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プロフィール
コメント数 37
性別 女性
年齢 58歳
自己紹介

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1.  山桜 《ネタバレ》 
数ある藤沢作品の中で最も好きな『山桜』が映画化された。 野江の雰囲気がどうも田中麗奈ではないような気もする (彼女なら、ちゃきちゃきのおきゃんな町娘のイメージ)。 手塚弥一郎はというと、原作には「男にしては優しすぎる目元」とあるので 若い時の中村雅俊などぴたりだったんじゃないかと思う。 とはいえ、予想外に東山紀之はよかった。 寡黙で正義に篤く侠気のある役どころがはまっていた。 今後が非常に楽しみだ。 食事時の礼儀作法・季節感を楽しむ気持ちのゆとりの有無で、 家格あるいは人格の違いを表していたり、 大目付に出頭する手塚と米倉(この人も正義の人であった)の視線だけのやり取り、 静かに逼塞していた手塚の母堂が、野江が来るようになり扉を開け放したり、と そこかしこに隠してある旨み、みたいな物を探すのも楽しかった。 冨司純子はさすが。画面に登場するだけで暗がりに明るい光が差すかのようだった。 それも、野江が訪ねてきた時はちょっとやつれている感じであったが、 次にはふっくらしたと母性が表れていた。 全体としてよかったが、一青ようの歌は私にはちょっと合わなかった。
[DVD(吹替)] 8点(2009-01-14 17:53:52)(良:2票)
2.  模倣犯
宮部さんが描きたかった、犯罪周辺の人たちの悲しみを 面白おかしくあげつらい果てには泥を塗ってどぶに捨てた、 いえ、そんな表現ではとても足りません。 もとの小説を読むのを躊躇されているならぜひ読んでください! この怒りが解っていただけるかと思います。 宮部さん本当にお気の毒です。 
[映画館(邦画)] 0点(2008-06-27 23:32:51)(良:1票)
3.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
主人公が垢染みた侍なのですが、美しい瞳と清潔感あふれる真田広之だからこそもったのではないでしょうか。下手なキャスティングでは真にうだつの上がらない役になってしまいます。 そんな彼に惹かれる朋江さんも美しくまた聡明で魅力たっぷり。 そんな主人公二人の美形振りだけでなく、脇役陣も立派。 吹越さんよし、故深浦さんもよし、お父様と声のそっくりな梅雀さんよし、と安心してみていられます。 特筆すべきは田中泯さん。狂暴なだけの野蛮人ではない証拠に、まずは相手の技量を認めて和やかに話が進みます。それが一変する時のあの迫力にはびっくりしました。 あの、眼が光る一瞬だけでも、この映画を見る価値はあると思います。
[DVD(邦画)] 9点(2009-02-05 23:23:28)(良:1票)
4.  ラルジャン 《ネタバレ》 
首が飛んだり、血しぶきが吹き荒れる、といった類ではないが非常に怖い映画でした。 金は天下のまわり物。 彼が人を殺したのもお金のため。 私がこの作品を好きなのは、殺される老人のひくバッハが印象的だから。 なぜ『半音階的幻想曲とフーガ・ニ短調』だったのか。 ブレッソン監督におしえてもらいたかった。 これを観た後、猛然と練習して今も時々ひくお気に入りになりました。 ひきながら頭の中は、庭に面した部屋でバッハをひく老人がいつもよみがえります。
[映画館(字幕)] 9点(2008-04-20 00:21:20)(良:1票)
5.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
観終わった後こんなにあたたかな気持ちになる映画もそうありません。子役のかわいらしさといったら!主人公兄妹だけではありません、ザーラの靴を履いていた女の子もそうだし、お屋敷街の孤独な男の子も、出てくる子みんなみんなかわいすぎ!私はマラソンの結果をまったく知らずに見たので、あの最後の団子レース状態では、部屋で一人声をあげて応援してしまいました。最後の心憎い演出はすばらしい。あの後、アリ一家に起こったであろう出来事を想像する事は、監督から観た人へのプレゼントだと思います。好きなシーンはたくさんあるのですが、ザーラに癇癪を起こされたアリが『じゃ、洗おう!』とにっこりするところ・盲目の父親を手伝う貧しい女の子(ザーラの靴を履いていた子)を見て、二人であきらめた表情をするところ・庭師として入った豪邸の孤独な子に優しく寄り添うアリの姿(眠っちゃった子にぬいぐるみを添わせてあげるところなんかは、アリの優しさに涙が出てしまいます)など。甘やかされすぎて耐えることを全く知らずに育った現代っ子からは程遠い思いやりを持つ子供たちに『大人だな』と思わされます。大人たちも面白いですね、お父さん・隣人・学校の先生・寺院の世話係 などアリのよさをわかってほめてあげられるシーンを見るとほっとします。お屋敷街のおじいさんも、いい人でよかった。いつまでも心にとどめておきたい素敵な映画です!
[DVD(字幕)] 10点(2009-05-21 11:11:36)(良:1票)

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