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自己紹介 きまぐれポンコツでくのぼうの散漫映画批評です。

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1.  コンタクト 《ネタバレ》 
冒頭の地球からどんどん遠ざかって行く映像だけで、好き!!と決まりました。 批判されてる方の理由もなんとなく分かりますが、わたくしはこの映画好きですね。 SFとしてはもちろん穴が多すぎですが、なんでしょうこの主人公は応援したくなっちゃいます。 子供の頃から一生懸命でひたむきで、夢が一貫してて素敵。 本当にもし宇宙から地球を見れたら、人生観変わっちゃうんだろうな〜 奥さまの小言など、な〜んも気にならなくなっちゃうんだろうな〜
[インターネット(字幕)] 8点(2024-01-27 11:38:31)(良:2票)
2.  ミッドナイトスワン 《ネタバレ》 
ほぼ先入観なしで観たのでなかなかの衝撃であった。 随所にあるセリフや流れの不自然さを肯定的にスルーすれば、作り手の伝えたいことは、鑑賞後キズとして残るほどに伝わる映画であろう。 こういうマイノリテイを扱う映画を観ると、いつも村上春樹の演説の壁と玉子の話を思い出す。 人が壁と玉子に分かれるのなら自分は必ず玉子側でいたい。 迫害されすぐにも割れそうな薄い皮の玉子。正義がどうのということよりも、必ず弱い側に立つ視点で描くものが文学であると。 一果の最後の演技がすばらしいのは、凪沙という人間の存在やその取り巻きの世界を知ることで、表現力の幅が普通に育った子とは違う。 というわたくしの解釈である。 過去に心のキズを背負っているものは同じキズのあるものに優しくなれる。 この映画のしんどさを避けて通らず、正面から向かい合って、自分の中に同じキズを作ってくれるような人が我輩は好きである。
[映画館(邦画)] 9点(2020-10-25 23:12:45)(良:2票)
3.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
ラスト数分のパントマイムを何度見返したことだろう。 娘を見つけた時の一瞬の無音。 息が止まりそうな時間。 若い頃、好きな映画を聞かれるといつも「街の灯」と答えていた。 いつしか移り変わって行きはしたが、自分の中で殿堂入りしていただけだったのだ。 映画の要素の中でわたくしが思う頂点は笑い泣きである。 笑いながら涙が出る。 なんとも説明しずらい感情である。 それを教えてくれたのはやはりチャップリンだ。 最後の娘の表情は決して失望ではないと思う。 よく見て欲しい。 彼女は彼の手を自分の胸に引き寄せているのだ。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2021-05-15 18:20:54)(良:1票)
4.  グリーンブック 《ネタバレ》 
2番館でやっと観れました。社会性に重きを置く見方をすればなるほどやや浅く軽いかもですが、音楽ロードムービーのエンターティメントとしては満点の作品という気がします。ちりばめられたウィット、ほんわかした布石の回収、ごきげんなBGM。手紙のくだりは何よりもあったか〜い気持ちになれます。きっとクリスマス時期に放送されたら何度も観ちゃうんだろうな〜。煙草をやめて長いですがこういうの見るとまた吸っちゃいたくなるってところが困りもの。
[映画館(字幕)] 9点(2019-09-02 17:03:12)(良:1票)
5.  RRR
確かに最近のインド映画はすごい。 それはエンターティメントとしてだ。 ひと昔まえの勧善懲悪ストーリーも悪くはない。 だけどだけどですよ。 何かが引っ掛かる。 こういう映画に高得点を付けるには何かが引っ掛かるのであります。 おもしろかったし。 最後までダレずに観られたし。 そんでいいんじゃないの?っとも思えるけど。 自分の中の何かが許さない。 人間ってそんなことじゃないでしょ! っていうことかな。 ごめんなさい自分でも整理がつかないまま書いてます。 エンターティメントとしてはすばらしいが 映画とはなんぞや?(もちろん個人差大ですが) という見地からこの点数にしました。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-05-28 20:52:58)(良:1票)

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