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コメント数 214
性別 男性

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1.  赤線地帯 《ネタバレ》 
2度目の鑑賞。 社会の底辺に生きる女性たち、みな悲しい過去をかかえており、役者さんが皆それぞれのキャラを好演している。 中でも、当時のトップスターの京マチ子や若尾文子が、けがれ役に果敢に挑戦していることが素晴らしい。 監督が溝口健二だから出演依頼受けたんでしょうね。 言いたい放題の京マチ子はきっぷが良くて小気味いい。「八頭身や!」には笑った。 かわいい系の若尾文子が実は一番したたかで、怖い女。この美貌にかかったら男はみんなイチコロやろ(泣) その他、息子に捨てられる女性が、悲しさで気が狂うシーンはみていて一番つらかった。 怪談映画のようなおどろおどろしいテーマ曲も印象的でした。
[インターネット(邦画)] 8点(2020-05-25 23:02:22)(良:2票)
2.  はなれ瞽女おりん 《ネタバレ》 
ずっと前から観たかった作品ですが、今回ネット配信で鑑賞。 いゃ〜、良かったです! 宮川一夫のカメラワーク、日本海の荒々しい海の情景、美しい雪原、素晴らしいです。 岩下志麻さんは、「鬼畜」、「極道の妻たち」など気が強い、怖い女性役が多いのですが、この映画では、旅回りの盲目のはなれ瞽女役で、 男に身を任せないと生きていけない悲しい役をはかなげに演じきります。 原田芳雄も渋いこういう役、良いですね。途中、早く抱いてやれよとイライラしましたが(笑) 余りにも悲しい結末に涙ものです。 若かりし西田敏行(夜這い役)、小林薫がみれるのも嬉しい。
[インターネット(邦画)] 9点(2020-05-08 20:48:10)(良:1票)
3.  レッド・サン
三船敏郎が終始堂々としていてカッコイイ! ブロンソンとの男の友情がとてもいい。ロードムービーとしても面白い。 日本人が外国映画に出ると変な描かれ方がされているケースが多いが、三船さんがしっかりサポートされているのが良くわかります。 欧米映画界が三船さんをリスペクトしているのが感じられて嬉しくなる。 アランドロンは引き立て役で損な役回りかな? ちなみにレッドサンって日の丸の意味だったんですね。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-09-18 17:54:32)(良:1票)
4.  孤狼の血
久しぶりに骨太の男臭い映画を観た。 何と言っても役所広司の演技力が素晴らしい。今や日本映画界にとって無くてはならない存在でしょう。 最後のエピソードはやり過ぎの感あり、それはダメでしょ(笑) 松坂桃李も評価が高い「新聞記者」より存在感があった。 「仁義なき戦い」のオマージュ的な意味もあって、懐かしい感覚を思い出した。 放送禁止用語がバンバン出てきたし(笑) このエグい内容で原作者は女性なんですね、驚きです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-24 17:59:12)(良:1票)
5.  侍タイムスリッパー 《ネタバレ》 
まず、無名だがいい役者を使っていると思った。 主役の山口馬木也は顔つき、たたずまいが侍としか思えない程ハマっている。師匠役は剛毅で殺陣に対する情熱が魅力的で、和尚役は何とも言えない味わいやユーモアがあって癒される。 ストーリーは冒頭のタイムスリップ以外は別段驚くような展開は無く、少し退屈ともいえるが、全体を通して衰退していく時代劇に対する深い愛情は感じられる。 前半は、主人公が現代になじんでいく様子を戸惑いながらもユーモラスに描かれる。彼に関わる人たちが根掘り葉掘り詮索せず、自然なまま受け入れる姿が良い。 後半はタイムスリップした敵役を通し、武士の生きざま、時代劇に対するリスペクトが描かれる。 またこの映画ではインパクトのある音や音楽が随所に使われており、場面を盛り上げる効果を上げている。 ラストにちょっと笑えるおちがあるのも良かった。
[映画館(邦画)] 6点(2024-10-07 23:23:11)(良:1票)
6.  駅 STATION 《ネタバレ》 
全体的にエピソードを断片的に繋ぎ合わせて構成しており、物語の深みはあまりない。 只、高倉健という役者の圧倒的な存在感が凄い。役柄が狙撃手なので、まるでゴルゴ13に見えてくる。 「駅」と言えば八代亜紀の舟唄、場末の飲み屋で倍賞千恵子との交流の象徴として使われる。(何と3回、そしてラストにも) この唄を聞くと飲み屋のシーンを想い出すほど印象的。 全般的に殆ど冬のシーンで、木村大作の厳しく美しい雪景色の映像が素晴らしい。
[地上波(邦画)] 6点(2022-02-19 18:08:15)(良:1票)
7.  百円の恋
これは意外と拾い物の映画です。 冒頭、主人公の生き方観てると、コレ大丈夫か、と嫌悪感を抱くが ボクサーと出会うあたりから趣が急に変わる 中盤から終盤に至るまでは、思わず主人公を応援している自分があった。 安藤サクラは熱演、元ボクサー役男優も、あんな事件が無ければいい役者なのに、残念ですね。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 18:54:34)(良:1票)
8.  泥の河 《ネタバレ》 
戦後10年、まだみんな戦争を引きずって生きている時代。 田村高廣のお父さんも戦争で死んでいった仲間たちに申し訳なく生きている。 そして日本がまだ貧乏だった時代。 社会の底辺で生きている姉弟と知り合った主人公の少年の心温まるふれあいと悲しい別れ・・・。 胸にじ~んと来るものがありました。 田村高廣は、どんな人にも優しく、一本筋が通ったお父さんを演じており、とても魅力的です。ほんと尊敬できる人間だと思います。 そんな父親をみて育った少年も、素直で純粋で心優しい良い子。それだけに、終盤、きっちゃんのお母さんが身を売る姿を見てしまったシーンはほんと痛々しかった。 主演の少年、姉弟たちの表情、特に目の演技がほんと素晴らしかった。ただし大阪弁はイントネーションは少しおかしかったかな。 それと余談ですが、少女のふろ場シーンは、今の時代だったら絶対アウトでしょうね。
[インターネット(邦画)] 9点(2020-05-09 18:31:01)(良:1票)
9.  エイリアン2
ずいぶん前の映画だけど、今見ても映像の古さを全然感じさせない。 これでもかと繰り返されるスリルとサスペンス! 多くを語らずとも、これぞ最高のエンターテインメント映画です。 最近、こんなわくわくする映画が無いのが残念。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-02 13:51:45)(良:1票)
10.  永い言い訳 《ネタバレ》 
主人公は、妻がバス事故で亡くなった時に浮気をしており、妻との関係を放棄してきた罪滅ぼしとして? 一緒に亡くなった妻の友人の家族と親睦を深める。最初から終わりまで、引き込まめる人間ドラマに仕上がっている。 竹原ピストルがピッタリの役どころで好演、二人の子役もいい、もちろんモッくんも。 西原美和は、原作、脚本、監督といい仕事をしている。是枝監督とこの人はいつも新作が気になる監督さんです。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 23:29:49)(良:1票)
11.  流れる 《ネタバレ》 
山田五十鈴、田中絹代、杉村春子、高峰秀子、日本が誇る大映画女優の奇跡の競演! ほとんど芸者置屋内での場面に限られ、いたって地味な内容であるが、全く飽きの来ない心地いい時間が過ぎてゆく。 田中絹代が何者か、何かあるのか?と思わせ何も起こらず、 山田五十鈴は何があっても怒らない温厚な人柄、でも実は少し芸者のピンハネをしていたり 杉村春子は達者な二枚舌、 高峰秀子は、器量は悪くないのに、堅物で愛想がない、 それぞれキャラがたっていて面白かった。
[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-18 23:22:24)(良:1票)
12.  カリートの道 《ネタバレ》 
30年の刑を5年に減刑して貰ったら恩義に感じても仕方ないか。 ショーン・ペン演じるイかれたクズの弁護士役は意外と似合ってる。 終盤、列車内から駅での追いつ追われつのシーンは緊迫感とスリルでハラハラドキドキする。 そしてショッキングなラスト・・・カリートの夢は儚く散っていく。 古今東西、ヤクザ映画でハッピーエンドはまず無いのではないか? パチーノが男臭い元ヤクザを好演、ゲイルとの恋愛模様が物語に膨らみを持たせている。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-11 20:53:26)(良:1票)
13.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 
いつばれるかわからない緊張感のあるシーンが多く、それなりに楽しめました 主役級女性を二人とも躊躇なく殺してしまうところがタランティーノらしい。 ここでの評価はずいぶんと高いですが、自分はそれほどでもありませんでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-15 19:03:09)(良:1票)
14.  インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 《ネタバレ》 
インディ・ジョーンズと共に青春時代を過ごしてきた私としては、この最終作をとりあえず劇場で見届ける使命を感じ今回観賞に至りました。 冒頭、若き日のインディが現れるがAIの特殊撮影で作成されたものと思われ、これが非常に違和感なく良くできている。 只、ナチスと対戦するアクションは激しいが、画面が暗く大写しが多いので分かりづらい。 時代は現代(といっても60年代後半)に移って現在のインディが現れるが、80歳にはみえない若々しさにとりあえず安心。 此処から元ナチス科学者との暗闘が始まるが、カーアクションをはじめ以前観たようなシーンが多く今一盛り上がれない。 共演の女優、少年にも、「魔宮の伝説」の二人の様な魅力が感じられず・・。 今回のテーマはアルキメデスを絡めたタイムスリップになっているが、このシリーズは不老不死の様なオカルトの方が合っていると思う。 最後にマリオンが登場するが、月日の流れが感じられ、少しジーンと来るものがあった。ここで1作目の回想シーンなど流して貰えばもっと感慨深かったのですが・・。 取り敢えず、長い年月をかけて完結させた、ルーカス、スピルバーグに感謝。 最後に、この作品も気が付けばスターウォーズ同様ディズニーになっていた。
[映画館(吹替)] 6点(2023-07-16 21:48:27)(良:1票)
15.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 
30年以上ぶりに2回目の鑑賞。 改めて1級のサスペンス映画として良く出来ていると納得。 最初のハスキー犬が雪原を走り、ヘリコプターが追いかけるシーンから良いですね。これから何が起こるかを予見させてくれます。 中盤、隊員たちがお互い疑心暗鬼の中ハラハラドキドキ緊張感が高まり、血液検査のシーンで最高長に達します。 結末は賛否両論あると思いますが、ジョンカーペンターらしい終わり方なのかな? カートラッセルは、「ニューヨーク1997」もそうですが髭面が一番カッコいいです。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-17 20:01:58)(良:1票)
16.  ひとよ 《ネタバレ》 
いい役者が揃ってたから最後まで鑑賞できた。 特に田中裕子がいいね。坂本裕二脚本のドラマ「mother」など問題をかかえた女性役を演じさせたら感情表現が素晴らしく上手い。 内容的には殺人犯の子供として残された三人の複雑な心理や行動、加害者となった母親の心の葛藤がよく描かれている。 只、次男(佐藤健)の行動には理解しがたい面がある。 あと、佐々木蔵之介の息子のエピソードは少々強引ではなかったか?
[地上波(邦画)] 6点(2024-01-26 11:40:48)(良:1票)

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