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スティーヴン・ジェラードの妻さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 52
性別 女性
自己紹介 いつもこのサイトを参考に鑑賞する作品を決めています。
ここでのみなさんのいろいろな意見は非常に参考になります。
小難しいことはわかりません。うまく表現できませんが、平凡な40代の一市民としてありのまま映画についてコメントさせていただきます。

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1.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 
DVDを購入し、これほど何度も繰り返し見た映画も珍しいです。ほとんど会話で成り立っているので英語のスクリプトを購入し、せりふまで細かくチェックしました。暗記してしまったセンテンスもあります。会話の中身は実にたわいのないものです。でも男女の間はそれでいいんじゃないでしょうか。理屈じゃないのかもしれません。個人的には今まで見た恋愛モノの映画ではダントツ1位?の映画です。確かに現実にははあり得ない話かもしれませんが、だからこそ良いんです。ウィーンの美しい風景と二人のつきることない会話でこんな素晴らしいロマンチックな映画に仕上がったことに感動です。二人で立ち寄ったレコード店での視聴ルームでの表情(お互いあえて目を合わさない)、ドナウ川の見える観覧車の中でのキス、占い師や詩人とのやりとり。そして立ち寄ったダイナーでの電話のかけ合いのシーン、最後にバーで手に入れたワインを飲んで芝生に寝転がる二人、全てが印象的です。現実には起こりそうにありませんが、死ぬまでに一度でいいからああいう偶然の出会いで恋に落ちてみたいです。 ジェシーとセリーヌがとても自然で(私生活でもカップルかと思わせるほど)続編の「Before sunset」の前に見ることをおススメします。 あと、邦題よりも原題の「Before sunrise」の方が良かったと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2008-02-29 17:23:17)(良:4票)
2.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 
久々に良い映画に出会えた。人にも薦めたい作品。 物語は旧東ドイツ東ベルリンを舞台に1984年に始まり壁崩壊後から数年後までを描いている。ニュースで漠然と知っているベルリンの壁崩壊だが、そこに至るまでに社会主義体制の下、人々は言論や表現の自由を奪われており、言論統制はもちろん密告、拷問、高官の不正や横暴など実際に同じようなことがあったのだろうと容易に想像できる。ドライマンは反体制派の劇作家とみなされ、同棲相手の舞台女優クリスタとの生活を主人公の秘密警察(シュタージ)の大尉ヴィースラーに盗聴されてしまう。映画のタイトルである「善き人のためのソナタ」であるが、あの1曲で急に心変わりしたわけではなく、2人の生活を盗聴した積み重ねにより彼が以前は持ち合わせていなかった人間らしい感性や良心が目覚めたのだと思う。(延べ何日間盗聴したのだろう?)物語はサスペンスとしても飽きさせない。途中、女優が薬物所持で逮捕され、取調べ後釈放されアパートに戻る。その後、二度目の秘密警察の手入れが入るまでの一連のやりとりは見事であった。結局女優は事故というより自ら車に飛び込むような形で亡くなってしまう。その後大尉ヴィースラーのキャリアは閉ざされ、地下室のメール係へ。自然とヴィースラーを応援したくなる自分がいて、強制収容所でなくて良かったと思った。壁崩壊後はメールを郵便受への投げ込む仕事につくがカートを引く元大尉の後姿は以前は大学で教鞭をとる姿とは似ても似つかぬものになっていた。ドライマンとヴィースラーは最後まで直接言葉を交わすことはなかったが、最後の本屋のシーンでお互いの存在を確かめることが出来、余韻のある終わり方だった。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-21 22:01:11)(良:2票)
3.  恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~
内容には期待しないで、サラ・ジェシカ・パーカーやマヒュー・マコノヒーのファッションを見るには良い作品。休みの日に軽い気分で見るには良いと思う。これも映画の楽しみ方のひとつだと思えば、それなりに価値がある。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-15 14:24:07)(良:1票)
4.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~
ピアフについての予備知識なしで見ました。日本で言えば美空ひばりという感じなんでしょうか。大体予想どおりの展開でしたので(こういう人は凡人とは違う波乱万丈人生を歩む事は事前に承知)、大きな感動とか驚きはありませんでした。映画の出来としては悪くなく、まぁ良かった方だと思います。時間軸が進んだり戻ったりするのもさほど気にならず。主演のマリオン・コティヤールは「プロバンスの贈り物」で凄く綺麗な人だなという印象でしたが、今回はメークで別人となりピアフになりきっていました。特に晩年のピアフはまだ40代ですが、70代くらいかと思うくらいやつれていました。マリオン・コティヤールについてあまり知らなくて、容姿だけが売りの女優かと思っていたら大間違い。迫真の演技で、アカデミー賞主演女優賞受賞は妥当かもしれません。ピアフについて知識や思い入れがあればもっと楽しめる映画でしょう。
[DVD(字幕)] 6点(2008-05-11 13:59:20)(良:1票)
5.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
私にとっては007シリーズデビュー1作目でした。子供の頃から007は知っていましたが、完全な食わず嫌いでまともに見たことは一度もありませんでした。実に面白かったです。これで007シリーズを全部制覇しようと誓った記念すべき作品になりました。その後、ショーン・コネリーの本シリーズ1作目「Dr.No」を見て、これは全作品全て見なければいけないという気になりました。昔からのファンとは違い、他の作品とは比較できませんが、これだけでも十分堪能できました。これはニューボンドだとおっしゃる方が多いようですが、1作目の「Dr.No」の時のボンドと原型は変わっていないように思いました。 これから1作品ずつ鑑賞し、007の歴史を確かめたいと思います。全体に少し長く感じましたが、総じて楽しめました。食わず嫌いだった女性にもおススメしたい良作です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-04 10:09:59)(良:1票)
6.  再会の街で 《ネタバレ》 
非常に秀作の誉れ高く期待して観たのですが、個人的には今ひとつでした。よって4点です。すみません。9.11で家族を亡くし、その後偶然再会した大学時代のルームメイトによって再生する男の物語です。いつもはコメディ専門のアダム・サンドラーが病んでしまった男(チャーリー)を好演していたし、ドン・チードル(アラン)もその男を心配し思いやる大学時代の友人で今は歯科医として成功した男を自然な感じで演じていて好感が持てました。一見、チャーリーだけが再生するように見えますが、アラン自身も家族や仕事で悩みや行き詰まりを抱え、チャーリーとの関わりを通して自分自身も同時に再生されるというところがポイントなのでしょうね。確かに良い話ですし、いろいろ考えさせられる部分もありました。ところが、途中からチャーリーのいつまでたっても立ち直ろうとしない態度(おそらく病んでいるのでそう簡単には元には戻れないのでしょうけれど)ちょっとイライラしたし、それを献身的に支えようといい人過ぎるアランにも少し苛立ちを感じたりしました。また、数年ぶりに会った大学時代のクラスメートが何故ここまで親身になれるのかが今ひとつ見えませんでした。確かに9.11で家族を亡くした元ルームメイトをほっとけないということでしょうが、2人の過去の関係がどれほど深かったのかは描ききれていないので、その辺りがしっくりきませんでした。もちろんアメリカ製作の映画ですから、9.11の犠牲者への同情や扱いは格別のものがあります。しかし、中東でもアメリカの空爆等で家族を亡くし、同じように病んでしまった男もいるんだろうなとちょっとさめた目で見てしまう部分もありました。
[DVD(字幕)] 4点(2008-07-29 23:04:49)(良:1票)
7.  トランスフォーマー
CGの技術はすごいと思いますが、自分には全く合いませんでした。こういう世界が好きな人には評価が高い作品かもしれません。敵のロボットと味方のロボットの区別がつきにくかったです。
[DVD(字幕)] 2点(2008-04-29 21:30:25)(良:1票)
8.  スルース(2007) 《ネタバレ》 
これはかなり緊迫する映画だ。まず登場人物が2人しかいない。そして場所が作家(マイケル・ケイン)の自宅だけ。この狭い空間で二人の戦いが休み無しに90分続くので、息が抜けない。最後はちょっとあっけない気がしたが。でもマイケル・ケインもジュード・ロウも適役だったと思う。オシャレでスタイリッシュな空間に二人がとても映えていた。会話劇が好きな方にはオススメ。
[映画館(字幕)] 7点(2008-07-20 22:46:44)(良:1票)
9.  女王陛下の007 《ネタバレ》 
1969年製作ですが非常に良く出来ていると思います。当時はコンピュータによる編集は無く、スタントマンやカメラワークを効果的に使うことによってスピードやスリルを演出しているのでしょう。それが十分に感じることが出来ました。この一作で降板してしまうジョージ・レーゼンビーは、確かに前作までのコネリーボンドのイメージが強いせいか、地味な印象は否めません。しかし、モデル出身で俳優経験はほとんどないものの見事なアクションであったと思います。ダイアナ・リグ演じるトレーシーは美人だとは思いませんでしたが、どこか魅力のある女性でした。ボンド同様運動神経にたけており、カーチェイスやスキーテクニックもプロ並みという活発な女性でした。おてんばな反面色っぽさも持ち合わせており、実にボンドらしい女性選びだと思います。アルプス山頂で敵ブロフェルドに隔離され治験の餌食となる女性達が40年前にすでにカーリングに興じていたのも驚きでした。我々日本人の多くは長野五輪で初めてカーリングの存在を知った人も多かったのだから。また敵に追われスキー板1本、ストック無しで急斜面をかけ降りるボンドや雪崩を背にして斜面をかけ降りるボンドとトレーシーのシーンは圧巻でした。ボブスレー攻防もこの映画の見所でありハラハラさせてくれます。ボンド映画にありがちな特殊兵器は影を潜め、非常に現実的でイアン・フレミング小説に忠実なボンドを目指したと監督のピーター・ハントはメイキングビデオで述べています。監督ピーター・ハントはすでに過去5作のボンド作品の編集を手がけており、すでにボンド映画を熟知していた人物です。今までの路線を踏襲しながらより現実に近いボンド像を目指したのが良くわかります。ボンドのまれにみる真剣な恋愛から結婚に至る過程もさりげなく、結婚式でのマニーペニーの涙など粋な演出も見逃せません。この作品以降の派手なアクションや秘密兵器満載へと方向転換されたので王道とは言えないかもしれませんが、クオリティの高い映画だと思いました。1度限りのボンド役であったジョージ・レーゼンビーでしたがこれでよかったのかもしれません。一部では興行的には振るわなかったと報道されたようですが、実際の数値上では「ロシアから愛をこめて」とほぼ同数の高い興業収益を記録しています。
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-29 00:07:20)(良:1票)

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