1. X-MEN:ファースト・ジェネレーション
《ネタバレ》 本作はこれまでよりも、ドラマに重点が置かれているように感じた。アクションシーンも当然あるのだが、ミュータントとしてのドラマがよく描かれていたと思う。それぞれの苦悩、そして、人間からの差別の目。こういうものに対してどのように対応していくかで、最後には分かれていく。マグニートーのように対決姿勢に入るか、プロフェッサーXのように共存を目指すかと。この作品を見ていると、どちらの考えにも共感できるものがある。マグニートーが悪人に見えないのがその主因だろう。(最後にヘルメットを被って、なんだかダークサイドに落ちたって連想してしまいそうだが、別にそうではないし。)また、人間側が絶対的に悪いかと言われれば、悪いわけでもないと思う。未知なる能力を目の当たりにすれば、敵対視してしまうのは当然の行動だと思うからなのだ。この辺が人の心理の難しいところだろう。後のX-MENに繋がる作品としては、興味深くもあり、面白い作品になっていたと思う。ちなみに、主要キャスト陣が好演していて、そう言う点でも良かったと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2011-06-12 19:43:27)(良:5票) |
2. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
《ネタバレ》 前半がやや退屈に感じるが、説明風の内容になってしまうのは仕方がないか。内容は、ザ・アメリカな内容ではあるが、キャプテンが盾のみで戦うのがなんだかいい。敵が強力な銃火器を使っているだけに。それにしても盾最強だな(笑)。シュミットの最後があっけなく感じて微妙だった。それと、原作はよく知らないが、シュミットが赤い顔を晒してからチープに感じてしまって個人的にはマイナスだ。ハワード・スタークがトニー・スタークっぽくて彼の存在が個人的には良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-18 15:14:08)(良:2票) |
3. X-MEN2
前作に比べアクションや映画自体が派手になり、様々なミュータントが見れて楽しい部分が良かった。映画全体的にはなにかまとまりが悪いように感じた。ウルヴァリンの過去についての所をもう少し深く描いてほしかった。プロフェッサーX=ミュータント1人の力で人類を絶滅させるだけのパワーがあるとは相当だと思ったし、凄いと思った。前作を見ている時もそうだったが自分もなんか能力があったらいいなと思った。しかし、容姿が変なのはいやだけど。めちゃくちゃ面白い映画ではなかったがミュータントの力を見るのが楽しいので3も見たいと思った。 [地上波(吹替)] 6点(2006-09-11 19:07:08)(良:2票) |
4. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 面白かったしよく出来ていると思った。映像は迫力がある出来で上手くできているし、音響がよくて、音を上手く使って雰囲気を作っていると思った。最後までどうやって敵を倒すかわからず先がわからなかったので集中して見る事が出来た。ダコタ・ファニングは良かったと思うし、あのヒステリックな感じの娘を上手く演じていると思った。トム・クルーズは父親役はどうもあまり似合っていなかったように思えた。この映画はこの手の映画の中でも少し違う感じのあるものだと思った。他の映画のように大統領が出てこない、軍隊がいまひとつ活躍しない、いろんな立場の人を描いていない…等々。それが逆に新鮮で良かったと思った。この映画を見て宇宙人に初めてといっていいほどイラついたし、怖いと思った。血吸い取ると言うところが怖い奴等だと思った。地球は侵略者を倒すことが出来て良かった。最後のナレーションの言葉が印象的で良かった。しかし、あの後宇宙人のさらなる攻撃や復讐がないのか気になった。それにしても「宇宙戦争」という邦題はあっていないのではないのかと思った。「宇宙人襲来」とかそんな感じの方がいいのでは。 [DVD(字幕)] 8点(2006-08-10 20:05:00)(良:2票) |
5. 川の底からこんにちは
《ネタバレ》 満島ひかりの魅力が満載で良かった。彼女の出ている作品をもっと他にも見てみようと思った。それぐらい良かった。それに、彼女が演じていたキャラも嫌いじゃないし。主人公と境遇が似てるとかそう言うわけではないけれど、何となく共感できる部分が多々あった。もしかしたら、性格が似ているのか、それとも、こう言う女の子がタイプなのかもしれない。終盤では完全に主人公は開き直ってしまうわけだけれど、時には、人生で道に迷った時には、こういう風に開き直ってしまうと言うのも有だし、一つの突破口になる可能性はあるかもしれないと思わされた。この作品を見ていると、男が、情けなく描かれていたなと。確かに、男はどこかそう言う部分はあるとは思うけれど、極端な連中ばかりだなと。まぁそれがツッコミどころだったり、面白みだったりしたわけだけれど。満島ひかり以外では、岩松了が良かった。普通にキャラが面白かったな。 [DVD(邦画)] 7点(2011-09-03 14:27:08)(良:2票) |
6. センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演)
内容は薄く、展開もそれなりにサクサクと進んでいく。CGもしょぼい分類に入るだろう。ご都合主義のツッコミどころ満載だがその辺は気にしないで見るべきだろう。家でTV放送されているのを気軽に見る分にはそれ程悪くなかった。ノリが軽くて緊張感があんまりないのでそう言う部分ではいまいちだけれど、その代わりにと言ってはなんだが、笑える部分があって、そう言う意味では楽しめた。この作品を見ていて、地底の風景はRPGに出てきそうで、様々なアクションはまさにテーマパークのアトラクションと言う感じがした。 [地上波(吹替)] 5点(2010-07-04 23:07:18)(良:1票) |
7. 君の名は。(2016)
思っていた話ではなかったので、途中から、あ~こういう感じなんだと思いながら見ていた。まぁ内容としては、それなりに面白かったと言う感じ。いろいろツッコミながら見たりもしていたのだが、それは仕方がないか。新海監督の作品らしく、本作も映像が非常に美しいし、独特の世界観に浸れて良い。話の展開もテンポが良く、飽きさせずに見せてくれた。それと、たまに声優以外の芸能人が声をやっていると、違和感を感じたりする作品あったりするのだが、この作品はみな上手くやっていて、あとから、あの声、誰々だったんだ~と驚いたりもした。 [地上波(邦画)] 7点(2018-01-03 23:40:08)(良:1票) |
8. 書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園-
爽やかな青春モノという感じで、非常に見やすく好感が持てた作品。内容としては、あまり深くは描かずに、サラッとしたものになっているが、笑える部分や感動出来る部分もちゃんとある。クライマックスではまさに感動した!って感じで涙ポロポロだった。この作品はキャストが良かった。成海璃子は仏頂面&笑顔の両面が良かったし、先生(金子ノブアキ)の存在も良かった。男子部員達の扱いには笑えた。書道なんて子どものころに書いたきりだと思うけれど、なんだかまた書いてみたくなった。 [DVD(邦画)] 6点(2012-03-17 10:18:59)(良:1票) |
9. 探偵はBARにいる
わざとか何だかわからないが、一昔前の雰囲気の漂っている作品だった。逆にそれが新鮮でもあった。ストーリーはまずまずと言う感じであった。笑える部分も多少あり、シリアスな部分もありで普通には楽しめた。それに、いい意味でも悪い意味でも大泉洋がいつも通りだったし。演技が上手いのか下手なのかよくわからないが彼はこれでいいと思う。あと、高嶋政伸には失笑してしまった。まぁ、こういう作品ではああ言う感じもありだと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2012-04-16 23:04:15)(良:1票) |
10. モテキ
全体的にひとつの結果へ行くまでの過程の描きこみが薄いために、唐突に思えてしまったり、疑問に思えてしまったりすることが多かった。大体どうしてここまで幸世がモテるようになったのかがよくわからない。それぞれの女性が好きになるポイントがよくわからなかった。それだけに、終盤の展開にも気持ちが入って行きにくかった。いろんな芸能人が登場したり、サブカルネタが出てきたりと、わかっていると楽しめることもあったが、それも前半が中心で、後半では、物語も失速気味なだけに飽きてきそうになった。長澤まさみとかもそれなりには良かったが、よく言われている程の魅力は感じなかった。期待しすぎたのかも。それよりも、真木よう子のキャラが「SP」の時と同じやん、とか思ながら見ていた。 [DVD(邦画)] 3点(2012-03-11 00:05:47)(良:1票) |
11. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
《ネタバレ》 終始、激しく迫力のある戦闘シーンに、緊張感のある内容で非常に面白かった。敵は異星人ではあるが、内容は戦争映画の激しい市街地戦という感じだった。ひとつの部隊の視点での話だったのが、緊張感をよく出していて良かった思う。ナンツ2曹は熱い人間で、経験も豊富で、理想的な上官像でないだろうか。こんな人になら自分もついて行きたい。この映画は、この手の映画から感じるアメリカ万歳映画という感じよりは、海兵隊万歳映画という感じがした。海兵隊の不屈の闘志はカッコいいと思ったし、最後に再びすぐに戦場へと向かっていく姿がいい。まぁ、この作品は、違う意味で言えば、軍隊勧誘ビデオとしてもかなり有効なような気もしたりした。最後に一つ、この映画を映画館で見てみたかったな~と。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-02-11 22:57:03)(良:1票) |
12. 劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇
映像とかについては邦画としてかなり頑張った方だろうと言う感想で、特にケチを付けようとは思わない。問題はストーリーだ。ドラゴンボールみたいにパワーのインフレと、世界観を広げ過ぎた結果と言う内容(DBは結果あれで良かった)。そして、エヴァみたいにいろいろ理屈をつけて一見面白そうにしていた。そういう点も面白い&興味深いと思う部分もあったので、これが一概に良くなかったとは言い切れない。が、しかし、見ていて、「俺はSPECを見に来たのであってエヴァを見に来たのではない!」と頭の中で思ってしまった。終盤までの展開を良しとしても、そこからの展開と結末がなんだか納得いかない。あーそうしちゃったのって感じなのだ。これでSPECが完結、作品の個別な良し悪しは度返しで、ここまで続けてくれたスタッフ&出演者には一スペックファンとして拍手を送りたい。 [映画館(邦画)] 4点(2013-12-06 17:12:56)(良:1票) |
13. ラッシュアワー3
コメディ要素がいまいちだった。笑えるところもあるが全体的には微妙。しかも、そんな笑えない会話がやけに長くあるように感じる部分が多くて、若干くどく感じた。アクションに関してはやはりジャッキーに衰えを感じるが、まずまずと言ったところだろう。日本人と言うことで、真田広之はなかなかカッコ良くって良かったと思う。 [地上波(吹替)] 3点(2010-06-25 23:02:44)(良:1票) |
14. ハッピーフライト(2008)
飛行機を飛ばすために携わっている様々な人々の活躍と苦労がよくわかる作品だった。まるで職業紹介映像みたいでもあったけれど、これは映画とあって、ちゃんと起伏ある展開になっていて面白く見られた。微笑ましいところもあり、ハラハラドキドキもありで予想以上に良かったという感じだった。ただ、全体的に軽い印象や、頼りなくも見えて、こんなんでいいのかなとも思った。本当にこんな風なノリで危機を脱しているとすればやや心配にも思える。まぁ、映画なので、あえてコミカルに描いている部分があるとは思うが。クレーマーと言うのは必ずどこにでもいるのだが、そんなクレーマーを見ているとイライラして仕方がなかった。リアルにするために入れる必要がある描写ではあるが、その辺が見ていて胸糞が悪かった。 [地上波(邦画)] 8点(2010-01-30 23:20:45)(良:1票) |
15. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 蒼井優のPVのような映画であり、その蒼井優はやはり良かった。何度も見せる戸惑うような表情が特に良かった。それと、主人公の性格には自分と似ているところが多くって、彼女の気持ちに共感しながら見ることが出来た。後半の強くなった弟の手紙にはホロリとさせられた。弟の話を絡ませたのは正解だったと思う。山村での村民の扱いが少し酷過ぎるように思えた。ここまで極端に酷い人々がいるだろうかと疑問に思った。田舎に住んでいる者としては、作り手に田舎への偏見があるのではと感じた。後、最後の終わり方が結末的にはあれでいいとは思うが、カット割がいまいちに感じた。 [DVD(邦画)] 5点(2010-05-07 22:50:43)(良:1票) |
16. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
《ネタバレ》 「ショーン・オブ・ザ・デッド」が面白かったので見てみたけれど、期待が大きかったせいか、それ程面白かったと言うようには思えなかった。後半から終盤にかけては物語に動きが多かったり、アクションシーンもあったのでまずまずではあったけれど、前半の方がどうもいまいちであった。終盤のアクションは無駄に派手でこれはこれで悪くはなかったし、突然の激しいドンパチにはいい意味で呆れながら見ていた。しかし、面白さは普通にしか感じなかったけれど。敵が老人や普通の人と言う感じの人ばかりで、彼らが皆銃を取り出してぶっ放し、それらを主役らが容赦なく倒していて、そんなところには普通のアクションとは違うコメディらしさを感じた。全体的に不気味な雰囲気を演出してたかのように思えたけれど、もう少し軽いノリや笑いが欲しかった気がした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-12-20 15:25:16)(良:1票) |
17. ラブソングができるまで
《ネタバレ》 安心感を持って見られて後味も良くって、それに面白くって良かった。2人の主役がかなり良かったと思う。ヒュー・グラントは歌もけっこう上手くて、なかなかいい声で良かったし、あの役をとても好演していたと思った。初めの80年代風のミュージック・クリップも良かった。ドリュー・バリモアはアレックス(ヒュー)を見つめている時のあの表情がとっても良かった。2人が作った曲がいい曲に思えて、頭に残った。あと、コーラ(ヘイリー・ベネット)もかなり印象的であった。最後にアレックスとまともに歌ったのが良かった。この映画はけっこう歌が多くて、恋愛模様も爽やかで、とっても見やすい内容になっていて良かったなと思った。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-08 08:38:24)(良:1票) |
18. テルマエ・ロマエ
《ネタバレ》 前半はかなり笑えて面白い、現代の技術に対する反応が面白いし、阿部寛の演技も最高だ。あとは、なんと言っても平たい顔族のおじいちゃん達だ。この人達が味のある演技でいい感じに笑わせてくれた。後半、ローマに上戸彩達が行ってから映画の勢いが減速してしまうとともに前半にあった笑いがなくなってしまうのがなんとも。ただ、上戸彩がいろんな意味で魅力的だったのは良かった。 [地上波(邦画)] 7点(2013-04-20 23:40:52)(良:1票) |
19. 亀は意外と速く泳ぐ
特に前半はクスッと笑える部分が少しあったけれど、全体的にそれ以上笑えると言う事はなかった。登場人物は変人だらけで、映画の中身は彼等の小ネタ集という感じがした。内容としては、結局様々な疑問だらけな作りになっていて、それが悪いとは思わないけれども、ただそれだけの映画になってしまっていたように思えたのがダメだった。見ていて、もう少しで、もっと良い映画になりそうだと思うところが所々あって惜しい出来に思えた。ただ、この映画のように、平凡な日常に思える生活において、もしかしたら周囲に彼等のような非日常的な生活を送っている人がいるかもしれないと思うと面白いなと思った。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-11-01 20:05:14)(良:1票) |
20. レインディア・ゲーム
《ネタバレ》 映画としてのどんでん返しを成立させるために、話の内容に無理が生じてしまっていた。その無理をおかしくさせないために必死でそれっぽいセリフで、初めっからこう言う計画だったんだと言い聞かせられているようだった。どう考えても、こんな計画はまどろっこしいし、時間も要するし、しかも、確実性がない。こんな不安定な計画を立てたニックはクレバーとは言えないし、使われていたガブリエル達はもはや馬鹿だ。逆にいえば、車泥棒のルーディが一番冷静で賢かったと言えるような。いろいろとピンチが多々あったが最後まで切り抜けたわけだからね。それにしても、どんでん返しと言っても最後に再びニックがと言う展開には、今さら出てくるのかよ…と言う感じがしてしまった。様々なツッコミどころはあるものの、それなりには楽しめる内容とはなっていたので、とりあえず娯楽映画としては及第点と言ったところだろうか。あと、もう少しセロンのヌードが魅力的なら良かったのにと思ってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-19 23:13:34)(良:1票) |