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プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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141.  人生はビギナーズ
孤独で寂しくて悲しくて。そんな人たちの手のひらに、そっと小さな花を乗せてくれるような優しさがある作品だ。人は、悲しみを経験しないと人に対して優しくなれないんだよ、とある人が言っていたのを思い出して泣いた。人を想うってことは一方通行の矢印で、本来とても孤独なものだ。そして、それは時たま、それを見守る第三者の心をグラッと揺さぶるほどの美しい光を放つ。
[DVD(字幕)] 10点(2012-08-05 03:37:43)(良:1票)
142.  ドリーマーズ 《ネタバレ》 
相性の良い映画と出会えたんだと思う。主演の若者3人がそれぞれ瑞々しく、映画フリークの彼らのゲームも微笑ましい。このサイトを覗く方々なら、映画の名シーンを真似て喜ぶ彼らにきっと共感するはず。運命で繋がれた双子の関係と、彼らと相思相愛になった青年との繋がり、部屋にこもり自分たちの王国で怠惰に過ごす風景、彼らの映画論、暴力に対する議論…力強さに欠けるものの、全てが、私には少しの嫌悪もなく、心地よく美しく見えた。シネマテークも革命も、彼らにはアイテム。刹那の楽園が永遠と信じて駆け抜ける、何もわかっていない、でもそこが魅力の若者達、まさに「ドリーマーズ」がはじけるように眩しかった。
9点(2005-03-04 01:03:17)(良:1票)
143.  鮫肌男と桃尻女
斬新炸裂ムービー。むー、結構期待が大きかっただけに、私がこの空気に乗り切れないのが分かった時の落胆は、かなりのものでした。我修院みたいな、役者とは言い切れないキャラクターに頼っての物語作りが私は好きではない。島田洋八のように「演技なんだろうか、本当に気持ち悪いタイプなんだろか?」と顔しかめながらもつい見ちゃう曲者が好きです。
4点(2004-02-16 10:29:39)(良:1票)
144.  BIUTIFUL ビューティフル(2010) 《ネタバレ》 
最期の近い親父が見せる、親父なりの美学。そして平行して映される、他の登場人物達の苦い横顔。命懸けで這いつくばってもがいても、思い通りに行かない人生の妙をまざまざと見せつけられる。途中、ウスバルのバックに並んで写るサグラダ・ファミリアと近代的ビル。美しいものも裏の隠れた部分も全て、ありのままのバルセロナを見ろと言わんばかりの光景だった。ひとつひとつのシーンが妙にしつこく、その結果2時間半という長い物語になってしまったけれど、ハビエル・バルデムの力投はそれを補ってあまりあるものだった。
[映画館(字幕)] 9点(2011-09-23 01:51:07)(良:1票)
145.  ゴッド・ブレス・アメリカ 《ネタバレ》 
主人公フランクは人と交わるのが苦手。今風の物でも宗教でも、何であろうと自分と違うスタンスを持つものは両手をかざしてはじき返してしまう。そんなことをしていたら居場所を失い命まで危なくなったので、決行。「オレが死んだ方がいいと思うヤツはみんなやっつける作戦」だ。無論このやり方マズいんだけど、なぜか爽快。やっぱりフランクに同意しちゃってるから、きっと自分に似てるから胸がスッとする。そして今時アリス・クーパーが好きだと叫ぶ少女は70年代映画の優等生風な横顔で、この社会生活的マイノリティの2人組は獲物を探してはやっつけて行く。それも、どうにもならないほど暴れ回るんじゃなく、情緒的な画や言葉を挟みながら意外と静かに物語は進んでいて、頬を押さえながらうっとりと見入る自分に気がつく。ラスト、あれだけ嫌ったTVで見せた説教はちょっとテンション下がったけど、結局「踊った」のは誰だったか気がついたときの笑顔。ジョエル・マーレイ最高!
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-23 18:10:50)(良:1票)
146.  ハード キャンディ(2005) 《ネタバレ》 
事前の売り込みはつボイノリオも大笑いのカッティングシーンだったのですが、いやいや私結構スカッと来る映画でした。真実の分からないまま進む密室劇で、出演者ほぼ2名は大熱演。似たようなサスペンスもあり新鮮味は欠けますが、今回は何が気に入ったってヘイリーちゃんです。コールドプレイを聴いてモンティ・パイソンを愛する少女は桃太郎侍の如く鮮やかに世直しをしてくれました。天晴れ。レンタル屋でいたずらにエッチ臭いアニメの隣にこの作品を並べてやりたいです。
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-12 03:08:15)(笑:1票)
147.  モンティ・パイソン/人生狂騒曲
ブラックで、見る人によって好き嫌いが分かれる作品。私は………ん~この癖のあるチーズみたいなニオイがたまんないわ、つんつん。文字じゃ説明しきれない世界に浸って、皆さんもどうぞニヤニヤ笑ってちょうだい。日本語吹替え版も忘れずに観れば、一粒で二度美味しい思いができる。8.5点のところ、特典短編も考慮しておまけ!
9点(2004-10-14 01:13:26)(良:1票)
148.  乙女の祈り
神戸で起きた、日本を震撼させた事件の犯人が、14歳の少年だったと告げるテレビニュースを見ながら、私はとっさにこの映画のことを思い出した。自分の心のなかにある世界でしか翼を広げられない、子どもでも大人でもないあやふやな「生」のかたちを映したこの映画は、とても怖くて切ない。二人しか解からない世界に浸る少女たちは、見ているものをゆっくりと物語の中に引っ張る。ケイト・ウィンスレットが怪演。映画の雰囲気も相まって、すごい女の子だと感心した。
[映画館(字幕)] 8点(2004-01-16 20:04:03)(良:1票)
149.  ラスト・オブ・モヒカン
映画の内容としては・・・・。歴史モノなんだか恋愛モノなんだかアクションなんだか、軸がぶれちゃってて・・・。見所シーンはたくさんあるんだけどなあ。がしかし、7点をつけた。インディアンたちカッコよすぎなのです。ダニエル・デイはともかく、私はウンカス君に釘付けになってしまった。アメリカのサイトまで見つけて喜ぶほどの狂い様。いい男の逞しい姿が見たいならこれオススメです。流血シーン多いけど。でも一応史実に基づいてるらしいし、あ、ほらぶれてるよ・・・。
7点(2003-12-27 20:00:29)(笑:1票)
150.  ピアニスト 《ネタバレ》 
主人公エリカの、苦みばしったような表情が忘れられない。人生のほとんどをピアノに費やし、威圧的な母と同じベッドで眠るオールドミスの女性。この映画の母子関係に自分を重ね合わせた女性は少なくないと思う。「愛」がよく解らないのに、突然光がさすように現れた青年から真っ直ぐな愛情を受け、どうしていいかわからずにいる。彼女がとる行動の一つ一つが痛々しく、思わず「止めなよ」「だめだよ」と声をかけてしまう。ラストシーンもすごかった。遠くの回転ドアから、ワルターがいつ入ってくるかジット息を呑んで見入ってしまった。ここまで感情移入してしまうのは、この映画がすごい力を持っているからだと思う。この映画を見て、私の心の中の何かが動きました。確実に。
10点(2003-12-27 23:22:59)(良:1票)
151.  フル・モンティ 《ネタバレ》 
この映画に出てくる「脱ぐしかない!」と思い込んじゃってるオッサンたちの、そこはかとない哀愁が笑える。「こんなこと、自分の子どもにやらせる親なんていないよ~」と愛する息子に言われちゃう主人公を筆頭に、みんな情けなくてしかし一生懸命なのだった。今の日本も不況下にあり、職安のシーンなんて身につまされる。でも、たとえそれが繋がるのがストリップであっても「なんかやろーぜ」という元気さと、本当にやっちゃうラストの明るさに拍手したい。
7点(2004-02-18 10:16:25)(良:1票)
152.  ハンサム★スーツ 《ネタバレ》 
なかなかキュートな映画ではあります。「あの子みたいに可愛くなれたら」は誰でも持つ願望ですよね。夫がリアルで塚地武雅に似ている私にどう訴えかけてきたかっつーと…ハンサムスーツだブスーツだとか贅沢だわよ、と。性格良くてご飯が美味いなら言うこと無いじゃんよ。人間顔じゃないわよ金だわよ(ええ?!)。なんて。あの頃無理矢理そっぽ向いていた80年代ポップスが、今となってはただただ懐かしい。
[DVD(邦画)] 7点(2009-08-14 12:19:25)(良:1票)
153.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 
なんと見せ方の上手い映画なんでしょう!内容はまさに胸がすく勧善懲悪モノ、ピシリと無駄無くテンポ良し。登場人物も多いけれど、原告、被告、陪審員とナゾの男女の4タイプでくくればそれほど厄介でもない。J・キューザックが最初からかなりの切れ者で素人の仕業としてはうまく行き過ぎだし、コンサルタントの派手な犯罪行為が何故バレずに続けられたのかハテナですが、色々がもうしゃくにさわるくらい上手くできている。オジサン俳優たちもそれぞれ見せ場充分で、ボヤッと生きている私にとっては、どこかに愛嬌のある突っ込みどころはないもんかと考えちゃうくらいスキッと上手くできたサスペンスだった。
[DVD(字幕)] 8点(2005-10-03 03:26:54)(良:1票)
154.  エトワール(2000)
「夢」の世界を作り上げるバレエダンサー達の「現実」を映し出しているドキュメントです。体、精神、時間全てをなげうってバレエに掛け、怪我や能力ある同僚の追い上げに怯える。自分の代わりはいくらでもいる、だから負けられない、バレエしかないから止まれない…非常に厳しい生き方です。ダンサー達の美しさの裏側にある、強靱な力や戸惑う心をめいっぱい堪能できます。芸術家、表現者はいつの時代も自己を削って作品という花を咲かせるんですね。私はもう見とれるというか、じっと凝視するしかないというか、そんな感じでこの映画を観ました。ラストの、真っ白なチュチュを着たダンサー達が舞台を降りた直後、自分の荷物を持って楽屋に引き上げていく姿に圧巻。「夢」と「現実」のラインがくっきりと見えました。
8点(2004-08-28 19:26:48)(良:1票)
155.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
将来の無いことが悟られている炭坑の町を舞台にした、空への夢で頭がいっぱいの少年とその家族の物語。非常にわかりやすいサクセスストーリーで、始まって30分もすると話の流れが読めてしまう。だけどどうしようもなく心にしみてくる。無骨な頑固親父と夢追い人の次男の会話は衝突が多いが、会話の最後に親父は遠回しに息子への無二の愛情をちらつかせることがあり、その都度親父の横顔にほろりとさせられた。この父と子の関係は、男性が観るとまた特別な感情が胸に湧くのではないだろうか。渋くて格好付けてて表情を変えない、でもちゃんと愛情を持っている親父と、本当に瑞々しい青空みたいな息子が、二人並んで天高く飛ぶロケットを見上げるラストでは涙が溢れて止まらない。お定まりかも知れないが、夢を持つことの素晴らしさと家族愛が素直に胸を打つ、とても素敵な映画だった。
9点(2004-07-01 01:41:05)(良:1票)
156.  ドラムライン 《ネタバレ》 
題材はマーチングと新しいけれど、中身は正統派熱血青春ストーリー。本場のマーチングなんてなかなか目にすることも無いし、鮮やかなスティックさばきをアップで鑑賞できるなんて貴重だと思います。映画館で音と共に体感するのに向いている作品でしょう。でもさあ監督、天狗坊主の性質や楽譜が読めないことなんてオーディションで見抜けよ。「脈」が乱れるのはバンド生命の危機なんですから。音楽を愛するものの端くれとしては、監督も坊主もちょっと甘いなあ…と点数が低めです。だけどあの真面目監督、アースのライブとか行けばおケツ振って踊りまくるんでしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-30 21:47:39)(良:1票)
157.  ポーラX 《ネタバレ》 
知人に「見ると嫌な気持ちになるぞ」と言われ、思わず借りてしまったが、なんの、私はこれなかなか気に入ってしまった。実姉らしき人といきなり恋に落ち、ものすごい勢いで転がり落ちていく主人公。何だってそんなに惹かれあうのか、とか、二人でよくわからないコミュニティで暮らしたりする様は首をひねらずにはいられませんでしたが、ウェディングドレスに象徴されるパステルカラー調の前半から、「姉さん」の登場後暗い色調の世界に真っ逆さまという展開が面白かった。何はともあれ運命的に愛し合う二人だということが頭にあったので、ベッドシーンもそのまますうっと見てしまったと思う。最後まで我が身をかけて愛し合うのだ。ある意味、想いは実ったのだろう・・・。「姉さん」役の人 の声が絶望的な響きを持っていて、暗い空の色によく似合っていた。
7点(2004-01-12 16:39:30)(良:1票)

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