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1.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
残念ながら、私には全然ダメな映画でした。やっぱり「山崎貴は山崎貴のまま」としか思えません。 ゴジラが暴れるシーンは悪くはないのですが、その合間のジメジメしたシーンがまあ長いこと。なぜドラマの部分をあそこまでウェットにしてしまうんでしょう。あと、主人公の敷島が乗り込む機雷処理船の乗組員3名の演技も凄く苦手(特に、ちょこちょこ挟んでくる吉岡秀隆の「おどけ芝居」)。 ゴジラが日本へ上陸して破壊の限りをつくしても、民間で対応するしかないという展開についても劇中で納得できる説明があったとは思えません。 とにかく観ている間中モヤモヤしっぱなしで、全然楽しめませんでした。
[映画館(邦画)] 3点(2023-11-05 00:00:47)(良:3票)
2.  グランツーリスモ 《ネタバレ》 
「フォードvsフェラーリ」以来、久々に大画面でレースの疾走感を味わえる!と思ってIMAXで観てきました。 観終わった感想としては、「つまらなくはないけど、平凡な出来」でした。何よりも、レースシーンがあまり気持ちよくない。特に、途中で車の内部がCGで描かれ、火花が散ったりするシーンが挟み込まれるのですが、これが邪魔で邪魔で。 (ゲーム「グランツーリスモ」のヘビーなファンであれば嬉しいシーンなのかもしれませんが)  あと、ソニー映画では当たり前のことですけど、ヤンからプレゼントされた包みをジャックが開けるとウォークマンが出てくるところは泣けるシーンのはずなのですが、あまりにもデカデカと表示されるパッケージ上の「SONY」の文字に、場内ではクスクス笑いが起きてしまっていました。 実話を元にした映画であり、主人公の名前もモデルとなった人物と同じということであまり冒険はできなかったのでしょうが、それであれば同じように実話を元にしていてしかもル・マン24時間レースを扱っている映画であるフォードvsフェラーリがいかに良く出来た映画であったかということをあらためて思いました。 最後に、私はこの映画の監督が誰だか知らずに観に行ったので、エンドクレジットでブロムカンプの名前が出た時には、「こんな平凡な映画を撮る監督になってしまったか・・・」とため息が出ました。
[映画館(字幕)] 5点(2023-09-15 19:46:55)(良:2票)
3.  LAMB/ラム 《ネタバレ》 
何というか、非常にコメントしづらい映画ですね。 ネタバレってことでいうと、「頭が羊で、首から下は人間の子供」が出てくるというのは予告編でも見せていたので、この異形の子供を中心に展開する話なんだろうという前提知識で観たのですが。 観ているうちに、色々と「あれ?あれ?」というシーンが次々に。 いくら「最愛の一人娘を亡くした夫婦」とはいえ、あの子(アダ)が生まれた直後のリアクションはあれでいいのか?と。 当たり前のように、夫婦そろってニコニコして我が子のように育てる姿にも「?」(てっきり、アダを自分が産んだように思い込む奥さんと、それを止めようとする夫という対立が生まれるのかと思いましたよ) そして、夫の弟(この二人、兄弟なんだから風貌が似ていてもいいんですが、両方とも髭面なので時々混乱しました)が現れ、「これで波乱が起きる!」と思ったら、それらしいのは最初だけであとは特に起きないし。 最後の「アレ」も、冒頭の描写で大体そんなのが出てくるんだろうと思っていたので特に驚きはありませんでした。 変な映画(笑)
[映画館(字幕)] 6点(2022-09-25 19:24:24)(良:1票)
4.  インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 《ネタバレ》 
なんだか観ている間中、妙に自分が冷静であることに驚いてしまいました。 一応アクションに次ぐアクションではあるんですけど、2023年公開の映画にしてはセンスが古い感じがしてね・・・ あと、これはインディシリーズに共通して言えることだと思うんですけど、物語の肝となる場所(本作だとアルキメデスの墓所)に来ると途端に画面が安っぽくなるのはなぜでしょう。とても大昔の遺跡のようには見えないんですよ。とりあえず蜘蛛の巣張っときゃいいだろ、みたいな。 ヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジはとてもよかったです。彼女が最初に出てきたとき「あ、この女優さん見たことある!」と思いましたが、出演作を調べたらどれも観てませんでした。不思議です。
[映画館(字幕)] 4点(2023-07-02 00:36:20)(良:1票)
5.  女神の継承 《ネタバレ》 
モキュメンタリーであり、観客が見ている映像は登場人物を取材しているカメラクルーが撮影した物という設定(「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド」を思い出しますね)。この手の映画だと、どうしても「こんな状況で撮影なんかしてる余裕ねえだろ」と突っ込んでしまう展開になりがちですが、この映画でもそれは解決できていませんので、そこが一旦気になりだすとそのことばかり考えてしまって集中できなくなってしまいました。
[映画館(字幕)] 6点(2022-08-01 21:55:31)(良:1票)
6.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 
私は「シン・ゴジラ(以下「シンゴジ」)」という映画が好きで好きで、劇場に最低でも10回は観に行ったぐらい好きです。「シン・ウルトラマン(以下「シンウル」)」もシンゴジ程では無いですが、かなり好きな映画です。 普段邦画はあまり観ない(散々懲りたので)私ですが、「自分と庵野実写とは相性が良いんだろう」と思っていました。 ・・・浅はかでした。上記の2作は、樋口真嗣監督なんですよね。 今回のシン・仮面ライダーは庵野秀明監督。庵野濃度100%の本作は、乗れませんでした。  そもそも仮面ライダーという題材が私には合わないのかもしれません。 私は昭和40年生まれで、6才の頃にウルトラシリーズでは「帰ってきたウルトラマン」が始まり(Q、マン、セブンも再放送で散々観ていました)、仮面ライダーの方は今回の元ネタにもなっている第1作が始まりました。 友人達の間では両方とも常に話題の中心でしたが、私は仮面ライダーよりもウルトラシリーズの方が好きでした。 私の両親が、仮面ライダー第1作の暗ーい雰囲気をあまり好まず、あまり私に見せようとしていなかったのもその要因かもしれません。 今回の「シン・仮面ライダー」を観て、私が仮面ライダーにあまり乗れなかったことをあらためて思い出しました。  以下、ダラダラと。 ・予告編を観て、「何だか安っぽい感じがするな」と思った人、正解です。本編も安っぽいです。(これ、庵野監督のこだわりというより、シンウルと同様、単に予算の問題だと思う) ・いくら「バッタを元にした改造人間」だからといって、マスクの後頭部に「BATTA」と書いてあるのは笑うとこですか? ・シンゴジやシンウルの時はキャストの演技が全然気にならなかったのに、今回は特にショッカー怪人達の変な演技が寒すぎる。これが「仮面ライダーらしさ」なのだとしたら、やっぱり私には合わない。 ・ライダー1号2号がようやく共闘して、ダブルライダーキックをブラックライダー(だっけ?)に浴びせるまでのシーンは超盛り上がるところだと思うのですが、なんで真っ暗なんだよ! ・本郷猛よりも一文字隼人の方がキャラとして輝いていましたね。 ・政府の役人として竹之内豊を出すのはシンウルまででいいよ!あと、政府組二人が最後に名前を明かすシーンも白けました。おっさんオタクはああいう「とりあえず出しときました」みたいなのを一番嫌がると思うよ。
[映画館(邦画)] 5点(2023-03-17 22:22:48)(良:1票)

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