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プロフィール
コメント数 174
性別 男性
自己紹介 好きな映画:
  分野によらず、完成度の高い(無駄なシーンが少ない、説明
  っぽいセリフがない、話がうますぎない)もの
嫌いな映画:
  子供だましなシーンやセリフが多いもの
  だれかが死ぬから悲しいお話
  悪いことをする人を「実はいいやつ」として持ち上げる映画
そんな見方は損だろうと突っ込みたくなるレビュー:
  「今観ると古い」
  「(後から作られた)○○に似てる」
  「期待してたのと違った」

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評価順12
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1.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
実話ベース&スポーツ物という、いかにも失敗しそうなテーマにもかかわらず、ほんとに上手にドラマに仕上がってます。差別問題も、細かく描写しようとしたら切りがなさそうなところを控えめにして、ラストの決勝戦のシーンに収束させるのに成功していて、気持ちいいです。その決勝戦も、思い切り時間を使ってたっぷりと見せており、スタジアムの興奮を見事に再現してくれています。フリーマン氏も、キャラが濃すぎるかなあと心配してましたが、実際に映像で見るマンデラ氏と違和感ない演技をみせてくれます(そっくりだと思います)。一方で、ラグビーサイドから観ると、気になるところが多々あり。(1)そもそも南アが弱小チームだったというストーリーが実話と違うので、WCでの勝利がうそっぽい(2)NZ戦はロムーの突進シーンばかりで変(3)体当たりのアップが多くスピード感がない(4)ピナールとチェスター以外の選手はほとんど名前も呼ばれないのでチーム自体に感情移入しにくい(車中で名前を当てるシーンは、メンバ全員やって欲しかった)、等々。ほんとはもっと複雑な背景があるのを省いた上で、作り話を極力避けた結果、その辺は中途半端になってしまったのでしょうか。最後のクレジットも「あの曲」だけで終わって欲しかったです。ちなみに決勝シーン、選手の立ち位置、キックの角度、インタビューのやりとり、マンデラ氏の仕草まで、かなり当時そっくりに撮ってます。別の意味でおもしろかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2010-02-09 22:41:15)(良:2票)
2.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
どこかで観たことがあるシーンをつないだ感じが強くて、どのシーンも中途半端だったかなあ。 軽い笑いのシーンとか、バイト先や同級生の人間関係とか、未整理のまま時間つなぎで入れた ようなシーンでしたね。 まずタイトルありきで、むりやり後から設定したシーンもちょっとわざとらしく感じました。 (電車の中で会った「変な女の子」と思う人に名前をいきなり聞くかなあ?) 画面がきれいって聞いてたけど、写真を原画にしただけでしょうか? 記憶が消える理由もスマホのメモが消える理由もお酒を飲むとああなる理由も説得力がないし。 町民を避難させるための作戦も安っぽいし、結局なんで避難できたのかもわかりませんでした。 彗星が落ちてくるという設定はおもしろいかなと思いましたが、以前にも落ちてたというのも 都合が良過ぎますね。 結局、悪いところばかり目につく作品だったかな。 映画は宣伝の時代なんだなと改めて痛感しました。
[地上波(邦画)] 3点(2018-01-05 00:20:04)(良:2票)
3.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
セロンやマクドーマンドの演技はすばらしいです。マクドーマンドの、(あのちょっと曲がった口元で)表情を変えずに強い意志を表現する演技が大好きで、この映画でも泣かせてくれます。でも、セクハラシーンと裁判シーンが全然つながってないので、社会派映画としてはダメダメでした。同級生だった男が証言を変えるのだって、同僚の女性社員が協力する気になるのだって、セクハラ自体との関係はほとんど語られてません。息子の生まれの秘密や、友人の不治の病などのエピソードも、単に主人公を取り巻く問題のネタを色々付け足してみました、という程度にしか思えません。会社、男性社員、女性社員のぶつかり合いを、正攻法で描いてほしかったです。親父の演説シーンも、彼の心の動きがほとんど説明されてないので、わざとらしい感動シーンにしか見えませんでした。せめて、裁判シーンで、元同級生の男が、なぜセクハラをしていたのかを説明させてくれれば、もう少し評価できたのですが。
[DVD(字幕)] 4点(2007-02-12 23:15:12)(良:2票)
4.  大列車作戦
フランケンハイマーは、こういう「足」を使ったアクション映画を作らせると、ほんとうまいですね。フルスピードのカーチェイスも、ミサイルばりばりの空中戦もなくて、トロトロ走ってるだけの汽車と、ひたすら走って追い続けるランカスターぐらいしか出てこないけど、逆にリアルなスピード感に満ちていて、なんとかして列車の進行を遅らせないといけないという状況を実時間で体験しているような不思議な迫力があります。今作ったら、派手なぶち壊しアクションと比べて、地味すぎて、客受けしないと思いますが、古典として充分楽しめると思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-16 02:15:22)(良:2票)
5.  トータル・リコール(1990)
後で友人に言われたこと。シャロン・ストーンのほうが魅力的なので、あのまま暮らしてたほうが良かったんじゃないのかなー、と微妙に心残りに思わせるところが、うまい演出なのだそうな。なるほどね。
[映画館(字幕)] 7点(2008-06-21 00:10:37)(良:1票)
6.  ザ・ロック
よくあるアクションシーンを適当につないだだけで、長ーい予告編みたいな映画です。何かが爆発して、だれかが撃ち殺されてれば迫力あるだろ!!と押し付けてくるような、安っぽい映画です。そもそも、あっさり侵入できちゃうアルカトラズのどこが「難攻不落」なんでしょう?怪しげな老人(?)のコネリーも、結局単にバリバリマシンガンを打ってるだけで、この人がアルカトラズを脱出した人かどうかなんて、どうでもいい設定でした。スローモーションのしつこい使い方も、あまりにも安直な演出で、こんなので手に汗握ると思ってるなら、ひどい勘違いです。ケイジが演技でがんばってるのが、浮きまくっててかわいそうなほどでした。
[映画館(字幕)] 3点(2007-06-17 02:21:57)(良:1票)
7.  スパイダーマン3
さすがに前2作と同じパターンを使えなかったせいか、とりあえず寄せ集めてみましたとでもいうような、薄っぺらいエピソードをくっつけただけの映画になってしまったと思います。頭からっぽにして観られれば、派手なアクションだけでも楽しめたのでしょうが、それは無理な注文。どうでもいい「障害」をカップルの間に強引に発生させて、別れる別れないで引っ張るのも、ほんと、飽き飽きします。
[DVD(字幕)] 3点(2007-12-29 18:29:59)(良:1票)
8.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
本筋と無関係なシーンが多くて、全体にバランスが悪いと思います。オープニングの万博シーン、バスのカーチェイス、鉄骨の上でのドタバタは、不要とは言わないまでも、長すぎでしょう。その時間分だけ、悪役側の背景を丁寧に見せて欲しかったです。子供の頃は遊んでばかりで楽しかったという感情と、昭和の風景との関連も、よく分かりません。幼稚園の先生たちの子供時代は、もうあの町の風景ではないですもんね。ラストの、しんちゃんが足にしがみつくシーンも、どこかで観たようなものでしかないので、ちょっとあざとい感じです。飛び降りようとするシーンも、なぜそこまで思いつめないといけないのか、説明不足で理解できないので、強引にまとめただけのようにしか見えません。ヒロシの足のにおいと、お疲れサラリーマンの回想シーンの流れだけ、うまいなあと思いましたから、4点。
[地上波(邦画)] 4点(2009-12-19 16:30:02)(良:1票)
9.  もしも昨日が選べたら 《ネタバレ》 
元の時間に戻る前の展開が結構泣けてしまいます。父親の手品のタネのエピソードや、生意気そうな娘が「200年生きる約束」を持ち出すところなど、ちょっと感動ものです。しかし、その一方で、「仕事人間は家庭が不幸」というありがちなテーマにうんざりさせられる部分も。そろそろ映画に出てくる夫婦も「どっちが大事なのよ!?」などという古臭い喧嘩をするのをやめて、少し大人になってほしいものです。ベッキンセールが全く演技できてない(特に表情!)ので、さらに減点。
[DVD(字幕)] 5点(2007-07-08 01:36:38)(良:1票)
10.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
ひとつひとつのシーンを丁寧に演出している印象が強く、一見すると単調に思えるけど、完成度は高いと感じました。ストーリー重視で観たり、派手なアクションやお涙シーンを期待して観ちゃうと、損です。主人公が実は剣の達人だという設定も、「もっとおもしろく展開できたのでは?」とも見えるほど、サラッと描かれますが、かえって観客の想像をかきたててくれて、映画全体の内容を濃くしていると思います。刀を研ぐシーンの緊張感がたまりませんね。真田広之の表情や動作も、余計な演出一切なしで無駄がない。残念なのは、岸恵子のしゃべりとシーンだけが説明っぽすぎる点(そこだけ減点対象に)
[地上波(邦画)] 8点(2009-06-27 08:55:50)(良:1票)
11.  ハリーとトント 《ネタバレ》 
しみる映画ですね。直接的なメッセージはほとんど全く描かれていないのに、観ながらいろんな感情がわいてくる絶妙な演出です。旅の途中で出会う人とのエピソードが抑え目なのがうれしいです。トントが画面の中にさりげなくしか登場しないのも、かえって作品の深みになってると思います。高齢化社会の問題を描いているという声もありますが、単純に長い人生経験を経た一人の男の人間くさい物語と思っても充分じゃないでしょうか。ベンチで話してた友人の遺体を確認に行って、ハリーがちょっとだけ泣くシーンが好きです。何度も観てますが、エンドロールのキャストの最後に「トント」って書いてあるのに気づいたときはすごくうれしくて泣けたなあ。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2009-02-08 03:06:24)(良:1票)
12.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
主人公をヒーローとして扱っているけど、その行動のほとんどが身内のためのものなので、ひどくギャップを感じました。ラスト、逃げる人で一杯のバスを止めてまでして姪っこを助けに行くシーン、感動的な場面で終わらせたかったのかもしれないですが、とても利己的な行動に見えてしまって、興ざめでした。無理してドラマを作らなくてもいいから、ドキュメンタリー調にまとめたほうがいい作品になったのに、と残念です。密告しにいく悪役のホテルマンのキャラクタにも無理がありましたね。映画としての出来も、「キリング・フィールド」や「遠い夜明け」のような印象的な演出はなかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2007-06-02 18:41:16)(良:1票)
13.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
3人の刑事の行動がどう絡んでいくのか、よく考えられたシナリオだったと思います。意外な「オチ」も、迫力の「ドンパチ」もほとんど無いので、そのパターンでの新味を期待して観てしまうとガッカリすると思いますが、ゆっくり考える暇を与えないほど混沌とした展開がおもしろい。遊園地のように単純にのめりこめる映画もいいですが、こういうゴチャゴチャした映画もまた楽しいものです。エドがリンとああいうことになってしまう心理が理解できなかったのが、ちょっと残念ですが。スペイシーが最後に意味深な薄笑いを浮かべるところと、エドとリンの写真を見せられたバドが殴りこんできた後、真実に気付かされるシーンが好きです。特に後者は、単なる乱暴者じゃないバドの一面がよく出ているのがうまいと思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2009-03-22 16:24:22)(良:1票)
14.  ミニミニ大作戦(2003)
いろんなアクションシーンが観られて、それぞれ良く出来たシーンなんですが、それ以外は、どうということもないですね。無難に作ってるという感じです。ほめるべきポイントがどこにもないので、すぐに他の映画と区別が付かなくなってしまいそうです。
[DVD(字幕)] 4点(2007-02-24 19:32:04)(良:1票)
15.  ブラック・レイン
優作さん、ほめる人が多いようですが、単純に目玉向いて、キレまくってるだけで、大した演技じゃないように見えます。最後も弱すぎるし。ハリウッドの俳優さんに比べると、日本の俳優人の表情の乏しさが目立ってますね。高倉さんらしいって言えばそうなんですが、もう少し、「お友達」になっていく気持ちの変化が表情に出てたら、おもしろかったのにと思います。
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-01 21:55:44)(良:1票)
16.  アイ,ロボット
何の魅力もない映画でした。ロボット映画とウィル・スミスと聞いただけですぐ想像できる程度の内容以外には何もありませんでした。何度も同じアニメを観たがるような子供向けの映画ですね。(レンタルビデオ屋で「これもう観たじゃないの!」と親に怒られている子供をよく見かけることを思い出しました。)
[地上波(吹替)] 2点(2007-06-01 07:17:41)(良:1票)
17.  サイドウェイ 《ネタバレ》 
映画全体に人間くささがぷんぷんしていて、上質な短編小説でも読んだような気にさせてくれる作品。元妻が意外に誠実そうな人で、その現だんなが意外にいい男だったところ(かつ、それをしつこく説明していないところ)が、うまいなあと思いました。派手なドラマが展開しないと映画観た気がしない方にはおススメしませんが。 
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-07 21:52:05)(良:1票)
18.  マイアミ・バイス
「硬派」なの?と言われれば確かにそうかも。でも退屈。横目で環境映像のつもりで観れば、少しは楽しめるかも。
[DVD(字幕)] 3点(2007-06-23 16:41:46)(良:1票)
19.  それでもボクはやってない
丁寧に作ってあって、完成度が高い作品だと思います。内容のことを言えば、裁判官や検察官をちょっと悪者っぽく描きすぎでしょうか。彼らの立場を想像すれば、この映画の中で語られていること(証拠や証言)から、あの結論は仕方なかったように思います。観客は事実を知らされているから、奇妙な結論のように見えてしまうのも理解できますけど。映画の中で「無罪にしておいて後で引っくり返ると左遷」みたいな背景が説明されているけど、逆もまたしかりで、「有罪」にしておいて後で引っくり返って「無罪」になったって、今度は第3者やメディアに叩かれるのだから、裁判官が「無罪」にしたがらないという説明も、ちょっと一方的だったと思います。結局、犯罪を公平に裁くためにはそれなりの証拠が必要だという、ギリギリの方法が「裁判」なのだということでしょうか。
[地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 02:49:10)(良:1票)
20.  紅の豚 《ネタバレ》 
悪役が出てこないので、全体にまったりしていて、少々緊張感が足りない分、評価は減点、ラストの決闘がどうでもいいボクシングもどきになってしまったのにずっこけて、さらに減点。でも、映画的には、工場からの脱出シーンや、ジーナが少女時代の記憶をよみがえらせるシーン(セリフがないのがいい!)など、よく練られた演出がたくさんあって、楽しめました。この作品を境に、宮崎アニメは、子供だましの「異形アニメ」になってしまったことを考えると、歴史的には貴重かも。
[映画館(邦画)] 7点(2007-05-26 20:41:35)(良:1票)

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