1. ユナイテッド93
《ネタバレ》 遅ればせながらケーブルTVにて鑑賞。この機に乗り合わせた乗客乗員全員が 亡くなっているので、実際の家族との通話内容と管制官での傍受記録を つなぎ合わせて作られたと思われます。 8年経って改めてこんなことが同じ人間の手によってなされてしまった事実が 胸に迫って来て涙が止まりませんでした。 テロリスト達はアラーの神に「任務」の成功を祈る。 乗客たちの多くはそれぞれの信仰する「神」に無事を祈る。 しかし数名は「自分たちで阻止しなければ」と立ち上がる。 同じ地球という星の下に生まれた者同士がなぜこんな事になってしまったのか。 神様って何?宗教って何? 最後の最後まで家族の元に帰ろうと、知らない者同士が一致団結して コックピットを奪い返そうとする場面。 これをこのテロリスト達が見ても何も心に響くものは無いのか、 同じ心を持つ人間としてぜひ知りたいものだと心から思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-21 17:11:31)(良:3票) |
2. ターミネーター4
《ネタバレ》 前作に非常に落胆していた一人としては本当に楽しめる作品でした。迫力も圧巻! 何しろ1と2に思い入れがある身としては随所にちりばめられたちょっとした 繋がりの小ネタが嬉しくて嬉しくて。まずスカイネットの暗殺リストの2位が ジョンだと知らされ、ジョンが1位は誰なんだ?と聞いた際の答えの 「カイル・リース」という一言は、20年以上前にマイケル・ビーン扮する カイルにすっかり乙女の恋心を抱いた私としては、ジワッと涙がにじんでしまいました。ジョンがモトターミネーターというバイク型マシンをおびき出すのに 使った曲が2のメインテーマ・・・製作者側の気持ちが伝わってきました。 しかしなんと言ってもスカイネット本部内でジョンが遭遇する“あれ”ですよね。 まさかあんな形で登場するとは知らなかったので嬉しいびっくりでした。 そして前作ではジョンのあまりのブサイクさに心底キャスティングした製作側を 恨んだものですが、若き日のカイル役の俳優がエドワード・ファーロングを 彷彿とさせる憂いを帯びた美少年(^^♪だったので大満足。 マーカスという完全な新タイプのターミネーターと抵抗軍との間には この映画の見所のひとつでもある、人間とターミネーターとの心の触れ合いが 描かれており、溶鉱炉に沈むターミネーターを泣いて悲しむ前作のような 感傷的な部分もあります。 3で離れたターミネーターファンを取り戻すのには十分過ぎるほど楽しめる作品です。 [映画館(字幕)] 9点(2009-06-28 16:40:06)(笑:1票) (良:1票) |
3. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 これは見る側に何を伝えたかったのだろうか。暴力の悲惨さ?紛争地域の危険さ? いくらランボーでも人簡単に殺しすぎ。しかもその描写が無駄にグロい。 ファーストブラッドの頃のランボーとはまったく違う作品です。保存しとくのも嫌でHDDから即削除しました。機関銃や大砲で大量虐殺しまくりのカレン族に弓矢で戦い出したランボーを見た瞬間だけ「きゃ♪」と思いましたがそれだけです。 しかし生身の人間を使っての「地雷レース」(田んぼに地雷をいくつか投げいれ 捕虜を数人を走らせ誰が吹っ飛ぶかで賭けを楽しむシーン)には、反吐が出そうでした。地雷で吹っ飛ばなくても最後には銃殺だし。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-07-24 23:42:48)(良:1票) |
4. 恋におちて
《ネタバレ》 私はメリルとデニーロ二人とも大好きなので何度も見てしまうほど好きですが、これは見る側の立場によって大きく好き嫌いがわかれるのではないでしょうか?例えば夫に浮気をされている奥さんがみたら都合の良い展開に腹がたつかもしれないし、夫に不満があって素敵な恋がしたいと思っている主婦の方には自分とメリルを重ねてうっとりするかもしれないし・・・。私は単純に主人公二人の視点で見たので結局別れることになってしまう展開には悲しみを覚えましたが。映像はきれいでとても素敵で、特にメリルを美しく見せているなと思いました。私の1番好きなシーンはラストのラストです。混んだ電車の中で一生懸命お互いが近寄って行き、やっとそばに寄れてつっとあげた最後のメリルの顔がすごく好きです。 8点(2004-12-05 18:16:10)(良:1票) |
5. あなたのために
《ネタバレ》 みなさんも書いていますがとにかくナタリーがかわいいしアシュレイはきれい!この二つに支えられている作品ですが、見た後になんだか気持ちがスカっとしてしまう映画です。ありえない設定ではありますが現実味のある映画なんてそれこそおもしろくないですよね。どんどん妊娠しちゃうアシュレイもなんだかあっけらかんとしてるし、臨月の大きなお腹で男に捨てられスーパーマーケットで出産してしまい、拾って面倒みてくれた人の遺産まで手に入れちゃうナタリーののし上がりぶりにもスカっとさせられるんでしょうね。チョイ役ですがエージェント役のジョーン・キューザックもいい味出してます。ただ一つ、結局ナタリーを捨てた男はなんだったんでしょうね。両足まで失う設定には無理な展開が・・・。 7点(2004-04-25 23:46:50)(良:1票) |
6. ロッキー
《ネタバレ》 初めて見てからかれこれ20年は超えているというのに いまだに見るたび感動してしまう。 ロッキーとエイドリアンの純愛をベースにロッキーの大出世を描く スポ魂ものだがこれがなんと素晴らしいんでしょう。 25周年を記念して発売されたロッキーのDVDボックスを先日買った。 初作であるロッキーは特別編と称してスタローンのロングインタビューや 関係各者のインタビュー、当時のテレビスポットなどおまけがいっぱいだ。 なかでもすごいのが関係者の音声解説付きなところ。 なんだろうこれ?と思い解説付きにして本編を再生してみると ずーっとほぼ全ての場面での解説を監督やカメラマンや、出演俳優らが しゃべっているのであります。 もちろん本編はどこもカットされることなく再生中、ずっと解説付き。 これがかなり面白かった。初めて明かされるエピソード満載だ! 面白かったエイピソードを3つ紹介↓ ●ロッキーが感謝祭に初めてエイドリアンをデートに誘う場面。 ポーリーがエイドリアンの焼いていた七面鳥を窓から投げるシーンについて、 予算が少ないから七面鳥が1羽しかなく、投げるたびにスタッフが 毛布で受け止め次のテイクに又使う、を繰り返していたとのこと。 もげた足をポーリーが食べているのだが、1羽しかないから次のテイクでも 食べなければならず、食べるフリをしていたそう。 ●最後のシーンで「エイドリアーーーン」と叫ぶロッキーに駆け寄る エイドリアンの帽子が脱げる場面。これは釣り糸で引っ張ったそうだ。 そして彼の元に駆け寄った彼女を見て最初に発するロッキーの 言葉を「Where's your hat?(帽子はどうした?)」にしたかったとのこと。 自分の怪我や試合の結果よりも何よりも彼女の帽子を心配する一言にしたかったと。 ●試合前に着るガウンが大きくてブカブカなのは実際発注していたのよりも 大きいサイズで撮影の前日に届き、直す予算が無かったから。 仕方なくそれも話の中にジョークで取り入れてアクセントにしてしまったとのこと。 ・・・この解説を全部聞きながら見るロッキーは私にまた新たな感動をくれました。 絶対に死ぬときの冥土の土産に持って行きたい映画です。 10点(2004-07-18 15:47:10)(良:1票) |
7. ノッティングヒルの恋人
いやーおもしろかった!やっぱり映画はこうでなきゃ!ありえない設定で見る側に夢みさせてくれるという個人的に好きなお話でした。うまい人ばかりなのもいいですね。ヒューの同居人の怪しさが一番見所だったかも(^^) 8点(2004-05-05 14:43:06)(良:1票) |
8. ミスト
《ネタバレ》 見終わった時の胸糞の悪さはさすがS.キング原作。 正体も出どころもわからない謎の怪物も確かに怖いが この映画の核心は恐怖に支配されてしまった後の人間の心です。 一人の極神論者の中年女性の言葉に最初は誰しもが耳を貸さず 狂人扱いだったのが、徐々に正体を見せてくる怪物達の襲撃、 目の前で死んでいくご近所さん達を目の当たりにするうちに ひとり、またひとりと神にすがり、狂人扱いの女性が 教祖様へと変わっていくこの描写が恐ろしい…。 軍の政府関係者を血祭りにあげ、「生贄に」と外へ放り出すシーンは あながち映画だけのお話じゃ無いんだろうと思わず身震いすら覚えます。 ラストで主人公のとってしまう行動はこういったさまざまな人間の弱さを 目の当たりにしているからこその究極の選択ですね。 わが子を手にかけなければならないまでに追い詰められた人間の心理なんて 同じ状況に立たされなきゃ絶対にわかりません。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-04 11:16:52)(良:1票) |
9. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 みなさん書かれているようになんともまぁ後味が悪いというか ラストさえああじゃなければ。。。と思ってしまいました。 私としてはショーンがジミーに「デイブと最後に会ったのは?」と 聞いてジミーが「25年前ここから車で連れて行かれた時・・・」みたいに 答えて、車で連れ去られるデイブをショーンと並んで見ているシーンで 終わって、エンドロールへ突入してほしかった。 最後のパレードのシーンにはなんの意味があるのだろうか。 物語はイマイチですが、3人の俳優の表現力は 本当に素晴らしいですね。 私個人の中ではティムに軍配をあげたいです。 ペンは元マフィア(?)がハマりすぎてて逆にわざとらしかったかな。 ベーコンは3人の中じゃちょっと影が薄く感じましたが 「普通っぽく見せる演技」がうまいんだなと思います。 追伸:クリント・イーストウッドが監督だと エンドロールで知り、作品で真犯人がわかった時より 驚きました。 全然しらんかった・・・ 5点(2004-11-10 00:40:56)(良:1票) |
10. 2番目に幸せなこと
《ネタバレ》 みなさんも書かれているように後半と前半の内容が展開の重さに差がありすぎてなんともいえない気分に見終わったあとなりますね。テンポも良くマドンナもはまり役で前半はとても楽しい映画です。後半はアメリカでの離婚訴訟は実際こんな風に泥沼化することが多いんだろうなと想像できるような内容。ただ父親の権利を主張する側がゲイというテーマがついてくるのだが。息子役の子供がかわいくてほんとにいい子で。こんなかわいい息子(血のつながりはなかったけれど)と引き裂かれるのだったらどんな汚い手(マドンナの昔の同棲相手=息子の実の父親を法廷に引っ張り出してくる)を使ってまでも・・・・という気持ちはわかる気がした。 6点(2004-07-18 17:23:27)(良:1票) |
11. 恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~
《ネタバレ》 たいして面白くないラブコメですがお手軽に見るなら良いでしょう。 サラジェシカはマドンナに似ているなとこの作品で思いました。 主役の二人よりも目立たず地味に演技していたミザリー…じゃなく キャシー・ベイツがラストで「お母さん」から「女性」に戻るシーンが とてつもなくかわいくて良かったです。 しかし結構ビッグネーム使ってる割にほんとに薄っぺらいストーリですねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-27 22:26:41)(良:1票) |