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プロフィール
コメント数 692
性別 男性
自己紹介 鑑賞直後の感想を書き込むようにしています。映画館にはほとんど行かないので基本的には家庭内鑑賞になっております。年齢はくってますが映画を積極的に見るようになったのはDVDが普及してからの、にわか映画ファンです。なので映画に関しての特に過去の名作に関する知識が全くありません。今後の課題でもあり楽しみでもあります。26086

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1.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
これはとてもセンスの良い作品です。時系列の切り取り方も巧い。前知識がなければ少し引っ掛かりや違和感、疑問に感じさせる部分を、細かい伏線として時間ごとに氷解させていってラストに向けて全容を把握できるすっきり感。セットも設定自体も移動も少ないし小物や色合いも特徴づけているのであまり深く考えなくてもすぐ作品の基本構成や時系列が頭に入る。冒頭の捨てシーンかなと思った部屋貸しシーンもオーラスでの時間の表現に使っていてうなった。善意と同情に満ちた感情移入できる主人公3人、せつなさコミカルさ満載のやくざ、全部巻き上げられてしまった女詐欺師。こっちもすっきり感。ありもしない札束に中村靖日以外全員が右往左往。当の主人公中村本人は大金には蚊帳の外で恋愛問題にかかりっきり。優秀なコントシナリオだなあ。うーん、感心した。脚本に力量を感じた。伏線含めてもう一回見直したくなるのはメメント並み。レストランでの探偵の恋愛説教にはズシーンと身にしみた。中村靖日の普通ぽさ、は素晴らしいの一言。中村靖日相手のヒロイン役に役名桑田真紀っていう元巨人桑田真澄氏の嫁の名前を使ったことの確信犯ぶりにニヤリ。これは秀作。
[DVD(邦画)] 9点(2016-09-01 16:38:46)(良:2票)
2.  デビルマン
再見。0点を付けるために何の因果か2度目の観賞となった。漫画(アニメじゃない方)の熱烈なファン。その原作の良いところをカットして、どうでもよいエピソードをチョイス。脚本家に原作に対する愛がないために勝手に自分風のデビルマンを描いてしまったようだ。で、日本映画SFにありがちな展開に。演技はこの際おいておこう。たとえ高校文化祭レベルとしても。カメオ出演の多さがこの神原作を馬鹿にしてるのがわかる。どうせ、漫画だからと、監督演出制作の意識の根底にあるのだろう。永井豪はこの作品の完成を見てなにを思ったのだろう。彼にとってデビルマンとは、キューティーハニーやハレンチ学園の映像化とは意味合いは違ったであろうに。できることなら、もう一度ハリウッド制作で再挑戦させてあげたい・・・。この映画は日本の文化とも言える漫画を愚弄し日本映画史において大きな汚点となった。改めていうけど原作は素晴らしいんだよ。この映画もってデビルマンは語ってはならない。ここは強調しておきます。
[DVD(邦画)] 0点(2011-05-21 09:45:30)(良:2票)
3.  ノーカントリー 《ネタバレ》 
いやあ、せつない作品だった。大金を手にしたゆえに追われ命失う者、その妻、何の躊躇いもなく命を奪う者。作品通じて無常観が漂う。とにかく緊張感が半端ではなく、息を飲む場面が延々と続く。なんといってもシガー役バビエルバルデムの得体のしれない不気味さの表現が光る。素晴らしいと思ったら、やっぱり助演男優賞受賞してた。この作品なんの下知識なくレンタルしてたけど、本作品自体が賞取り作品だったんですね。良い出来でした。理詰めということはない、若くて前途洋々の人たちには理解しにくいかも、人生折り返し越えていろいろあった人たちには感じ入るところがあるかも。さんまさんの「人生生きているだけで丸儲け」という言葉が浮かびました。
[DVD(字幕)] 7点(2017-10-25 15:15:20)(良:2票)
4.  インターステラー 《ネタバレ》 
重力とか5次元とか言われてもイメージはできないけど、時空を超えた愛というのは十分に表現できていて、泣きどころも多数。クーパーがモニタで家族の報告を受ける場面、本棚のシーン。マーフとの再会、1人ぼっちのアメリア。のシーンはグッときた。宇宙船や天体の意匠も十分素晴らしくて、音楽も感動につながる素晴らしいもので、数あるSF作品の中でも屈指の出来のひとつと評価した。相対性理論と時間の大切さの関係のくだりは基本設定として緊張感を生むのに成功してるし、TARSもいい味だしている。火の鳥のロビタ連想した。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-07-06 20:30:17)(良:2票)
5.  劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇 《ネタバレ》 
ドラマ編が終了したあと、アナザストーリーとして翔天漸と3作もふってきただけあってようやく回収できた感じ。やっと理解が追いついた。ちょっと大風呂敷ひきすぎたね。でもファンにとっては嬉しい内容だった。過去のスペックホルダーも見れて。見続けたファンとしてちょっと涙の場面もあった。当麻のいないパラレルワールドの場面はせつなかった。少しギャグにふりすぎると批判はしたいけど、ファンなんで満足。演出としては、佐野元春のいきなりの歌は残念。テーマソングの方がコアなファンは感動できただろうになあ。違和感のある歌を放り込むって昭和のかおり。この作品で、加瀬戸田には本当に感心した。加瀬のファンになった。惚れてしまった。瀬文当麻は彼らの代表作と言ってよいと思う。ありがとう。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-10-11 13:48:34)(良:2票)
6.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
長すぎる!に加えて1作であったテンポの良さは全く消えている。途中で飽きる。分かりづらいストーリーもあるし、敵味方が入れ替わりすぎてグダグダになっている。これでは子供は理解不能では。カリプソがもう少し活躍するのかと思ったら不発だし。そもそも存在自体が?バルボッサの生き返りも動機が薄い。ジャックとバルボッサのからみで少しクスッとするところもあったけど。1作目の偉業を台無しにした2,3作は全くもって残念と言わざるを得ない。
[DVD(吹替)] 5点(2008-06-14 15:24:42)(良:1票)
7.  神様のカルテ 《ネタバレ》 
原作のファン。まずキャスティングが気になってしまった。宮崎は誰もが真っ先に名前が浮かぶハマり役なんだけど、桜井君泰造要にはどうにも違和感をずっと感じてしまい、作品に入り込むことができなかった。要はがんばってはいたけど。興行のためには嵐が必要なのは分かるけど、原作のイメージなら二宮君だろうし、泰造はこんな役柄でよく起用されるけどどこに魅力があるのだろう。作品としては、原作を読んでいる者としては違和感がありまくりだろう。尺の関係だろうけど、学士殿のエピソードも端折り過ぎてテイストが残されていなかった。読んでいないものにとっては何故このストーリーが折り込まれているのか不明だったろう。ハルさんの魅力も引き出せてない。総論、なんか、よくTVドラマにある医療モノになってしまっていた。原作を冒涜とは言わないまでも、その本質の魅力をないがしろにしてしまったと言っていい。小ネタははさみこんでいたけど、それも無駄。いっそ、ストーリー大幅に変えて、安曇さん一本に絞った方がよかったかも。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-07-27 08:02:17)(良:1票)
8.  風の谷のナウシカ
うーーん。恥ずかしながらいまさらの初鑑賞のためこの作品に対してノスタルジー的なものが私にはない。だから評価は現代基準になってしまう。難しい。メッセージ性は理解できるもののかなり難解。この設定この場面は何のメタファーなのか、考えながら見てしまった。オームが象徴するものが何なのかつかめず消化不良に。もっと子供のように考えずに感じれば良かったのかな。宮崎アニメの歴史を考える意味では重要な価値を持つ作品。 ただこのサイトでのこの高評価に対しては多少懐疑的ではある。
[地上波(邦画)] 6点(2010-02-27 19:43:36)(良:1票)
9.  小さいおうち
花子とアンで実力派の主役吉高仲間さえ凌ぐ脇役黒木華の驚異の表現力と存在感に度肝抜かれていた思いがあって、それをふまえて今作観賞。同じくする表現力を既に魅せておりこの段階でもう素地があったんだなと。決して派手さとか刺激の場面が多い作品ではないけど、それぞれの小さなエピソードが丁寧に描かれておりそれぞれが下地伏線となってラストまで感動を織りなす、山田洋二らしい作品だった。田舎から女中として出てきて、誠心誠意尽くした女性の心情をあまりに見事に黒木が魅せた。彼女あっての作品。世界が認めたのも納得。日本らしい秀作です。
[地上波(邦画)] 8点(2015-03-02 08:18:06)(良:1票)
10.  アイアンマン
ひええ、面白れええ。結構なめてたのに。自分の好みにばっちりはまるな。アイアンマンや敵方のスーツの意匠もいい。質感高いし。CGもアジアも都会も描きがいい。飛行シーンが少し物足りないかな。人物キャラなど人間関係もベタぽいとこあるけど、ゆえかはまってるなあ。トニー、天才で金持ちでエッチでいいかげんで正義漢でいいキャラ設定だな。シルバーのアウディ、この作品の作風にマッチしてたな(笑)。好みなんで1点おまけした。大甘だけど。
[DVD(吹替)] 8点(2010-07-06 22:44:25)(良:1票)
11.  ルパン三世 東方見聞録 ~アナザーページ~<TVM> 《ネタバレ》 
もはや自分の考えるルパン三世ではなくなっている。小学生高学年男子向きの作品だった。むしろ子供向きにするために脚本や演出のクオリティをわざと落としているのだろう。コナン君風の作画にどうにもなじめない。違和感がずっと続いた。コストの関係で仕方ないのだろうけど、背景には手抜きが感じられて寂しい感じ。ネタ的には平泉とマルコポーロを絡めたりして「おっ」と感じさせるとこもあるのだけど。永井一郎さんの声だけにはいいなあとしみじみできた。リスペクト部分だった。大人向けのルパン作品見てみたいなあ。需要もあると思うし、ルパンという世間に認知されたプロットなんで製作もし易いと思うんだけどなあ。
[地上波(邦画)] 4点(2013-09-11 18:40:13)(良:1票)
12.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
ロンハワードらしいしっとりとした絵作りで荘厳さを感じる。白鯨との戦いというより、海の厳しさという印象だった。鯨油の時代背景とか捕鯨シーンとか勉強になるシーンも。いまいちメインの飢餓のシーンの壮絶さが映画向けにマイルドにされていた感も。チェイス航海士が最後で白鯨を見逃したシーン。印象的。畏敬の念を払ったんだろうかと解釈。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-05-04 12:14:41)(良:1票)
13.  イーグル・アイ
コンピュータが自我に目覚めオペレータの意思を超えて暴走しだすのは、よく使われるテーマのためさほど驚かされることもなく斬新さは感じなかった。ネットワークを駆使することになんかもよくあるし、アイデア自体がどっかで観たなというのが多かったかな。冒頭シーンがきっかけになったとことかオッと思った。できれば、コンピュータ単純に破壊ではなく、知性持ったアリア相手に説得できたらウーンと考えさせられたかも。ただ、なんか追跡シーンの迫力があって、意外と面白く見れたんで1点おまけした。主人公のシャイアラブーフ、どうもナイーブというかヘタレな青年役が多いかな、トランスフォーマーと丸かぶりだし。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2009-11-29 08:56:05)(良:1票)
14.  マイ・インターン 《ネタバレ》 
とっても気分良く鑑賞終了。悪い人もいなくてハートフルに見ることができた。もちろん、我が身をデニーロに感情移入。観る前は、アンハサウェイが傲慢な女性経営者でそれをデニーロが改心させる成長物語だろうかなという先入観あったけど、新興企業の女性リーダーの苦悩をデニーロが癒すという感じだったので、意外性と共にあっという間の2時間だった。どうしてもプラダと比較したくなるのは人情なんだけど、プラダの方が作品としては断然優れているとは思うのだが、鑑賞後の後味がこっちの方が数段心地よい。なのでプラダ7点こっちは8点。それにしてもアンハサウェイはいいなあ。旬なんだろうなあ。
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-20 13:43:16)(良:1票)
15.  黄金のアデーレ 名画の帰還 《ネタバレ》 
名画に関する因縁を解きほぐしていくという点で興味深く観ることができた。ナチスもの法廷もの家族ものいろんなテーマ性があって散漫になるところがあったけど、自分としては家族ものとしてラストは涙して観た。クリムトの絵の華やかさとウィーンの街並みの美しさと真逆のナチスの乱行。この時点でマリアへの肩入れは確実なんだけど、自分としてはオーストリアに名画を残してあげる決着だったらなお良しだったんだけど。この作品はエレンミレンの名演あってこそ。序盤の彼女の演技でこの作品は即良作だと直感した。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-08-28 16:49:30)(良:1票)
16.  羅生門(1950)
個人的に初黒澤。三船の豪快さと京マチ子の品の良さが光る。人間のエゴや自己都合の良さ、業というのをさらけ出す。鑑賞終了後一気に芥川の羅生門も読破。根底は一緒。黒澤はちゃんと咀嚼している。このテーマ性は現代作品でも応用できそう。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-06-21 20:14:32)(良:1票)
17.  X-MEN:ファイナル ディシジョン
シリーズ完結編としてとても楽しめる仕上げになってる。今までいまいち役立たずな不死身能力や通り抜け能力も威力発揮して満足。アメコメ映画としてはかなりいい部類じゃないかな。当たり前だけど各キャラがとてもたっているのがいい。特にマグニートは良かったですね。所作がカッコいいしお気に入りキャラです。彼に依ってる部分も大きいと思う。シリーズ3作としての総合評価は8点です。
[映画館(吹替)] 8点(2009-05-02 19:56:52)(良:1票)
18.  東京島
なんとなく宣伝でエロいのをちょっぴり期待なんかして。全くの期待はずれ。ストーリーも破綻というかシュールに堕ちている。原作未読なんだけど、面白いのかなあ?調べてみたら元ネタのアナタハン事件の方がよっぽど面白そう、人間の心理なんかの機微ついてて。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-29 13:56:39)(良:1票)
19.  マジンガーZ対デビルマン
ストーリ的には平坦だったのが物足りない。マジンガーZが主人公のために、デビルマンの活躍が少ないように気がするし、やっぱり超能力よりメカのが強いのかと思う展開も残念ではある。当時は両作が永井豪作品とは知らずに興奮していた子供心が懐かしいなあ。水木一郎の唄がやっぱり興奮をかき立てるというのは今なお実感する。マジンガーZ対バビル二世というのもみたいなあ。ドクターヘル対ヨミとか。
[インターネット(邦画)] 5点(2018-03-29 22:03:30)(良:1票)
20.  セルラー
B級のテイストなのにとても良く仕上がってる。ドキドキなんかしたりした。ウィリアムHメイシーが最後張り切ってくれたのでナイス。しょぼくれてばかりじゃないんだ。警官の内部の組織犯行は交渉人と似た感じがしないでもなかったけど、スピード感あふれる展開に好印象。携帯をキーワードにストーリーを展開させたアイデアの勝利。日本映画からこんなアイデア出て欲しかったな個人的には。
[地上波(吹替)] 7点(2008-10-04 11:06:11)(良:1票)

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