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1.  オール・ザット・ジャズ
本作を鑑賞すると、私はいつも 囲碁の藤沢秀行氏や裏将棋の真剣師 小池重明氏を思い出してしまう。暗闇にカウントが聞こえて、「ALL THAT JAZZ」(俗語=あれやこれや)のタイトルが映し出され、George Bensonの「On Broadway」の歌声と共に100人以上のダンサーによるオーディション風景から物語が始まる。これだけで私はウキウ!。。 なんの予備知識もなく鑑賞したが 私は十分楽しめた、しかしFosseに関して多少調べてから見直した方が楽しみが何倍にも膨れ上がるのだろう。多くの映画ファンにとってあまりに楽屋的、個人的であるため 受け入れがたい?かもしれない。 台本の読み合わせの場面は大好きだ。全ての音がフェードアウトして。。。Gideonの一つ一つの動作音を拾い出していく。大勢の中の個を見事に表現しているし、映画の特質を上手く使った 素晴らしいシーンだ。 真の神の視点などあり得ない、だから映画は虚なのであってニュース映画もそうであろう。スピルバーグの「シンドラー・・・」に対してもにわかに疑問がわいてくる。ショーの世界の住人Gideonにとっても全てが虚であり 唯一の例外は「死」だけである。拒否、怒り、取引、意気消沈、容認。最後の段階「容認」までたどり着いたGideonはそれすらも一大ミュージカルに仕立て上げてしまう。ただ一人の本音を語る相手である死神(Jessica Lange)や その対岸であろうビバルディのシャワーシーンのテンポ感が死の映画を盛り上げていく。。。。。。 エセル・マーマンの「ショーほど素敵な商売はない」が心に染み渡る。傑作 
9点(2002-11-29 02:43:01)(良:1票)
2.  評決
本作はまさにルメットの最も得意とする分野で、[十二人の怒・・]と並び最高傑作でしょう。   雪降るボストン 実に実に静かに映画はスタートする、その静かな風景をバックに次第にGalvinが再びその魂に火をともすのである。それは無力な市民に対しても法律は平等であるという信念の再燃に他ならない。。。。。。最終弁論は陪審員に向けられているが、我々にそしてGalvin自信にも語られていく。。。。。。。ポール・ニューマンの一世一代の名演技!!彼の演じる人間臭さ、もがき苦しみ、はい上がろうとする姿を 背中一つで見事に表現していまう。.....最後LauraはGalvinに電話をかけ続ける・・・・が。。。Galvinは受話器を取ろうとはしない。心を通じ合わせる二人だが。。。。大好きなシーン。本作は 作品賞、助演男優賞(James Mason)、監督賞、脚色賞、主演男優賞がアカデミー賞にノミネートされたが対抗馬“ガンジー”によって一つも受賞はされなかった、しかし 全く個人的な意見ではあるが「伝記もの」に常に不満をもつ私としては本作の方が格が上のような気がしてならない。それにしてもどうでもいいような作品が次々とDVDとして再登場しているにもかかわらず、本作がDVDとして発売されないのは 理解に苦しむばかりである。この作品を深く埋もれさせる事など考えたくは無い。。。。       久しぶりに映画を見直しました。 中年男の再起物語として評価されているのかもしれないが しかしながら この映画の本質は  全く別のところにあるように思えるようになった。   個人の あるいは私の意識を超えて  世の中が存在し  あたかも 私個人を規定して いるかのような感覚とは  いったいなんなのだろうか?  それは 私が自由を放棄している事にほかならない。  では 何故 自らの自由を 放棄するに至ったのか?  端的に恐ろしいからである。    だけど 「それは」  いつでも私に問いかける  だって  判例や法律に または道徳に  従う それを守るかどうかは、  いつも私に任されているのだから ・・・・・・・・  では どう行動し どう生きるか???      
[DVD(字幕)] 10点(2002-11-10 02:43:10)(良:1票)
3.  マーシャル・ロー(1998)
Denzel Washington!!!   序盤の息もつかせぬ展開が嘘のように、次第にスクリーンに没頭できなくなってしまった。。。。。    軍 CIA FBIの各軸が稚拙に描かれている気がしてならない 大好きなBruce Willisもどうだろうか????    ワシントンと役柄を入れ替えた方が面白かったかもしれない。   しかし    戒厳令下、スタジアムでのDenzel WashingtonとBruce Willisのやり取りが興味深い。 Willisが「一人の苦しみが 大勢の命を救う」と切り出せば Washingtonも「目的は族長の解放か?」 「この国を混乱させることが目的だったとしたら」「軍を出動させ国民を不安に陥れ、やがて 法と憲法の精神が破られたら」 「だとすると奴らはすでに勝っている」と切り返す。 「我々が命をかけて戦ってきたことが 全て無になる」。。。この歯が浮くようなセリフも 違和感が無いのは彼(Washington)の真骨頂だろう。  ドアが締め切ることは可能なのか?。。。 また ドアを広げるとテロから身を守ることは可能なのか??でも開けざるをえまい たとえ建前だけであろうとも、アメリカがアメリカであるためには。。。。。。
6点(2003-10-26 02:53:34)(良:1票)
4.  ノーバディーズ・フール
...血と暴力とSEX... 今の映画を彩る要素がこの映画には存在しない。。実に美しく静かで優しさに溢れる映画。 ささやかな出来事を通しての人物描写が素晴らしい、脚色も手がけたベントン監督の冴えをみる。 主演のPaul Newmanもけして出過ぎることもなくバランスがいい。      ・・・ガム・・・ Sullyは気づいていく、自分がガム一枚を持っていることを。。。。 それがどうしたって??? ガム一枚を持っていれば、それを半分に切って分け与えることができることができるじゃないか!! そして彼も小さなガムの切れっ端をもらっていることを。そう「だれも馬鹿じゃない」。。。。 「暴力脱獄」のLUKEが生きていれば たぶんこんなお爺ちゃんになっていたのかな。。。
9点(2002-11-09 03:55:08)(良:1票)

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