1. 愛情の都
《ネタバレ》 東宝「都」シリーズの第2作。司葉子は義理の姉を頼って上京しバーに勤める。宝田明は社長の息子だがドラ息子と評判。そんな二人が例の如く恋に落ちるが、反対に遭い別れてしまう...。今回も女の浅はかさと言えなくもないが、どっちかと言うと狼少年の悲劇に近いものが。色々あっても結局くっつくというのはまるで日活青春のよう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-07 23:32:01) |
2. 赤線地帯
《ネタバレ》 溝口健二の遺作で最後まで女を描けばこの人って作品だと思う。赤線地帯ってのはある程度知ってはいたけど想像以上のもの。この映画自体まだ売春防止法施行以前のものだからそう思うと納得というか。なんか北朝鮮見てるみたいな世界でこれが日本なのかと思った。それに京マチ子・若尾文子・木暮実千代・三益愛子...、これが一つのシーンに収まってるのを見るとほんと圧巻。既にしたたかな若尾ちゃんも良かったし、どこか幼く見える京マチ子も良かった。ラストカットの川上康子も印象的。 [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-02 23:31:39) |
3. 赤穂浪士 天の巻・地の巻
56年お正月の東映オールスター映画。 東映創立五周年記念作品とか。忠臣蔵ものを見るのはこれで3作目だけど東映らしい娯楽作品に仕上がってる。でもオールスターとはいえ56年と東映初期なので大川橋蔵もいないし、東映なので仕方ないが女優陣が薄い。力を入れてるところは浅野内匠頭と立花左近と千坂兵部のエピソード。最初の一時間は浅野内匠頭がずっと生きててなかなか死なない。大石一行が江戸へ向かう途中での立花左近の場面はやはり迫力が凄まじい。千恵蔵と右太衛門両御大による睨み合い・・・流石です。最後の行進のかっこよさも必見。あとは月形吉良が見つかるの早すぎ! しかもめっちゃへたれてるし。忠臣蔵とはいえ月形さんなら赤穂浪士でも4、5人倒せそうなのに・・・。締めも担当した千坂兵部が全体的にいい味出してます。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-20 23:42:01) |
4. あばれ獅子
冒頭に「この作品を最後に他界された一代の名優阪東妻三郎の霊に捧ぐ」とあります。阪妻の遺作です。この作品から一年前の阪妻の映画みたことあるけど、一年で全然印象が違う。なんか顔つきも声も最初から吹き替えなんじゃと思っちゃうぐらい。阪妻の出番が少なくて、出てもほとんど代役の後姿なので残念な作品。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-06 03:43:38) |
5. 曙荘の殺人
殺人事件ものというより真実をめぐる裁判もの映画。疑問点、犯人の動機は? 脅されたとしても証拠がないのでは? 青酸カリは匂いや味で気づかれなかったのか? 何故須磨子は自分が犯人だと言ったのか?(娘が犯人だと思ったから?) よく見ればわかるのかもしれないけど疑問が多かった。かといって何回も見たい作品ではない。 5点(2004-04-30 01:11:07) |
6. 雨に唄えば
踊りのシーンがすごくかっこよかったです。雨の中でバシャバシャとダンスが最高でした。 8点(2001-12-05 22:21:34) |