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1.  ゲド戦記
皆さんおっしゃられていますが、原作をまったく読んでいない自分にはまったく面白くありませんでした。特に内容には触れません。原作を読んでいれば楽しめたのかもしれませんが、多くの人がジブリに求めるのは10人の人が見て8人が面白いという作品だと思いますし、それが「ナウシカ」からぎりぎり「ハウル」までの作品だったと思います。比較をするわけではないのですが、「イノセンス」公開当時も低評価がかなり見られましたがプロダクションIGが「イノセンス」を作って、いくら「わからん、つまらん」といわれてもプロダクションIGの客層にはそういったものを求める客層が確実に存在しますが、ジブリは全くそうではないと思います。ジブリ作品の客層が非常に広いという事実をジブリは考え直すべきだと思います。
[映画館(邦画)] 4点(2006-08-05 10:46:47)(良:2票)
2.  山猫は眠らない
大抵の映画では狙撃兵というと脇役でちょっと出てくるだけだったり、狙撃兵中心の映画といっても他の要素が膨らみ過ぎて純粋な狙撃兵を描いていない作品が多いのですが、この作品は[SNIPER]という原題の通りに、完全に登場人物である二人の狙撃兵を中心に物語が進んでいきます。トムべレンジャー扮するベケット曹長は腕利きの狙撃兵であるものの、「狙撃」に対し苦悩し、孤独な戦いを経験した熟練の狙撃兵。ビリーゼイン扮するミラーはオリンピックのメダリストであるものの、人を殺せないコンプレックスに悩む参謀幕僚。パナマの密林で共にに行動し、互いにぶつかり合いながら「狙撃とは」をひたすら追求していくミリタリーサスペンスの傑作。この作品には本物の狙撃兵の姿が描かれています。
10点(2003-07-02 23:25:59)(良:2票)
3.  ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 《ネタバレ》 
非常に原作に忠実な、まじめに作られた作品だと思いました。 登場人物のキャラクターから話の筋まで「なぜここまで」と思うほど忠実な作品でした。主人公の彼が語り部となりながら物語が進行するところに忠実さが出ているのだと思いますが、特筆すべきはラストの決闘シーンでの関めぐみさんの演技です。絵里とチェーンソー男の決闘に駆けつけた彼は、「絵里ちゃん!」と叫びます。そこでチェーンソー男に追い詰められた絵里はなんともいえない「泣いたような笑ったような」表情をします。 このシーンは原作でも「泣いたような笑ったような」と記述されていました。絵里はチェーンソー男に殺されかけ絶体絶命の中で彼に再会します。彼に会えてうれしいけどもう私は死んでしまう、というような感情でしょうか。映画化されると聞いたときからこのシーンをどのように描くかと思いましたがまさか原作の活字のとおりに表現されるとは思いませんでした。関さんの演技はすばらしく、絶望の中の歓喜を演じた関さんの目にはまるで儚い希望の光を見たようにさえ思いました。 全体的に明るい雰囲気の作品ですが、彼と絵里の日常にはすぐそこに「死」が存在し、戦わなければ「生」を得ることができません。生きることを正面から訴えた作品だと思います。 彼の締めくくる「生きている俺が羨ましいだろ」という言葉がすべてを表しています。
[DVD(邦画)] 8点(2013-01-13 22:31:59)(良:2票)
4.  ゴジラ×メカゴジラ
これを見たときには正直悩みました。ミレニアムからのシリーズと比べれば面白いし、バトルシーンもVSシリーズなんかと比べればなかなか見ごたえのものだと思います。ですが自分の目にはどうみても内容全般、特に機龍隊がウルトラマンシリーズとかぶって仕方がないのです。この作品は良い意味ではかつてビオランテが大きな波紋をよんだように、新しいゴジラを創造したと考えることができるかもしれません。しかし悪い意味ではゴジラがテレビの30分番組と同等にまで落ちた。とも言えるでしょう。昔を知っている自分としてはどうしても後者に思えてしまいました。この作品にはビオランテのような衝撃も独創性も感じられませんでした。
[映画館(字幕)] 5点(2004-03-14 11:11:02)(良:1票)
5.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
普通にかっこいいですよね。リアリティの追求を主題においた本作ですが、確かに007として見たらある種の違和感は感じます。 007シリーズってゴジラシリーズと似てる気がします。長いシリーズ物であり、時代とともに作風が変わってくる。それにより世代ごとに慣れ親しんだボンド像も変わってくる。つまり多くの人間が違ったボンドを求めていくようになっているような気がします。 ゴジラシリーズは入場者数の減少、マンネリ化を問題とし、対策として70年代に出来上がってしまったパロディ性を払拭するため80年代にはいり「怖いゴジラの復活」をスローガンにリアル路線へと針路変更し、作風を一気変えました。多くのファンはそれまでの作品に対する冒涜として怒り、離れる人も少なくありませんでしたが、今日では平成ゴジラシリーズとして親しみを感じる世代も存在します。 本作のような針路変更もボンドらしくないという理由から反対意見も少なくありません。こういう作品は「ボーン」シリーズなんかに任せておけばいいと思う人も少なくないと思います。ゴジラシリーズのように過去作品のファンの方からすれば、過去のボンドを全否定されているのと同じだと思います。でも、自分はこの作品が好きですね。 オープニングからエンディングまでかっこいいと思えたボンド作品は初めてです。拷問シーンで痛みが伝わってきたボンド作品も初めてですがね。 要はボンドはかっこいいかどうか、それが自分の中のボンド像のようです。 長いこと007シリーズ見てますが、自分の求めるボンド像を提示してくれた作品は後にも先にもありませんでした。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-28 11:31:41)(良:1票)
6.  ジャッカル 《ネタバレ》 
見る影もなく堕ちたロシア、元IRAの主人公、そしてMP5にG3小銃・・・90年代のアメリカ映画らしい落ち着きのある良い映画だと思います。 あまり評価の芳しくない本作。確かに今の目から見るとストーリーはこれと言って特筆するところは見当たらず良く言えばオーソドックスな作りです。また近年の此の手の映画にありがちな複数人の視点から見せる描き方ではなくデクランたちかジャッカルからの視点の二者のみのため、一見すると作品の深みが無いようにも見えてしまい、特に最近の007シリーズやボーンシリーズのようなスピーディな展開に慣れた眼からするとかなり物足りなく映ります。しかしこれは見る側としては流れを飲み込み易く落ち着いて鑑賞できるという長所にもなり得るでしょう。 最大の難点は人物の描きこみの少なさでしょうか。ジャッカルが謎な存在なのはともかく、主人公のデクランの人物像が曖昧なのが作品に引き込まれる観客の少なさの原因だと思います。元恋人とのエピソードをもっと深く描き、ジャッカルとの対立構造をより鮮明にすればデクランがFBIに協力する動機もはっきりとし、違った映画になったと思います。 低評価の作品のようですが機関砲の射撃シーンをはじめ印象的なシーンが多い作品だと思います。私はラストシーンが特に印象的で、デクランは捜査官と別れ何処かへ歩き出します。小さくなって行くデクランの背中とコーヒー店で談笑する捜査官を見てこれはデクランとこの捜査官のバディムービーであったのだと気付かされました。羊たちの沈黙に似たこのラストはエンドロールにまで本編の余韻を残しつつ、主人公たちの行く末を考えさせる良い作りだと思います。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-06-20 21:12:09)(良:1票)
7.  残穢 -住んではいけない部屋-
この作品にはいくつかの時代が舞台になりますが、それぞれの時代の作りこみがとても深く、感心しました。 私見ですがこれまで昭和30年代をはじめとする過去の再現というと、とてもとても・・・というものばかりだったように思います。明らかなCGでレンガの建物を量産したり、現代の車が見切れてしまったり、極めつけは現代顔の代表と言われる女優のモンペ姿・・・TVの再現ドラマレベルのものが少なくありませんでした。 しかしこの作品の空気は昭和の空気をろくに知らない私が言うのもなんですが本物に近いと感じました。 嬰児殺しを報じた記事の文字の絶妙な不規則感、つぶれ具合、フォント、どれをとっても昭和30年代の記事に見えました。 戦前からの重厚な建物の前で撮られた現代風の顔が見えない高野家婚礼写真には奥深い不吉さが感じられました。 吉兼家の調査記録は明治大正の本物の史料にしか見えませんでした・・・ 惜しむらくは奥山家の奥座敷が若干新しく見えたところでしょうか。 こういった画は「あるかもしれない恐怖」を「実在の穢れ」に昇華させるには十分なつくりでした。 個人的には女優霊以来、「画」に恐怖を感じた作品でした。
[DVD(邦画)] 8点(2017-01-06 18:11:47)(良:1票)
8.  インデペンデンス・デイ
もうアメリカ至上主義にはうんざり。なんであんなにアメリカ大統領が偉そうに演説してるんだろ。こういう映画こそ世界各国の合作にしなければならないと思う。作中にはエイリアンを撃退するべく世界各国の軍用機が共同で作戦行動をしているが、だいたいイスラエルと周辺各国がそう簡単に共同作戦なんてできるわけない。世界を軽視しすぎだ。
0点(2003-07-25 17:33:33)(良:1票)
9.  突入せよ!「あさま山荘」事件
映画見てから原作を読んでみました。一言で言うと長野県警の方に非常に失礼!!本作はどうも主人公達警視庁コンバットチームを立てる所から始まっているらしく、カリスマ警視庁対無能長野県警という構図になっているようだ。確かに実際佐々さん達の活躍はすばらしく、警視庁が長野県警を引っ張っていたようだが、長野県警は映画で描かれているほど無能では無かった。原作を読んで頂ければ分かるが、まず実際の県警本部長は直接指揮をしたり積極的に口を挟んだりしなかったようだが、本部長としての責任は十二分にある方で大事な場面では本部長としての役目をしっかりこなされていた。しかしあの作中の本部長は一体?とーっても優柔不断で全て人任せ、挙句の果てにはキャラメル配るおじさんにもなめられる始末。そして軽井沢署の署長さん達も同じく、実際は真面目な方々で、最終確認での佐々さんからの質問にもしっかりと答えて いた(電線は切ってなかったが)。映画化するにあたって原作通り作ってしまうと、どうしても「こんなことがありました」って感じに記録映画みたいになってしまう。そこで敵に無能長野県警を加えてイベントをもう一つ増やすカタチで映画として鑑賞に耐えられるようにしたのだろう。しかしそれはただの失礼に変わりない。子供が大勢で一人をいじめて楽しんでいるのと同じだ。こんな方法で楽しませられても私は気分が良くない。 
5点(2004-04-16 00:17:29)(良:1票)
10.  亡国のイージス
「沈黙の戦艦」をベースに、「KT」を混ぜ込んだみたいな感じです。しかしどちらの要素も中途半端な感じになってしまっています。艦長の行動を起こすに至った動機が「息子を死に追いやった国家への復讐」、工作員は「祖国に革命をもたらすため」、そして艦長と工作員に対して専任伍長が立ち上がるわけですが、彼の動機が「俺の船を守る」となっています。まず艦長と工作員の動機がかみ合っていないため協力し合う「同志」とは思えず、その上対決する専任伍長は双方に対応する動機を持ちえておらず、対立構造が成り立っていません。そして最後のほうに専任伍長が「とにかく生きろ」というと、更に噛み合わなくなってしまいます。この作品が「軽く」なってしまっているのはこうした基本構造の問題が大きいと思います。あの「KT」で「1970年代、三島由紀夫に共鳴する幹部自衛官」を素材に国家のあり方を問うた阪本監督だけに残念です。
[ビデオ(邦画)] 5点(2006-05-24 10:00:18)(良:1票)
11.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
いい加減に、ジブリは十人が観て七人は「観て良かった」と言う映画を作らなければならないと思います。 決して「面白い」と言われなくても、観たあとに観客に感想を言わせ、人に話したくなるような衝動を起こさせなければならないと思います。 私はこの作品を鑑賞し、ある意味危機的なものを感じました。 人に「コクリコってどんな話?ネタばれで教えて。」と聞かれ話した時でした。あらすじを話してみたのですが、ここで気づいたのが、「今回の主人公は何もしていない」ということでした。 「そんなわけはない」という方は沢山おられるでしょうが、あらすじを書くと・・・主人公は高校で男と知り合い、一緒に部室の保存運動を行いながらいい感じになるが兄弟だとわかる。部室の保存のために理事長にお願いに行き、成功し、さらに男の出生のいきさつがわかり、兄弟でないとこが分かる・・・ 今までのジブリ作品は主人公が努力し、戦い、成長する物語が基軸だったと思います。 画や表面的な世界観を見せ、人物や脚本、世界観の奥行きは軽く作っているように見えてなりません。 「千と千尋」あたりから始まったこの流れをそろそろ転換しないと・・・厳しいのではないでしょうか。
[映画館(邦画)] 4点(2011-08-15 22:44:34)(良:1票)
12.  借りぐらしのアリエッティ
個人的に「ぽにょ」よりかなりマシに見えたので一安心な作品でした。 今後に期待したいと思います。
[映画館(邦画)] 5点(2010-07-27 18:34:01)(良:1票)
13.  AKIRA(1988)
本当に十年以上前の作品とは思えない映像の完成度、脱帽でした。だけどストーリーはあまりにも原作離れしてしまっていてとても見ていられなかったのも事実です。アキラについてはともかく、ミヤコ様の扱いなんて酷すぎます。確かにあんな大長編をたった二時間の枠に収めようなんてのは絶対に無理な話ではありますが、原作のキーパーソン、キーワードをどんどん潰し、あげくの果てにはストーリーを大改装してしまったようです。一つの作品として成り立ってはいるものの、原作に感激した身にはとても耐えられませんでした。映画「漂流教室」を思い出してしまったような感じです・・・映像に五点献上。
[映画館(字幕)] 5点(2003-09-11 21:20:28)(良:1票)
14.  ラスト サムライ
この作品の評価できるところは武士道云々ではなく、米国の作品にしてはかなりまともな「日本」が描かれているところにあると思う。かつては「ブラックレイン」など、日米合作にもかかわらずあれほど誤解だらけの日本を描いていた頃から比べるとこの作品の登場は一種の革命とも言えると思う。したがって、この作品のヒットの要因には、そうしたかつてのうわべの合作にウンザリしていた日本の映画ファンにとって米国映画の日本文化への歩み寄りがとても嬉しかったのではないだろうか(自分は嬉しかった)。しかし難点は、それが必ずしも米国人製作者の力ではないと言うことだ。本作は日本人俳優の多用により日本らしい世界の創造に成功したのだが、反面、それによってどうしても日本映画的要素が強くなってしまう事だ。渡辺さんの堂々と、貫禄のある演技には引き付けられるものがあるし、影のある小雪さんも魅力的。むしろこの作品が日本を描けたのはしっかりと日本人が日本人を演じ切っているところにあると思う。そうなると「この作品が米国人の意思が反映されているのか?」という疑問が生まれてくるのだ。
7点(2004-01-18 16:52:50)(良:1票)

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