1. バタリアン
この映画が実はコメディ?なのだと知ったのは最近のこと。レンタルビデオが普及しだした十数年前(まだ1本のレンタル代が1000円だったり、ベータがあったり)、はじめて借りたビデオが「バタリアン」でした(なぜ!?)。当時中学生くらいの私には怖くて怖くて、おどろおどろした手書きみたいな字幕の書体にもおっかなびっくりしつつ、膝を抱えて観たものです。なんだかよくわからないけど、大人になった今もつい観てしまう、そんな映画です。ちなみに「バタリアン」の吹替はスバラシイです。「バタリアン」のゾンビとロメロゾンビの違いは「バタリアン」のゾンビは脳みそを食べると自分が死んでいるんだという苦痛から逃れることができる…という説明があること?ロメロゾンビはそんな説明いっさいなしの有無をいわせぬ怖さがありますが。まだ「バタリアン」ゾンビのほうがユーモラス。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-15 18:02:19)(良:2票) |
2. 運命の女(2002)
この映画はエロティック・サスペンスと銘打ってあるのだけど、確かにエロティックなんだけど、それよりも人間の、そして人間関係の描き方がうまいなと思った。どんなにうまくいっている夫婦の間にも落とし穴があること。普段普通に生活しているはずの人の心には少なからず「隙間」があること。引き返そうとしても、もう戻れない岐路が存在していること。エイドリアン監督はごく普通の夫婦を描き、そしてごく普通の夫婦の転落を描いた。さすがエイドリアン監督だ。だてにうさぎを茹でていたわけではない(「危険な情事」より)。 [DVD(吹替)] 6点(2007-05-12 14:58:49)(笑:1票) (良:1票) |
3. アサシン(1993)
私は「アサシン」派です。マギーから悲しみが伝わるから。 [地上波(吹替)] 9点(2006-04-19 01:47:49)(良:1票) |
4. ブレーキ・ダウン
《ネタバレ》 砂漠にポツネンとある『ブランケット』という町。あの町は本当に実在するのであろうか?高いところからこの町を映す画があるけど、本当に小さい。しかもおまわりさんが2人しかいないという…。町の風景をじっくり見ていると、メイン・ストリートのような道路はせわしなく車が行き来してるし、銀行もあるし、レストラン、ガソリンスタンド、自転車屋さんもある…この町で生活していたら町中の人の顔と名前を憶えれるのではないだろうか…。銀行内の風景は普通の銀行のように列をなして順番を待っている。どんなに小さな町でも町としての機能を果たしているのがおもしろい。この映画、それほど有名ではないけど、おもしろいし、よくできた映画ですよ。どのシーンも無駄がなく、丁寧に作られているように感じました。やっぱり知らない人の車に乗ってはいけませんね。 [地上波(吹替)] 8点(2006-05-26 17:42:05)(良:1票) |
5. クローサー(2004)
《ネタバレ》 あまり期待せずに観たのですが、なかなかおもしろかったです。最初ダン(ジュード・ロウ)に振り回されていたアリス(ナタリー・ポートマン)ですが、ラストでスパッとダンを見限るところが小気味良かったです。ダンの薄っぺらさにアリスはうんざりしたのかも。ダンがネカマになってエロチャットしているシーンで、チャットで使っている英単語がものすごく興味深かったです。yourをyrと書いたりするんだな~~。 [DVD(吹替)] 6点(2006-05-20 21:38:09)(良:1票) |
6. フォーン・ブース
おもしろかったです。この映画、舞台はニューヨークの公衆電話ということになっていますが、ロサンゼルスで撮影をしたそうですね。ものすごくニューヨークニューヨークしてるので全然わかりませんでした。この犯人、別段スチュに恨みがあったわけでもなんでもないのでしょう。無作為に選ばれたスチュはいたってフツーの人。その彼が恥も外聞もかなぐり捨てて命乞いをする…それを笑って見てる犯人はかなり変態。この映画、コリン・ファレルよりキーファー・サザーランドのギャラの方が多かったら、イヤだな~~~ [DVD(吹替)] 7点(2006-05-24 14:50:18)(笑:1票) |
7. ファーゴ
この映画はとても好きで、つい何度も観てしまいます。話の筋や核心よりも、どうでもいい小ネタが好き。この地方独特な訛りもいいなあ。話は残酷なんだけど、妙にの~んびりとした間(ま)がいいんだよなあ。実は好きが高じて、この映画の舞台であるアメリカ、ミネソタ州ブレイナードに行ったことがあります。この映画にも出てくる伝説のきこり、ポール・バニヤンの遊園地とかありました。なーーーーんにもない田舎でしたけど、いいところだったなあ。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-15 16:08:17)(良:1票) |
8. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 おあつらえむきカップル2組におミソなメガネくん・・・5人のテキサス珍道は、あるひとりのオンナの無垢な正義感により、地獄絵図へと変貌した・・・ヒロインのエリンさん、あなたのことですよ・・・ [DVD(吹替)] 7点(2007-05-12 15:15:06)(良:1票) |
9. ソウ4
《ネタバレ》 うわあ~~この人が3代目(?)ジグソウなんだあ・・・。「ゲームオーバー!」があんまりサマにならないなあ。声のせいかな。ジグソウの「ゲームオーバー!」が恋しくなりました。でも単純におもしろかったです。監督のダーレン・リン・バウズマン、なんと年齢29歳!2作目からずっとこの人が監督ですね。監督があんまり変わらない・・・っていうのもこのシリーズのいいところかもしれません。監督の「見捨てきれない」愛を感じます。トラップのスケール感は前回より小さくなったけど(というか前回はスケールでかすぎ。あの豚ちゃんはどうやって持ってきたんだ)、より痛みが伝わる原点回帰型。エンドロールで流れるX JAPANの「I.V.」もかなりいいツボついてきます。ジグソウのモットーである「最前列で見る」は変わらず、そして最後に言いたいのは、「エリック刑事がかわいそう・・・」 [映画館(字幕)] 9点(2007-11-17 23:59:44)(良:1票) |
10. ピアニスト
《ネタバレ》 エリカ先生がバスルームでカミソリ握りしめて・・・・のシーンは、「痛い、痛い、痛い!やめとくれやすーーーー!!」と叫んでしまいました。画面上の人物がなにをやらかすのかわからないのが「ハネケ流」なので油断大敵ですね。個室ビデオのエリカ先生、お車で見る映画館でのエリカ先生・・・エリカ先生の超ド変態プレイの数々は、どこかもの悲しさも手伝い、痛々しいですね。 [DVD(吹替)] 6点(2007-11-08 20:00:37)(良:1票) |