテスクで完璧で機能的なんだろう。この造形美をモチーフに壮大なアリアで盛上げていく不思議な映画。ストーリーはないが瞬間瞬間を生きる様々な虫達の残酷さ優雅さ可笑しさが映画を進めていく。カタツムリ2匹の濃厚なラブシーンはとても官能的で印象にのこっている。
8点(2004-11-22 01:53:24)(良:1票)
64.  バグズ・ライフ 《ネタバレ》 
イモムシがどうも好きになれず、あいつだけは鳥にズタズタに食われてほしかった。 羽が生えた時のうれしそうな顔がむかつく。  でもPixar最高!  
[DVD(吹替)] 8点(2007-08-30 11:23:52)(笑:1票)
65.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
イケてない理系男子高校生必見の映画。ラスト、みんなでロケットを見上げるその顔が泣けた。
[DVD(吹替)] 9点(2009-09-29 21:35:28)(笑:1票)
66.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006 《ネタバレ》 
DVDジャケットの絵に、大きく満月が背景に描かれている。映画の始まりとともに満月が夜空に浮かぶ。ピー助はやや欠けた満月にむかって遠吠えをする。そして映画のラスト、満月にピンク色のボールにかさなっていく。これら、満月の描き方がこの映画では象徴的である。 映画前半はのび太とピンク色ボールとの関係が細かく描かれていたが、ラストはそれが無かった。もちろん映画の終わりにはボールが登場するが、劇内においては登場しない。代わりに、あのエンディングにしている。これは作り手たちのある意味覚悟があったに違いない。だけども僕はやっぱり最後、ボールとのび太の風景を見たかった。  絵の質感も好感が持てた。過去の継承(不易)と、現代の風(流行)の相克のバランスは、この映画製作において相当頭を悩ませたことだろう。そこで、筆致の妙で流行を表現したのだと感じた。しなやかな動きと涙の表情がよく合っていたと感じた。  過去の優れた作品を(もしくは未熟だった作品を)、現在の技法や感性でリメイクし、新たな視点を与えることは、大変有意義なことだ。それとこれを比較しながら観るのも楽しい。  
[DVD(邦画)] 8点(2015-01-27 00:06:27)(良:1票)
67.  いまを生きる 《ネタバレ》 
ラストシーンの授業風景、校長が代理で授業を行う。そこへ私物を取りに来たキーティングがやってくる。キーティングの立ち去り際、生徒達が文字通り立ち上がる。笑顔で振り返るキーティング。キーティング教育によって成長した生徒達の決然とした顔。いい感じである。 しかし、その時の校長の顔に演出的残念を感じる。 あのときの校長、キーティングを睨み、「お前がいけないんだ!たちされ!」的な演技をする。これでは鑑賞者は{学校、教師、親}を悪役においてしまう。なんだかそうではないんだ。そうではなくて、学校という若者集団にエリート教育を迫っている{なんだかわからないけどより大きな社会の流れ}がいうなれば悪役なのである。校長や親は、この{なんだかわからないけどより大きな社会の流れ}に乗せるために若い彼らを封じ込めているのであって、その罪悪感を校長もあの両親も自覚していて、「我々大人はこの流れに納得していない。なんか悔しいけど、こうしてエリートになってくれればとりあえず幸福にさせることが出来る。しかたない。」というテーマで演技すれば、この映画の大人も「体制」という記号ではなく一人の登場人物になれたはず。青春映画に留まらず『カッコーの巣の上で』に並ぶ社会派映画になったのかもしれない。 キーティングは、そんな社会の流れに乗せられていく若者達を静観できなかった一人。しかし、結果は懲戒免職。要は{なんだかわからないけどより大きな社会の流れ}は、あのような先生を辞めさせられる力もある。 だからこそ、あのとき机の上に立ち上がった彼らが本当にたくましく思う。
9点(2005-01-04 18:19:33)(良:1票)
68.  アンダルシアの犬
5年以上前。ダリの絵画展のとき、これを放映しているブースがあり、立ち寄った。15分ぐらいで終わる。いきなり目玉を切り裂かれ、何じゃコリャと思っているうちに終わりました。当時の僕には理解不能で、きっとこれから先もよくわからないまま生きてゆくんでしょうが、忘れることができません。あの15分間はずーっと覚えていくんでしょう。うちのTSUTAYAにもおいてありますが、借りる気にはなりません。15分なのに同じ値段だからです。
4点(2004-01-30 11:53:15)(良:1票)
69.  インデペンデンス・デイ
アメリカの大統領が「今日は人類のインデペンデンスデーだ!」といって「世界のみんな!一緒にたたかおう!」といって「ね!日本くん!」と誘われた。さあたいへん!きっと日本では大変なことになったでしょう。詳しくは戦線布告をご覧ください。
8点(2004-02-04 02:09:25)(笑:1票)
70.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
もちろん一番よくないのは育児放棄した両親とりわけ無責任なヤリマンママなのであるが、それはこの映画では断罪していない。日本ではまず見かけない「ストリートチルドレン」だが、もし東京にストチル(略した)がいたらこうなるだろう。 コンビニで、チョコを沢山レジに持っていった時、店員は「旅行にでもいくのかな」とテキトーなことを言う。廃棄になる弁当をこっそりあげるコンビニバイトも、疑問を持たない。しかしこのやりとりは、あまりにも非日常的ではないか。それが監督の言いたかったことなのではないか。要は、こういう不自然な子供の行動について、まわりの大人は「?」をいだかなきゃいけない。それが大人に出来ることだろう。 残念ながら、東京でストチルになっても、普通の家庭の子供と区別がつきずらい。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-30 23:44:08)(良:1票)
71.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 
やりすぎだ!万歳三唱したくなった。
[映画館(邦画)] 9点(2009-07-08 23:41:47)(良:1票)
72.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
願わくば、以下の2点についてかな。 ひとつめは、破壊願望の成就について。自衛隊が引き金を引いたあの瞬間に、今のJAPANのかたちが破壊された。でも僕はもっともっとゴジラに暴れまわってもらいたかった。隅から隅までずずずいっと崩壊させるゴジラの活躍を、安らぎの音楽と共にもっと堪能したかったし、一夜あけた関東平野が見晴るかす限り焼野原になっているその真ん中にぽつっと立っているゴジラの光景を見たかった。 なんなら、国連による熱核攻撃すらほんとにやってほしかった。宇宙から俯瞰したアングルで、関東平野が吹き飛ぶくらいのきのこ雲を。まさにサードインパクト。 それが無茶なら、たとえば核爆弾発射へのカウントダウンとの並列により、ハラハラドキドキを盛り上げたりとか。で残り0.02秒のところで食い止めるみたいな。  ふたつめは、数十年前、『ゴジラ』という映画が公開されていた日本という設定での『シン・ゴジラ』。東京湾であの尻尾が姿を現したとき、市川実日子あたりが「この尻尾、もしかしてゴジラです!」それに対して総理あたりが「馬鹿な!映画の世界の話じゃなかったのか!」「まさか、現実になるとは・・・」などと言ってくれれば、よりゴジラの実在感が増したのではないか。 そしたら、ゴジラ退治の方法を、当時の映画を参考にすることも可能だ。「メカゴジラでも作りますか?」「三菱重工はMRJで忙しいから無理でしょう」などと冗談も言える。 いずれにせよ、『シン・ゴジラ』が描くJAPAN(虚構)と、僕たちが今暮らしている日本(現実)の隔たりが曖昧になってくると思う。どんな世界が広がるか興味深い。  あと、個人的に最も嬉しかったのは、山手線とか湘南新宿ラインとかがゴジラに突っ込んでいくあのシーン。 『無人在来線爆弾』 映画の最初からずーっと洪水のように示される明朝体の活字たちは、あの攻撃シーンでの「無人在来線爆弾」を成り立たせるための伏線だったのだろうとすら思えてくる。しかもこの無人在来線爆弾が、結構ゴジラに効いている。僕たちの山手線や湘南新宿ラインが、ゴジラにまとわりつくようにとびかかり、自爆していくその姿に僕はバンザイしたくなった。しなかったけど。
[映画館(邦画)] 9点(2016-09-19 21:28:46)(良:1票)
73.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 
2つ。一つ目は裸婦画を描くシーン。想いを寄せる男性の前で服を脱ぎ、絵を描かせる時、それはまさに二人っきりのいわばmake loveであると思うのだが、その時に、あの嫌な感じの(極端に嫌な感じに描かれた)フィアンセからもらった高価な宝石を身につけられるローズの意識に首をかしげる。おばあちゃんになるまでずっとジャックだけを想うのに、あの宝石は大切にとっとくあなた、それを君にあげた男は憎きあのフィアンセなのだよ。賄賂で助かろうとしたり、見知らぬ子を拾い上げ親だと嘘ついて助かりやがった、すぐに感情的になり手が早いあのフィアンセなのだよ。もう一つ。映画の終盤、婆ローズは探索船の上で、その宝石を海に投げ入れる(あのフィアンセからもらった宝石なのにあんなに大切に80年もとっとくというのも気持ち悪い)。その後、ベッドに入る。船室には彼女がそれまでやってきたことの写真が飾られている。乗馬とかいろいろ、それらはかつてジャックから語られた生活の様子であった。ジャックと死別し、その後の彼女はその時のジャックの台詞をたどるのだった。泣ける純愛である。さて、そのジャックの台詞の一部に「・・・そして、暖かいベッドで死ぬんだ。」というのがある。ヘリで探索船に駆けつけたときに思い出の写真などを沢山持参したのは、その最後の課題「暖かいベッドで死ぬ」を全うする為だったのか。実際、ラストシーンは、彼女の意識(魂?)が碧洋の海を深く下りて行き、タイタニック号と共に眠る数多くの人々に笑顔で受け入れられ、ついにジャックと時計台の前で再会する。かなり感動的なシーン。でもさ、てことは、最後、婆ローズは、死んだってことなのか?でもさ、そう簡単に人は死ねるのか?運命って殺人的パワーがあるってことか?自殺?それともあれは婆ローズの夢なのか?じゃあ死んでねぇじゃん?ジャックに合わせる顔ないじゃん?。なんだか、婆ローズの魂はタイタニックによって海底に引きずり込まれたみたいである。ホラーになってしまう。でもいい映画。
9点(2004-04-14 21:57:04)(良:1票)
74.  ファインディング・ドリー 《ネタバレ》 
「たかがディズニー映画なんだし、ドリーは両親に逢えるんだろ」などとぐれて観ないのはもったいない。そりゃもちろん、ドリーは両親に逢える。そんなことは分かっていて映画を観るということは、どんな過酷でスリリングな運命がこの魚たちに襲い掛かってそれをどのように乗り越えて両親に逢うのかを知りたいということだ。僕はこの邂逅で、号泣とまではいかなかったが、ドリーの孤独や哀しみに胸が締め付けられた。  たとえば花火大会の大混雑で、子供とはぐれて行方不明になって、いつまでたっても見つからない。なんてことがもしあったら、はたして僕はまともに生きていくことが出来るだろうか。まだ1歳だから僕の顔を覚えていないかもしれないし、誘拐した奴に懐いてしまうのも赦せないし、かといってどっかの農村に農奴として売られて家畜同然に扱われているのも赦せない。 ドリーの両親の心配と、自分を責める気持ちを想像すると、深海の水圧に押しつぶされるような息苦しさを覚える。小学生のちびっこたちが午前中暑いなか夏休みで観に来ていたが(今日の東京37.7℃)、この映画を観て、ちびっこたちは親にちょっと優しくなれたらいい。  実は重いお話だけど、さすがピクサー、されどディズニー、カーチェイスとかオットセイとか鳥とかでバカバカしく楽しませてくれる。今回はあのタコがいてくれたおかげで映画は勝利を収めた。タコがあんなことできるわけねーだろ!
[映画館(吹替)] 8点(2016-09-19 21:27:03)(良:1票)
75.  奇跡の海 《ネタバレ》 
撮影現場をしのぶ。本当の様子は知らないが僕の予想では、休憩中でも世間話しようものなら、監督はなにも言わないだろうが、監督の怖さを知っている人たちからの「黙れ!」的な視線が突き刺さるんだと思う。刑務所のような独裁的な、辛いだけの仕事場になっているのではないかと思う。姉が病室でベスの死を嗚咽するシーンなんか監督からの言われようはすごかったんではないか。そういう撮影現場から産まれた映画である。イキモノが訴える何かすさまじいエネルギーがこの映画にはある。つくづく思うのだが、こんな潜在的なエネルギーを、なぜもっとハッピーな物語つくりに向けられないのだろうか。それともあれか、人間の感情は不幸の方向に発散した方が正の加速度がつくというのか?まあ確かにそうだが。ラース・フォン・トリァには一度、週末家族団らんで初めて買ったホームシアターのこけら落としで観るようなハッピーな気分になれる映画を撮ってもらいたい。そしたらきっとすごい。  内容に関しては、相変わらずこの監督はすばらしい。映画作り方法は残虐かもしれないがクオリティは本当によいと思う。そもそもベスは夫からの鬼畜な要求に最初から最後の最期まで抵抗を感じている。涙ながらに太った男にやらせてる。夫のためならと喜んで見知らぬ男にやらせているならばただのポルノ映画。悲痛な顔だからトリアー監督なんだな。この監督の存在自体が悲痛である。
8点(2004-10-31 16:50:29)(良:1票)
76.  レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
まづ述べたいのは、オープニングとエンドクレジットが最高のアニメーションであるということ!とくにエンドクレジットの影絵チックの雰囲気は懐かしくもあり摩訶不思議な暗さがある。このアニメーションで作られた映画があればぜひ見たい。 3人の子どもがいいバランスで、ものすごくかわいいしいい感じでだらしなさが魅力的。極めて文学的な雰囲気で、まるで本を読んでいるような気持ちになる。というのは見ていてイメージの仕方が読書に近かったのだと思う。 ただお話の最後を感動的にする必要はなかったと思う。よくわからない感じであいまいに終わらせてしまえばその違和感がエンドクレジットのテイストと混ざり、至高の余韻を得られたと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2005-05-18 02:12:00)(良:1票)
77.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
この映画は、バケツである。 ポニョと少年のキズナをあらわすもの、それがバケツ。ポニョは片時も離さずバケツを持っている。風で飛ばされても危険を顧みずそれを取りに走る。その姿が心に残る。 そして、あのトンネル、あれだけで僕たちは2時間語れた。なので有意義な映画だった。
[映画館(邦画)] 8点(2008-10-30 19:32:03)(良:1票)
78.  ソドムの市(1975)
これは幽遊白書の黒の章です。観たら絶対へこむと分かってて見てしまう僕は、ファシズム4人組と同じなんです。最っ低
0点(2004-01-05 16:22:38)(笑:1票)
79.  ロックンロールミシン
演劇をやっていた僕もかつては夢追い虫でした。そういう意味で非常に共感できる映画。 夢追い虫達は、「努力」「センス」「タイミング」が揃った本当に一部の者しか成功しない。これは何とかならないのかと思ってしまうくらいやるせない真実である。なぜ彼らは成功しなかったのか。それは「努力」が実っていなかったからだと思う。確かに彼らは頑張っていた。だが、中心でデザインするリョウがぶれていた。なかなか日の目を浴びることができないのを、どこか他人のせいにしていた嫌いがある。少しくらい考え方が変わっていても、そこで一緒に働いている仲間と「共に努力」することが成功する為に何よりも重要である。仲良く楽しくなくても良い。確実にハイクオリティな仕事をこなせる関係をまず築かねばならなかった(おおくのミュージシャンが解散していくのを見る限りとても難しいことだと思う)。タイミングに関しては、少しやってくるのが遅かったかな、残念。 サラリーマン辞めていつからか溶け込んだ彼が分裂を招いたのか。椿さんのエロい魅力が新人に流れていく事が嫌だったのかもしれない。見えないところで影響はあるだろう。会社に適応できない人間は、たった4人の集団ですら分解させてしまうのであろうか。あの時、椿さんを抱かずにいれば今頃マルイのエスカレーター脇にみんな仲良くお店を出せたのかもしれない。 
8点(2004-12-02 12:31:58)(良:1票)
80.  えびボクサー 《ネタバレ》 
B級映画の定義をよく知らないが、(タランティーノの「パルプフィクション」もB級映画の一員?)でもえびボクサーは純粋なB級映画である。えびの質感、肌触り、動き、・・・特撮じゃないからいいか、とおもったら、ラストの走り回りはCGっぽいね。あの姿には本当に笑わせてもらった。この笑い方はBならではだと思う、そしてそれはとても面白い。しかしその反面、えびの切ない瞳に感情移入してしまった。月を想うかぐや姫のよう。だんだんとそれに気づきはじめる主人公のおっさんの変化っぷりもけっこう丁寧に描かれている。グローブをつけられたえびが男と抱き合う時、(あそこで抱き合うからしょせんB級なんだな)えびは確かに男を愛していた。男もしかり。こう書くと嫌な感じだから、お互い分かりあえた、と書いておく。それは「くだらねぇー」では片付けられない感動を与えてくれる。その時の人間の衣装が間抜けなのもこの感動には必要である。「えび」という“キャスティング”は『体の不自由性からくる感動』(サイモンバーチ、五体不満足など)をとてもよく、可笑しくあらわすことができた。えびが出てくるからB級でなきゃいけない。逆にいえばこの映画をそれこそハリウッド最新技術で飾ったりダイナミックなシナリオで盛上げるとこの映画の良さが失われるだろう。B級は21世紀も必要だ!(「21世紀だから何でもあり」という台詞があった)大きなお世話だが、ハリポタもBにすればひょっとすると・・・・?
9点(2004-03-12 01:21:27)(良:1票)

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