1. この森で、天使はバスを降りた
悲しくて、美しくて、切なすぎです。最初のころの彼女のつっぱった感じは?でしたが、森の中でうっとりしたり、シェルビーと楽しそうに働いていたり、教会で泣いていたり‥なんというか、もう彼女に魅せられてしまいました。 邦題、いいですよね。番組欄を見ていて思わず目がとまりました。田舎の森の食堂っていうのがなんだかメルヘンチックな雰囲気の正体かも。メルヘンのわりにはつらすぎる話ですが。ピアノ~オーケストラの音楽も素晴らしいです。 ‥マジメに書いてしまいました。10点はなんだかつけたくないです。 9点(2004-01-28 14:48:19)(良:2票) |
2. ブラックホーク・ダウン
これ何回も観ました。最初は意味のわからん銃撃戦だったけど(一回目は誰が誰かもよくわからんかった)。「仲間のために戦うんだ」って言われたのでそのつもりでまたもう一回観て、少し理解できた気もしました。 墜落している最中のヘリの隊員が冷静だったのが意外でまず驚く。そんなものなのかなぁと思うけど胸が痛む。 戦争ってヒラ兵士は捨て駒みたいなイメージだったけど(でもこれって戦争じゃなくて作戦って感じだから違うのか)、みんな本当に仲間1人1人を大事にしてるんでこれまた意外。新しい一面を見ました。 市街戦ていうのも緊張感あっておもしろい。隊員の銃の向きとかカッコいいんだな。訓練されて組織された感じが。軍隊ってカッコいいと思うよ。思っちゃ悪いか。カッコいいって感じるのは自然だと思うね。 あとなんだか、この映画やたら格好いい人が多かった気がする。最初から贔屓目で見てたサンダーソン軍曹は元気いっぱいで(笑)「ついて来い! 大尉殿」大好きである。「まだ戦えます。俺を置いていかないでください」って言われてグッときちゃった大尉さんね。パイロットを助けにわざわざ危険の中へ降りる2人。パイロットさんもヘルメット取っちゃったりして。フートは実にクールで格好よい。みんな素敵。(でもキャストの最初の方に載ってる人たちはあんまり好きでない^^;) んで、カッコいいって言葉、女から男の人を見た単純な「カッコいい」はもちろんあるんだけど、それだけじゃなくて、男の人が男の人見てカッコいいって思うような、 一線引いたというか、 敬意を払って「カッコいい」って思う感じも含まれてるの、わかって欲しいところです。 そんで男ばっかの映画でおもしろかったけど、所詮女の私がなにを感じればいいんかなって思ってたところに最後のメッセージはドンぴしゃでかなり効きました(笑)。わかったよ。それだけなんだね。あとは死なないでって祈るしかないのだね。 女にもメッセージくれてなんだか嬉しい気がしました。 9点(2005-03-04 04:11:23)(良:2票) |
3. アルマゲドン(1998)
カヤの外で見てる気分。宇宙に行ってからは、一体なにが起こってるのかぽか~んて感じでした。やたらリヴタイラーのアップもムカついたし。元夫をセールスマンって子どもに言った女もテレビで見たとたん「あなたのお父さんよ」って。キーッ!感動しない!世界中(っていってもアジアっぽい所とかそんなとこばっか?)でアメリカの放送聞かして、地球は救われましたワ~イってやらせんの、むかつく!それから何かあるごとにNASA職員みんなでヤッターもウザい。んーウザい。長いし。親父の自己犠牲も全然感動しなかった。心は乾ききった。 1点(2004-01-13 16:47:39)(笑:1票) (良:1票) |
4. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 蓋を開けてみれば、未来から過去へ災害を予告して好きな人と町を守る、というよくあるストーリー。 単純なテーマなだけに、もっと工夫ができたのでは?と思う。 例えば、1000年まえに隕石が落ちたときに大切な人を亡くして、深い悲しみと後悔を経験した人が、 二度と同じ悲劇を繰り返さない、と固く決意して作ったのが、 ①男女入れ替わりシステム(糸守町の人間と別の離れた場所の人間の意識をつなぐ)と、②口噛み酒(未来の人間と 過去の人間が交感可能になるアイテム)なのかなと思ったんだけど。 口噛み酒なんてオドロオドロしいアイテムを伝えて、いつ来るか分からない災害に備えて 予防線を張りまくってきたのが代々の宮水家の人でしょ。 念のために長女だけじゃなく妹の分も口噛み酒を用意しておくというリスクヘッジもしつつ。 たぶんお母さんもおばあちゃんも不思議な夢を見てて、そのときは予防線で終わったわけだよね。 その辺も描いたらよかったのにと思う。1000年前からの恐ろしいまでの執念をもっと表現してほしかった。 瀧君のバイトの様子とか削ればいいのに。 あとおばあちゃんは三葉の前世じゃないだろうから、「前・前・前世」じゃなくて「子々孫々」だよね。 ここは大きな間違いだと思う。 あと、糸守を守るために選ばれた男がなぜ瀧君の系統だったのかは分からないけど、 何かしらの理由でこちらも代々使われてきたのなら、 女の執念にふりまわされて、なぜか命がけでこき使われるのはいつの世も男よね…という皮肉な副題も追加できたと思う。 しょせん災害予告して命を救うだけの話なんだから、それだけじゃつまんないから、 この町は昔隕石が落ちてたくさん人が死んだんですよ〜 そんでまた近々同じことが起こって人が死にますよ〜っていう 不吉な空気を最初から醸してればいいのに。1000年前から伝わる少々オソロしいまでの恋人への思慕を オカルトに表現しました、とかならもう少しおもしろかったと思う。 なんかエラそうに好き勝手想像で書いてしまったけど あんまりダメなこと言わないで黙ってヒットさせておけば映画産業が儲かっていいことだとは思うんだけど その数字がイコール作品の価値と評価されて、賞とかもらって箔がついちゃったとしたら、 そこまで価値のある作品かなぁ?と思う。数字と文化的価値は違うように思える。 金返せ、とまでは行かなかったけど、もう少し批判してもいいんじゃないかなぁ。 [映画館(邦画)] 5点(2017-02-02 01:27:14)(良:1票) |
5. ディープ・ブルー(2003)
むぅ、期待しすぎました‥。なんのために映画館へ行ったのか!海の中を漂っているような気分を味わいたかったんですよ。けっこう海の表面のことが多かったですよ?白い波がうるさいくらい。 ペンギンや白熊の映像はどこかで見たようなものだったし、NHKかな‥。テレビの方が詳しい解説もあっておもしろいですね。 シャチに関しては、昔どこかの水族館で見たVTRの方が感動的でおもしろかったような気がしますし。 解説が無いのなら、もっと神秘的で幻想的な気分に浸りたかった。海の底の水圧を感じるような。PSのソフトでそういうのあるんですけどね。そっちのがいいですね(笑)。資料映像を見に映画館へ行ったんじゃねぇやい。 小魚の群れの中に中型の魚が割って入ってブワー‥という映像もしつこかった、見たことあるよ。だれも見たことのない世界ではないですよ。 ・・そんなのばっかりで深海5000mの世界だなんて!ちょっとしかなかったじゃんか!!マリアナ海溝すげーと思ったけどCGぽい。もう、あれだけじゃ物足りないよー!もっと不器量な魚をいっぱい見たかったよぉ。 ただ、パンフレットはイイ。これだけでいいです。ナレーションの内容全部載ってるし。写真もすっごくきれいだし。こっちのが不思議な気分に浸れます‥。でもそういう写真集っていっぱいあるよね‥。映画は‥ つ、つまらなかった‥ 1点(2004-09-02 12:13:19)(良:1票) |
6. 卒業(1967)
オープニングで感動してしまいました。ある種エンディングをみているようなぞくぞくする感動でした。あぁサイモン&ガーファンクル‥大好きだ‥ それで終わってしまいました。あれれ。 4点(2004-01-26 15:47:14)(笑:1票) |
7. ヒート
この程度の内容にしては長い。若いフィクナーが格好よい。 4点(2005-03-03 20:01:43)(良:1票) |
8. コンタクト
クライマックスまでは小説読んでるような気分だった。とにかく先が知りたいっていう。神だのなんだのごちゃごちゃ御託がうるさい気もしたが、結論はまず出せないと思ったのでそのまんま受け止めました。そしたら妙にはまっちゃって、深夜に1人で観てたんですが久しぶりに口の中がカラカラになる状態になってしまって、エリーの震え声が移っちゃってるんじゃないかと思ったくらい。一緒になって猛烈に心臓ばっくんばっくんしてました。いや久しぶりだったこの感覚。ベガ人の気の長~~い話になぜかとても感動しましたし。SFってこういうものだと。もう涙が出そうでした。 少し俗な話になってしまいますが言わせてくれ。ウィリアムフィクナーよかった!すごくいい役だったよ!ずっと心配そうな顔してたけどなんかそれがよかったよ。エリーが宇宙に旅立つとき、出てきてくれてホッとしたし。エリーはこっちには興味ないのかと思った(笑)。 ケント・クラークか。フィクナーの中で最も好きな役の一つですね。←これってよくできた言い訳ですね。 それから音楽も。ピアノの単純なメロディーなのに胸がいっぱいになって泣ける。アランシルベストリ最高だねこの人。完璧にしてくれました。ありがとう。最高です。 10点(2005-03-04 04:48:16)(良:1票) |
9. 銀河鉄道の夜(1985)
《ネタバレ》 不気味な音楽。どことなく懐かしい色をしてる画面。少しくぐもって聞こえる声。死者の旅は不気味で、厳かですね。ねこ教授の歩き方さえ不気味です。エ、あれ、こわいですよ?ちっちゃい子が見たらトラウマになりますよ??それからストーリーには関係ないですが、章が変わるごとにドンッと真っ黒になって白字で副題が出る、あの演出がまたかなり恐怖感をあおります。私はなにか異様なものを見てるんだな、という気持ちになる。暗い。不気味。恐怖?畏怖。 蛇足かな~蛇足だな~と思いますがこれ言っていいですか?カムパネルラはなぜ南十字星で降りずに石炭袋へ行ったのか?友達を助けて自分を犠牲にしたのなら、タイタニック号に乗っていた人間然り、南十字星で降りられたはず。一見解として聞いてもらえますか? 手を伸ばせば助かったのにあきらめた。死にたくない!となぜか強く思えなかった。自分でやめたのです。神様はこれを「自殺だな」とみなし、自殺した者は南十字星で降りることができない。石炭袋へ行く運命にあると。 カムパネルラの父親は見るからに洗練されていてエリート。そしてあの冷静さ。カムパネルラは「教養深い両親のもとにに生まれ、(自分が)知的に洗練されていることに最近少々息詰まる思いをしている」なんじゃそりゃ「幼くして家庭のことに気遣いばかりしている」そのうえ「優しいから友達に対して傲慢にもなれない」「生より死のほうが安らかと思う」当時最先端の知的少年だったんでないでしょうか。一昔前ゆえか、死が純粋。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-02 17:11:34)(良:1票) |
10. 菊次郎の夏
学校が昼で終わって帰ってくるだけで泣ける。ガキが走ってくるだけで泣ける。 [DVD(邦画)] 10点(2006-08-17 15:55:59)(良:1票) |
11. パコダテ人
ハッピー&ポップな映画でした。宮崎あおいちゃんがカワイイ。海の見える場所で短いメールを繰り返すシーンが、さわやかでほんわか切なく、好きです。 そして初めて見る、本業やってる大泉さん、とてもナチュラルな演技でした(安田顕のがよっぽどイロモノ演技だった)。娘と指きりなんかしてるところが良かったです。ただお相手の先生がいただけなかった。典型的B級キャラで好かなかった。 あとひとつケチをつけたいのだが、ナントカの会などで水を得た魚のようにうるさく抗議をする女が出てくるの、これはわかる。しかしそのあとの市民がポスターを焼くシーンに違和感が爆発。日本人、やるかい?どっかの国の奴らじゃないんだよ。日本人に見えん。 これとは理由が違うけど、一連の騒動にも嫌気がさします。もちろん少しおおげさに描いているのだろうけども、ストーリーの中心なだけに作品全体に嫌悪感。 なんだかイヤになってきてしまいました。確かにハッピー&ポップだと思ってたのに。 しかし今なぜか不快なんです。いや、あおいちゃんカワイイよ。でも、嫌悪しちゃったらもうダメ。 3点(2004-06-13 16:11:32)(良:1票) |
12. エスケープ・フロム・L.A.
冒頭のナレーションからあっけにとられました。はぁ~ん安ッッっぽい!!!小学生のころならこれで大喜びだったかもしんないけど‥。この映画ってそういう見方をしちゃいけないのかもしんない。安っぽさが楽しい映画なの?なんだろあのホロカム?とか言ってたかな??なんじゃあれは。昔のアニメみたい。リモコンもおいおい。キッチンタイマーみたいじゃんか。そういうことで怒ってちゃいかん映画?これ、ある意味すっごい大人向け映画だと。 2点(2004-01-08 14:09:13)(笑:1票) |
13. 侍タイムスリッパー
面白かったし、泣いた。ただ、鑑賞中からなんとなく不足感を抱いた。その理由はパンフレットにある監督による長文を読んで分かった。この監督は監督としてまだ未完成なのだ。今後に期待である。過去作品にも興味があるので地上波放送を希望する。それから、山口馬木也さん。お名前は何度も拝見したことがあるし、風貌もうっっすら把握していたのですが、こんなにまじまじと観たのは初めてです。それで、すごく格好よかったです。とくに、ゆうこ殿への淡い気持ちの表現。このためにもう一度観てもいい。ていうか酒飲みながら観たい。はやく地上波放送しろ(これは広告企業への圧)。総じて、よい映画だったと思います。 P.S. 監督、未完成とか言ってごめんなさい。粗削りなところが愛おしいです。 [映画館(邦画)] 7点(2024-10-30 22:43:35)(良:1票) |