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コメント数 172
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自己紹介 勢いで書いてしまっているので、おそらく一貫性はないです。
今思うと「どうしてこの映画をあの映画よりも高く評価しているんだろう」と思うことはよくあります。でもそのとき感じたことを大事にして変えないようにしてます。まあ、ひどい誤字脱字や「てにをは違い」は気がついたら変更してます。
それにしてもここのレビュアーの方は文章がうまい人が多いですね。勉強になります。

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評価順1
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1.  ピースメーカー 《ネタバレ》 
今思うと作成された時代背景を感じます。犯人が背負った悲劇を描くことで 一方的なアメリカ万歳にバイアスをかけたくなかったのでしょう。 しかし、そんなの必要なかったような気がします。NYに核が持ち込まれた 緊迫感というもので盛り上げようとしてもテンポが急に悪くなってしまいました。 アメリカの罪を自ら問うたのに結局は答えていないのはスタンスが良く分からず中途半端です。前半のアクションの流れに徹したほうが良かったような気がしました。 
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-23 00:25:48)(良:2票)
2.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 
よくあるテーマを扱っているので無難にできるはずなのに、これはひどすぎました。 彼女たちがなぜ音楽に取り組んだかが全く分からないのです。音楽は決して安易なものではありません。それなのに、本当に下手だった彼女たちが突然にうまくなっているのです。 映画としてみせる時間の長い短いではなく、うまくなった結論を描きたいのであれば、彼女たちの真剣さが描かれないといけないのではないでしょうか。 突然ゴールについてしまう安易さに唐突感においていかれてしまうのです。そう、本来は、夢中になって取り組むところを真面目に描くべきなのに、そこをギャグで飛ばそうとしているところにテーマに対する不誠実さいうかバカにし切った態度がでている気がしてならないのです。 下手だけど楽しかった青春モノと見せかけて安易な成功をくっつけてしまっただけで、どちらにもなることができなかったと思います。初めて0点をつけたくなってしまいました。
[地上波(邦画)] 0点(2008-11-11 22:35:02)(良:2票)
3.  デビルマン 《ネタバレ》 
評判が悪いので怖いもの見たさで見てしまいました。集団ヒステリーというかいじめとそれへの闘いになんとなく引き込まれました。刀で切りつけるシーンなんかはある種のカタルシスを得ることもできました。それにおそらく莫大な費用がかかったと思われる映像もかなりきれいでした。 演技は拙く、ストーリー展開は確かにあまり工夫がなく今ひとつでしたが、原作をよく知らず、テレビで見たことや心構えが既にできていたこともありダメージはそれほど感じませんでした。  おそらく原作ものでなければここまで平均点は低くならなかったのではないかと思いました。
[地上波(邦画)] 4点(2008-04-13 21:31:59)(良:2票)
4.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 
様々な角度から同じ事象を見せる手法の映画ははまれば面白いが、これはダメだった。 情報をわざと隠しているのが見えてしまうのはテレビドラマ的な安さが感じられてしまい興ざめしてしまった。出きればうまく処理して欲しかったところ。それに、登場人物の背景を必要としているのかいないのかよく分からない使い方も観客を意味深に期待させておいて、無視しているような気がしてしまう。最終的にはカーチェイスで解決したってのは本来目指した映画の方向性と一致していないのではないだろうか。と思う。
[DVD(字幕)] 4点(2008-10-19 14:37:49)(良:1票)
5.  L change the WorLd 《ネタバレ》 
Lがジャッキーチェンばりのアクションをしたり、ネットカフェ難民になったり、自転車で逃げたり、背筋を伸ばしたときにポキポキ音を鳴らしたり・・・笑えるシーンは満載。「L CHANGE THE WORLD」というよりは「WELCOME TO THE L WORLD」という趣。でもストーリーがしょぼいのでお金を払っていたら怒っただろうなと思う映画。
[地上波(邦画)] 3点(2009-02-01 14:19:30)(笑:1票)
6.  ミュンヘン 《ネタバレ》 
普通の男が国家の命令で暗殺者となる。 決してスマートな暗殺でなく息を切らしながらの逃亡の描写はリアル。 暗殺を続けるうちに自分たちの身分も明らかになるところとなり、 逆に狙われる立場になったことの恐怖、全てから逃げようとしても 安住の地のない絶望がその後も続く。 集団の中にある個人は依存しあっている間はいいのだが、集団を捨てたときに逆に捨てられてしまった。 ミュンヘン事件の描写は、暗殺者たちの行動の動機を説明するためのものであり、その後はあくまでも巻き込まれた個を描いています。 ここで描かれた集団の理屈は重いテーマでありながら、本作での扱いは実はあまり重要なではなかった気がします。 それは身近なテーマに置き換えることも可能であり、決してひとごとだとは思えませんでした。そう、私は恐怖を感じました。
[DVD(字幕)] 9点(2007-10-26 21:31:51)(良:1票)
7.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
本当に大好きな映画で何回も見ています。 まず、マービン、FBI、セラノをうまく組み合わせた綿密な脚本が見事です。無駄なシーンが全くありません。 また、キャラクターもみんなちょっと抜けていてユーモラスだから、貧乏で悲惨な逃避行も明るい。 それに、賞金稼ぎと賞金首という間柄ながら、主役の二人とも基本的に善人。 だから立場の違いを乗り越えてだんだんと友情が生まれていくのが自然に描かれていました。最後まで己の正義を貫いたジャックとマデューカスの2人を観客としても大好きになりました。 それに命がけの旅を終えての別れのシーンも本当に爽やかで洒落ていますね。
[DVD(字幕)] 10点(2008-11-22 21:52:34)(良:1票)
8.  じゃりン子チエ 《ネタバレ》 
とにかくキャラクターが魅力的。 それに声優がキャラクターにあっていると思います。棒読みですが西川のりお はこの人しかテツはありえないと思うほどのはまり役。 チエの中山千夏もイメージに合っています。 会話も明るいし、基本的にいい人ばかりでほのぼのとしており、 家族仲もよくていいお話です。井上靖の小説のような空気です。 原作のエピソードをつなげていった本作ですが、 キャラクターを広げる方向に進みすぎて最終的に自滅した感はあります。 途中に他のエピソードを入れてお母さんが帰ってくるところで 終わらせるともっとよくなったような気がしてなりません。 猫の喧嘩で終わらせて中途半端にしてしまったところがマイナスです。
[地上波(邦画)] 7点(2008-01-04 21:27:59)(良:1票)
9.  犯人に告ぐ 《ネタバレ》 
テレビで失敗した刑事が汚名返上のためにテレビを利用するというのが面白いです。 前半に散りばめだれた過去の失敗を経緯とした嫌な出来事の数々が 後半で犯人を追い詰めるとともに一気に終結に向かっていくというサイドストーリーの使い方がよかったと思います。 踏みつけた周りと立場が逆転していくところにカタルシスがあります。 メインストーリーは普通の青年である犯人の追跡であり、強敵と対決するという形 でないので、そこに期待を置くとちょっと物足りなくなるかもしれませんね。 映画としてどうかというとかなり地味ですが、なかなか楽しめました。 
[地上波(邦画)] 7点(2008-11-20 22:30:22)(良:1票)
10.  俺たちニュースキャスター 《ネタバレ》 
くだらない。ひたすら話は薄く軽く漫画的である。しかしその軽さがとにかくツボにはまった。また、カメオ出演の俳優も豪華で見ごたえあり。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-05 23:02:35)(良:1票)
11.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 
素直に面白かったです。社会派として先進国(旧宗主国のお仲間)側からの 目線はやや鼻につく感じでしたが、アクションシーンは秀逸で見ごたえがありました。 なんといってもレオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしくてよかった。 ソロモンの家族が救われ、ハッピーエンドだったのも見ていて安心です。 なんとなく安易なところもありましたが、こういう悲惨な話は最後は救われないと 見ていられないです。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-16 23:26:26)(良:1票)
12.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
前作「荒野の用心棒」と似た雰囲気。主役はジョーと同じ衣装だが”名無し”。 だが、本作も前作に劣らず設定が面白い。腕の立つ賞金稼ぎが二人同じ獲物を狙い、 協力しているようで出し抜こうとしている。また、賞金首も仲間を裏切る といった複雑な動きをするので気を抜けない。また、くどいくらいまでの 男たちのかっこよさの描写にしびれました。本作ではリー・ヴァン・クリーフ の役柄が一番かっこいいですね。
[地上波(吹替)] 8点(2008-10-27 23:27:20)(良:1票)
13.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
すごい映画だと思いました。過去の人生の回顧をミュージカルシーンを用いてテンポ良く進め、だんだんと時間の進みを遅くしていく。年老いた松子が過去を振り返り、最後は妹とも和解して終わる、その見せ方がすばらしいです。 人の気持ちを素直に受け取ることができずに、死んだ後になって始めてその人の自分に対する気持ちが分かる・・・そして後悔の連続。 原作に比較的忠実で本当に悲惨な話だけど、明るい音楽や小ネタを使い、死ぬ間際の見せ方もなんとか美しく終わらせてくれて、救いがありました。 人殺しや売春の話、それからあまりにもバカな転落話のため賛否両論な作品ですが、私は文句なく大好きです。中谷美紀は本当に美しかった。音楽や映像も良かった。それから、自分も後悔なく生きなければという気持ちにしてくれたのです。
[DVD(邦画)] 10点(2007-10-08 16:47:32)(良:1票)
14.  初恋のきた道 《ネタバレ》 
チャン・ツィーが可愛い。ただそれを愛でる為の映画。 プロモーションビデオのような印象だ。 お父さんが生徒に慕われるところが全くといっていいほど描かれていないので ラストを感動的なエピソードとして捉えることが全くできなかった。 
[地上波(字幕)] 5点(2009-02-01 09:59:50)(良:1票)
15.  機動警察パトレイバー2 the Movie 《ネタバレ》 
うる星と同じで、2作目は本来のキャラクターを完璧に無視した展開。 とは言え、これは面白い。軍事アクションといった風合いがあって、見えない敵を追いかける緊迫感が伝わってきた。これよりも後の作品と違ってメッセージも分かりやすい。最後にとってつけたようにパトレイバーを出さざるを得なかったのだが、わざわざ出さなくても作品としては完結できた。もっとすっきりした終わり方ができたかも知れない。
[地上波(邦画)] 7点(2008-08-10 00:05:52)(良:1票)
16.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
勝ち組を目指す父、自閉症気味の長男、自殺願望の叔父、ヤク中毒のエロい祖父と負け犬感あふれる家族(まともそうなのは母親だけ)が可愛い娘のオリーブのためにミスコンにともに向かう。それぞれの夢は旅の途中で敗れていくのが明らかになり、絶望のふちに落ち込むもお互いに慰めあい、オリーブをミスコンに参加させることが唯一の希望(それでも優勝は無理そうだが)となって団結していく。なんとなく痛々しく悲しくも見えていくのだけど、必死に希望を失うまいとする姿には心を打たれます。暗くなりそうな旅の中で光るのはやはり祖父の存在でした。つらいときもユーモアや前向きな心は必要なんですよね。それに、幸せはおそらく他人に決めてもらうことではないんだなという風刺も効いていて小気味よかったです。
[DVD(字幕)] 9点(2008-05-25 16:18:56)(良:1票)

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