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プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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141.  拳銃無宿(1947)
名前を聞いただけで人々を震え上がらせるガンマンと、あまりにも善人すぎて唯一彼を恐れない家族が、行き倒れになった彼を助けたことからから一緒に住むようになるお話。敬虔なクェーカー教徒である家族とその娘に、ジョン・ウェインがほだされて、次第にメロメロになっていく様子がとても面白いのです。ジョン・ウェインの中には、このまま彼女と一緒になって農夫の暮らしも悪くないかなと思う反面、「こんなの俺の姿じゃねぇ!」と反発する気持ちもあって、その心の中の葛藤も、自分の行動に驚く姿もなかなか笑えます(笑)。登場人物一人ひとりのキャラが、とても特徴的でその世界の中で、彼らがうまく噛み合っていく。どれをピックアップしたらいいのかわからないほどの細かなエピソードがいっぱいちりばめられているんですよね。そんな御伽の国(映画の国)のちょっとしたお話、そういうストーリーに私はやられてしまいます。映画って楽しいですね。
7点(2004-12-25 12:24:21)(良:1票)
142.  SF巨大生物の島 《ネタバレ》 
いろんな要素がてんこ盛りでお得な映画。南北戦争中、捕虜収容所からの脱出劇あり、嵐を乗り越えて未知の世界へやってくるという冒険があり、タイトルどおり巨大生物との闘いだけでなく海賊との闘い?、そしてロマンスがあり、そしてネモ船長とノーチラス号がでてくる。こんな福袋のような映画もそうそうないだろう。すべてが中途半端といえば中途半端だが、シーンが移るごとのワクワクドキドキ感がたまらない。はじめは北軍と南軍、軍人と従軍記者などが対立するのかと思いきや、そんなそぶりを見せるのは最初だけで、特に説教くさくもなく自然と協力している。グループの中には、黒人もいるのだが、南軍の人が黒人を嫌がるそぶりもまったくない。いたって平和的で健全なストーリーなのだ。終わってみれば、そんなにドキドキしなくてもよかったよーな気がするけれど、かといって肩透かしというわけでもない不思議な空気が漂っている。島に棲息する巨大生物の動きが、どこかのんびりしてなごむ。
[DVD(字幕)] 7点(2005-07-31 23:05:38)(良:1票)
143.  大いなる遺産(1998)
緑の植物に半ば占領された感のある古い邸宅に、美少女……。幻想的な子供時代が、時を経て現実となった時、あの美しさはどこへ行ってしまったの?と、残念に思ってしまいました。エステラ(グゥイネス)は、一応不思議キャラだったのですが、どこか俗物になってしまったような印象。神々しいまでに美しい存在だったら、また雰囲気が変わって良かったのかもしれませんね。もうちょっと、エステラ=ミューズ的なものを見せてくれたらストーリーに入っていけたような気がします。また、イーサンの描く絵にも魅力が感じられず、なんか変な感じだなぁ~と、納得ができませんでした。その流れで観ていたためか、デニーロに対しても今更何をやっているの~?と「?」がたくさん飛び交ってしまい、中途半端な印象。前半の邸宅の場面がキレイだったため、後半にがっかりしてしまいました。
4点(2004-01-04 00:35:20)(良:1票)
144.  クリフハンガー
私は好きです。このスタローン。半袖Tシャツでドタドタ雪山と格闘する彼は、雪崩なんかも素手でとめてしまいそうな勢い(んなわけないけれど)。雪山というじみーーーな世界でも、強引に力強くドラマを作ってしまうところなんて、凄いナァって思いますよ。だって皆さん、雪山ですよ、雪山。雪山のぼるって、自分の内面との葛藤なのにそんなのをエンタテイメントにしようと思ったら、無茶苦茶設定、こんなのありえねーーーっつていうようなものにしないと、なんら面白くはありません。それにしても、CMでさんざん流していた女性が転落するシーン……、スタローンの心にキズをつけるだけのために存在した彼女がなんとも哀れ。だってあんなに注目されているのに、ただ単に山をなめて恋人(←こいつも山岳レスキュー隊の一人っつーから呆れる)とやってきているだけのねーちゃんというのが可哀想だった。
6点(2004-04-18 17:42:25)(笑:1票)
145.  ダイヤルMを廻せ! 《ネタバレ》 
定期的に観たくなる映画のひとつ。結果も経緯もわかっているのに、ちゃんとドキドキ、ハラハラさせてくれます。男性陣がパーティに行っている間、つまらなそうにお留守番をするグレース・ケリーに映画でもどこへでもでかけて楽しんでおいで!と、毎度毎度アドバイス?をする私。電話が鳴ると、ああダメダメ起きちゃあいけないよ、と思う私……。バカだ。結果はわかっているのに……。欲を言えば、推理小説家の彼が彼女を助けるために半分でっち上げる作り話。アレが本当のお話マンマだったのが残念。せっかくだったら、さもありなんって感じの話をもう一つ作って、もっと観客を楽しませてほしいなぁ、もったいない……と貪欲な観客の一人は思うのでした。チャンチャン
9点(2005-01-14 21:58:57)(良:1票)
146.  エアフォース・ワン 《ネタバレ》 
こんな人が大統領なんて、アメリカも大変だね。国よりも家族が大事なんでしょ? これでオッケーなのかなぁ~と思うけれど、ハリソン・フォードだからこれはこれでいいのです。特に部下を人質に取られたときは、断固として要求をのまなかったのに、娘が人質だとあっさりテロリストたちのいいなりになるってところが、どうしようもなくヒドかった。しかも考えたのは5カウント中2カウントのみ。せめてギリギリまで時間を使おうよ(笑)。とか思ったけれど、これは5分の2の時間だから逆に潔くていいのかもしれないなぁ。とにかく、お父ちゃん頑張ったね!って雰囲気の映画です。ところで、ラストの「これより我が機はエアフォース・ワンとなった」と言うところ、すっごく好きです♪ これでなんとか、お父ちゃんじゃなくって大統領だったのね!っていう雰囲気が出ていましたからね(笑)。観賞後になんとなくハリソン・フォードの大統領もいいんじゃないか、これこそが平和なんじゃないか、って思えたのが不思議です。
6点(2004-01-27 10:11:56)(良:1票)
147.  ロード・トゥ・パーディション
ジュード・ロウのファンが観ればいい映画かと思っていたら、ジュード・ロウ好きの人が「ダマされた~!」と叫んでいました。あれれ?じゃあ誰が観るべき映画だったんだろう?? というのは置いておいて、この映画、男同士のつながり、家族の愛情、葛藤なんかが観られるのかと思いきや……ボスのポール・ニューマンは息子可愛さにヘロヘロになったマフィア役だし、父ちゃん役のトム・ハンクスは終始しかめっつら。あの父ちゃんから息子は何を学んで大人になるんだろう? まっとうに生きようってことなのかなぁ……。息子に人殺しをさせたくなかった父ちゃんの気持ちはよくわかるけれど……なんかやっぱりうかばれない。納得ができない映画でした。映像のことなんか、あんまりよくわからないけれど、技巧に走りすぎた映画のような気がします。ほら、ドアが開いて鏡に映し出されるシーンとか、雨の中のシーンとか。うーーむ、とうなってしまう。《感想》結局は血をわけた子どもが一番かわいいのよね。ある意味正しいかも。でも、映画なんだから夢をみさせて欲しいというのが希望。
4点(2004-07-10 20:28:46)(良:1票)
148.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
有名なシャワーシーンはそんなに怖いとは思いませんでしたが、そこに至る過程がジワリジワリときました。まるで蜘蛛が巣を作って蝶が舞い込むのを待っているような、そんなおどろおどろしさがベイツ・モーテルにはあります。やっぱり鳥の剥製が並んだ応接室の不気味さといったら……。剥製に囲まれたノーマン・ベイツがマリオンに「君って鳥みたいだね」と言うシーンには、ホント鳥肌ものです。実際はつぶやいただけなんですが、どうも舌なめずりをしているような空気が伝わってきて、それだけで固まってしまいました。また、怖さの演出という点においては、鼓膜を裏返されるような効果音がすばらしいですね。音楽だけでも神経が逆撫でされて、冷静ではいられなくなってしまう。しかも舐めるようなねちっこい映像とからまって、ゾーッとするような恐怖感が(汗)。マリオンが街から逃げるため、豪雨の中、車を走らせる場面も緊迫感がありました。これが映像だけだったら、フロントガラスに叩き付けられる雨をワイパーが猛スピードで拭い、視界は極度に悪く、たまに対向車のヘッドライトが見えてめまいを起こしそうになるっていう単調な場面なんですよね。あのキーキーとした効果音に、見事にやられてしまいました。他にも些細なシーンでゾゾッとした怖さ、皆さんも仰っていますが、日常の中の狂気のような怖さ、アンソニー・パーキンスの好青年っぽさが怖かったりとかしますよね。ただ、不満なのがラストシーン。ラストに余計な説明が入っているのがちょっと蛇足気味で、もったいないような気がしますが、多重人格物がメジャーでない時代、説明的な台詞が必要だったんでしょうね。
8点(2004-01-21 06:26:27)(良:1票)
149.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 
やっぱりクライマックスになるとじらされる。コンサート・ホールの場面はジェームズ・スチュワートが入ってくるまでの間が長いこと、長いこと。指揮者のバーナード・ハーマンのアップはともかく(サービスショットなんでしょう)、コーラス隊なんかどうでもいいよぉ~と思ってしまいます。サスペンスだけでなく、ちょっとしたコメディ、ドリス・デイの歌が楽しめるのがいいですね。モロッコのレストランでJ・スチュワートが長い足をもてあましているところ、剥製屋での乱闘、ロンドンのホテルに押し掛けてきた友人たちをかわそうとするところなんて、くすくす笑ってしまいます。二人して領事館のパーティに招かれた(強引に割り込んだ?)とき、「しっとり歌ってほしい」という大統領の言葉を無視して♪ケ~セラ~セラ~♪と大声で歌うドリス・デイにも微笑。必死だったんだからわかるけれど、あの場にいた人が微動だにせずにいたのは、聴き惚れていたわけではなく唖然としていたんじゃないかな?
7点(2003-11-04 20:13:36)(良:1票)
150.  バンド・ワゴン(1953) 《ネタバレ》 
↓【STING大好き】さんも唄われていますが、♪チャ~ンチャチャ、チャチャチャチャ~ン、チャ~ンチャチャ~ン、チャ~ンチャ、チャチャチャチャ~ン♪のメロディーが流れてくるだけで、ニンマリ。心が弾んでくる。うふふ、これぞエンターテインメントですよ! 今回の相手役はとにかく、すごく鍛えられた女性ダンサー。身体の線の美しさは(数いるアステアの相手役達の中でも)ピカイチですねぇ~。ただ、あまりにも完成度が高すぎて、アステアとペアで踊るよりも、ソロのほうがイキイキと迫力があったように思います。舞台で大きく見える、存在感のあるダンサーでした。私がこの作品で、一等好きなのが、靴磨き踊り! 靴を磨くだけであれだけのパフォーマンス。もう“踊りの泉”だぁ~と思ったものです。結局、ショーは失敗してしまったようですね。(確かに、あのショーナンバーは私もちょっと……な、と思ってしまいました 汗)。できれば、パーンと絶賛、ブラボー!状態で終わって欲しかったので、とっても残念ですぅ~。でも、深みとか味わいとか、ショーを作るうえでの人々の団結感とかがじんわりと感じられ、より味わい深いラストを迎えたとは思っています。
7点(2004-01-01 15:42:02)(良:1票)
151.  コラテラル 《ネタバレ》 
この映画、人が殺されすぎ。人が死ぬ場面を妙にリアルに出しているうえ、ちょっと茶化している部分もあって好きになれませんでした。今となっては『ジャッカルの日』のように完全に人を殺す場面を見せない演出なんてのは出てこないのかもしれませんが、2番目のターゲットのときように、何かをやって彼が出てくるというのが想像力がかきたてられていいですね。でもそのあとすぐに、チンピラをやっちゃったので、一瞬でげんなり。また、ロス市警の彼が殺されちゃったのも、うーんがっかり。きっと頼れるものはナニもないんだぞというのを出したかったのでしょうが、それじゃあ観ている私もがっかりなんです。最近の映画とかみて思うのは、こいつがなんらかの働きをみせてくれるだろうと思ってみていると(よーするに見せ場があるだろうと思ってみていると)、見事に途中で殺されたり、まったく何も起こらなかったりで肩すかしをくらわされる場面が多いのです。もとをたどればヒッチコックがはじまりかな。いろんな意味で罪な人だ……。それはともかく、自分自身、期待感を裏切られたくなければ『水戸黄門』だけ観ていればいいとは思います。『水戸黄門』もタマに観ると面白いです。でもそれだけじゃあ、物足りない。やっぱり私は映画が好き。私も欲が深いというか、なんというか。まっ、観客はわがままなものなんです、と開き直っておきましょう。それから要所要所の見せ場に身体にズンズンくる音楽が使われていて、なんかごまかされているような気持ちになってしまいました。音楽の場面になると映画館の椅子がわずかに揺れるんです。それが気になって。映画に音楽は大事だけれど、落ちつかないなぁーというのはどーかなー。でもここまでくると好みの問題なので、しょうがないとは思います。トム・クルーズはかっこよかったです。冷徹にも善人にもなりきれていないところが煮え切りませんでしたが。できればトムくんは、俺はスターだぜって感じで、ノリノリでやってもらいたいです。
[映画館(字幕)] 5点(2004-12-04 09:43:48)(良:1票)
152.  黄色いロールスロイス
黄色いロールスロイスの持ち主を巡るオムニバス映画。3つのストーリーで構成され、それぞれヒロインが大物そろいです。第1話がジャンヌ・モロー。相変わらずのへの字口だけれど、かなりキレイです。第2話がシャーリー・マクレーン。イタリアンマフィアの情婦という役がかなりお似合いでした。そして最後の第3話がイングリッド・バーグマン。かなりデカイ女性です。すごく逞しくて、運転とかむちゃくちゃで(笑)。三者三様のストーリーが楽しめます。その中で一番お気に入りなのが、第2話のシャーリー・マクレーンの話。思ったまんまを口に出す子どものようなシャーリー・マクレーンがホントにかわいい。そんな彼女がイタリアで出逢う軽薄な男性をアラン・ドロンがやっています。そして、ちょっと切ない結末。短いお話の中に、女性の変化が現れていて、とても味のあるお話になっています。この映画は、できれば3人の女優のキャラを知ったうえでみると、より楽しめますね。私自身、1回目に観たときは、バーグマンくらいしか認識できていない状態でした。それが、2回目、3回目とみる度に女優さんの認識度がアップして、あまりにも「らしい」人物設定にとっても楽しめるようになりました。
8点(2004-11-29 23:59:08)(良:1票)
153.  ニューオーリンズ・トライアル
当初、ぜーんぜんわからなかった人物像や人間関係に「こりゃあやっかいな映画になるかも……」と思った、、、が、映画開始20分くらい経った頃には、そんな心配はまったく無用だったことがわかった。これは面白い! 複雑にみえた人間関係も、ストーリーの中で上手に説明されているうえ、謎は謎のまま残されている、この登場人物の距離感がいい。そして、観ている私はというと……誰がどっち側の人間で、誰が誰をどう引き込もうとしているの? ぎゃー、ダスティン・ホフマンどーしちゃうのよぉ。よれよれ背広のほうが勝てるっていうの?ネクタイだってダサイほうがいいの?ぎゃー、考えすぎでは? うわぁ、ひっどーい。そんなことしてちゃダメじゃーーん……と、私のほうが「考えすぎだよ」というくらい、いろんなことを想像してしまった。時間軸とともにハラハラ度はアップ!そしてジーン・ハックマンのインチキ臭い格好良さ。えっ?彼ってこんなに貫禄あったっけ?格好良かったっけ?と思いながら観ていたのですが、彼が追いつめられていく様が、これまたゾクゾクくるんですよ。いやぁ、面白かった。ただ、ダスティン・ホフマンの助手(陪審員コンサルタント)の働きがまったくなかったのと、レイチェルが勇み足すぎて、何年も計画を練っていたとは思えない軽はずみな行動(逆にずっとチャンスをうかがっていたからこそ張り切りすぎたのかもしれないけれど)がもったいなかったなぁーという感想です。
7点(2004-12-11 17:13:07)(良:1票)
154.  陰謀のセオリー
これを観た後しばらく、映画だけでなく通常のニュースでも「心臓発作で死亡」という文面を見ると「陰謀だ!!」と言ってしまう自分がいました。ちょっとばかし、マイブームになること請け合いです! それから、この映画のいちばんの見どころは、おどおどした小動物のメルちゃん。とてもいい感じです。私的にはメルちゃんって強い男より、怯えているほうが好きかも。ほら、『サイン』だってけっこうおどおどしているのが似合っていたし。目が怯えている俳優といえば、『白い恐怖』のグレゴリー・ペックなんかも凄かったな。あっ、どっちも記憶喪失だ。やっぱり自分の記憶がなくなるっていうのは、頼るモノがなくて怖いことなんでしょうね。
7点(2004-07-06 08:25:33)(良:1票)
155.  ファンダンゴ
数日後にはベトナム戦争に出兵しなくてはいけない青年たちが、800キロ(だったかな?)も離れた土地に車でシャンパンを探しに行く旅。道を間違えたり、ガス欠を起こしたり、野宿したり……計画なんかあったもんじゃない。およそ直接的な意味なんかないし、生産性は皆無。そんな刹那的な行動が、後々すごくいい思い出になるんだよなぁ〜と、三十路を超えた私にはとても羨ましく感じられました。私自身、学生のときにそこそこ無茶なことをしてきたつもりですが、もっともっと無茶で体を酷使するアホでバカなことをやりたかったなって思います。すごく説教臭くなるかもしれませんが、学生の皆さん、アホでバカなことを積極的にしてみてくださいね。意味ないことかもしれないけれど、大きな大きな財産になるはずです。人に話すことができるエピソードがあるっていうのは、それだけで財産になっていると思いますね。大人になった彼らと話をしたいと強く感じました(笑)。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-01 15:06:58)(良:1票)
156.  オトコのキモチ♂
「独身サヨナラパーティ」でちょっと酔っ払っちゃって、ダンスのおねえちゃんと、ムフフになった結婚目前のオトコのドタバタ……。これだけだったら面白くもなんともないんだけれど、周りのお友達やらスーパーの店員さんやらが、やたらと彼の作り話に話を合わせて、浮気(じゃあないんだけれどね、実際は 笑)隠しに協力してあげるのがいい。もう、しょうがないなぁ〜といった具合にダメな友達を助ける友情ものというのに私はとても弱いのです。で、婚約者役のセルマ・ブレア、彼女のイトコのジュリア・スタイルズの全然違ったかわいさが溢れています。それから、オトコのバカさ加減とね(笑)。このバランスがいいんでしょう。ときったま出てくる、オトコの一瞬妄想が笑えます。最後のチューはやりすぎでしたが(笑)。
7点(2004-03-27 21:37:04)(良:1票)
157.  恋をしましょう
あーー、もうっ、マリリンの魅力にやられっぱなし。彼女の登場シーンが忘れられない。場面はとある小さな劇団の稽古場。タイツにセーター一枚の格好で舞台におどりでたマリリンは、開口一番♪My name is Lolita~♪と唱いはじめる。周りには男性ダンサーがうにょうにょ。そりゃあんた、稀代の女たらしイヴ・モンタンもノックアウトよ。イヴ・モンタン演じるクレマン財閥の社長がダンサーに惚れて、芸人として劇団に所属するという少々?強引な設定。しかも、クレマンは彼女の相手役を勝ち取るために、金にものをいわせて&なりふりかまわず、芸を磨く。これが全然上達しないんだな(笑)。滑稽なくらいに。クレマンは奇行を繰り返すわけですが、普通だったら「変なヤツ~、何やってるんだよ」と半ば呆れてしまうでしょう。ところがところが、マリリンの登場シーンがあまりにも魅力的なので、クレマンの奇行も妙に納得してしまうんですね~。随所に出てくるコメディや歌なんかは、クレマンの芸が寒いのですべりっぱなし。こういうのはちょっと見ていて疲れるのですが、それでも彼なり(←ココがポイント)にひたむきに頑張っている姿に、思わず声援を投げかけたくなるんです。 【追記】なにわ君さん、はじめまして。マリリンファンの集いにようこそ!(っても、ここの部屋はまだ二人ですが(汗))
6点(2003-10-18 10:57:45)(良:1票)
158.  世界中がアイ・ラヴ・ユー 《ネタバレ》 
“楽しい”と言い切ってしまうのには、ちょっと違和感がありますが、それでも“楽しい”映画でした(笑)。歌がどれもよろしくて。ウンウン、楽しいなぁ~って思えました。そりゃあ踊りはつたないところもありますが、楽しめればいいのです。ただ、元夫婦が川辺で踊るシーンはちょっと閉口しました。踊れないからといってワイヤー使わなくても……。下手なら下手なりでいいじゃないか!とも思いましたが、皆さんはどう思われましたか? エドワード・ノートンはさらりとした歌声で良かったです。ただ、婚約指輪を購入するとき、「彼女は自分さえいれば幸せ♪」とかっていう歌を唄っているあたり、うさんくさい男だと思いました(笑)。それから、ウディ・アレンが事前に仕入れた情報をもとに、J・ロバーツに近寄っているところなんて、はらはらものでした。おーい、そんなところまで言うと逆に怪しいだろう!と。いつバレるかとヒヤヒヤしていたら、な~んもバレずに巴里で同棲。そうしてワープロをタイプライターに変えてまで臨んだ新生活はあっさり破綻してしまうわけで……。登場人物はあんまり応援しがいのない人たちでした。私が映画を観るときって、大抵、登場人物の誰かに過剰なまでの感情移入をしてしまうのですが、この作品はちょっと違いましたね。なんていうか、第三者的立場から見させられているような……。きっとウディ・アレンがそう仕組んだのでしょうね。ところで、数あるミュージックナンバーの中で、最も危険だと思った歌を紹介しましょう。それは、お爺さんの葬式で幽霊たちが唄うもの。確か「今のうちに遊んでおこう。働いてお金を稼いでも、いつ使うんだ~」みたいな内容だったと思います。こんなこと言われたら、「遊ぼう」と思ってしまうじゃないですか。ただでさえ、仕事そっちのけで遊びまわる習性があるのに……。ちゃんと働いている人が聴いたら「そうだよなぁ~」と思えるかもしれませんが、普段、遊んでいる人間が聴いてしまったら、逃げ場を与えられたようで危険です。この曲を“危うい”と感じた方はきっと、私のお仲間ですね(笑)。どうぞヨロシク!
7点(2004-01-02 18:15:41)(良:1票)
159.  大空港 《ネタバレ》 
とにかくたくさんの人が出てくるので、前半部分で人物把握するのが大変ですが、それさえ超えてしまえば後はつっぱしるのみ(展開は多少ジリジリしています)。ただの飛行機事件ではありません。さまざまな人間模様が描かれているので、二倍の楽しみがあります。緊迫感のみではなく、ちょっとした笑いどころが用意されているのも私は嬉しいですね。ほら、ローマ行きの飛行機に乗っている偉そうな父子とか。無銭搭乗のおばあちゃんとか。いろいろな人が、それぞれの思いをかかえて空港にやってきたり、働いたりしているわけですが、どうしても心の隅にひっかかってしまうのが、機長(ディーン・マーチン)の奥さんのコトです。旦那さんを大切に想っていて、大雪の中、フライトを控えた夫を空港まで送り、事故のニュースをテレビで見て、心配で空港までやってきた彼女が可哀想でなりません。スチュワーデスと浮気をしていた機長は、スチュワーデスの妊娠を知り、さらに事故に会うことでスチュワーデスへの愛を認識してしまう。(このスチュワーデスが、またかわいいし、仕事はできるしで困ってしまうのですが)で、空港にやってきた奥さんの前を素通りして、怪我をしたスチュワーデスの手を握りしめながら去っていくのです。あの奥さんの表情が、なんともいえず辛そうで……。ビックリした後、瞬時にコトの成りゆきを悟ってしまった、あの表情が忘れられそうにありません。
7点(2003-11-05 04:21:16)(良:1票)
160.  五線譜のラブレター/De-Lovely
あのコール・ポーターの歌が洪水のように溢れ出る中、彼の生涯が綴られるというのに期待しすぎたかも。というより、ストーリーの稀薄さ、陳腐さを歌でごまかしているだけでした……。そのうえ、歌に関しては、アステアやビング・クロスビーなんかの超一流歌手が唄っているのを知っているためか、聞くに耐えないものばかり。そりゃあコール・ポーターが作曲家であって歌手でない。実際に歌がうまくなかったとしても、作品においても下手で通すというのはどういうものでしょう。現実なんかはどーでもいいのです。音楽映画だったら、音楽で酔わしてくれないと……。なのに逆にコール・ポーターのヒットナンバーは適当に作ったものだったみたいなことを暗示するような物語。音楽に真摯に取り組む彼の姿がまったく出てこないのに、それで音楽映画と言えるのでしょうか。一瞬出てくる踊りだって、まったく見るべきところはありませんでした。今まで観てきた音楽映画(『グレン・ミラー物語』『アメリカ交響曲』などその他いっぱい)って、とってもレベルが高かったんだなぁと改めて思いました。映画の中で「アステアに唄わせろ」というセリフがでてきましたが、まさしくその通り。ああ、アステアの歌を映画館で聴きたい……。
[映画館(字幕)] 4点(2004-12-12 22:49:32)(良:1票)

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