1. 風の谷のナウシカ
何も始まらず何も終わっていないのを生死だけで無理やりこじつけたという印象しかない。原作がどうこうではなく1本の映画として観た場合無理があるのは否めない。 3点(2003-12-24 20:43:42)(笑:1票) (良:2票) |
2. スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火
誰も書いていないのは驚きだが、いけにえに並ぶフーパーの傑作である。久々に自身で脚本まで手がけ、B・ダーリフを主演にすえていかれ気分満点。どうしようもないラストシーン。これこそがフーパー作品だ。 10点(2003-12-20 22:46:10)(良:2票) |
3. 羊たちの沈黙
これは酷い。主役の2人は仕方ないとしてもビルがもっと魅力的に描かれていなければ映画として面白くなるはずがない。原作は未読なのでなんともいえないが・・。一番気持ち悪いのはフォスターをいやらしい目でみる訓練生(か?)の集団のシーン。レクターは予告編で十分。 1点(2003-12-18 16:16:19)(笑:1票) (良:1票) |
4. ターミネーター2
ハッタリとアクションだけでどうにかもたせるダメダメ作品。1から進歩したのはCGだけのお寒い内容。唯一ファーロングの演技は評価できるか。ここからキャメロン嫌いになった。 1点(2003-12-20 21:31:32)(笑:1票) (良:1票) |
5. REC/レック4 ワールドエンド
《ネタバレ》 面白ければPOVの体裁をとらなくても問題ないのですが、今作は酷い出来でがっかりしました。とにかく間延びしている展開と、物語のあらゆる部分で齟齬が生じてしまっているため、最後まで乗りきれませんでした。 振り返れば1・2は物語的には破綻していても視点の面白さと勢いで突っ走る作品でしたから、通常の映画として撮った場合は今作のような代物になってしまうのは仕方のないことかもしれません。 寄生先は一体誰なのか?というような展開で引っ張ればまだ間がもったのかもしれませんが、そんなこともせず終盤になってアンヘラはすべて知っていたみたいな雑な運び方はどうにもならない感じですね。なら初めから言えよと。 ドクターの言うことも前半と後半ではまるで解釈が違ってしまっていて、ただのバカ野郎に成り下がっているのも救いようがなく、寄生先の軍医の立ち位置もまるでさだまっていなのでまったく盛り上がらずに終了してしまうのも開いた口がふさがりません。 おそらく、recシリーズはこれで終了なのでしょうが、なにも解決せず、只々ゾンビの量と爆発でごまかしたような今作は自らシリーズに泥を塗ったとしか思えません。もったいないし、残念です。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-06-23 12:01:59)(良:2票) |
6. ゴッド・ブレス・アメリカ
《ネタバレ》 何一つ笑えない。あまりにも真面目な作品でした。人生に絶望した中年男が女子高生と殺人行脚という夢の様な設定ながらファンタジーやコメディになりえていないのです。 ラストシーンも鬱々とした感じで、まるで解放してくれません。何故爆発させないのか?。狙いがそこではないからでしょうけども。 主人公に共感するか反発するかで観客側の現在がはかられる。映画としては良い出来ではないのでしょうが、テーマの扱い方や展開は好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-01-07 21:19:10)(良:1票) |
7. プラトーン
舞台がベトナムの戦場にある必要がまったくないと思われる。例えばストリートギャングの抗争としても成立する話であり、観終わった後はクリス、エリアス、バーンズの3人の事をじっくりと反すうしてしまう。確かに戦場は人間が主役なわけであるし、この作品のような描きかたもあるのかもしれない。しかし根本的内省の部分が意図的に外されてしまっている。何にもまして”面白い”と感じてしまうのが(ただの戦争アクションではないと思うからこそ)どうにも腑に落ちない。 5点(2003-12-28 18:03:23)(良:1票) |
8. バッド・バイオロジー 狂った性器ども
《ネタバレ》 久々の新作でワクワクしながら観るもガッカリ。 特にラストにかけて分離したティンポコが醜女を次々に襲う、思考停止なつまらん80年代的な描写はどうにもならんなぁと思う。 フランクよあんたはそんな程度ではなかったはずだ。 ジャケットもひどいが内容もひどい。 頭の悪そうな製作者とは別れるべき。 [DVD(字幕)] 3点(2010-10-05 19:48:09)(笑:1票) |
9. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
《ネタバレ》 どうしようかなと迷いましたがまた劇場へいってしまいました。前編の時と同じく、くそみそに叩かれるほど悪い作品ではないなと感じました。個人的には後編のほうが楽しめたくらいです。前編が割と大人数で動いていたのと違い、かなりスケール感が減らされていてこじんまりとした感じがいいなと。全編この位でまとめて1回上映のほうが良かったのではないかと思います。 確かに説明台詞ばかりで嫌になるのはわかります。しかしながら役者が上手いのでさほど苦痛にはなりませんでした。長谷川博己さんのきざったらしい演技は今回更に磨きがかかっていて最高でした。シャンパンボトル片手に現れるんですよ!。前編で違和感を感じた國村隼さんも今回ははまっていて良かったです。役者の皆さんはとても良くて、ちまたで叩かれている水原さんにしてもこの作品でのミカサとしては合っているのではないかと思います。 ただ製作者側はえらくセンスがないというか古い感覚でものを創っている感じがしましたね。古いのが悪いとは思わないですし、うまく昇華できていれば良いのですが、結果”失笑”しか生まれないのであれば意味が無い。 ラスト付近で超大型巨人がやられ、エレンが落下しミカサに助けられるシーンの気持ち悪さは特筆もので、マジでやっているとしたらこの人達はどうしようもないし、洒落っ気でやっていたとしても何も笑えないので、結局どうしようもないという。 この作品は若くていきのいい日本の役者を沢山知ることができたのが収穫でした。それだけです。 [映画館(邦画)] 5点(2015-10-16 09:04:26)(良:1票) |
10. 悪魔の沼
悪魔のいけにえがオールロケだったのに比べ、全てスタジオで撮影している。それがかえって閉塞感を助長し、やるせない名作になっている。なにかと叩かれる作品ではあるが、ネビル・ブランドの怪演や、わけのわからないラストシーンなど見所は多い。 しかしあの鎌は使いづらいよね。 8点(2003-12-18 21:38:21)(良:1票) |
11. サンゲリア
死ぬまでグロホラーを撮り続けたフルチ。代表作にして唯一の劇場公開作。思うにフルチの評価はロメロなどに比べて低すぎる。この作品でも嫌というほどのスプラッター度を提示する。天才は死ぬまで評価されないというが、亡くなってからもあまり評価されないフルチは稀有な作家である。 ラストシーンは数あるゾンビ映画で最も美しい。名作である。 9点(2003-12-18 22:25:38)(良:1票) |
12. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
結局このての作品に何を期待しているのかで評価が真っ二つに分かれるのは仕方のないことであるが、見事なもんであるというのが私見である。 これだけ金をかけないで、中身もまるでなく、それこそ誰でも撮れそうなのに、昨今のCGやら何やらばかりのどうしようもない作品と違い、わけのわからない恐怖が確かに存在する。 それはなんだろうといえば、手持ちキャメラと編集なんだけど、まぁ昔で言えば川口探検隊とか、食人族の見せ方のうまさと同じものがあるわけだ。 これをつまらないとか、くだらないとかいう連中はしゃれがわからない自身がつまらない奴だと自覚すべし。 8点(2004-08-13 23:00:58)(笑:1票) |
13. 風の惑星/スリップストリーム
大好きな作品です。これはSF巨編ではなくロードムービーですね。何かを捜す旅。それは心である。カーツやリズバーガーの目論見と宣伝文句がここまで違うと当時劇場に行かれた方やFXを期待して観た方は驚かれたでしょう。 07.前レビューを書いてからほぼ4年の月日が流れたにも関わらず、以後のレビューが無いことが悲しいです。この作品はいわば、”ウラ”を狙って創られたもので、観客が見たいモノとは正反対の方向を意図的についた映画です。つまり、FXしょぼい。ハミルが主演じゃなく、悪役だ。何?このビル・パクストンて?。という具合です。今更、ハミルがどーのというてもどうでもよいことなのでしょうが。 ただ、この名作を観ていない方は勿体無い。映画人生の5%位損しています。先入観を持たず、中古ビデオのもんくも無視し、物語そのものに入りこめれば、スリップストリームが何を意図しているのかを汲み取ってもらえると思います。 10.そろそろ日本版DVD出ないかなー。13.もう10年経ってしまった。まだ出ないぜ。 [ビデオ(字幕)] 9点(2003-12-19 10:34:28)(良:1票) |