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プロフィール
コメント数 13
性別 男性
年齢 51歳
自己紹介 映画を観ると、好き嫌いも含めて、如実に自分の性格が、わかる。映画鑑賞は、非常に個人的なものだと思う。今日このごろ。

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1.  処刑人 《ネタバレ》 
善良な市民の無関心よりは、悪に自ら手を下す方がよい。という行動指針で、主人公の二人は突っ走る。その思い切りの良さは、映画的カタルシスをよんでいる。そこに神聖な宗教の祈りを加味して、殺しを儀式のように行う。見ようによっては、COOLだろう。でも、パルプフィクションでもやってたな。最後のシーンで、まるで、我々の感想を、そのままドキュメンタリー的なインタビュー映像として、締めくくる。この製作陣は、なかなかの曲者である。ウィレム・デフォーの突出したキャラクター性も素晴らしいし、伝説の殺し屋が、実は父親で、最後にタッグを組むのも気持ちいい。また、まるで再現VTRのような事件検証現場から、殺しの回想に入る手法はこの映画では成功している。キャラクターと台詞がマッチしているので、脚本も練られている。でも、心に響いたわけではないので、6点。
6点(2004-07-23 23:22:32)(良:1票)
2.  穴(2001) 《ネタバレ》 
ソーラ・バーチ演じる女子高生の鬱屈した、執着の愛が全てを引き起こす。いわば、あの犠牲になった4人は彼女に巻き込まれたということ。こわいですね~。でも、面白かった。但し、謎解き的な面白さはないですね。最初から彼女のウソは見え見えですから。でも、何故面白いのか。それは、思春期特有の超自己中心的な、かつセルフコントロールもまったくできずに、もがく人間像が非常にリアルに浮き出ていたから。若い役者皆よかった。でも、鍵持ってるのに、彼をモノにするためとはいえ、3人の苦しみを見届ける彼女は、やっぱり、精神病理者だよな。こういった心理サスペンスものは、面白いし、ぜひ、自分でも脚本にしてみたいと思う。
7点(2004-07-23 15:34:43)(良:1票)
3.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》 
いかにも、こんなん作りましたという「お話」で、脚本は都合のいいこじつけの連続。教訓めいたことや、内心の気持ちをべらべらべらべら、まあよく全部台詞でしゃべること。また、モノローグにして、話をすすめるのにもほどがある。ボブ・ゲイル(バック・トゥ・ザ・フューチャーの脚本家)さん、頼むよ。また、芸達者な脇役陣に囲まれ、まったく風采の上がらない主役の男。この役者(役柄)にまったく魅力が感じられない。22歳。弁護士夫妻の息子で、父の趣味の押し付けで、赤いスポーツカーを買ってもらい、でも、自分は絵をやりたくて・・・そこまではわかる。名作「卒業」の設定を活かそうとしているのだろうが、とにかく、この主人公、最後まで占い玉みたいなものに、決断をゆだね、(最後の最後に捨てるが)私からはまったく成長しているようには見えない。ラスト、ちょっと父親に反抗してみました。みたいな。という。う~ん。浅い、浅すぎるぞ。この話、ほかの脚本家ならもっと面白くなったかも。残念。
3点(2004-07-23 23:37:20)(良:1票)
4.  贅沢な骨 《ネタバレ》 
ニュアンス、雰囲気に偏った日本映画は好きでなかったけれど、この作品は3者の関係性の緊張感とバランスがとれていて、とても観ていて空気を楽しめた。そして、新谷・ミヤコ、サキコ3人ともの心の痛みが、よく伝わってきたと思う。最後のシーンで、雑踏の中で、新谷が、自分が呼ばれたような気がして振り返り手を挙げ、道行く人に怪訝な顔をされ、最後に叫ぶシーン。これは、本当に孤独感を感じさせるいいシーンだと思う。とにかく、切なく、痛い映画だ。麻生久美子もつぐみも、キャラクターにのめり込んで演じていると思う。いわゆる王道もの(GOやセカチュー)からこういう微妙な人間関係が中心のものまで演出できる行定監督は、幅広く力量を発揮できる監督だと思う。
8点(2004-07-27 01:22:51)(良:1票)
5.  ギプス 《ネタバレ》 
塩田監督と今や引っ張りだこの鈴木一博氏が組んだ作品。尾野真千子さんという女優はムーミンぽくて可愛らしい。声がやや常盤貴子似である。役柄は、ふてぶてしく性格の悪いどうしようもない女である。同僚を泣かせて、時計渡して「これあげるから許して」と言う。その欠落感が彼女たる所以で、どんどんギプス女に入れ込んでいく。そのキャラクター設定は良い。佐伯日菜子さんは、幻惑する女を嬉々と演じてるが、やや演技(表情)過剰の作為が見られる。でも彼女の目力はいい。テンポの遅い展開を弦音が強いコミカルな音楽で引っ張っている。水槽の金魚はそれだけで絵になる。割れた水槽もGOOD。女→女への執着と関係性の面白さは同じ鈴木カメラマンの「ココロとカラダ」(安藤尋監督)の方がやや上か。でも嫉妬の果てに尾野が佐伯に出す脅迫状のくだりから面白くなってくる。サスペンスの度合いが後半強くなるが、低温モードはそのままである。いいシーンがある。脅迫状を出した尾野が佐伯の部屋に様子を見に行くと。佐伯は胡弓を弾いている。その隣には封が破かれた脅迫状。佐伯は「今日は帰って」と言う。尾野は佐伯の表情と共にその脅迫状を見て微妙にほくそ笑む。すると、その微妙な表情の変化を佐伯がまばたき一つせず、凝視している。その目にはぞっとするものがあり、かなり効いている。そして、ラスト。最後のギプスと包帯に巻かれた二人は、情けなくも、滑稽である。
5点(2005-03-12 00:36:49)(良:1票)

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