1. CURE キュア
《ネタバレ》 潜在意識における殺人願望を引き出すにしてはあまりに貧相で、知性のなさそうな 犯人像で現実味に欠ける。テーマはよかったものの、監督は、もう少しわかりやすく 映画を描く手法を身につけるべきだ。難解なテーマに挑戦することと、映画がわかり づらいというのは別の問題だ。そこはかとない恐怖を描くことには成功しているが、 ラストのいくつかのシーンは夢か現か、そうしたわからないことを描きたかったのか、それともただの自己満足映像か、妻のシーンの意味は何なのか、自分しかわからない 切り貼り映像を使用するのはやめてほしい。 3点(2004-08-07 17:55:38)(良:1票) |
2. シャーロットのおくりもの(2006)
《ネタバレ》 奇跡はブタじゃなくて、蜘蛛が起こしたと思う。人間はブタに感動するのじゃなくて、奇跡の蜘蛛の撮影に必死になるだろう。友情と死というのがテーマなのかもしれないが、娘はお祭りでボーイフレンドに夢中になるし、大会で負けたらブタを売るといっていたおじさんは、ブタが賞を取ったとたんに奇跡のブタと自慢しはじめるし、クリスマスでは人間は何か(他のブタか?)を食べているし、本当に友情の物語なのだろうか?あまり、感情移入できない作品であった。 [DVD(吹替)] 4点(2007-06-11 23:23:32)(良:1票) |
3. アイ,ロボット
《ネタバレ》 ロボットが人間に悪意的な行為をする時は(実際にはそういうことはないであろうが)赤いランプが点灯し、直ると青くなる点がわかりよくて親切設計された映画で ある。しかし、あのロボット達が何を考えているかわからないような行動をするように してもっと人間達を混乱させてほしかった。でも、おもしろかったので6点。 6点(2004-10-11 19:58:22)(笑:1票) |
4. デッドコースター
《ネタバレ》 ファイナルデスティネーションの際の生存者にかかわった人が今回の対象となっていたという点と、前回の生き残りもやはり許してもらえないという点が印象的だった。前回の出演者も2になってしまうと色褪せてしまうというのは残酷だなと思った。あのお巡りさんは許されたのだろうか気になるところである。時間差攻撃はハラハラしたが、少し笑えた。 6点(2003-08-02 21:38:26)(良:1票) |
5. 楢山節考(1983)
《ネタバレ》 親子、嫁姑、兄弟、結婚、泥棒、リンチ、そして「掟」とと古い時代の日本の話ではあるが、現代に通じる物語になっている。途中に昆虫や蛇、蛙が挿入されて、生と性の営みをうまく表現している。嫁の役のあき竹城が、健康的で魅力的に見える演出がすばらしい。左とん平演じる利助が順番を飛ばされてしまった際の情けない気持ちと、それを理解して穴埋めする母親とその友人など、見所が多い映画だった。リメイクと知ったので前の田中絹代バージョンもぜひ見てみたい。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-21 23:18:51)(良:1票) |
6. 図鑑に載ってない虫
《ネタバレ》 「シニモドキ」を探すというテーマがぼけてしまい、小ネタの積み重ねの映画になってしまっている。泳がせているはずが、ずっと泳いでしまい、ちょっとしたトリックで大団円を迎えてしまい、黒幕の存在はどうでもいいことになってしまった。この監督のファンには嬉しい作品かもしれないが、私には単なる滑った映画にしか見えない。 [DVD(邦画)] 3点(2008-02-09 10:53:58)(良:1票) |