321. あなたの死後にご用心!
もっといくらでも面白くなる設定だと思うのに、台詞も各場面も、まったく面白くない。本題に入るまでにも時間がかかりすぎているし、その後もどう展開させたいのか趣旨不明。 2点(2004-05-12 01:38:32) |
322. 愛を殺さないで
過去と現在が交錯し、1つ1つ事実が明かされる前半のスリルはなかなかでしたが、着地部分のしょぼさにびっくりしました。 3点(2004-03-14 13:01:44) |
323. アイアン・イーグル
凄まじいほどの脳天気作品。今ではとてもこんな低レベルなものは世に出せないだろうが、こんなものでも真面目に作っていた時代があったということだろう。1点はDioの“Hide In The Rainbow”に対して。 1点(2004-02-25 03:10:47) |
324. 愛がこわれるとき
《ネタバレ》 まあまあよくまとまっていましたが、中盤以降、単なる追いかけっこ+対決劇になってしまい、心理描写がなくなってしまったのが残念でした。DV被害が出発点であれば、例えば、隣人との恋愛劇に関しても、それを反映した観察が存在してしかるべきです。 5点(2004-01-15 04:11:10) |
325. 愛と精霊の家
これこそ大河ドラマです。特にクライマックスがあるとか決めのシーンがあるとかいうわけではないのですが、常に先の展開が気になる作りになっていて、長尺にもかかわらず最後まで一気に見ることができます。が、人物描写が今一つ十分でないのと、肝心のメリル・ストリープがあまり役に合っていないのが難点です。 6点(2003-11-27 02:15:55) |
326. 愛という名の疑惑
序盤の雰囲気はまあまあだったのに、やたら間延びしている脚本のために価値が半減し、終盤はその辺のサスペンスと同じでした。仰々しい邦題に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-11-26 02:25:14) |
327. アメリカン・ファイトクラブ
単なるスポ根+ファミリーものではなく、常に強気であり、横暴ですらある中に弱さを垣間見せる親父の人格描写、3人の子の人生の歩み方の対比など、さりげなく丁寧な描写がなされています。製作者のボクシングに対する深い愛情を感じます。邦題がダメダメなのが難点です。 6点(2003-11-05 02:10:08) |
328. 愛と哀しみの果て
重量感ずっしりのド級のメロドラマ。作品のほとんどは、主人公二人+道化的邪魔者の夫の3人がああだこうだとやりとりしているだけです。これで中途半端な内容だったら目も当てられないのですが、それをアフリカの大自然を徹底的に押し出してもっともらしく仰々しく創り上げてしまったのが凄い。一つの究極の作品でしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2003-10-30 03:17:11) |
329. アンドリューNDR114
《ネタバレ》 見ているときは冗長だと感じていたのですが、終わった後は意外なほど心に残りました。わざわざ親子二代にする必要はない(1人の相手だけでも、必要な要素は全部表現できる)と思ったのですが、よく考えると、そのように長い時間を「生きなければならなかった」(途中での退場も終了も許されなかった)ことこそが、彼の最大の哀しみだったのかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2003-10-25 02:44:28)(良:1票) |
330. 赤ちゃん泥棒
ストーリーも面白くないが、登場人物が主役も脇役も含めて全員不愉快な人物だというのがいけない。 3点(2003-10-19 04:08:32) |
331. アダプテーション
もっと、頭が痛くなるくらいひねってくるのかと思って身構えていたのに、途中からは全く普通の展開ではないですか。あれでは設定の意味がどこにもありません。 4点(2003-10-11 23:26:00) |
332. ある貴婦人の肖像
一番まずいのは、台詞の4割くらいがただの「説明台詞」になってしまっていることです。こんな稚拙な脚本では、いくら豪華キャストを揃えても、演技力の発揮のしようがありません。ヒロインがまったく魅力的でないのも問題です。 4点(2003-09-30 00:03:55) |
333. アマデウス
主演の2人の対比があまりにも強烈で、それだけでこの作品は成功しています。音楽の才能以外はすべてが駄目人間のモーツァルトが神に選ばれるという理不尽さ、そしてそれに対する葛藤と嫉妬に苛まれる健全な一般人のサリエリという主題が、冒頭から終幕までの全体から表現されています。ストーリーの流れはやや明確性を欠いているような気がしますが、そんなことはどうでもいいです。それにしても、モーツァルトの、日常生活でのアホ丸出しぶりと、オペラ指揮のときの神々しさのギャップは強烈でした。 7点(2003-07-07 02:57:08)(良:1票) |
334. ある愛の詩(1970)
《ネタバレ》 テーマ設定だけでこの点数。当時の段階でもすでに手垢がつくほど古典的だったに違いないこのストーリーに、正面から堂々と挑んだ作り手の姿勢が眩しい。それは同時に、どんな状況でも決して自分を見失わずに前を向いて進み続けるジェニーの人生そのものでもある。だから、この作品は時を超えて輝きを放ち、語り継がれるのである。脚本の過不足なんかはないではないが、そんなことはどうでもよい。最後、ジェニーの死の瞬間をあえて描いていないところが、逆に切なさを増幅させている。 [DVD(字幕)] 9点(2003-05-28 19:56:49) |
335. アポロ13
それほど古くない時期の実話であり、記録の類も大量に残っているんだろうから、性質上、作り手としての創作の余地が少なく、むしろ映画の素材としては難しい対象となるはずなのだが、そんな制約された条件の中でも工夫してスリリングさを維持していると思う。それにしても、本来はトム・ハンクスと並んで当初からレギュラーメンバーという栄光のポジションだったにも関わらず、代役で出てきたケビン・ベーコンはもちろん、地上組のシニーズやエド・ハリスにも見せ場を全部持っていかれ、作中で何をしていたかまったく記憶に残っていないビル・パクストン・・・私はあなたが大好きだ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-05-25 00:03:25)(笑:1票) |
336. アンタッチャブル
《ネタバレ》 当時でもすでに珍しかった単純勧善懲悪作品。しかし、コネリーの重厚さ、ガルシアの若々しさ、デニーロの敵ボスキャラとしての格好良さという適材適所な配置によって、後々まで名を残す作品となっている。美術関係の職人的な頑張りも評価してあげたい。ケビン・コスナーの大根ぶりだけが残念。●よく考えると、この作品は脚本もしっかり絞り込まれているのです。最初に挫折して落ち込んでいるネスが、なぜ突然正義の味方になるのかという点について、カフェ爆発シーンと母親の訪問シーンの2つだけで実に手際よく説明されている。ネスの家族関係も、僅かな描写だけでしっかり重みを残している(その妻役がこれで映画デビューのパトリシア・クラークソンというのも、制作者は恵まれていた)。すべてのシーンに意味づけがはっきりしているので、役者も演じていて楽しかったのではと思います。それだけに、ケビン・コスナーの大根ぶりが返す返すも残念。 [映画館(字幕)] 8点(2003-05-12 00:14:37) |
337. 愛の嵐
雰囲気はまあまあ良かったのですが、中盤以降の展開がだれまくりで、眠くなりました。それと、どう考えても分からないのですが、マックスはルチアにとっては忌まわしい存在ではあっても、積極的感情の対象とはなりえないのではないでしょうか? 2点(2003-05-11 01:27:18) |
338. あなたに逢えるその日まで…
こういう設定は本来は好きなのですが、女性の方の、子供の頃の発想を引きずっている出会い願望に共感できないので、出発点から話に入り込めません。男性の方も、いったい何がしたいのかが分かりません。演出や脚本も、全体的に稚拙ですね。 3点(2003-05-09 04:33:41) |
339. 愛と野望のナイル
単なる冒険談に終わらず、その後(イギリスに戻った後)の2人をきちんとフォローしているのはいいのですが、大事なところがきちんと強調されずにさらっと流れているので、結局どっちつかずの中途半端な内容に終わっています。あと、冒険自体も、何であそこで旅が終わったのか?とか、結局バートンはどこまで行ったのか?とか、よく分からない部分が多かった。 5点(2003-03-09 21:09:47) |
340. 愛は霧のかなたに
単なる動物生態報告映画だったら嫌だなあと思っていたのですが、実際には、アフリカに着いた瞬間から目を奪うような展開が連続し、その中で主人公とゴリラの関係の変化を的確に捉え、適度に人間同士の関係の話も絡めながら、最後は予想外の方向に着地するという見事な構成でした。主人公が終盤で狂気じみてくるのも、逆に人間くさくてシンパシーを感じます。基本的に動物愛護運動は支持しませんし、ましてやアメリカからやってきて動物保護を展開するなどとは大きなお世話とも思いますが、この作品は、1人の人間の愛情の軌跡の記録として理解したい。 7点(2003-03-07 20:38:25) |