1. セッション
《ネタバレ》 個人的オールタイムベスト2位、スタッフロールの入り方がカッコイイ映画1位の映画。 全体的にテンポが良くて無駄なシーンが一切ない。彼女や父親とのやりとりも、すべてがラストシーンの為の伏線。 ラストの最初の反撃は予想できたが、更にそこからの怒涛の畳みかけには圧倒されてしまった。 最後の二人の笑顔から、どれだけ憎しみあう二人でも音楽の神様の前では平伏し手を取り合うしかないのだと、そう感じた。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-08-18 03:00:13)(良:2票) |
2. スリー・ビルボード
《ネタバレ》 「序盤では悪役だと思ってたキャラクターが、途中から味方になる展開」ってやっぱり良い。 この映画は凄かった。映画の序盤に登場する主要人物たち。 彼らへ感じた最初の印象がストーリーの進行と共にどんどん変わってしまう。 ちょっとしたキッカケや立場が違うだけで、こうも人の見え方が変わるのかと唸ってしまった。 クズだらけの映画かと思いきや、人間的魅力に溢れた人々の映画だと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-08-19 22:53:40)(良:2票) |
3. アントマン&ワスプ
《ネタバレ》 ヴィランらしいヴィランがいないのがつまらなかった。 量子の領域にまで小さくなれるって要素も、あまり面白さに繋がってない。 30年経過したママがバッチリ化粧してちゃんと老化してるのも冷めた。どうやって生きてきたのか。 アントマンよりワスプのほうが活躍してるのも残念。コメディ要素は悪く無かったが。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-01-09 01:05:39)(良:1票) |
4. パワー・オブ・ザ・ドッグ
派手な展開があるわけではなく静かな映画だが、ずっと何か起こりそうな不穏な空気が流れていてハラハラしながら観れてしまう。はっきりとした描写が少なく説明的でないために映画を読む力は必要。美しい風景や美術だけでも観る価値あり。カンバーバッチ演じるフィルはかなり嫌なキャラなんだけど弱さも描かれていて何故か惹かれる魅力あり。個人的にはググッとこの映画の持つ空気に入り込めた。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-02-17 11:38:59)(良:1票) |
5. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
最初の30分はワクワクするが、全体を通すとスペクターやスカイフォールに比べるとアクションも少なくセンスも良くなくてイマイチ。ラミ・マレックの敵役にも魅力がないし長い割には話が薄かった。グレイグボンドの中では慰めの報酬に次ぐ駄作 [インターネット(字幕)] 5点(2022-02-18 09:46:05)(良:1票) |
6. シェイプ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 ストーリーは「E.T」に恋愛要素を貼り付けたような王道の「居候もの」な気がする。 グロテスクな半魚人と中年女が恋愛っていう設定は新しいけど、話に捻りがない。 半魚人を可愛く見せるのには成功してたけど、「男」には見えなかったかな。 どうしても一方的に性玩具のペットにされてるような印象を拭えず。 レトロフューチャーを感じさせる美術は良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2018-08-21 02:58:29)(良:1票) |
7. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 未来に向かう主人公と、過去に囚われた父親。その関係性が良い。 父親にとってこの息子は目の上のタンコブでありながら同時に愛すべき存在でもあるわけで その葛藤で揺れる親父が人間らしくて愛せるし、自らの道を信じて突き進む息子にも好感が持てる。 少年たちのジュブナイルとしてみても面白いし郷愁を感じる内容。 主人公の行動が他人に影響を与え、時には凝り固まった価値観すら変えてしまう。 自分はそういう映画が大好きだ。 [DVD(字幕)] 10点(2018-08-21 04:19:28)(良:1票) |
8. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 ジョーカーの圧倒的な魅力で持った映画なのは間違いないが、それだけの映画じゃないのが凄い。 バットマン、トゥーフェイス、ゴードン警部という他のキャラたちもそれぞれ立ってて人間味がある。 アクション的な見せ場もあり、ヒーローとヴィランの存在意義という哲学的な要素もあり ジョーカーという圧倒的な悪役を軸に様々な要素が折り重なって完成したもの凄いエンターテイメント作品だと思う。 この映画が与えた後のヒーロー映画への影響は計り知れない気がする。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-09-01 01:29:42)(良:1票) |
9. 未来のミライ
《ネタバレ》 自分は「サマウォ」「おおかみこども」大絶賛の細田監督ファンだけど、前作の「バケモノ」から何だか様子がおかしい。 今作の大きな欠点は主人公である4歳の「くんちゃん」の歪さだと思う。 明らかに子供の声に聞こえない声優の演技もそうだし、シーンによって妙に大人びてたり、動じない姿に違和感がある。 ストーリーは全体的に「くんちゃんの夢の世界」という感じで展開に取り留めがなく話に集中できない。 「ミライちゃん」は設定もキャラクターも魅力的だったのだが、思ったより出番が少なかったのが残念だった。 前作の王道路線の「バケモノ」から方向転換して作家性が強く出たオリジナリティのある設定の映画なのだけど 正直、どの年齢層に向けてどういう感動を得てほしいのか、よく分からない映画になってしまったなというのが正直な感想。 シーンによってはなんとなく伝わってくるものはあるが。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 4点(2019-01-24 06:34:18)(良:1票) |
10. ヒックとドラゴン
《ネタバレ》 とにかくドラゴンのナイト・フューリーがカッコよく、猫のように可愛らしい。それに尽きると思う。 かっこいいモンスターと友達になって共に戦うという男の子の夢を具現化したようなストーリー。 落ちこぼれの主人公が活躍で体制を変えるっていう展開も王道のヒーローもののようで爽快感がある。 音楽がまた最高にかっこいい。ヒロインも可愛い。子供むけ映画として完璧。 [ブルーレイ(吹替)] 9点(2018-08-21 03:48:34)(良:1票) |