1. 七人の侍
どんなに技術が発達しようとも、いい映画に言えることは脚本と演技。CG?3D?しゃらくせぇ! [CS・衛星(邦画)] 10点(2014-04-28 22:19:48)(良:2票) |
2. デビルマン
《ネタバレ》 クソ映画の金字塔みたいな言われ方をしていてずっと気になっていたのですが、満を持して(?)鑑賞。えーと、至るところで「学芸会」と言われていますが、演技経験のないアイドルにいきなりこんな作品ですから演技を責めても酷かな?と言う気はします。某大物俳優の2世も出ていましたが、彼だってかなりひどい演技でしたし。彼の役名はずっと「牛くん」だと思ってましたけど。なによりもひどいのは脚本です。これに尽きると思います。脚本家は恐らく原作を読んでいないでしょう。読んだとしても資料としての斜め読みでは。デビルマンの世界観を共有しないことには、どうしたって表面上のものになってしまうと思うのです。脚本家が原作を理解し、それを噛み砕いて演技初心者に伝える(演出)と言う土台の部分を省いたからこう言う結果になったのだと。「宇宙戦艦ヤマト・復活篇」を見たときに感じたような、戦闘シーンに見えるこだわりが人間ドラマ部分になると手抜きに見えるのは明らかに監督の力配分の悪さだと思います。公開を伸ばしてまでCGにこだわるのならば、同じ配分で人間を描かないと「ドラマ」にはなりません。永井豪が描きたかったのは、単に血みどろの悪魔の戦いではなかったはず。美樹を愛し、その美樹を失った明の涙や怒りや、疑心暗鬼に陥って人間同士が殺しあうことの愚かしさ、恐ろしさ。そう言ったものを掘り下げないからこんな結果になったのですよ。「デビルマン」と言えど、やはり土台は人間ドラマでなくては。とは言え最後まで観ることが苦痛でなかったし「模倣犯」のような原作レイプに対する怒りも個人的にはなかったので甘めでこの点数です。ただ、カメオ出演はいただけない。あんなもの安っぽくて、監督自ら話題性で引っ張ろうとしたのが見え見えです。 [インターネット(字幕)] 5点(2012-10-26 16:17:55)(良:2票) |
3. 宇宙戦艦ヤマト 完結篇
《ネタバレ》 ヤマト大好きなのに(泣)「わしの誤診じゃった」「そうだったんですかぁ」って、古代、おまえはバカか!いや、古代君に罪はないよねぇ。これも金の亡者の大物「迷」プロデューサーのせいです。古代君はセックルなんかしない!断じてしない!だって私のヒーローだもん!! [CS・衛星(邦画)] 0点(2013-04-28 22:43:12)(良:1票) |
4. 山の郵便配達
こんないい映画を作る国なんだからさ、もっと仲良くしようよ [DVD(字幕)] 10点(2012-10-09 13:15:20)(良:1票) |
5. 天地明察
《ネタバレ》 旅行の機内で観賞。岡田君が好きなので、劇場で見逃したしわくわくして見たんですががっかりでした。歴史上の人物を描きたいのか、夫婦愛(恋愛)を描きたいのかが中途半端。主人公が子供の頃勉強を教わっていた師匠が、回想シーンとほとんど変わらず年取らずに登場とかなんか非常に安っぽいし、岸部一徳さん、笹野高文さんがいなければまとまらなかった映画です。宮崎あおいも江戸時代の女性に見えないし(アイドル演技やめろ)佐藤隆太に至ってはそのままどっかの高校の野球部監督ができそう。時代劇に出ているって自覚あるんだろうか?演出家はなにをしていたんだろう?この監督の映画は過去に「陰陽師」を見ていたけど、あれもまぁアイドル演技の人たちがいたっけな、と思い劇場で見なくてよかったと思いました。時代劇を勉強していただきたいです。あまりに軽い。しかし、時代物だからと言って重厚にする必要はないので、だったらいっそのこともっと軽快にできないものかと。中途半端でつまらなかったです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2013-02-10 02:00:46)(良:1票) |
6. 麒麟の翼~劇場版・新参者~
《ネタバレ》 TVドラマの劇場版が当たり前になった昨今ですが、久々に見応えのある人間ドラマをみることができました。 主要キャストはTVと同じなので、原作を読んでいない人もすんなり世界観に入り込めると思います。あ、ちなみ私は本作は未読です。そもそもこのシリーズは”出来過ぎ刑事・加賀恭一郎〟の鋭いカンと読みで真犯人を探り当てる小説なのですが、それにしても息子の同級生に行き着くまでの過程があっさりと言うか「加賀、早っ」と言う感じでした。 過去の事件が、巡りめぐって現在の事件とリンクして行くプロットは見事でした。大したことない事件を組み合わせて、さも大事件のように見せるのは東野氏の力量たる所以でしょうか。(誉めてます)「幾何の問題に見せかけて実は関数の問題」ではないですが、この辺のプロットの巧みさは見るものを楽しませてくれます。 また、この手の劇場版は「TVで充分」と思うものも多いですが、本作に関して言えば TVでは描けない時間のかけ方をしており、作品に対する製作者のこだわりを強く感じました。作品そのものに厚みがあったように思います。 惜しむらくは原作には登場しない黒木メイサの大根ぶり(ブリ大根は好きだけど)と、 松宮のミスキャスト。溝端淳平では若すぎです。あの若さで本庁1課のデカですと??うーーーーーん。苦しい。松坂桃李も若手ながら頑張っていましたが、現役高校生となると「んー」と言う感じでした。八島の友人役の柄本時生も、あの冴えない容貌が非常に役にマッチしており、都会へ出てきて必死に働く地方の若者を体現できていたと思います。 (あのセリフ回しは演技であると思いたい) 最後に息子が水天宮にお参りへ行くシーンで、振り向くと雑踏の中に父が見えると言う演出はわかっていながらジーンとしてしまいました [映画館(邦画)] 8点(2012-02-02 12:24:38)(良:1票) |
7. Strange Circus 奇妙なサーカス
《ネタバレ》 みなさんのレビューを予備知識に、どんなものなんだろう?と好奇心だけで観てみました。正直、エログロとまでは行かないような気がします。 SEXシーンも全然エロくないし、剛三役の俳優がもっとギラついたエロおやじなら「醜悪な親父が美女を犯す」的なエロさも出たと思いますが。 何より宮崎ますみがSEXで喜んでいるように見えません。貧乳だし。 奇妙なサーカスだからって、あの天上桟敷の人々や81/2を意識したような幻想シーンもいらないです。宮崎ますみは貧乳だし。 残念だったのは、いしだ壱成が最後の方ですべてセリフで説明してしまったこと。 「編集部に入ってあなたに近づくのに苦労した」なんて現実的なセリフはこの際いらないでしょう。どうせ貧乳なんだから。 でもあのキレっぷりはよかったです。見直しました。 「生まれた時から死刑台に立たされている」と言うくだりはとてもよかった。それだけにセリフで時系列に説明したのは残念でした。 くどいようですが、貧乳です。 よく脱ぐ気になりましたね。ある意味感心。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-30 22:32:57)(良:1票) |
8. マッハ!!!!!!!!
《ネタバレ》 トニー・ジャーーーーーーーー!! CGばっかりの映画界に「低予算」でガチンコ勝負。 3Dがどうした!!こうなれば自分の足に火を付けてやる!どうだすごいだろう! こっちだって熱いんだ。 最新作が振るわず、業界ともうまく行かず出家してしまったトニー・ジャー!! 復帰を望む! 帰って来てくれ!!!! [映画館(字幕)] 10点(2010-08-04 21:40:05)(笑:1票) |
9. 宇宙円盤大戦争
《ネタバレ》 いやいや。すごいもの観ちゃいました。70年代アニメの「UFOロボグレンダイザー」のパイロット版と言うか、元ネタらしいのですが、キャラクターデザイン、メカデザインに時代を感じます。主役のロボットがどえらいことになってます。名前が「ロボイザー」って(ぷっ)色だって赤、青、黄色と派手すぎ、目立ちすぎ。敵の悪い宇宙人(笑)が、ロボイザーを確保するんだけど、それだって「鎖」だもの・・・。当時は一所懸命考えたんでしょうけどねぇ。しょっぱいなぁ。このアニメの特色は、とにかく色がどぎついこと。ヒロイン、テロンナ姫の目の回りは真っ青、白目の部分も水色、髪は黄色でドレスが真っ赤。ついでに姫のプライベートスペースも真っ赤で、なんか淫靡な宇宙船でした(笑)キャバ嬢みたいです、まじで。お話しは敵と味方に別れたヒーロー、ヒロインものなんですが、最後はデュークをかばってキャバ嬢が爆死する悲しいお話なんだけど・・・これ、当時の子供は映画館で観てどう思ったのか。リアルタイムで観た方がいたら感想お聞かせください。ちなみに、この劇場版をセンス良く作り直したものがTV版グレンダイザーの74話です。ヒロインはとてもお美しい、清楚なお姫様です。 が、なんであの父ちゃん(ベガ大王)から、あんな色白な娘が生まれるのかは、宇宙の神秘ですね。ラストにささきいさお様の「もえる愛の星」が流れるので、その歌声に3点です。いやー、でも面白いです。昔のロボットアニメ♪ [インターネット(字幕)] 3点(2011-08-28 23:56:57)(良:1票) |
10. 最後の忠臣蔵
《ネタバレ》 ここでは評価があまり高くないですね。私はドラマ版を知らないのでいたく感動いたしました。山本耕史が目当てで借りたのに、出番が少なくてショボーン。しかし役所、佐藤両氏の見ごたえある演技で飽きることなく見られました。 可音(初め見たとき「かのん」かと思って、んなわけねーと思ったら「かね」でした)役の桜庭ななみも大物相手にいいお芝居だったと思います。なんだろう、ああ言うツンデレな姫様なんですが憧れとも思慕とも恋ともつかないような思いを抱いている感情をうまく表現していたと思います。TVドラマの町娘のように、映るたびに着物が違うなんてこともなく、質素に育てられた雰囲気がとてもよかったです。滋賀で撮影したらしい背景も美しかったです。 嫁入りする道行きで次々と赤穂の侍たちが出てくるのは、なんか安っぽい青春ドラマみたいで興ざめしたかな。あと切腹シーンで仏壇に血が飛び散るのもいらないです。金田一シリーズじゃないんだから。あそこは直接見せないで、せいぜい正座する後姿を見せるだけで充分です。この映画に血は似合わない。可音が家を後にするシーンはボロ泣きでした。16年間過ごした家を振り向くところ、若旦那が迎えに出て来て孫左衛門を振り向くところ・・・二人の過ごした16年をこちらも感じることができました。最後は「ここで死なんでも」と思います。が、それが「侍」これが「忠義」だと言われればそんな気もするのです。孫左衛門にしてみれば16年前になくしていたはずの命。それを可音を守ると言う密命の下生き延びて来た。晴れて可音が嫁入りし、これでやっと殿の元に行けると孫左衛門は満足だったのではないでしょうか。エンドロールで煙出しから煙が出ているときに「え?」と思ったのですが二人が暮らして来た日々の回想のようで、それも涙を誘いました。特に二足並んだ二人の草履。可音さん、お幸せに。それが孫左衛門さんの最後の望みでしたから。 [DVD(邦画)] 8点(2012-10-19 17:52:41)(良:1票) |
11. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 原作を読んだ時から思っていたんですけど。 隣に引っ越してきた「花岡靖子」がデブでブスな中年女だったら、石神はここまで献身したのでしょうか? しないですよね。世の中そんなもんです。 最後の「泣かせてやれ!」って湯川のセリフがなかったのでマイナス点です。 [地上波(邦画)] 4点(2011-01-08 21:40:14)(良:1票) |
12. 秒速5センチメートル(2007)
《ネタバレ》 朝の情報番組で新海監督の特集をしていたので見てみました。この作品のタイトルは知っていましたが、桜の花びらが落ちる速度とは。さて、感想ですが、この監督さんは背景はとても素晴らしく、実写よりも数倍美しく描くことに長けています。が、こと動く物の描写になると、とんとレベルが下がります。背景にここまで拘るのなら、同じように人物や動物にも力を注ぐべき。動きや影の付け方、衣類のしわなどあまりに平面的で、背景と人物が吊り合っていませんでした。この作品に感動できないのは自分がもうおばさんで、そもそも青臭い話は嫌いだからか?とも思いましたが、そうではないです。だって「時かけ」にはいたく感動したんですもの。主人公はなんかモゴモゴ言ってるし、北の国からの純かと思いましたよ。どなたかも書いていましたが草食男子過ぎます。だいたい中高生の男子なんて頭の中はXXXだらけでしょう。こんなにさらりとした油抜きされた男子、現実味がないです。一方女子の方はしっかり結婚も決まってやたらと現実的。男性はここまで初恋を引きずる純粋な生き物なんでしょうか???第三話に至ってはもうMV用に制作されたものとしか・・・。新作が今年の夏に公開されるようなので、それを見て判断しますが次でダメならこの監督とは縁がなかったものと思います。 [DVD(邦画)] 2点(2013-05-17 23:48:48)(良:1票) |