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1.  シベリア超特急 《ネタバレ》 
ついに見た。これでようやく私も一人前だ。いやはや、前評判にたがわぬ出来だった。まず冒頭、駅のシーン。著しく制限されたカメラアングルから、セットの狭さが伺える。車掌が切符を切りながら登場人物を紹介するという、反則気味な演出の後、列車は動き出した。その後、連続殺人発生となるのだが、もう、この部分のトリックを理解することは完全放棄。だって、誰がどの部屋か丸暗記してないと絶対理解できないよ、コレ。途中、「犯人が捨てた衣服から毒殺に使った薬品の反応が出れば、それが証拠になる」というわけで、衣服を探すのだが、当然のことながら犯人はすでに服を窓から投げ捨てていた。にも関わらず「この列車は風が強い。ひょっとしたらどこかに引っかかっているかも知れん(セリフうろ覚え)」という山下の発言に、佐伯が窓を開ける。おいおい、これでまさか本当に引っかかってないだろうな。引っかかってたらギャグだぜ…?「ありました!」ワオ!…しかしこれもご愛敬。どう見ても走っているように見えない屋根上での格闘もご愛敬。他の俳優陣の熱演と見事なコントラストを描く、晴郎くんの演技もご愛敬。ここまでで相当笑い疲れているのに、終盤の「アイガッタプルーフ!」で止めを刺された。さらに恐るべきは、この後の2重どんでん返しと、「シベリア超特急」なる、晴郎くん作詞のイメージソング。私は完膚無きほどにまで叩きのめされた。さすがシベ超…、燃えたぜ。燃え尽きたよ。脚本に疑問を感じながらも、見事に仕事をやり遂げたそれぞれの俳優とスタッフに乾杯。(以下真面目レビュー)確かにクソ映画かも知れない。しかし、水野氏の熱意と映画を愛する気持ちだけは、物凄い伝わってきた。だから不思議と「金返せ」とは思わない。本作の破綻したプロットと、チープな演出・編集は、通常の尺度で点数を付ければやはり0点だろうが、でも、私はこの映画が好きになった。自分の好きなことを仕事にしていて、なおかつそれに100%の力を注げるなんて、なんて素敵なことだろう。少なくとも私は、彼を非常に羨ましく思う。「クソ映画」と言われつつも、これだけ多くの人が本作を鑑賞し、レビューを書いていることから考えても、本作は、いわゆる「愛すべき、憎み切れないイモ映画」なのだ。
0点(2004-04-05 11:18:07)(笑:1票) (良:4票)
2.  GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 
確かに、本作に登場した生物は「ゴジラ」ではないと思う。ストーリーを見ても、「登場人物は薄っぺら」「終盤はジュラシックパークの二番煎じ」「最後はミサイルでやっつけてバンザーイ!」だけの空っぽな作りだと思う。ただ!ただ!あれだけの大きさの生物が街に現れた時の重量感・巨大感には目を見張ったし、ゴジラとカメラとの間にはちゃんと距離感(空気感)があった。その他の特撮部分も、最近の日本製ゴジラは遠く及ばない。本作にあたり、東宝は背ビレや啼き声に注文を付けたというが、そんな暇があったら、このアメリカ版ゴジラを他山の石にして日本のゴジラを磨いて欲しかった。アメリカがヘンテコなゴジラを作ろうと大いに結構。それならそれで、アメリカゴジラの良い所を逆輸入して、日本人が納得するストーリーに載せ、我々に「あー、やっぱ本家は違うな」と思わせてくれるような、新しいゴジラを見せて欲しかった。よく「ハリウッドと日本では制作費が桁違いだ」というのが両者の格差の引合いに出されるが、これは予算云々の問題ではないと思う。ガメラ3は東宝ゴジラの半分の予算であれだけのSFXやってるんだから、要は熱意とセンスとアイデアじゃないでしょうか。東宝には、経歴の上にあぐらかいてないで、そういうひたむきさを見せて欲しい。素人が偉そうなこと言って、しかも後半は本作に直接関係なくてすみません…。でも率直な気持ちです…。
3点(2004-03-30 16:42:48)(良:4票)
3.  北京原人 Who are you?
すごすぎる。現場ではおそらく「なんかおかしなことになって来てるよー!」という雰囲気はあったが、誰も軌道修正出来なかったのだろう。すべての出演者が不憫でたまらない…。これほどまでに見ているこっちが恥ずかしくなってしまう映画は貴重。先日、TS●TAYAでビデオオール100円デーがあり、再見しようかと手にとったところで恐くなって棚に戻した。あたかも感動大作かのようなパッケージデザインを見て、思い切り血圧が下がった。
0点(2004-01-06 17:40:46)(笑:3票)
4.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
ゴジラ黄金期の作品。この頃の作りはやっぱとにかくイイ!モスラはこの作品が、最も生物的に綺麗に撮れていると思う。毒鱗粉を撒き散らしつつゴジラの頭上に迫るシーンが(動きは少々ギコチないが)非常に印象に残る。で、ゴジラ映画ではお馴染みの電流作戦が本作にも登場するのだが、「電圧をあげろ!」「これ以上上がりません!」「上げるんだ!」「ウィーン…バリバリドカーン!」ていう、ありきたりな失敗の構図が笑える。あと、卵から生まれた双子の幼虫モスラが、すごいテカってて、当時、子ども心に「あ、パンみたいだ」と思った。まさにチョココロネそのもので、非常においしそうだった。全体的にファミリー向けの作りだが、山の稜線からヌッと顔を出すゴジラや、流れついたモスラの卵に地元の漁船が近寄っていくシーンなど、非常によくできたシーンもあった。また、ゴジラにネットをかぶせるヘリコプターなど、相変わらずミニチュアは凄い。成虫モスラに対して卵のサイズが大き過ぎるんじゃないか?どうやって産んだんだ?なんて野暮なことは言いっこなし。
8点(2003-11-21 12:30:23)(笑:3票)
5.  ガメラ2 レギオン襲来 《ネタバレ》 
前作に引続き、素晴らしいクオリティだと思います。シミュレーションとしての描写が見事で、官房長官が「自衛権発動の三要件」を説明するシーンなど、他の怪獣ものでは見たことがありません。レギオンの生態をいとも簡単に主人公陣が解明してしまう所など、難解な表現に煙をまかれて強引に引っ張られている感じがする箇所もありますが、怪獣映画に興味のない大人でも十分に観賞に耐える作品に仕上がっていると思います。いままでのこの系の作品だと、ボカボカ爆発する戦車を見ても、中に乗っている人にまで思いを馳せることはあまりなかった(そこまで考えさせない演出だった)ですが、本作では出動する自衛官のエピソードもあり、ぐっと我々に近い目線から物語を見ることができます。しかし、これほどまで人間側が活躍する怪獣映画って、いままで見たことないですよねぇ。個人的に、ゴジラがつまらなくなった原因は、ゴジラが強過ぎること(だから訳のわからない武器や新兵器をぼんぼん投入するほかなくなり、現実との乖離が進んだ)だと思うので、ガメラシリーズの「ほどほど強いガメラと、ほどほど強い怪獣」という位置付けは、リアリティがあって非常に良いと思います。いろんな要素てんこ盛りの非常に良くできた娯楽作品だと思います。
10点(2003-11-21 16:08:36)(良:2票)
6.  ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 《ネタバレ》 
のっけから、いきなり首都が大阪でパニクり、最後までストーリーから置いてけぼりでした。渋谷水没のアイデアと、その画を見せた心意気は買いたいと思いますが、ガメラ3公開の翌年ということもあり、「また渋谷?」という印象は拭えませんでした。ゴジラ登場シーンの構図が乱暴で、「神の目視点」乱発のため、巨大感などを感じることができなかった上、「最近流行ってるからお台場行っちゃえ」みたいな思惑が感じられて冷めました。あと、最近のゴジラに登場するマシンは、特にデザインが悪いと思うのは僕だけでしょうか…?現実離れはますます加速しており、このままでは5色のコスチュームを着た人達が登場するのも、そう遠くないと思う。 (追記)Banの宣伝で渋谷の街を飛び回る巨大ゴマキの方が、本作のゴジラより合成もうまく、よっぽど巨大感があると思った。怪獣映画が制汗剤のCMに負けてどうする。
2点(2003-11-17 15:12:05)(笑:1票) (良:1票)
7.  パニック・フライト 《ネタバレ》 
掘り出し物だった。B級はB級でも物凄く上手く料理されたB級という感じ。贅沢な食材をふんだんに使ったフランス料理フルコースは当然美味しいけど、一手間かけたアジフライもこんなに美味しいんだ!という感動に近い。なにより贅肉の無いテンポと登場人物のキャラが良い。前半の抑圧された状態から、一気にはじける後半の逆転劇が小気味よく、この種のサスペンスにおける定石をコンパクトにまとめた良作だと思う。観客としては、後半、主人公が逆転するのは分かりきっているので、「どんな方法で反撃に出るのか…」というのが焦点になるが、本作の畳み掛ける逆転劇にスカッとした。「あの実家前の殺し屋、プロにしては要領が悪いな」等など、突っ込みどころは結構あるが、サクッと観られる快作。
[DVD(吹替)] 8点(2007-01-17 16:43:16)(良:2票)
8.  ショウタイム
ザ・チャンバラさんの仰るとおり、DVDの吹替えが下条アトム氏だったことにまず拍手。敵が史上稀に見るアホ(しかもショボイ)だったり、とんちんかんで脈絡の無い展開の連続だったりと、通常の尺度で点数を付けたらトホホ…な出来だが、本作は製作者側も配給も「ほぼコメディです」と正直に商売しているので好感が持てる。だからこちらとしても「デニーロとマーフィらの豪華共演を見るためのお祭り映画」と割り切って見ることができた。もし、「アクション超大作!」または「アクション7:コメディ3」みたいな宣伝があった上で本作を見ていたら、ブチ切れていただろう。「バッドボーイズ」みたいに。
5点(2004-11-23 13:16:15)(良:2票)
9.  スプラッシュ
再見して本作の魅力を再発見した。なにより、あの学者が素晴らしい。おいしいところを全部持っていってる。かなり笑わせて頂きました。なにわ君さん、かーすけさんの仰る通り、吹替えがまたコレいい味を出していてさらに笑った。古いベタベタの学者タイプなキャラクターが最高だった。以前は「洋画絶対字幕派」でしたが、本作のように声優さんがうまい映画を知ってからは、半々派になりました。
7点(2004-04-01 21:19:48)(笑:1票) (良:1票)
10.  ゴジラVSメカゴジラ
思うに、東宝はゴジラを強くしすぎたんだと思う。だから現存の実在兵器では対抗できなくなり、過去にはスーパーXやメーサー戦車、そして本作ではメカゴジラやGフォースといった架空の兵器・部隊を登場させてきた。しかし、この過程で「ゴジラが強い→ならばそれを超える兵器or対戦怪獣を→それに負けないゴジラを→…」という無限スパイラルに陥り、ゴジラ作品と現実の間には深い溝ができてしまった。自分のように、幼い頃、映画館を出た後で町並みを眺め、「この景色のあそこにゴジラが出てきたら…」などと考えて心躍らせた者にとっては、この現実との溝が残念で堪らない。我々がごく普通に体験している「日常」に現れてこそ、ゴジラは恐怖の対象になるのであって、近年のゴジラのように、現実もどきのパラレルワールドにゴジラが現れても感情移入できない。近年のゴジラは架空描写の見本市状態であり、「いま、この現実社会にゴジラが現れたら…」というリアル志向のゴジラを見たい人間にとっては、辛い時代になったと思う。ただ、これは何もゴジラ映画とそれを見る方達を批判しているわけではなく、私個人の求めるゴジラが現在東宝が作るゴジラとは離れているというだけのことだ。もう本当に怖いゴジラは見られないのだろうか。
1点(2004-05-04 15:07:14)(良:2票)
11.  続・猿の惑星 《ネタバレ》 
前作に輪を掛けてストーリーが暗い。後半、幻覚を見せたりテレパシーを使ったりする未来人が出てくるという、これまでの流れからするとちょっとぶっ飛んだ作りになっているので、付いていくのに必死だった。未来人の皮膚が実は作りもので、教会でそれを脱ぐところは「やはりそうきたか!」とのけぞったが、彼等の社会構造とか教会での祈りとか、妙に宗教的で抵抗があった。コバルト爆弾を崇め奉っているところなどは、最近ではよくある展開だが、やはり「?」だった。本作の主人公やチャールトン・ヘストンとかも、最後割とあっけなく死んでしまうし、ちょっと物足りない感はある。展開もスローモーなので、最近の映画に慣れた人だと辛いかもしれない。ただ、不思議な余韻のあるラストは結構いい。余談だが、昔こち亀で、上野の幻の地下駅「博物館動物園駅」(でしたっけ?)を扱った回があった。両さんが、その駅のあまりのボロさに、「続・猿の惑星のロケをここでしたかと思ったぞ」言っていたのを思い出して、笑ってしまった。
5点(2004-06-03 11:21:40)(笑:2票)
12.  モスラ(1961) 《ネタバレ》 
まさに東宝特撮の金字塔だと思う。やはり、この時代の東宝特撮ものは、作品世界がちゃんと構築できている。引き込まれるのもそれ故だろう。ザ・ピーナッツ演じる小美人はじめ、出てくるキャラクターはどれも存在感抜群だし、モスラが徐々に都心に迫ってくる緊張感も良い。後半の都心での攻防~東京タワー蹂躙に至っては(いまさら言うまでもないが)とにかく圧巻!各シーン、ミニチュアとは分かっていても見る者を引き付ける、もの凄い力を持っている。やはり、この手の作品が好きな人間は、幼少期「この風景のあそこに怪獣がいたら凄いな!」という思いを一度は抱くと思う。この映画はまさにそういう画を見せてくれる。とにかく全編に渡ってエンターテイメント性は抜群で、未だにそれは色褪せていないと思う。 当時の東京も楽しめて(109が無い!東急東横店古!…などなど)二度おいしい。先日、デパートでモスラ幼虫の人形を売っていて、本作のファンとしては勢いで思わず買いそうになったが、彼女の「気持ち悪い」の一言で挫折した。確かに、夜中に目がさめた時にクネクネ動いてたりしたら、一生立ち直れないだろう。
9点(2003-11-17 15:50:32)(笑:1票) (良:1票)
13.  暗殺者
バンデラスが妙に軽いテンションだった印象がある。2大スター競演の本作だが、印象はかなり薄い。中学校の頃のある友人は、ずっと「シルベスタ・スタローン」を「シルベスタローン」と間違えて呼んでいた。今度結婚するらしいが、息子に彼の正確な名前を教えられるのか、かなり心配だ。
5点(2004-04-02 01:40:44)(笑:1票)
14.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 
わがままで勝手極まり無い、ブルース・ウィリスの採掘チームに全く感情移入出来ず、「絶対こいつらに地球を任せたくない」と終始思っていたので、どんなピンチが襲ってきても全然動じなかった。途中からブシェーミのキレ具合にイライラしたし、起きる危機が多過ぎてウンザリしてしまった。彼らを取りまとめなくてはならないNASAの職員に同情しまくりだった。思わず、ソーントンと言い争いしたNASA高官の方の主張を応援してしまった。ただ、そこここにうならせるシーンがあったのも事実。絵的センスは高い映画だと思う。
2点(2004-01-06 17:17:08)(良:1票)
15.  きけ、わだつみの声 《ネタバレ》 
戦争の痛ましさ、悲惨さはよく伝わった。日本軍兵士が現地の人を殺す場面や、連れて逃げられない負傷者に医師が手榴弾を渡すシーンなどは、画面から顔を背けたくなった。当たり前のことだが、戦争はしたくないと心から思った。見る側にそう思わせたという点において、この映画は反戦映画としての成果を上げていると思うし、評価できる。それに対し、本作を映画として見た場合、ストーリーがよく分からない。そもそも緒方直人は現代人なのか戦時中の人物なのか良く分からないし、最後、みんなでラグビーされても、こちらには物語が整理できない。ラストは各人の物語を強引に一本にまとめたように思われた。
5点(2004-04-05 18:55:32)(良:1票)
16.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 
いまや古典SFというジャンルにカテゴライズされるだろう本作だが、いま見ても十分面白い。科学的なことは抜きにして、「人体の中に入っていく」というその発想を、説得力のある映像として見せてくれた点は称賛に値する。次々と襲ってくる危機も、多少陳腐ではあるが、まあ、程良い程度に納まっている。初見は小学校中学年くらいだったと思うが、カーラにまとわりついた白血球を皆ではがすシーンがちょっと刺激的だった。あと、ラスト、悪者が白血球に呑み込まれていくシーンが超恐かった。いま見たらなんてことないけどね。「ミクロの決死圏」という邦題のセンスは文句なし10点!
8点(2004-03-25 18:05:36)(良:1票)
17.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 
低予算でもアイデア次第で面白い映画を作れる好例だと思う。テンポもよく、最後まで一気に見ることが出来た。最後のどんでん返しも、最初は「何だよーその終わり方!」と思ったが、よくよく噛みしめてみると、あれはあれで味があってアリだなと思った。真犯人も豪華だったし!まさに「事件はリアルタイムで起きている」って感じだった。ただ、犯人の犯行方法や展開は論理的なようでいて、落ち着いてよく考えるとちょっとおかしい。変なこと言ったら撃つとか言ってるが、もし本当にそこで撃って殺しちゃったらコリン以外に真犯人がいること分かっちゃうし、電話ボックスの上に用意してあったあの銃だって、もし本当にコリンがあの男を撃ったのなら、周囲に薬莢が落ちているはずだ(それに硝煙反応は?)。911に電話したのはバレたのに、奥さんに電話した時はバレなかったのはなぜ?ところで、自分は吹替版で見たのだが、大塚明夫氏はやっぱり巧い。やっぱ吹替というのは名人芸だと思う。よく超大作が「地上波初登場!」とかなったときに、人気若手俳優が吹替えに安易に起用されたりしますが、ああいうのはあまり好きではないです。やっぱ本職の声優に比べると聞き劣りしますので…。「いい俳優=いい声優」だとは限らないですしね。後半、蛇足でした。失礼。
7点(2004-07-03 18:12:47)(良:1票)
18.  ドラゴンヘッド
初めて映画化の話を聞いた時から、「おいおい、今の日本であれだけの原作を実写化して2時間に収められるのか!?」と不安に思ったが、悪い方に的中してしまった。DVDの日本語字幕機能がこれほどありがたく感じられた映画は初めてだ。効果音はデカいのに、セリフは何言ってるか全く分からなかった。確かに映像表現は頑張っていると思うが、この脚本はなんとも…。現場で「なんかこれ、マズいっすよねぇ」「あ、君もやっぱそう思う?確かにマズいよねぇ…」という不安は起こらなかったのだろうか。何を訴えたいのか、何を見せたいのか、どちらも中途半端。トップダウンでなく、ボトムアップで作ってしまい、出来上がったものはガタガタ…といった感がある。編集もテンポがすこぶる悪く、特に冒頭のトンネル内のくだりはイライラしっぱなしだった。本作の一番の功労者はCGスタッフではないか。
2点(2004-11-22 11:00:31)(良:1票)
19.  エイリアン3 《ネタバレ》 
2のアクション色が薄れて、その分またホラー色、サスペンス色が濃くなりましたね。フィンチャー持ち味である、暗い雰囲気もさすがでした。自分の中にエイリアンがいると知ったリプリーの絶望感は、想像するに余りあります。それがどういう事態を招くか誰よりも知っているのですから…。最後、1作目の録音テープが流れるところの余韻は素晴らしかった。
6点(2004-04-01 20:06:16)(良:1票)
20.  追跡者(1998) 《ネタバレ》 
普通に楽しめた。ウェズリースナイプスが冤罪の犯人と、なかなか豪華。最後に真犯人が捕まって終わるんだろうなと、左脳は分かっているんだけれども、右脳は素直にハラハラドキドキしてしまった。スタントがなかなか見事。ジェラードもの(いつからそんなジャンル出来たんだ)の見所は、本当に長年つき合いがあるかのような、あの捜査チームの雰囲気だと思う。ピッタリ息があった彼等は、見ていて心地よい。 惜しむらくは、悪役にあまり魅力がなかったこと。引き付けるところがない悪役では主役が映えない。
7点(2004-04-12 17:58:41)(良:1票)

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