1. オーメン(1976)
私の誕生日も6月6日。生まれたのは映画公開年。何とも私には運命的な出会いを感じる作品です。かなり独断と偏見で10点です。でも本当は点数なんてどうでもいいくらい、私にとっては特別な作品です。人の誕生日を題材にしておいて亜流の作品を作られた日には憂鬱ですが、よくぞ上質の作品を作ってくれたと感謝しています。音楽最高です!この作品は怖いけど、私にとっては心強くもあります。だっていざって時は悪魔の力が私を守ってくれるでしょ?余談だけど、私の母の誕生日は6月6日を逆さにした9月9日です。ウチの母も怒ると怖いっス。でも山犬じゃないよ―。ところで以前TVで見たのですが、ダミアン役のハーヴェイ君も今ではすっかり大人。あの三輪車も記念にもらい今も大切にしているそうです。とても明るく気さくな青年でした。当時のことは覚えているのかな。 10点(2004-01-19 22:05:54)(笑:2票) |
2. PLANET OF THE APES/猿の惑星
映像的には見応えがある。猿たちの動きや表情も良い。動物のチンパンジーも可愛かった。だからわりと印象には残っているけど面白いかと聞かれると微妙。ラストの意味もよくわからないし、やはりストーリーに問題があったのか。リメイクはやはり難しいことを実感した。しかしそのわりには健闘した方だと思う。そして有名監督によるリメイクで話題となり、オリジナルの名声をさらに高めることには貢献したと思う。 5点(2004-01-07 19:29:01)(良:2票) |
3. タイタニック(1997)
これはラブストーリーがメインで、タイタニックの悲劇はその背景に過ぎないと思います。だからタイタニックの悲劇とそれに伴う人間ドラマを期待した人には、度の合っていない眼鏡をかけるのと同じで、見る視点がズレてしまい作品の本質が見えなかったと思います。実は私もそうで、主役2人の恋愛には全然感情移入していなかったので、途中も凄く中だるみを感じました。でも音楽や美術はアカデミー賞を取るだけのことはあるし、ストーリーに入り込めなかった私でも最低7点はつけるので、やはり作品の完成度は高いのだと思います。ジャックとローズの別れのシーンは、ジャックはすでに凍死していて、ローズは彼を母なる海へ還したのだと思いました。最後の“祝福”も個人的には好きです。 7点(2004-01-17 19:20:56)(良:1票) |
4. 絶体×絶命
白血病の骨髄ドナーが凶悪犯だったら…という設定が良い。刑事なのに逃亡する凶悪犯を守らなければならない構図が面白かった。マイケル・キートンも凶悪犯ぶりがハマっていた。でもそのわりには刑事の言うことを信じたり、子供に後ろから殴られたり、なかなか人間味のある凶悪犯だった。はたして2人の間にある種の友情は芽生えたのだろうか? 7点(2004-01-14 20:08:57)(良:1票) |
5. サスペリア(1977)
ホラー好きなら、必見は冒頭の一連のシーン。ここだけで一作品分のホラー、スリル、サスペンスが凝縮されていると思います(でも心臓が弱い人は注意)。赤を基調とした映像、ゴブリンの音楽など、全体を通して恐怖と不気味さを醸し出す演出はなかなかのもの。空港の扉が開いた瞬間に私たちも奇妙な世界へ足を踏み入れた感覚です。ゴブリンの音楽は本当に後々まで耳に残ります。オーメンの音楽と並ぶホラーの名曲だと思います。 8点(2003-11-30 20:04:00)(良:1票) |
6. U・ボート
緊迫感、臨場感、高揚感、虚無感。この映画1本でそのすべてを体感しました。これほど一体感を感じる映画はそう多くはありません。重低音のきいた音楽はこの作品の大きな力になっていると思います。そして荒波を越え海中に潜伏するスリルは海洋アクションとしてもかなりの傑作。しかしラストを見た時、これは戦争なのだということを実感させられました。戦争映画というとドイツはどうしても、ヒトラーやナチスのイメージが強いせいか悪者的役割になってしまいます。けれど彼らもまた勇敢に戦った軍人であり死を恐れる人間だったと思います。そのドイツ映画であるこの作品は、他の戦争映画に比べるといまいち知名度が低いのが残念です。もっと広く知られてほしい作品だと思います。 10点(2004-01-02 15:39:59)(良:1票) |
7. ムトゥ/踊るマハラジャ
気持ちが高ぶれば突然歌って踊りだす、喜びを歌と踊りで表現する、そんなミュージカルの醍醐味が何よりも好きな人には特にお薦め。画面と衣装が次々に変わり、美しく澄んだ歌声とともにマスゲームの如き群舞を見せてくれます。エキゾチックな美貌のミーナと、美丈夫とは違うけど、男らしく華麗なアクションを見せてくれるラジニカーントは、やはりスターの輝きがあります。ストーリーが単純明快なわりには引っぱるので、長くは感じます。しかしハリウッド映画、ヨーロッパ映画とも違うインド映画を一度体感してみるのも良いでしょう。 8点(2004-03-16 10:59:09)(良:1票) |
8. TAXi
タクシーかっこいい。日本のタクシーではここまでスタイリッシュにはいかないでしょう。見所となるカーチェイスは、音楽のノリとスピード感でなかなかいい気分の疾走感。ダニエル&エミリアンの迷コンビも面白いし、それぞれのキャラやシチュエーションも楽しい。コメディとしては申し分ないと思います。けどアクションとしては少し物足りない所。事件もわりとあっさり解決してしまいました。しかしヨーロッパ映画には芸術性や文学性の高いシリアスなイメージがあったけど、こんな楽しいエンターテインメントも作っているんだと、この映画を見て見直しました。続編も面白かったです。 7点(2004-05-07 19:22:53)(良:1票) |
9. トラフィック(2000)
マイケル・ダグラスの家族が一般人として一番身近な存在だけに共感できた。麻薬に溺れていく娘と両親の苦悩、そして家族の再生は見応えがあった。社会派ドラマは重く難しいイメージがあって苦手だけど、ソダーバーグ作品は最後まで見れる。独特の飾らない乾いた映像が印象深い。登場人物それぞれの内面や性格を、セリフではなく映像の雰囲気で表現していると思う。それには役者の演技力も欠かせない。「エリン・ブロコビッチ」も良かった。 7点(2004-02-11 23:55:56)(良:1票) |
10. 13日の金曜日PART8/ジェイソンN.Y.へ
殺人鬼ジェイソンが大都会N.Y.で大暴れするのを凄く期待していたので、いつN.Y.へ行くんだ~とそればかり気になっていた。上陸するのはほとんど終盤だった… 4点(2004-02-25 02:56:48)(良:1票) |
11. タワーリング・インフェルノ
おそらく私が初めて見た洋画です。子供の頃TVで放映されていたのを見て、あまりの迫力にもの凄く印象が残りました。でもまだ小さかったのでタイトルを覚えていませんでした。役者も年代もわからず、後に探すのに苦労しました。でもここから私の映画人生は始まったと思います。そういう意味でも記念碑的作品です。エレベーターやブランコなど見せ場がたくさん。それぞれの人間ドラマも見ごたえがありました。そしてラストの水は何度見ても迫力あります。時間は長いのに長さを感じさせない作りが見事。この作品に最初に出会えてよかった! 10点(2003-08-25 23:10:20)(良:1票) |
12. 食人族
食人族よりも都会から来た人間の方がずっと残酷なんだということが分かった。グロやスプラッタをある程度見慣れている私でもさすがにこたえた。カメが、カメさんが~! 3点(2003-07-24 17:29:31)(笑:1票) |
13. 天使とデート
まさに天使がハマリ役だったエマニュエル・ベアール。他の作品では普通にきれいなお姉さんなのだけど。容姿が美しいだけでなく無邪気であどけない仕草も愛らしかったです。本当に一瞬心奪われます。対するフィービー・ケイツも必見。美人なのにキレまくり暴れまくり。ジーンズの上にパンツは凄かった。ファンタジーはヘタするとものすごく陳腐になりかねないけど、これはコミカルで微笑ましくてとても素敵なラブファンタジーでした。 8点(2004-05-25 20:11:50)(良:1票) |
14. マディソン郡の橋
自分が高校生の時見たのですが、思春期の娘が見て理解するには少々無理がありました。家族を顧みない身勝手な2人に腹が立ち、いい加減にしろ!と思ったのです。でもラストを見て複雑な心境になりました。当時自分の家族も深刻な家庭問題を抱えていた時期でもあり、余計厳しい目で見たのかもしれません。今ならもう少し寛容な目で見ることができるかもしれないけど、それでも肯定もできなければ否定もできないという気持ちです。やはり子を持つ親の立場からでないとわからない作品かも。いろいろな意味で自分にはトラウマな作品でした。 5点(2004-02-15 01:14:27)(良:1票) |
15. バック・トゥ・ザ・フューチャー
この超一級の娯楽エンターテインメントを私は映画を見始めて間もない頃に見ました。ラストの落雷とタイムスリップの瞬間のエクスタシーは今でも忘れません。私に映画を見ることの楽しさを教えてくれた作品です。その楽しさを求めて今に至るまでたくさんの映画を見てきたけど、最初にこの作品を見たことが幸か不幸か、その後幻滅するほどつまらない映画もたくさん見ることに…でも私にとってはやはり娯楽映画の原点であり最高傑作。タイムスリップ物は数あれど、決して他に類似の作品が出てこないこと、誰にもマネのできないことが本物の証だと思います。今後もこの作品で感じた“映画の醍醐味”を求めて、生涯に1本でも多くの映画を見たいものです。 10点(2004-04-11 23:19:48)(良:1票) |
16. 呪怨<OV>(2000)
私の夢の中に伽椰子が出てきた。夜道をすごい速さで這いずって追いかけて来た。街中の雑踏の中へ逃げたけどそれでも追ってきて、まわりの人たちもギャーって…怖かった。伽椰子って貞子もどきと思っていたけど、現実の人間の夢の中にも出てくるとは伽椰子の呪怨、恐るべし。呪怨シリーズの中では本作が一番怖く感じるかもしれない。ホラーは何かが出てきた時より、何かがいるようでいない雰囲気の時が一番怖い。普通の日常っぽくて、どこか白昼夢らしき雰囲気作りが良かったと思う。あとホラーではさりげない小道具も恐怖の演出として重要。私は小林君ノートが一番怖かった! 7点(2004-07-02 01:08:22)(良:1票) |
17. ハリー・ポッターと賢者の石
魔法は科学、科学は魔法です。CGという科学技術が、誰もが夢見る誰もが行ってみたいと思う魔法世界を具現化したからです。ホグワーツは制服もかわいいし、フクロウが手紙を運んできたり階段や絵が動いたりして楽しい。学校や寮生活の楽しさも感じました。ただ、特定の生徒への安易な特別扱い、寮別であからさまに扱いが違うことがどうしても解せません。お国柄の違いでしょうか。映画としてはストーリーに魅力がないと、どんなに世界観や映像が素晴らしくてもその世界に入っていけませんでした。人気者のハーマイオニーはかわいいだけでなく、勤勉で努力家なところも好きです。でもちょっと意地っ張りなところが可愛げありますね。 4点(2004-06-06 23:58:20)(良:1票) |