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1.  冒険者たち(1967)
もう何十回観たかわかりません。 永遠の名画だと思います。 あの口笛を聞くだけで心が躍ります。 10年くらい前にフランス全土をクルマで旅したことがあり、ラ・ロシェルの街に行きました。 近くの街のツーリスト・インフォで要塞島(フォート・ボヤード)の情報を集めていると、カウンターのおばちゃんがいろいろと教えてくれました。 その時に、おばちゃん相手に子どものころに観た『冒険者たち』の映画を見て以来のあこがれと言い、アラン・ドロンは日本で人気があったことを言うと、おばちゃんが驚いていたことを覚えています。 観光船で要塞島を廻り(上陸は不可)土産物屋で買った絵はがきを、友人に送ったことを覚えています(郵便局のおばちゃんが、ラ・ロシェルの消印がわかるように、キレイに押してくれました)。  今でもこの映画を観ると、古き良きフランス映画の見本だと感じます。
[ビデオ(字幕)] 10点(2010-11-10 01:29:18)(良:2票)
2.  Mr.ノーバディ
おもしろいです。 頭をすっからかんにして、純粋に映像を眺めるには十分に見ごたえがあります。 まあ、細かい部分での「?」は、たくさんあるのですが、そういうのは無視して楽しみましょ。 そういった作品ですね。
[映画館(字幕)] 7点(2021-06-14 21:03:44)(良:2票)
3.  バーレスク 《ネタバレ》 
バーレスクを観てきました。 イイです、これぞアメリカ映画と感じました。 一般的な言い方だと、歌って踊れる田舎娘のシンデレラストーリーの映画です。   でも、そんな部分がアメリカンなわけじゃありません。 ダンサーとして自分を売り込む。 相手(シェール)に断られると、今度はウエイトレスとして強引に働く。 ダンサーオーディションに遭遇すると、強引に舞台に立ち自分のダンスを見せる。 この強引さ、チャンスを掴み取るというあたりが、本当のアメリカですよ。 成功するかどうかよりも、チャンスを夢見てチャンスを掴むために露骨なまでのアピールを発揮する。 こういった部分を描くあたりに、この映画の真髄があるように思いました。   クリスティーナ・アギレラの歌声を聴いただけでトリハダものですし、熱演も見事でした。 でも、やっぱり、シェールの存在は大きいです。 彼女がいなかったら、ただのクリスティーナのミュージックビデオです。 今年観た映画の中でもランキング上位につけたい作品です。
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-27 18:51:25)(良:2票)
4.  マッドマックス 怒りのデス・ロード
みんな高評価だなあ。 そんなにイイ作品ですかね? 私の評価としては、金を払ってまで観る作品とは思えません。 まずグロい、そして舞台の背景等がわかりにくい。 そして、ストーリーが安直過ぎる。 評価できるところは、カーアクションだけ。 そして、私が最も不満に思ったところが、『マッドマックス』のタイトルを付けているところ。 あのオリジナル作品の低予算で作った殺伐さが最高の見所だったんですけど、この作品にはそういう要素が全く無いように思えました。 この作品が『マッドマックス』と言うタイトルが付いているだけで、作品の点数にマイナス点が加わりました。
[映画館(字幕)] 5点(2015-06-29 18:15:10)(良:2票)
5.  素晴らしきかな、人生(2016)
ん~、これだけの名優をそろえて、こんな地味な映画も珍しい。 内容的には、ごくごく平凡です。 やたらと泣かせようと演出しているのがみえみえで興醒めでした。 しかしながら、今のニューヨークの街の景色やファッション・風俗などを観るにはおもしろいです。  やっぱり、この邦題はダメですね。 かつての名作のタイトルに乗っかろうとしているんでしょう。 かと言って『しあわせのオマケ』だとパッとしませんね。 あと、どうしても納得できなかったのが、夜間にライトの付いていない自転車に乗ったらダメでしょ。
[映画館(字幕)] 6点(2017-03-14 22:16:16)(良:1票)
6.  若おかみは小学生!
評判が良かったので、観に行ってきました。 確かに佳作だと思いますが、評判になるほどの作品とは思いませんねえ。 主人公が旅館の若おかみになるまでの経緯はスピード感があって良いのですが、旅館でのエピソードの数々と主人公の成長のスピードが伴っていないように感じました。 90分たらずで物語を終わらせるのは時間が足りないように感じますし、90分で収めるのならいくつかのエピソードは削っても良かったのでは? アニメながらも子どもよりも大人向けの作品だと思いますが、スタジオジプリとは格と言うか、次元が違うように感じました。 いい作品ですが、周りにおススメするほどの良作とは思えません。
[映画館(邦画)] 6点(2018-11-01 17:42:48)(良:1票)
7.  哀れなるものたち 《ネタバレ》 
おもしろいですよ。 くだらないと言う人もいるとは思いますが、大人向けのセクシー童話ととらえたら大満足です。 どうかしたら、『アルジャーノンに花束を』的な内容で、主人公の言動がどんどん成長していく過程(セクシー要素も加味して)が良くできています。 終盤の花嫁強奪エピソードは要らなかったなあと思いますが、最後の最後に声を出して笑わせてもらえたので、善しとしましょ。
[映画館(字幕)] 8点(2024-02-27 23:00:11)(良:1票)
8.  ソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・ネットワークを観てきました。 かなり期待していただけに、正直がっかりの作品でした。  早口のセリフに聞き取れない部分も多く、理解しにくいところが多々ありました。 ハッキリ言って特に残るものがありません。 そうそう、やっぱり天才ってヘンなヤツなんだとわかったあたりが心に残ったところでしょうか...
[映画館(字幕)] 5点(2011-02-02 22:18:00)(良:1票)
9.  タワーリング・インフェルノ
今日は友人と、懐かしの映画、タワーリングインフェルノを観に行って来ました。 この映画は何十回と見てますし、DVDも持っています。 でも、まあ、こういう大作は大きなスクリーンで観たいじゃないですか!   約3時間の作品を観終わって、やっぱり古くさくてちゃっちい。 でも、マックイーンはカッコええわ~。 オフィスラブが満載で、今だと倫理的にアウトです。 高層ビルも、模型感たっぷりでがっかり。 まあ、当時はワクワクして見ていたんだから、どうしようもないですねえ。   たまには、こういった古い映画でも見て、ノスタルジーに浸るのも、悪くないです。   公開当時は、マックイーンとニューマンと2大スターの共演だけに、出演クレジットだけでももめたそうです(どっちが主演か)。 結果、マックイーンを左、ニューマンを右、ただしニューマンの名前は一段上にもってくる。 これで、左から読めばマックイーンがトップ、上から読めばニューマンがトップの折衷案。
[映画館(字幕)] 8点(2023-07-31 21:52:21)(良:1票)
10.  トゥルー・グリット
映画「トゥルー・グリット」を見てきました。  1969年のジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡(原題トゥルー・グリット)」のリメイクです。   おもしろかったです。 重厚で、かつコミカルで、そして胸に訴えかける演出が秀逸です。  主演のジェフ・ブリッジスが良かったですねえ。 多分にジョン・ウェインを意識していたのでしょうが、彼の演技力はジョン・ウェインを超えたと思います(貫禄はジョン・ウェインの方が上ですが...)。   ストーリーはオリジナルそのものなんですが、コーエン兄弟の演出は見事です。 残酷シーンでも意外とあっさりと撮っていて、拒否反応はありませんねえ(と言うより、私が慣れてしまったのかな?)。  言うならば、オリジナル版はジョン・ウェインを見る映画で、今作はコーエン兄弟の演出を見る映画だと思います。   やっぱり、西部劇はイイ! 
[映画館(字幕)] 8点(2011-04-02 18:36:44)(良:1票)
11.  ドリーム 《ネタバレ》 
傑作だと思います! まあ、この手の史実に基づいた作品を作るのは、ハリウッドは得意ですからね。 さりげない当時の環境や建物・車両などがとても美しい。 そして、避けられないことが当時の人種差別。 「白人」と「有色人種」に分けられていた環境。 トイレやコーヒーサーバーなどでも分けられていて、それに疑問を抱かずにいた舞台の白人社会(NASA)。 スクリーンを観ているだけでもイライラしてしまいます。 最もわかりやすいのが冒頭の警察官の態度。 主人公の黒人の女性3人がNASAに勤めていることへの驚きと、愛国心か公務員の自覚からか彼女たちのクルマを先導して送っていくシーンなどは、ここ数年の映画の中でも秀逸の描写だと思います。 鑑賞後よくよく考えたら、差別が横行していた時代ながらもNASAは優秀な黒人女性をたくさん雇用していた(要職には置かなかったが)あたり、それなりにフェアだったんじゃないでしょうか。 本当に差別するなら雇ってないですからね。 とにかく傑作です!
[映画館(字幕)] 9点(2017-10-01 18:48:07)(良:1票)
12.  祈りの幕が下りる時
なかなか見ごたえのある作品です。 意外な俳優さんが意外なチョイ役をやっていて、かなり贅沢なキャスティングですねえ。 この作品って、やっぱり『砂の器』のオマージュなんでしょうか、結構泣かせます。 しかし、松嶋菜々子がこんなに演技派の役者になっているとは思ってもみませんでした。 彼女の目の演技だけでも観る価値はある作品だと思いますよ。
[映画館(邦画)] 7点(2018-02-01 20:57:44)(良:1票)
13.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
さてさて、007ですが、本編開始前の予告編を含めると3時間! ケツが痛いゼ。 内容は、ネタバレしていいのかなあ?、やっぱりやめときます。 2時間45分の中に内容盛り込みすぎで、ゲップが出そうです。   ジェームス・ボンドって言ったら、イギリス紳士ヅラした諜報部員だけに、クールさとタフさとエロさとユーモアがないと成立しないです。 そういう意味で、ダニエル・クレイグにはユーモア要素がなくって、今までのボンド役と比べると、面白味がないんですよね。 今作は妙にアクションとラブシーンの盛り上がり方が興醒めしてしまいました。   本編が終わり、エンドロールが流れるとほとんどの客が出ていきました。 私はトイレに行きたいのを我慢しながら、じっと耐えました。 JAMES BOND WILL RETURN この文章が見たかったんですよ。 ってことで、次回作をひそかに期待します。
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-05 17:03:50)(良:1票)
14.  REDリターンズ
今年の9月に海外で観ました。 細かい突っ込みを入れずに、スクリーンに集中すれば結構楽しめるかと思います。 やっぱり、ブルース・ウィリスにはコミカルさとアクションを混ぜた作品が合ってるんでしょうねえ。
[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2013-12-06 22:36:46)(良:1票)
15.  ヒューゴの不思議な発明
素直におもしろかったです。 この作品って、やっぱり、スコセッシの映画へのオマージュって感じなんですかねえ。 そうそう、私が最も驚いたのは、エンドロールの製作者の名前を見たときです。
[映画館(字幕)] 7点(2012-03-03 19:22:21)(良:1票)
16.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 
重いわ~。 アッと言う間の3時間でしたが、ひたすらに暗い気持ちにさせる作品でした。 遠藤氏のこの原作を読んだのは30年以上前かなあ。 その時の感想は、やっぱり、暗くて気分が落ち込んでしまうものでした。 この映画は、かなり忠実に原作に沿っていますねえ。 そんな中で私が最も感激したのは、最後の棺桶の中の手を映したシーンですね。 やっぱりああいった『わかりやすさ』を映さないことには、話が締まらないからでしょうかねえ。 日本好きなスコセッシ氏ならではの演出かと思います。 万人に勧める作品じゃないですが、観て損をした気持ちにはならないと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2017-02-01 20:55:08)(良:1票)
17.  怪物はささやく
事前に原作を読んでいないと、正直、内容を理解しにくいと思います。 これと言った盛り上がりも無く、淡々と話が進むわけですが、所々で主人公の少年の現状が理解されていくのですが、ちょっとわかりにくい。 それでいて、観ているうちに先が予測できてしまいます。 いい作品だけどつまらない、これが正直な感想です。 あと、シガニー・ウィーバーがおばあちゃん役をやるなんて、ちょっとショックでした。
[映画館(字幕)] 7点(2017-06-14 18:18:21)(良:1票)
18.  スオミの話をしよう
これだけの役者を使って、こんなにもつまらない作品を作れるものかと感心しました。 まあ、最初から何となく内容はわかっていたのですが、どんなトリックや仕掛けが盛り込まれているのかとワクワクしていましたが... これと言ったヒネリも無く、淡々と話が進むだけ。 個人的意見としては、三谷氏は監督をするのはやめて、脚本に専念した方がいいんじゃないでしょうか。
[映画館(邦画)] 5点(2024-09-18 18:44:53)(良:1票)
19.  フライト 《ネタバレ》 
見終わって感じたのが、これは賛否の分かれる映画だなあ。 予告編で見られるようなアクション映画を期待していたら、とんでもない人間ドラマ、社会ドラマへと展開。 D・ワシントンの演技は見事で、アル中ぶりに見入り、そしてイライラしてしまいます。 そして、終盤の公聴会から息子との会話にいたるまでの顔の変化の演出は、名演出家と名俳優のなせる技ですね。 しかしながら、私の脳裏に焼き付いてしまったのは、序盤の機内のパニックシーンで、気を失ったCAの足首が棚のフタに挟まるシーンでした。
[映画館(字幕)] 7点(2013-03-02 17:43:59)(笑:1票)
20.  ドライブ・マイ・カー
上映時間が3時間、長い、長すぎます。 私だったら編集の仕方で2時間くらいまで短くできそうでした。 とは言え、ストーリーは興味深く、あっという間に映画に引き込まれます。 主演の西島秀俊以外は岡田将生しか名の通った出演者はいません。 この2人以外は演技らしい演技もなく、正直たいくつです。   何でこんな映画が大きな賞を取るほどの作品なのか、ちょっと疑問です。 まあ、CGや造り物の映像ばかりであふれている今の映画界に、昔ながらの丁寧なカット割りや映像やセリフ回しに心がホッとするのかもしれません。   万人受けする作品じゃありませんが、じっくりと映画を観たい人にはおススメの作品です。
[映画館(邦画)] 7点(2022-02-01 15:40:12)(良:1票)

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