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1.  ロスト・イン・トランスレーション
こんなに日本を正確に描写している映画は日本映画を含めてあまりないと思います。だってホントのことだもん、LとRの区別はつかないし、ゲーセンにはああいうゲーム置いてあるし、サラリーマンは電車の中でHな漫画読んでいるし、おばちゃんたちのスイミングサークルはあんな感じだし。カルチャーギャップを扱っているけど、日本人を馬鹿にしているわけじゃない。マシューは日本人から見たらマシューなんだけど、外国の人たちは彼をどういう風にみたのかきになる。ちゃんと評価しているところはしているし(日本人の若者たちと遊んでいるシーンは好きです、東京のお洒落なところをちゃんとピンポイントしているし)。そんなことよりもこの映画の雰囲気が最高です! 恋じゃないけど、異質な場所でさびしい思いをしている静かに男女が心を通わせていく姿。音楽も素敵、渋谷や新宿も素敵。風景の切り取り方がとても上手で、寂しさを綺麗に表現しているんです。恋人同士で見るって言うより異性の友達と見たいですね。
9点(2004-06-19 10:55:18)(良:3票)
2.  ヴァイブレータ
最初の方を見たときはただのポルノ映画かなあってうんざりしてたけど、どんどん進むにつれて引き込まれて、最後にはすがすがしい気持ちになりました。文字で感情を表現するのが低予算映画っぽいけどそんなの途中で気にならなくなります。まさに回復のためのたびですね。でもこれは女の人にしか理解できないんじゃないかな(僕は男ですけど)? 女の人は生きていくのが辛いけど、ああやって感情を爆発させることもできるんですよね。男の優しさってまじめに生きてるとかヤンキーとか関係なくって、お風呂のお湯の温度を丁度良く設定できるとかそういうのが本物だと思う。寺島しのぶさんは本当に素晴らしい演技で良かったです、この映画ではじめて知ったけどとびきりではないけどきれいな人だって思った。
7点(2004-06-21 00:36:13)(良:1票)
3.  タクシードライバー(1976)
最近は「あなたは一人じゃない」とか「僕は一人じゃない」といった言葉が音楽や本やあらゆるものの中に氾濫している。そういう歌の歌詞を作っている人はこの映画をどういう風に見るのだろうか? 孤独に心を蝕まれているトラヴィスは一人じゃないのだろうか? 誰か彼を助けるような人がいるのだろうか? 違う、彼はずっと一人だ。もし現代が舞台ならベッツィも「一人じゃない」とい言う言葉を信じている一人として描かれると思う。でもトラヴィスの不器用な(いささか普通じゃない)行動にあっさりと彼から離れた。タクシー仲間も彼を全く理解はしていないし、大統領候補も他の誰も彼に手を差し伸べたりしていない。トラヴィスは初めから大統領を暗殺しようとか売春宿を襲撃しようとか考えていなかったはず。孤独な彼は自分を自分で絶望から救出しようとしてもがいていた。でも誰も理解はしなかった。現実はそんなものだ。この映画の主人公は社会に特別な人間ではなく、現代にも少なからず存在する。甘い言葉が溢れ返っている今の時代で、そんな言葉の発信者たちはどのようにこの映画を捉えるのだろう?
10点(2004-07-05 21:25:29)(良:1票)

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