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コメント数 78
性別 女性
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♪一番好きな恋愛映画♪- You've Got M@il -
"もし君と僕が商売敵じゃなかったら・・・
普通に出会っていたら・・・
きっと電話番号を聞いたよ。"


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1.  ローマの休日 《ネタバレ》 
恥ずかしながら、私この映画を昨日初めて観ました。正直、観るまではこの映画は「オードリーの可愛らしさ」でもっている映画だと思っていました。本当にごめんなさい。 なんて美しくも切ない恋物語なんでしょう!一国の王女と、一人の新聞記者。たった一日という短い間に一生分もの愛を燃え上がらせた、決して結ばれることはない二人の男女。厳しい規律の中にとじこめられた王女が、ジョーに出会うことで大空に羽ばたくような自由を知ります。アンがとてもかわいらしい!オードリーのおてんばさ、愛らしさ、美貌に体の芯まで魅了されてしまいました。また、グレゴリー・ペックの渋さにもすっかりやられてしまった私です。彼は渋いだけじゃなく人間的な弱さも上手く見せてくれました。二人が見つめ合うシーンが何度かありましたが、最初の方はとても楽しそうに微笑む両者が、日が沈むころになると悲しげな笑みに変わってきます。この「見つめ合う」というシーンがこれほど重要に感じたのはこの映画が初めてです。一緒に遊んで楽しむ二人が徐々にお互いを意識し、愛しあい、それと同時に自分たちの生きる場所を今更ながらに知らされる。こんな苦しい愛情ってあるでしょうか。王女としての風格と厳格さを表したラストの記者会見のシーンのアンは実に美しいです。その姿を見つめるジョーの表情は二人の住む世界の相違を痛感させられますが、不思議と嫌な気分にはならないんです。むしろ感動してしまいます、二人の愛の大きさに。 そして最後の「見つめ合う」シーン。優しく微笑みあう二人の瞳には涙が浮かんでいます。今すぐ走りよって、抱きしめたい。そんな二人の気持ちが強く伝わってきました。 アンを見送ったジョーがポケットに手を入れ、ゆっくりと歩みだします。広い屋敷にこだまするジョーの静かな足音が、これまでの二人の思い出を語るかのように、美しい調べとなるフィナーレでした。ほんとラブストーリーの王道ね。  
10点(2004-10-30 12:35:07)(良:3票)
2.  スタンド・バイ・ミー
淡々とした毎日の中の一つの大きな刺激と衝撃。なんてことない夏休みに彼らは死体探しという冒険に出かけ、お互いその道中で何を思ったのだろう。そうそう、この4人がむちゃくちゃ強い友情に縛られてるように見えないのがまた良いんだな。彼ら「全員」がこの二日間の出来事を一生の思い出として抱き続けたようにも見えないし。「特別でもない」、だからこそ、このゴーディが見た少年時代に我々が共鳴してしまうのでは。そこがよくある少年少女青春映画と違うところ。そしてこの真夏のむし暑そうな雰囲気が、彼らの心情と重なりあってよけいに画面に魅入ってしまう。 青春時代と限らなくても、ゴーディみたいになんてことない日常の中に一生モノの思い出を作りたい。それが幸せなものでも切ないものでも、大人になってふとしたことで振り返れるような自分だけの秘密を持てたらいいなあ。
10点(2004-06-27 19:40:48)(良:2票)
3.  スリーピー・ホロウ
とにかく好き。ジョニーデップの作品では一番好き。衣装も街の風景も、美術もなにもかも素晴らしい。何と言ってもイカボッドのキャラクターがピカイチ!ジョニー談では「(ああゆうキャラで)おろされる覚悟で演じた」ってあったけど監督はあの、ティム・バーチョンだもの。気に入らないわけがない。 クリスティナ・リッチもとても可愛かった。色が白い&眉毛ないのがミステリーな舞台とよくマッチしてた。「ホラーとしては怖くない」と不評を聞くけど、「ファンタジー映画」だと思ってたので違和感はなし。
10点(2004-02-29 10:23:40)(良:1票)
4.  ユー・ガット・メール
ふんわり、しっとり、さわやかって感じの映画でした。女性監督だからかな?トムもほのぼのラヴストーリーは似合うんじゃないかな?出て欲しい。文句なしに10点満点!また見たい。
10点(2003-03-14 18:26:28)(良:1票)
5.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
離れ離れなんて嫌だ。1と2のドクとマーティの切っても切れない強い友情を愛してきた私にとって、クララは苦痛でしかなかった。しつこい!(ブスだし。←ごめん)機関車に乗り込むなよー!汽笛鳴らすなぁーーー!!! (´дヽ)*゜.゜
[映画館(字幕)] 5点(2004-08-13 09:48:47)(笑:1票)
6.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 
なぜこんなに平均点が高いのか分からない。最後がハッピーエンドなら起承転までは不公平な話でいいっての? 「ヒーロー」を異常なまでに祭り上げる世間って一体?利己的なマスコミって一体?この映画あまりにもオーバーに作りすぎてる感があっていやだなあ。 息子にだけ正体を明かした隠れたヒーロー、バーニーの行く末だけは見守っていこうと思います。 ダスティン・ホフマンとアンディ・ガルシアの演技力は素晴らしいです。バーニーの最後のセリフ「You are welcome.」に少し救われました。両者異なった「臆病さ」を表していて見事でした。
2点(2004-12-30 12:08:58)(良:1票)
7.  リリア 4-ever 《ネタバレ》 
ここまで救いようのないことってあるんでしょうか?わずかな希望さえも簡単に打ち砕かれてしまう。彼女には、私達が思う「普通の暮らし」さえ手に入らない。親友の裏切りによって、友人達から売春婦と罵られ、けれども確実に売春に身を落としていくリリアはとても見ていられませんでした。親友ヴォロージャだけが、リリアの存在の証だったんじゃないかなあ。リリアを慕い、常に彼女を守ろうと彼なりに頑張る姿に胸を打たれました。ヴォロージャも、これ以上ボロボロになっていくリリアを見ていられなかったんじゃないかな。リリアが出て行った後、ヴォロージャは自ら命を絶ったけど、「リリアはもう手の届かないところに行ってしまった。僕がここにいる意味はもうない」と彼は思ったのではないでしょうか。勝手ながら私はこう思っています。 人身売買としてスウェーデンに送られてしまったリリアの状況は、かなり残酷で悲惨です。でもこれは実際に起こっていることなんです。今でも何千という少女達が犠牲になっています。 欲望のはけ口にされ、毎日のように男達の相手をさせられるリリアは、映画が進むにつれ人形のようになっていきます。感情もなくなり、言葉も発しなくなるほど、精神的にも肉体的にも壊れていくリリアを見て、私は泣きました。「なぜこんなことが起こってしまうのか」と強い憤りを感じました。 ヴォロージャは、自殺しようとするリリアに「死んではだめだ。死ねば奴らの勝ちだ」とこう説得します。自分は死を選んだけど、彼女にはまだ生きる道が残されている。そう信じていたのではないでしょうか。もう一つ、彼女を自分と同じ運命にはさせたくなかったんだ思います。 ラスト、天使になった二人が笑顔でバスケットをする姿はもう、もう!! なぜ、ささやかな幸せさえ手に入れることを許されないのだろう。なぜ、死ぬことでしか真の安らぎを得られないのだろう。 激しい怒りと悲しみでいっぱいになります。 クレジット終了後の監督のメッセージには『この映画を、現在性産業に搾取されている世界数百万の子どもたちに捧ぐ…』とあります。一刻も早く、こんな社会がなくなれば...。そう願わずにはいられません。
9点(2005-03-11 13:34:30)(良:1票)
8.  魅せられて(1996)
・・・魅せられなかった。
5点(2004-08-15 17:32:43)(良:1票)
9.  ストレンジ・ワールド
好きな順から「置き去られた空間」→「空の誘惑」→「未来の始まり」→「少年と自転車」。オムニバス映画=短編映画を集めたものですから、好きな人は好き・嫌いな人は嫌いってはっきり分かれる種類だと思います。短編映画って独特の世界観やビジュアルがあるじゃないですか。それを「かっこいい、斬新、深い」ととるか、「分らない、入り込めない」ととるかのどっちかなので評価がかなり変わると思います。私は前者なので全体的にうっとりしながら観れました。あ、でも「少年と自転車」は違ったかなあ。「モノクロが苦手+ほぼ主人公の呟き(苦手)」なので・・。  オムニバス映画って「中身がある」のと「中身があるのか?」ていうのがありません?「不思議な世界観や異常な心情を描いときゃそれなりにかっこよく見えるだろ」っていう監督の意図見え見えなのが後者(オムニバスってほとんどこっちだったりするんですが・・・)。ちょっとそれが入ってるのが「空の誘惑」だったりします。でも良かったです。最後のジュード・ロウの開放感溢れた笑顔。それで本当に良いのか?ていう余韻が残るのもまた♪「空の誘惑」という邦題も上手いです。 「置き去られた空間」は1位。一番心に残ります。これは確実に「中身がある」映画です。20分弱で一人の男の心情・状況・心の変化を完璧に描ききるなんてお見事。それに尽きます。そして出てくる人間のあらゆる感情が交錯している。ロバートカーライルの演技もこれまた上手い!台詞がほとんどなく、感情を出さない。そんな人物を静かに、しかし確実に表面と内面に出し切って演じている姿がとても印象に残りました。老婆との出会いや一目惚れしてしまった(ここの演技も上手い)女性との関わりなど、ありきたりでない日常が「ありえるかも」なんて思ってしまう。面白い。エンディングは・・・なんだか泣きそうになってしまった(笑)。感動します。彼を見送っている自分がいました。 この映画集、誰かのファンでない限り観ることはないんだろうけど^^;、このレビューを読んだそこのあなた。是非観てください。いろんな方に観てほしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2004-08-17 11:58:04)(良:1票)
10.  アメージング・ハイウェイ60
「典型的ロードムービー」を期待して観ました。全体的にはそうだったんですが、いまいち主人公に感情移入ができない。「典型的」悩みを抱えた少年。将来、両親、パートナー。私の好きな「弱い主人公三大要素」に近いんですがあまりにもベタすぎで、「今時こんなので立ち止まる奴なんているのかっ」なんて思ってしまう。たくさん出てくる個性豊かな人物とエピソード。もちろんロードムービーには欠かせないイベントであり、そこから監督は我々に伝えたいことを映像に表します。ですがはっきり言って分かりにくかったです。出てくる人々のほとんどが「説明口調な台詞つらつら」て感じで。特にO・W・グラント。この物語のキーパーソンとなる重要な人物ですが、あまりにも出てくる台詞が「説明口調の教訓」。もうちょっと人間ぽく(?)軽い感じ+日常会話で主人公(と観客)に助言を与えてほしいです。深すぎるのか遠まわしすぎるのか、本当に分かりにくかった!。単に私の頭が考えるのを拒否しているのか。 長く感じることが度々ありましたし、ラストの父親への反抗も大したものじゃないし...。結局父親に依存してたのでは?なんて。 自分の人生の充実度が他人に左右されてるなんて思っちゃダメだな~。
[映画館(字幕)] 5点(2004-08-18 12:39:22)(良:1票)
11.  ナインスゲート 《ネタバレ》 
ジョニーにしなくても・・・?感があったのは否めないです。でもストーリーには結構引き込まれました。悪魔のことよく知らないので(普通か)、ついていけない場面も幾つかありましたがジョニーデップ演じる、たくましくも時折弱さを見せるコルソにすっかり釘付け。謎の女がふわっと空中浮遊するシーンが幾つかありましたが、あれは正直いらないです。あれを観た時ネタバレした気分になりました。あの女は最後まで「一体何者なんだー!敵か味方か!?・・・あっこうなのかー」と大きな謎として扱ってほしかったです。あのシーンが出た時点で「あ、この女人間じゃない」まる分かりじゃないですか。 賛否両論(どっちかっていうと否の方が多いが)のラストは私はあれで満足です。あの先は本当に未知の世界で、遂に悪魔書の全貌を知ることになるコルソのみがあの扉を開き、「最後のもの、あるいは始まりか」に直面する。この先はコルソのみが体験するもので、我々には入り込めないのだーみたいな感じで監督は伝えたいのだなと私なりに解釈しています。でも、この題材に2時間半はきついだろうよ。 ちなみに、ジョニーはこの撮影で最愛のパートナー、ヴァネッサと出会ったそうです。それを思いながら観ると、評価が上がりそうです(笑)
6点(2004-05-12 19:31:08)(良:1票)
12.  ムーラン・ルージュ(2001)
周りが「期待するほどでもないよ~」と言ってたので不安があったけど、全然!私は大満足でした。ミュージカル好き・嫌いな人はハッキリ別れるのでこうゆうバラバラの評価なのかなと思ったり。私は前者です。歌で愛を告白したり、悲しい気持ちを表現したり。やっぱりすばらしいと思います。主演の二人は歌めちゃめちゃ上手いですね。驚き。公爵もいい味出てたし(後半はただの悪者だけど)、脇役の方達も良かったです。音楽も現代のPOPSがかかりまくって飽きません。内容も楽しいですし、また観たいなと思います☆ Come What Mayが頭から離れない~
10点(2004-03-06 10:44:38)(良:1票)
13.  リトル・ストライカー
レビューがこんなに少ないなんて!私ももっと早くこの映画に出会いたかった!てっきりフットボールだけの映画だと思ってたら、深い人間ドラマに心が締めつけられた。決して皆幸せじゃなく、誰にも弱さを見せられず苦しんでいる。その苦しみが少しずつ、でも確実に和らいでいく情景がなんとも心地よく切ない。映画全体にブリティッシュ・ポップがかかっていて飽きない。洋楽ファンの自分にはおいしすぎる選曲に大満足。ストーリーは少々重めなのに清清しい感じがするのは確かな選曲や使うシーンがキマっているからだろう。エリックが自分の弱さを告白し、自分がいかにフットボールを愛しているかをジミーに語る姿は感動モノ。ベタな展開やストーリーだけれどそれに弱いんだ自分~。
10点(2004-04-19 22:04:51)(良:1票)
14.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
私は最近になって知りましたが、レオンの元ネタというのは有名な話。。レオンも大好きな私にとってこの映画は・・・「レオンより最高!」です。ハッピーエンドという点が評価アップの大きな要因です。もうね、ジーナ・ローランズのグロリアがかっこよすぎ!あんな強面のお顔で尚且つ厚化粧。関西のおばちゃんのようなファッション。口も悪いし、子供嫌い。こんなはたから見れば「クソババア」そのもののグロリアがめちゃくちゃかっこいいんだな、これが。渋いんだな、これが。 あの男の子も可愛かった。生意気で、自分じゃ何もできないくせに「僕はもう子供じゃない」やら「クソババア!バカ!」など罵倒飛ばしまくり。でもそれが嫌味ではないんです(子役の演技力は乏しいですが・・・)。それは彼の性悪さが「強がり」から出てるんだなって気づくから。絶対泣かないし、弱音もはかない。でもそこは8歳。母親に甘えたい年頃。だからどんなにグロリアにどなっても、結局はドレスのすそを掴んでる(文字のとおり)。グロリアの後ろに隠れながら、歩調を合わす気などない彼女に必死についていく。でもそれがギャングに追われる「恐怖」からじゃなく、純粋な少年の「孤独」からだって伝わってくるんです。グロリアが徐々に少年と心を通わせていく姿も美しい。すごく不器用でぎこちない。わざと相手のかんに触れるような言葉を吐いたりする。でもそれってお互いのことを想いあってるからこそ許されるものだと思うのです。  ラストの墓場をかけぬけるスローモーションシーンには何度涙したことか。墓場というものは汚い言い方ですが「悲しみの溜り場」そのもの。そこを少年は「希望」への「道」としてつっぱしっていくんですよ。その先には少年の待っていたものが待っているんです。この墓場とのミスマッチさが本当に感動させてくれます。音楽も最高に良いし、そのときのグロリアの表情といったら!実に美しかったです。本当に心のそこから笑ってるって感じでした。幸せになってね二人とも。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2004-11-23 22:45:10)(良:1票)
15.  フロム・ヘル 《ネタバレ》 
ジョニーデップがセクシーで鼻血出そう。画面もストーリーも暗いまま話が進んで、どん底まで暗くなって話は終わるけど、そこまでガックリな映画ではなかったです。アバーラインの最後も、メアリを愛するが故の苦悩の決意だろうし、彼はもう自分の人生に何の望みもないのだろうなと切なくなりました。 ただ肝心の切り裂きジャックはオドロオドロしくないし、公安部とか頭の悪い私には理解できない難しいストーリーに加え、進み具合も最後まで慣れなかった。2時間ちょっとしかないのに3時間以上あるような気さえした。へザー・グラハムも娼婦にしては綺麗すぎるし、清潔感漂いすぎで全くリアリティがない。というか、この映画自体にヒロイン必要なのかな。 ん~、不満書く気ないのに結局文句タラタラになってしまった。でも個人的に好きな映画です。時間のあるときに観ればね。
[DVD(字幕)] 5点(2004-05-01 23:44:54)(良:1票)
16.  火垂るの墓(1988)
清太最後の台詞「翌朝僕はローセキのかけらのような節子の骨をドロップの缶におさめて 山を降り・・・そのまま壕へは戻らなかった。」に、観る度胸が締め付けられます。頼る家がない清太にとって、あのまま壕で暮らすことが唯一の生きる道であったように思います。それを捨てて、放浪し(←おそらく)駅で死んだ清太の気持ちを考えると、もう、もう・・・お姉ちゃん涙が止まりません!!兄妹ふたりで生きてきた清太にとっては節子がいなくなってしまった時点で、生きようとする力を失ってしまったのだろうか・・・そんなことを思い、とても切なくなります。 
[映画館(字幕)] 7点(2004-03-10 17:04:20)(良:1票)
17.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
「なぜあの時決断しなかったのか、なぜあの時前進する勇気がなかったのか・・・。」何かが変わったのかもしれないのに、自分は動かなかった。今とは違う、別の未来があったのかもしれないのにと考えることはよくあります。 エヴァンのような力があれば、私も過去に戻ってやり直しをはかったでしょう。けれどエヴァンは何度も失敗し、先の未来をより悲惨なものにしていきます。ケイリーを救おうとする度にこじれていき、エヴァン自身も苦しんでしまいます。 ケイリーが叫んだ、「ならあたしを救ってよ!!」という台詞にとてつもなく胸が痛みました。その時エヴァンが流した、一筋の涙もとても切ない。「必ず迎えに来る」と約束したのに、結局は迎えに行けず、助けることもできなかった自分のふがいなさと、時の流れ、自分達を取り巻く運命を痛感した瞬間だったんだろうなあ。 とうとう追い詰められたエヴァンがとった究極の選択。それは、エヴァンにとって常に一緒でなければならなかった存在を「離れ離れ」にすること。それによってケイリーの未来は開けていくのです。愛する者の幸せの為、彼は自らの幸せを捨てることになったのです。こんな辛いことってあっていいのかぁあ(泣)。 最初で最後の二人の接触になってしまった、「さよなら」。別バージョンのエンディングはどちらもいらん!!でないと、この「さよなら」の意味がなくなってしまうと思います。颯爽と歩いていくケイリーはきっと不幸ではないでしょう。今なら彼女に話しかけてもきっと問題は起こりません。それでも声をかけなかったエヴァン。何度も過去を書き換え、何度も違う未来を作った。そのたびに周囲の人々に辛い思いをさせた。結果エヴァンは最後の選択をして彼女を守りました。だから、きっともう何かを変えることは許されないと思ったんだと思います。そしてそれは自分への「けじめ」でもあったんじゃないかなぁ。 過去は今を作ったいわば土台のようなもの。その上を生きていくのはその人の運命なのだろうと私は思ってます。悲しい思い出も、それが生きることの一部なんだろうな~。心に残るラストでした。オアシスの主題歌もとても良いです♪
[DVD(字幕)] 9点(2005-10-26 00:07:18)(良:1票)

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