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プロフィール
コメント数 81
性別 男性
自己紹介 大作は見ますが、基本的にB級の方が好き。
ゾンビ系やモンスターパニック物には趣味もあるので甘くなるかもしれません。

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評価順12
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1.  ハンガー・ゲーム 《ネタバレ》 
正直微妙でした。これを見て同じような世界観の高見広春氏の小説がいかによくできているのか再認識しました。  とにかくゲームが始まるまでが長い。何も知らない子供達が駆り出され、殺し合いをするのだから準備が必要なのは分かる。 だったら、その登場人物をもっとピックアップしなきゃ!誰が誰だか分からない状態で「こんな能力持ってます」みたいな演出されても、まったく頭に入ってきません。 それでいてその能力が活かされている描写も殆どありませんでした。特にヒロインと同地区のピーター!君の怪力は一度も役に立たなかったぞ!  ゲーム内容にも不満。まず開始直後に人数が半分に激減。いつの間にか徒党を組んでるし、目の前に敵がいるのに爆睡するし、何かあるとすぐにスポンサーや開催者が手を出してくるし緊張感は皆無。 環境に適応出来ないで死んでしまう人も毎回たくさんいる…みたいな事を言ってましたが、誰一人そんな事は ありませんでした。  そもそも徒党を組んでいた人達は何回も優勝している奴が仲間にいる意味を考えているのだろうか? 優勝している=他の人を殺している、という事である。という事は最終的にコイツは皆殺しにする気満々なのだ。 そんな奴の指示に従って背中を預けるとか自殺願望があるとしか思えませんでした。  70回以上も開催しておきながら、今の今まで暴動が広がらなかったのが不思議でなりません。 特に優勝するとその地区が恩赦を受けられるといった描写もありませんし、トップの人は何をもって「希望を与える事で支配している」とほざいているのでしょうか? 色々なところで穴が目立つ映画でした。  次回作には正直期待していませんが、きっと見に行きます。 
[映画館(字幕)] 4点(2012-10-11 16:30:01)(良:3票)
2.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
これは好きな人と嫌いな人が別れるタイプの映画だと感じた。 そして、自分は好きな人の方。 「ゴジラ」という名を関しているものの、内容は怪獣が大暴れするようなものではなくフェイクドキュメンタリー。 日本に正体不明の巨大生物がやってきたらどうなるんだろう?というのを真剣に作った感じ。  誰もが対峙したことがない巨大生物に対抗するため各界のオタクたちが集結!オタクアベンジャーズ結成!もうこの流れで燃える。 そして飛び交う謎の専門用語とハイテンションで芝居がかったセリフ。読ませる気もないテロップ。完全なおいてけぼり感。 …いいじゃん! どうせ、見てる我々は何言われても理解は出来ないし、そもそも現実に存在するような物質でもないだろうから、なんとなくの雰囲気を感じられればいいんです。  多くのモンスター、怪獣モノとの圧倒的な違いとして感じたのは、現場の先端を徹底的に見せたこと。 例えば平成シリーズのメカゴジラ。これはもちろんメインの主人公がゴジラと戦うことが中心となって話が進んでいく。 でも、今作はそうではない。メカゴジラの武器を設計する人、ゴジラに効果的な戦略を練る人、メカゴジラを動かすエネルギーを作る人、メカゴジラの整備・修理をする人…そういった、端の人たちを描いている。 あえて言うなら、みんな主人公。普段、社会の歯車の一つとして特にクローズアップもされない自分は、深く感動してしまった。  今回の映画は対ゴジラはメインでない。ゴジラとどう戦うのか考えるのがメインであって、あとはその通りに進めるだけなのだ。 だから、感動的な逆転劇なんて無い。泥臭く、それでいて一歩ずつ、ゴールに向かって進む…いいじゃん! 気合だとか謎の力だとかパワーアップだとかご都合的な展開が発生するとかより全然いい。 失敗したら後が無い感を凄い感じた。常に絶望感が漂う分、最後の最後に大きな開放感を感じる。  ただ、ゴジラでなくてもよくないか?感はあった。 他の方もおっしゃている方もいますが、使徒だし。巨神兵だし。  最後に個人的考察。 劇中、唯一ゴジラの存在を認識し、独自に研究をした博士がいたわけですが、残念なことに行方不明になった彼がどうなったかは描かれていない。 私はあの博士がゴジラをなんらかの方法で日本に呼んだのだと思う。博士の船の近くにゴジラは現れたし。 日本と放射能に対し恨みを持っていたし、どういう経路か不明ですが、ゴジラに対する有効策も生みだしていた。 それに加え「私は好きにした、君たちも好きにしろ」のコメントである。  過去の負の遺産をゴジラという分かりやすい姿にした、日本人ひいては人類への未来に対する監督なりのメッセージが込められているのかな、と勝手に解釈した。  4DMXで見て正解。 電線を挟んで移動する人目線のカメラワーク、炎からレーザーに変わっていき街が一瞬で破壊されていく描写。 ゴジラの圧倒的巨大さ、残酷さを存分に体感できた。 家で見るより大画面で見ることをお勧めします。
[映画館(邦画)] 9点(2016-08-02 18:49:13)(良:3票)
3.  貞子3D 《ネタバレ》 
久々にひどい映画を見ました。と同時に邦画ホラーの未来に危機を感じました。まあ、対象年齢を考えればありなのかもしれませんが、だったら「貞子」の名前を使うべきではなかった…。 タイトルに「3D」と入ってる段階で嫌な予感がしていましたが(過去に3Dとついていい思い出無いですし…戦慄迷宮とかラビット・ホラーとか)ずばり的中。とにかく「モニタから貞子が3Dで飛び出してきたら面白いんじゃね?」と安直に思いついたのが見え見えです。 貞子の恐怖は「追い詰められる恐怖」つまり「精神的な恐怖」がウリのはず。ところが今回は「動画を見た瞬間に死ぬ」し「死なないこともある」という中途半端。ぶったまげたのはラストのモンスターパニック映画化。「あれ?俺はバイオハザードを見に来たんだっけ?」と勘違いするほどの乱れっぷりに唖然としました。嫌いじゃないですけど。 石原さとみの演技が「お化け屋敷の怖がり方=視覚的恐怖」になっていましたが、今回の映画のコンセプト的には悪くなかったです。全部脚本が悪い。  貞子として見たら0点です。モンスターパニック物として見て1点、石原さとみに+1点です。それにしても「呪いの動画」のクオリティの低さに驚いた。「さあ、始めよう、Sの復活だ!」は無いです。  あと、前売り券を発売せず、3D上映のみの2,000円で行こうと決定した人の罪は重いです。今後の映画界に影響が出かねない最悪の売り出し方だったと思います。
[映画館(邦画)] 2点(2012-05-14 12:40:43)(良:2票)
4.  るろうに剣心 《ネタバレ》 
漫画も全巻持っており、過去の例からするに、あまり期待しないで鑑賞。 名作とまではいきませんが、出来としてはよかったと思います。  設定は原作をほぼ忠実にしていますし、殺陣も様になっていました。 よかったのは、技を繰り出す度に剣心が技名を叫ばなかった事、そして、原作の紅色の服に着替えるエピソードをくわえたところ。 そして、とにかく香川さんがぶっ飛びすぎです。原作キャラを越えて(いい意味で)テンパってます。  逆に宜しくなかったところ。 まず、各キャラクタのエピソードが吹っ飛ばされすぎ。特に佐之助はただの喧嘩バカに成り下がってます。 斉藤も、本来いないハズなのに出てきているので特に見せ場もなく、何より「悪即斬」を言ってくれない! さらに必殺の牙突!まさか飛ぶとは…そこは刺そうぜ!  一番悲しかったのは恵さん。 なんで麻呂みたいな眉毛なのか分かりませんが、全然可愛くない。 そもそも、薫との対比で「大人の女」になってなきゃいけないのに、それが感じられなかった…。  ストーリーにも色々波状は感じました。 一度道場を出た剣心、襲われた途端に戻ってきたがどこにいた? なぜ毒が仕込まれた井戸水を飲んだ人達は道場にやってきた?  今回、いるはずの方々がいない変わりに、原作の未来から参戦してくれた方々がいましたが 意外にハマっていたのがよかったです。 続編が公開されるなら京都編でしょうかね。
[映画館(邦画)] 7点(2012-10-26 19:02:01)(良:2票)
5.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
映画鑑賞の前に「ベインは何者なのか?」ということを原作漫画で読んでおくと、何倍も面白くなります。 映画館でも日本語訳版が販売されているのでぜひ見て頂きたいです。 …ということで、今作は各キャラクタの背景を知っているか否かで大分評価が別れるかと思います。あまりにもベインの話が省略されすぎているため、小物感が否めないのがもったいない。 突っ込みどころは結構あります。なぜベインは五ヶ月もの間、警官を殺さずに地下に閉じ込めていたのか?ブルースは脱獄後、どうやってゴッサムに戻ってきたのか?そもそもなぜ見張りに部下を配置しておかなかったのか? ただ、最後の盛り上がりを見て、その辺はぶっ飛びました。キャットウーマンエロ可愛い!スケアクロウの全作登場もいい!そして何より「後継者」の演出がいい!あそこまで活躍を描かれたら応援するしかないでしょう。 何はともあれ、新生バットマン3部作、お疲れ様でした。
[映画館(字幕)] 8点(2012-08-07 13:14:34)(良:2票)
6.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 
2Dにて鑑賞。キャプテンはずっと好きだったのでその映画化というだけで充分でした。 内容に関しては王道のヒーロー物ですが、時代情景が甘すぎるように感じました。兵器もさることながら服装や戦い方がやけに現代臭い+非常識。敵基地に私服で殴りこむ女上官とか危険すぎます。 主人公が愛国心から強化されるというのはいいのですが、元々が弱いのに筋肉が強化されただけでハイパー化はどうでしょう?強化された後も人知れず努力をしていた…というような描写があればもっとカリスマ性をもたせられた気がします。 また、強化されることにより精神力も強化される(だから愛国心も倍増)はずなのに「人は殺したくない」という気持ちは倍増されないのか、撃ち殺す、殴り殺す、飛行機から落とす…悪(=アメリカの敵?)は許さないという気持ちが強いとはいえ、そこに何かしらの葛藤がほしかった。 次回、アベンジャーズでアイアンマン、ソーと共闘しますが、実力的には足元にも及ばない彼が活躍するために必要なのは、圧倒的なカリスマ性と揺ぎ無い精神力のハズ。そこが描ききれていないように感じたのが残念です。
[映画館(字幕)] 6点(2011-10-26 14:30:48)(良:2票)
7.  エクスペンダブルズ2 《ネタバレ》 
中身はもう本当に空っぽ。 でも、いいんです。この映画にストーリーは求めません。 アベンジャーズとはまた違ったお祭り感が最高!  とにかく序盤から飛ばしまくりです。 個人的にはスタローンもいいのですが、やっぱりステイサムが格好よすぎる! そして、満を持して本格参戦したシュワちゃんがいじられすぎです。さすがに落盤を掘り進んで「戻ってきたぜ!」には吹かざるを得ませんでした。  逆にウィリスはそこまでクローズアップされてなかったかなぁ、という印象。 どうしてもダイハードの印象が強かったので、できればボロボロの裸足で拳銃ぶっ放して欲しかった。  そしてチャックノリス!! 1人だけテーマソング付きとか反則過ぎるでしょ!問答無用の存在感と破壊力。初登場時に武器はどこにしまってたんだ! そう、チャックは『エクスペンダブルズ2』の出演俳優ではなかった、彼は偶然そこに居合わせたのだ。 だから説明は一切不要なのだ!  バンダムもバンダミン全開で大暴れでしたね。蹴りしか放ってない印象がありますが…。  次回作にはぜひともニコラス・ケイジを!借金返済の為に傭兵やってます…という設定でお願いします。
[映画館(邦画)] 8点(2012-11-20 11:00:10)(笑:1票) (良:1票)
8.  さらば あぶない刑事 《ネタバレ》 
横浜に住む者として見にいかないわけにはいかない、と鑑賞。 どうせなら横浜でも舞台挨拶して欲しかったなぁ、横浜の話なんだし(してたら、ごめんなさい)  あぶない刑事とのお付き合いは主に映画とTVスペシャル。ドラマ放映時は幼児だったので見ていませんでしたが、映画シリーズだけでも十分に楽しめていました。 以下、感想。ネタバレも含みます。   全編を通して、あぶない刑事!という感じの映画でした。 タカとユージの小洒落た掛け合いに、おなじみのバイクアクション…今どきありえない銃撃戦や、ご都合主義な展開など、突っ込みどころ満載ですがそれも含めて「あぶない刑事!」(笑) 前半はだらけ気味でしたが敵役の吉川晃司が本格的に動き出すと一気に面白くなりました。  ただ、やはり不満点はいくつかあります。 まずは挿入歌について。今回少なくないですか?名曲はいっぱいあるはずなのに、ユージが走るシーンくらいしか無かった気がする。 あと、浅野温子さんはコスプレが全体的に痛かったなぁ…まあ、これもあぶ刑事らしいっちゃあ、らしいですが。 そして、タカの号泣シーン。そもそも自分は恋人(菜々緒)に感情移入するまでもなく話が進んでしまったので「え?タカが泣いちゃうの!?」と違和感バリバリ。 その後の立ち直りも早すぎて、え〜…という感じ。 何よりラストの銃撃シーン。そこで終わるんかい!?という感じでモヤモヤ。あそこはしっかり見せて欲しかったなぁ。  それでも面白かったです。 とにかく、舘ひろしと柴田恭兵が渋い!まったく年齢を感じさせない。全力疾走シーンとか相変わらず足が動いていて凄いと思いました。 そして敵役の吉川晃司も渋い!リスクを減らすとかいいながら自分で最前線に出てくるという、わけのわからない事してましたが(誰かに任せるより自分でやるのが確実って意味ではリスクを減らせてるのかも?)存在感は抜群でした。  刑事物というか、もはや「あぶない刑事」というジャンルとして見ればファンの方は楽しめると思います。 逆にあぶない刑事を知らない人からしたら「何これ?演出古くない?」となる可能性は高いです(笑)  なにはともあれ、長い間お疲れ様でした!
[映画館(邦画)] 8点(2016-02-02 13:24:50)(良:1票)
9.  エンド・オブ・ホワイトハウス 《ネタバレ》 
素直に面白かった作品。 内容は思いっきりダイ・ハードですが、ホワイトハウスが占領されてしまうというありそうでなかった展開はよかった。 そもそもホワイトハウスに奇襲できるの?とも思いましたが、捨て身の相手は止めようがないってことでしょうか。  構成は大統領の息子を救出→大統領救出の2部構成。 やってることは待ちぶせ→襲撃の繰り返しではありますが、なんだかメタルギアみたいな感じで自分的には好みでした。 とにかく冒頭から「敵=悪」という非常に分かりやすい状態なので拷問もアクションも見ていて爽快。 容赦なく人質を撃っていっちゃうのもよかったです(交渉とかまるで通じない狂気こそ悪に必要な要素だと思ってます)  ただ、テーマが家族愛なのか主人公と大統領一家との信頼なのかいまいち盛り込みすぎててお腹いっぱいでした。 大統領夫人を救えなかった…というトラウマを抱えているのだから、事件後にそこを乗り越えた!くらいの描写は欲しかったかな。 助けたあとに大統領の息子との絡みが一切なかったのが残念。
[映画館(邦画)] 7点(2013-06-19 12:33:52)(良:1票)
10.  アシュラ(2012) 《ネタバレ》 
久々に映画で涙しました。原作は未読ですが、原作者は好きなのと絵のタッチが独特で興味を持ったので鑑賞。本当に見てよかった。 とにかく壮絶です。人食いという現代、特に日本では扱いづらい題材を惜しげもなく前面に押し出し、一人の少年の「獣」から「人間」への変化を見事に描いています。 その様子はまさに悲劇。 主人公のアシュラは愛も幸せも知らず、生きる事だけを必死にやってきました。そんな彼が人と触れ合う事で初めて手にした温もり。戸惑う事は当然のことでしょう。 その事によって産まれてしまった孤独に対する恐怖…そういった小さなすれ違いが段々と大きくなり、最終的にアシュラは再び人を傷つけてしまいます。 人でなしと呼ばれ、蔑まされ、自分自身でも産まれてこなければよかったと叫ぶアシュラの姿を見て涙が止まりませんでした。  それでも彼は自分の大切な人の為に頑張るのです。しかし、それも誤解から認めてもらう事ができませんでした。 これは人の肉ではない、馬の肉だから食ってくれ、死なないでくれと叫ぶ彼に再び涙。とことん救いがありません。 でもこれがリアルなのです、ご都合主義ではないのです。 昨今、幸せに溢れる中で、こういった作品もやはり必要なのだと感じました。  人によって受ける印象、感想は違うと思います。それでも必ず何か受け取ることができると思います。 豪華な声優陣の素晴らしい演技、新しいアニメーションの可能性を生み出した本作に感謝。
[映画館(邦画)] 9点(2012-10-11 16:55:09)(良:1票)
11.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
前作に比べるとパワー不足は否めませんが、話自体は分かりやすくて面白かったです。 今作は前作のような「ヤクザ世界の理不尽とも言える厳しい上下関係」が大友を通じていかんなく表現されていましたが、今回はその部分はおまけ程度(と言ってもあっさり殺された富田は可哀想でしたが)で、ひたすらドンパチするといった感じでした。 関東vs関西の構図に巻き込まれる形で、大友自身が乗り気ではないため、全体的に勝手に話が進んでいく印象。ゆえにあんまり考えなくても見ることができたんですけど…。 他の方も書いておられますが、一番の見せ場はラスト。ようやく終止符を打てたか、とあっさりした終焉に逆に感動しました。
[映画館(邦画)] 7点(2012-10-09 11:47:26)(良:1票)
12.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
もしETが子供ではなく心無い人に出会っていたらこうなっていたんだろうなぁ…というのが観終わったときの感想でした。  宇宙人は容赦無いです。破壊行動はするし、人も食う。でもそれは最初に出会った人たちの対応に問題があったのではないでしょうか?最初から素直に宇宙に帰してあげれば…研究対象としてではなく客人として迎えていれば…。そう考えると、必至に列車を食い止めた先生も、最後の最後に心を通わせることができた少年もとても大切な事だと思えました。  これは人にも言えるのではないでしょうか? 言葉が通じないから、自分とは違うから隔離し、同等に扱わない。そうではない、真摯に心から向きあえば、必ず理解し合えるんだよ、とう事だったんじゃないかな…と思いました。 だから、宇宙人が最後に無事に旅立てたのは本当によかった。ここで殺してしまったら、人間はなんて自分勝手な生き物なんだろう…という結論になってしまったと思います。  多少残虐なシーンもありますが、それを抜きにしてもいい映画だと思います。破壊するときは「これでもか!」ってくらい破壊するのにもスカっとしますw
[映画館(字幕)] 8点(2011-07-04 14:23:08)(良:1票)
13.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
震災により延期されてようやく見れた映画。その分期待値も高かったが充分に応えてくれました。 他の方もおっしゃってますが、とにかくベタ。ひたすらドンパチしまくりです。  「一小隊に視点を絞った演出」に高評価。例えばですが、子供を身ごもっている奥さんをもつ少尉。「奥さん側=一般市民側の視点での演出」があってもおかしくないほど美味しい素材。そういったものを一切破棄(つまりは他がどうなったかは全く分からない)した、見ている側にも「一体(世界は)どうなってしまっているんだろう?」と思わせながらの展開はドキドキです。  ありがちな感動シーンは殆どありません。次々と味方もやられていきます。でもそれが「戦争」なんですよね。だからこそ「部下を死なせてしまった隊長」がさらにリアルに感じられるのです。 「誰が指揮しても結果は同じだった」状況の中、周りから悪態を受けようとも、それでもなお皆を生かし作戦を成功させるために奮闘する軍曹は上司の鑑です。 でも、それだけだと映画は成り立たない。だからこその最後のドンパチ。今まで苦労してきたんだ、最後くらい派手にやらかそうぜ!という感じが爽快でした。  見る人によっては評価がばらつくと思いますが、自分的にはもう1回見てもいい映画です。ただ、見るならやっぱり映画館で見るのが1番なんだろうな。  何より1番の評価点は「3Dではなかった」ことw
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-26 10:48:44)(良:1票)
14.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 
闘うお父さん再び! 素直に面白かったです。リーアムめっちゃ格好いいじゃないですか!  今回は96時間という設定ははまっっっったく関係ありませんでしたが、全作で殺された悪役の親たちが 復讐にくるという設定なのでしょうがないですよね。 その復讐にきた方々も揃いも揃ってクズばっかり(失礼)なので、パパさん側を思いっきり応援出来ました。  残念だったのが、アクションシーンが分かりづらかったところ。 めちゃくちゃ格好いいんですけど、カメラがアクションのスピードについていけてません。 特に通路とか狭いところ、暗いところは結構闘っているのに何をしているのやら…。  この際、多少のご都合主義には目をつぶります。 最後に出てきた彼氏が、実は悪役のもう1人の息子でした…とかならないことを祈ってます。
[映画館(字幕)] 7点(2013-01-28 18:47:57)(良:1票)
15.  ドラえもん のび太の宇宙小戦争 《ネタバレ》 
DVDをまとめて借りると安くなる、という事だったので目に入った「ドラえもん」の中からチョイス。小さい頃に見たことはありましたが、はっきりと内容までは覚えていませんでした。 で、鑑賞。まずストーリーですが、よくよく考えるとめちゃくちゃ。小さい宇宙人相手に小さくなって戦おう、というのはどう考えてもおかしい。そもそも通常時のジャイアンでさえ苦戦していたのに…。でも、そこはドラえもん。「プラモデルで戦おう!」という意見が出た時に「よし、そうしよう!」という流れになることは、冒頭からの映画撮影のくだりで説得力を持たせることに成功している。 迫力ある映画の主人公になれる!いざとなれば元の大きさに戻ればいいんだから。その楽観的な考えが後々活きてくる。特にスネオ。彼だけは地球を出る前から行くべきではない、と反対していた。彼だけは現実を見ており、どうしようもなくなったときにビビって隠れてしまうのは少年として一番正しい行動。しかし、仲間を助けるために立ち上がったスネオ。これがまた主題歌の「少年期」と相まっていい! 最後のセリフもスネオのセリフで締められる。今回の主人公は間違いなくスネオだった。そして見ている側もどちらかというと現実に近い彼を見て(のび太やジャイアンは行動力がありすぎる)一回り「大人になる」んでしょう。
[DVD(邦画)] 9点(2011-07-14 10:55:34)(良:1票)
16.  クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!! 《ネタバレ》 
子どもたちに囲まれながら観賞。 素直に笑える面白い作品でした。  とにかく周りの子どもが笑う笑う。 くだらなことや面白い構図で、狙ったかのように笑う。それが非常に心地よかった。 そして、ひろしやみさえの大人パートで自分が爆笑する。  今回は家族ものではなく友情ものでターゲットは確実に子どもたち。 でも、一緒にきたお父さんお母さんも一緒にゲラゲラ笑えますよ、という印象。 そして最後はみんなでハッピーエンド。 見終わった家族は「おなか空いたね、ご飯食べて帰ろうか!」とB級グルメを食べに行くのでしょう。
[映画館(邦画)] 7点(2013-06-24 15:00:02)(良:1票)
17.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
3Dで鑑賞。先日見た「マイティ・ソー」に比べて3Dの意味は大いにあった!というのが感想です。 内容については正直微妙です。ストーリーは皆無…というか所々辻褄があってません。ガチャガチャ変形するロボットたちが凄いだろ!っていう映画でした。  途中まではよかったんです。カーチェイスから変形しての追いかけっこなんか見ごたえありました。ただ、シカゴが制圧されてからの展開が長い!オートボットではなくサムをメインに人間が頑張るシーンがひたすら続きますが、最終的にはほぼ無意味。そもそもこの映画はそういう部分に重点を置く必要はないと思うんだけど…。  何はともあれメガトロンの扱いが酷すぎです。負傷していたとはいえ、今までの威厳はまったくない小物になり果ててました。  やはりトランスフォーマーは「変形」してなんぼかな、と思いました。でかいドリルは確かにすごかったのですが、個人的には「これってトランスフォーマーなの?」という感じが抜けきれず、いまいちだったが残念です。  
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-01 10:41:14)(良:1票)
18.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム 《ネタバレ》 
最後まで見て「ああ、あそこはああやって繋がっていたのか」と理解できてなお面白かった。前半でいきなり前作のヒロインが退場するのはどうかと思いましたが(結局なんで教授に従ってたのか謎のままですし)ホームズビジョン(勝手に命名)による推理してからのアクションは今回も建材で、特に最後の推理攻防戦は面白かった。若干ご都合主義も見受けられましたが新ホームズとしては及第点かと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2012-05-02 12:48:28)(良:1票)
19.  X-MEN:アポカリプス 《ネタバレ》 
3Dにて鑑賞。 今回は新シリーズ最終章ということで、ほどほどに期待。 悪い意味で期待通りでした。  とにかく敵が大味。凄すぎて逆に凄さが全然分からない。 やったことって、人を壁に埋めたのとピラミッドを作ったくらいでは? どこまで出来て何が出来ないのかわからないから、最後もあっさり過ぎて「えっ!?」って感じでした。 地球規模の破壊でいったらマグニートの方がはるかに凄かった。  そのマグニートもブレブレ。 家族を失った悲しみと怒りから一度はアポカリプス側につくも、友情により復活! …みたいな感じですが、お前一回家族捨ててるじゃねぇか!という新事実発覚により、同情できず。 お前にとって家族ってなんなんだ!?  映像は凄かったのですが、これも凄すぎて何が起きてるか分かりづらい。 取りあえず巨大な建物が崩壊してれば凄いだろ!といった感じで、これもまた大味。 序盤のサイクロップスが木を縦割りにする方がよっぽど迫力あった。  なんだか全体的にもったいない。 そして何より、ジーンが(主観で申し訳ないけど)可愛くないっ! なんか太くないですか? もう少し可憐な女の子で良かったのになぁ。
[映画館(字幕)] 6点(2016-08-22 15:27:45)(良:1票)
20.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
ずっと見たくてずっと見てなかったのですがようやく観賞。 想像以上にコンパクトに纏められていましたが、色々な思いが凝縮された傑作と思いました。  時代考証を相当やりこんだとのことですが、合戦シーンはさすがの一言。 無駄にBGMを載せずに淡々と、ゆっくりと展開していく闘い、派手ではないものの勢いを感じました。  要所要所に細かく光る演出も見事。 これは声優さんの力量もあると思うのですが、侍と姫の許されざる恋物語が空気で伝わってくる、いい。 下手な恋愛映画より全然切なく、感情移入できる。  野原家の使い方も好き。 主役ではなく脇役、だけどやっぱりいなくてはいけない存在。 5歳の子どもが戦争を理解できるわけがない。それが最後の最後で涙を流す。 苦くて辛いけれども子どもが大人への階段を上った様子が突き刺さるほど伝わってくる。  唯一気になったマイナス点は、しんのすけに対する両親の対応。 戦場に飛び出したしんのすけを追いかけ、捕まえるひろし。あそこは本気で怒ってほしかった。 何やってんだ、馬鹿野郎!くらいの怒りと愛情が欲しかったなぁ。 
[DVD(邦画)] 9点(2013-06-24 14:53:40)(良:1票)

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