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1.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
衝撃的な作品でした!  大学生一行が、倫理観がぶっ飛んだやべー奴らの儀式に巻き込まれるお話です。 最初は、何か起こらなそうで何も起こらない…。 じれったいなあ…なんて思いながら見ていたわけですが。 老人が手を刃物でサクッといって、血をベットリと塗りたくるあたりから目が釘付けになります。 おもむろに老人は崖からダイブ。 頭から落ちて即死。 破裂したスイカみたいな頭部がバッチリ映ります。  狂ってる!俺は帰る!  外から来た常人はそう言います。 ですがそんなことを言ったら最後、どうなるかは予想の通り。  さて、これは薬(ハッパ?)で幻覚を見た女子大生の妄想なのか。 それとも、現実に起こり得えたことなのか…。 共同体の作り込みの凄さに驚かされます。 監督は、相当に取材を重ねたことでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-24 23:03:48)(良:2票)
2.  万引き家族 《ネタバレ》 
「本当の家族」とは何なのか。 「偽物の家族」に絆はあるのか。 そんなことを考えさせられました。  生活水準はかなり低そうに描かれている万引き家族ですが、悲壮感は漂っていません。 むしろ、昭和の幸せそうな大家族にすら見えます。 しかし、法律や世間は彼らのような結び付きを許さず、冷たく突き放します。 家族崩壊のきっかけが、新たに家族として加わった幼い女の子の万引きというのも、らしいところです。  「捨てたんじゃない、拾ったんです。」 「普通のおじさんに戻るわ。」  夫婦役の2人の名演っぷりと、この印象的なセリフが頭に残っています。 結局、バラバラとなった家族の末路は詳細には描かれず幕を閉じますが、きっとみんなそれほど幸せではないだろうと想像します。
[映画館(邦画)] 9点(2018-06-12 02:35:12)(良:1票)
3.  幼な子われらに生まれ 《ネタバレ》 
再婚夫婦の家庭崩壊を描いた痛々しい映画です。 よく詳細を確かめずにレンタルしたもので、クレジットで女性の監督であることを知って納得しました。 何が痛々しいかというと、夫婦喧嘩のシーンがやけにリアルなんです。 結婚したことはないものの、思わず目を伏せたくなるような喧嘩で何か嫌でした(笑)。  浅野忠信の存在感から目が離せません。 賛否ある方だと思いますが、私はめちゃめちゃ演技が上手い俳優さんだと思っています。 『淵に立つ』を見てからだと、どうしても心にヤバい闇を抱えた人に見えてしまいますね。 いや、ある意味合ってるか。 逆に、田中麗奈の演技が浮いている気がしました。 それとも、イライラさせるための演出なのかな?  とにかく、考えさせられることが多かった作品です。 「あなたはいつも理由ばっかりで気持ちを聞かない。」 パートナーとのコミュニケーションに苦労したことがある人は、必ずハッとさせられる台詞でしょう。、
[DVD(邦画)] 8点(2018-06-04 08:34:08)(良:1票)
4.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
近未来。現実は荒廃しVRの中の仮想空間だけが「オアシス」である世界。 今もすでにVR空間でコミュニケーションするゲームありますからね。 本当にこんな時代が来てもおかしくないです。  ゲームの中のお話なので、映像の8割はCGです。 びっくりするくらい綺麗です。迫力ありました。 PVを見ている感じ。  映画に限らず、漫画、アニメなどの他作品からかなりのネタが引用されているかと思います。 正直、私はこの手のポップカルチャーには疎いので全ての把握はもちろん出来ませんでした…。 キューブリック『シャイニング』の映画の中に入るシーンがあります。 名シーンがコミカルに再現されててニヤリ。 タイプライター、双子の女の子、エレベーターから大量の血、老婆の霊、雪の迷路。 鮮烈な記憶が蘇るとともに、改めて「キューブリックの映像って凄かったんだな」と思わされます。 最終的にはガンダムがメカゴジラと戦います。 『チャイルドプレイ』のチャッキーもアイテムとして登場してます。 つまりゲームの中なので何でもありなんですね。 そのパーティー感、ごちゃ混ぜ感も非常に良かった。  ただ肝心のストーリーはどうなんですかね? 正直あまりついていけなかったです。 謎解きも雰囲気だけ…。
[映画館(字幕)] 7点(2018-05-08 14:41:44)(良:1票)
5.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
恥ずかしながらクイーンは、We Will Rock YouとかDon't Stop Me Nowとか、あとフレディソロの「ア~イ、ワーズボーン」ぐらいしか知らなかったんですが。  最初からずっと、フレディの「孤独」に焦点を当てて描いていると感じました。 映画だけ見たら、フレディの人生は音楽やってるとき以外はつまんなそうです。 実話の知識を前提にしているためか、唐突な場面が多いと感じたんですが、すべてが最後のライブ・パフォーマンスのためのフリだったと思えばOKです笑 物語の中で色んな人と衝突するんですが、どうあって向き合い、解決していったのかは正直よく分からない。 一緒に見た人は、海外ドラマにあるような冒頭の「あらすじ」部分だけなぞっているような感じ、と言ってました。 よく言えばテンポが良い。  これ見た後、ユーチューブでまたLIVE AIDの映像を見て、再現度の高さに驚きました。
[映画館(字幕)] 7点(2019-02-13 01:17:08)(良:1票)
6.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
10/12、国立映画アーカイブにて、製作50周年記念 『2001年宇宙の旅』 70mm版特別上映を鑑賞しました。 んーやっぱり難しい! 実は何度かDVDを借りてみたものの、ウトウトして、気がついたら再生が終わっているという出来事があってから 自分の中で「映画通がおすすめするつまらない映画」の代名詞になっていました。ろくに見てもいないのに。  今回、もう2度と見れないかもしれないフィルム版ということで劇場に行ってみましたが、やはり宇宙ものはスクリーンで見るに限りますね。 そしてもう散々語り尽くされているとは思われますが、50年前の作品とは思えない画面でした。 それが色彩なのか、構図なのか、単純にリマスターされた画質だったからなのかは分かりませんが、今見てもドキドキできました。  キューブリックの映画って解釈が難しいけど、印象に残るシーンが無数に多いんですよね。 『2001年』に関して言えば、猿が骨を武器にするところ、真っ白な宇宙船内、HALの目、デイブがHALを〆るシーン、そして最後は強烈でした。 なんか、最後で鳥肌が立った映画って久しぶりです。 今まで寝落ち映画とか期待はずれとか言っていた自分を恥ずかしく思います。  また、『インターステラー』などがいかにこの作品から影響を受けているかも分かりました。
[映画館(字幕)] 6点(2018-10-13 06:46:05)(良:1票)

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