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プロフィール
コメント数 56
性別 男性
年齢 39歳
自己紹介 夏が一番好きです。

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1.  ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON 《ネタバレ》 
圧倒的につまらない。「三谷幸喜が最も描きたかった物語」に期待が大きすぎたのかもしれない。しかしそれを差し引いても値はマイナスだ。 三谷幸喜にはお世話になっている。当たりはずれはあったと思うが、「ラヂオの時間」「マジックアワー」「12人の優しい日本人(脚本)」ドラマでは「古畑任三郎」これらは傑作だった。思いっきり笑わせてもらった。しかし断じて、映画の中の登場人物たちは、笑わせようなどしていない。皆自分の役目に熱意をもって、真っ直ぐなのだ。その熱意や思いのぶつかり合いの中で、笑いが起こる。 では「金縛り」はというと、?だ。熱意や思いが、まるで伝わってこない。言葉では表現されていた感があるが、温度がない。笑いはあった。だが出てくるのは、視覚に訴える笑い(顔芸等)や、安い天丼、リアクション芸。自宅のTVか?といった印象だ。笑ってちょうだい、の気持ちが前面に出すぎている。 笑いには2種類あると思っている。笑わせる笑いと、笑ってもらう笑い。この映画の笑いの大部分は後者だなと思う。それは映画館の反応にも表れる。本当に哄笑を誘うときは、どっ!笑いが起こるはずだ。しかし多かったのが、何人かが笑い、ここ笑う場面なんだな、といった様相でつられて笑っていた。件の顔芸の場面などだ。あの三谷幸喜監督が笑わせようとしているのだから、笑わなければ……なんと、両者にとって哀しい笑いだろう。 笑えるのだから、それを楽しめばいいのかも知れない。だがただ笑って映画を楽しめばいいというなら、まさしくTVのお笑い番組と変わらない。お笑いを見るために映画館に足を運んだんじゃない! 次作は期待します。ドラマのある笑いを!厚みのある笑いを!奥行きのある笑いを!!  
[映画館(邦画)] 2点(2011-10-30 02:18:13)(良:4票)
2.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 《ネタバレ》 
とってもいい映画だ。話に出てくるそれぞれの人物がそれぞれなりの人間味にあふれていて、かなり感情移入することができた。ウィルの更生が主な話だが、決して一方通行のベクトルでなく様々な方向にそれが波及していく様子は、とてもリアルに感じられた。「お前は悪くない。」あのシーンは感動ものだった。あるアニメの言葉が思い出された。「自分を悪くないと思う者は悪い者だ。では、あなたは悪い者か?」自分一つの目ではその答えは導き出せない。他の人の視点があって初めて可能になるもの。ウィルはずっと助けも呼べずに救ってくれる人を待っていたんだな、とその恐怖と弱さを思って、涙が止まらなくなってしまった。
[DVD(字幕)] 10点(2006-06-09 16:36:21)(良:3票)
3.  やさしい嘘
この作品の前説を読んで、「やさしい嘘」というのはそういうことなのかぁ~と納得しながら見始めた。でも、ラストでの、ちゃぶ台返し。そうか、これが本当の「やさしい嘘」なのかと。ええ、泣きました。そりゃあ、泣きましたよ。思い出すとうるっときます。この家族はこれからもずっと嘘をつきとおすんだろう。そして、一葉の手紙の度にこの三人は自分たちの絆を思い出すのだろう。この映画は、とても美しい家族愛を見せてくれた。だけども、嘘の怖さというものも忘れてはならない。最初二人がついた嘘は、おばあちゃんに嘘をつかせることになり、そしてそれはこれから永遠に続いていく。その中で、三人はいくつの嘘をつくことになるのだろうか?その連鎖性と生命力はとても強い。それは、とても怖いものだと思う。嘘は使いようによって悪にも善にもなる。くれぐれも、善の使い方をしたいものだ。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-08 19:42:30)(良:2票)
4.  スウィングガールズ
楽しそうだね。でも、ただそれだけ。「笑ってこらえて」の吹奏楽の旅をさらに密着取材したほうが、まだいい映画が作れそうな気がした。ウォーターボーイズのコピーで、ウォーターボーイズ未満。この映画にはそんな感じを受けた。笑える面白さはあったが、ウォーターボーイズにはあったような、「interesting」な面白さが皆無だったと思う。友達にきっといいよって言って一緒に見てたけど、途中からその友達の顔がまともに見れなくなってた(涙)
[ビデオ(字幕)] 2点(2005-05-03 01:02:47)(笑:1票) (良:1票)
5.  シャイン
それを息子に対する愛だと信じて、自分の音楽への夢を押し付けていただけだった父親。彼はただ、自分が幸せになりたかっただけだったのだと思う。「自分が教えたから息子はこんなにうまくなれたんだ」。それをずっと証明するために、誰のところへもやろうとはしなかった。自分から離そうとはしなかった。父親として最低だと思う。だけどどんな親であっても、子どもは親に愛してほしいと思う。認めてほしいと思う。そういうものなのだろう。そしてそれはとても強い。音楽学校に行って一見自立したように見えても、彼は父との約束の、ラフマニノフを弾いた。ヘルフゴットは、ずっと父親のために弾いてきたんだ。認めてもらいたくて。けどラストは違った。独力でこぎつけたリサイタル。人生で初めて自分のために弾いて、初めて自分に向けられた拍手。その感動は、いかなるものだったのだろうか?もう、涙涙した。ほんとに、素晴らしい映画だったと思う。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-16 02:27:25)(良:1票)
6.  ある子供 《ネタバレ》 
折々に見せる暇つぶしの仕草、その場しのぎの金の使い方、彼女が憤るのはわかりきっていたはずなのに、いざ反対にあったらすぐに赤ん坊を連れ戻しにいく行動など、まったく先のことに考えが及ばない、子供にしか見えないブリュノ。刑務所に入っただけで更生するなどという話はまずないだろうとは思うが、いつかそうなる可能性は確かにあるはずだ。彼が出頭したのは、回収人から逃れるためかなとも思ったが、考えたらそこまで頭が回る人間じゃない。彼には悪いが(笑)。責任というものの片鱗がそこには見え始めたんじゃないか。格差が与える教育への影響は甚大なものがあるそうだ。日本でも底辺校の生徒の家庭を調べてみると、進学校及び中堅の学校と比べて圧倒的に経済的格差がある。単に学力だけでなく、問題行動を起こすなど適応能力等も実際に劣っている。そうするとその子も子供ができたとき、自分の親と同じような職業に就くしかなく、悪い環境に追いやってしまう。そう、この状況は循環するのだ。これは決して外国の話ではなく、日本の話でもあることをしっかり心に留めないといけないと思った。あの赤ん坊がそうはならないことを願うばかり。頼むよ、ブリュノ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-18 06:10:13)(良:1票)
7.  プレステージ(2006) 《ネタバレ》 
展開はすごく面白かった。お互いの視点の移り変わりや、過去と現在の行き来。それぞれの人物の描き方で、惹きこまれていった。最後のトリックはなんなのか?冒頭で「死んだ」アンジャーがいかにしてプレステージを演じるか、一つも見落とすまいと120分注視していた。だが、最後の最後に大どんでん返しが起こった。これがマジックか。なるほど、タネは知らないほうがいい。
[DVD(吹替)] 5点(2011-11-17 00:24:57)(笑:1票)
8.  ハウルの動く城
 宮崎駿作品をいままでずっと見てきて、初めてつまらない映画だと思った。いままでの作品は、よくあるお題目でなく、ホントに子どもも大人も楽しめる映画だと思っていた。でもこれは、大人は意見が分かれるところかもしれないが、子どもはきっと楽しめない。実際小学生の妹+その友達は楽しそうに見えなかった。ていうか一人寝てた(涙)。宮崎駿が好きな大きな要因がそれだったんだけど、もう期待しないほうがいいのかな。とてもさびしい。
2点(2004-12-09 17:08:37)(良:1票)
9.  コーラス 《ネタバレ》 
モランジュの歌声はゾッとするほど美しいものだったと思う。子供たちのコーラスも良かった。でも、それだけの映画だった。子供たちが更生していった過程もたいして描かれていないし、ドッと感動があるわけでもない。何よりあの教師がいい先生だといわれるのがすごいムカムカした。コルバンは譜面持ちにして、ペピノに歌を教えるって約束したのにずっと助手のまま。モルダンに救いは描かれなかった。これがいい先生なのかと。フランスの教育はそれで納得されてしまうものなのかと。これがフランスで観客動員数を塗り替えた?俺は納得しがたい。
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-07 07:16:29)(良:1票)

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