321. あかね空
一つ一つのシーン設定なり登場人物の動きなり発言なりもいちいち陳腐なんだけど、何よりびっくりしたのは、中谷美紀の(特に後の方の)台詞が、100%現代劇であること。制作者には、時代劇を作っているという自覚はなかったんだろうか。美術や衣装のセンスのないピカピカぶりも吹っ飛ぶほどの衝撃だった。中谷扮する母親が、子供に対する愛情がほとんど窺えず、むしろ情緒不安定系ヒステリーにしか見えないのも、そもそもそんな台詞を言わせられるのが、役者として苦痛だったのだろう。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2023-03-17 00:14:31) |
322. アナコンダ2
《ネタバレ》 蛇の映画なはずなのに、蛇がほとんど出てこないのですが・・・●大体この手の作品って、どうして何も起こってないうちからああだこうだと身内で対立して、足を引っ張り合うんですかね。蛇とか虫とか罠とかよりも、そっちの方がよっぽど危機だと思うのですが。したがって、その意味においても、肝心の蛇が怖く見えません。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2022-11-07 00:31:24) |
323. アマンダ・ピートの ピンクな気持ち ワタシは、Hなオンナのコ
《ネタバレ》 とりあえず若い兄ちゃんのグループがいて、それぞれ女の子を狙おうとする・・・んだけど、特にそれぞれに個性が感じられないのがスタートとして致命的である上に、そういう話だったらすでに日本の60's青春コメディでもいくつもあるよね。で、実はみんなが狙ってるのが同じ子だった、というところから話が動き出すのですが、肝心のアマンダ・ピートが、みんなで争奪するほど魅力的にはどう見ても見えません。しかも全体が下ネタやらお下劣トークに満ちていて、まあそれはわざとなんだろうけど、肝心の笑える部分が全然存在しない。つまり、見所がありませんでした。 [DVD(字幕)] 2点(2021-09-28 00:18:07) |
324. 愛に気づけば・・・
主人公の行動回路と思考回路がさっぱり理解できませんでした。男性関係は結局どうなったのかとか、赤ん坊の腕云々には何の意味があったのかとか、いろいろ手を出すだけ出して放置している脚本も粗雑。ジーナ・デイヴィスにこんな役をさせるとは、まったく無駄遣いもいいところです。 [DVD(字幕)] 2点(2020-03-27 00:44:10) |
325. 愛と死の記録
前置きも背景も何もなしで2人が勝手に盛り上がっているので、追いかけようがないのです。途中から不協和音的音楽を延々とかぶせてくるのも、何かを狙っているのかもしれませんが、内容がついていってないので、浮きまくっています。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2020-01-10 00:49:59) |
326. 暁の用心棒
《ネタバレ》 これはまた何ともつまらなかった・・・。主人公の動きも筋の流れも役者の芝居もものすごく適当で、一丁上がりで作ってしまった感満載です。最後のガトリング銃なんかは何とか盛り上げようとした形跡が窺えますが、それを使う必然性がないので、意味がありません。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2019-02-18 21:59:39) |
327. ある日モテ期がやってきた
これは凄い、と思ってしまうくらい、まったく面白くない。一番の敗因は、主人公のダメお君ぶりが中途半端な点。この路線で行くんだったら、根暗でオタクなんだけどそこそこ才能を発揮する場面もあるか、逆に自虐と内向が突き抜けててかえって笑える状態になっているかの、どっちかでしょう。その辺の前提の作り込みがしっかりしてないので、いくらそれに美女がとか言われても、物語が始まらないのです。一方でヒロインの方も、それなりの美女ではあっても、この設定が生きるほどの存在感はないです。 [DVD(字幕)] 2点(2018-03-08 01:15:29) |
328. あなたへ
筋立ては悪くないはずなのに、脚本がとにかくどうしようもなくて、思ったことを全部喋らせないと気がすまないというか、しかもみんながみんな見たままを喋っているだけなのでどうにも底が浅いというか、とにかくどうしようもない。おかげで、佐藤浩市や大滝秀治ですらエンスト感満載ですし、ビートたけしのあんな凡庸な使い方なんて、よく本人が了承したものです。この監督と脚本家は、まず、登場人物に黙らせるということを覚えましょう。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-11-23 00:22:43) |
329. 阿修羅城の瞳
型を破って何かをしようとしたら、そもそも破るべき型が何であるかも把握していなかったので、結局何にもなりませんでした、というそのままの実例。いろんな要素の安っぽさだけが目についてしまいました。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-05-20 02:01:33) |
330. アドレナリン・ブレイク
何というか、とにかくみんなが揃いも揃って互いに顔面攻撃を繰り返し、とても痛そうな話。それ以外は何も印象に残っていない。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2011-05-17 03:10:45) |
331. アメリカの影
即興性を売りにしていながらその即興性自体も中途半端であるため、全体が不完全燃焼に終わっている。手法が自己目的化してしまったら、そりゃ良くなることはないでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-09-22 02:56:20) |
332. 雨のしのび逢い
邦題に相違してロマンチックさのかけらもなく、ほとんど雰囲気だけで最後まで流れているだけでした。印象に残る部分がありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-08-05 03:36:00) |
333. ア・ホーマンス
何を言わんとする話なのかさっぱり分からなかったし、演出の方向性も不明でした。若い頃の手塚理美の映画出演作は貴重なので、点数はそこに対して。 [DVD(邦画)] 2点(2005-05-25 03:24:37) |
334. アナコンダ
相手が蛇っていうだけで無理がありまくりなのですが、中身も予想したとおりでした。しかし、いくら蛇でも、もう少し怖くしようがあったのではないの? [DVD(字幕)] 2点(2005-05-20 23:42:39) |
335. AKIRA(1988)
作品の内容はさっぱり理解できませんでしたが、芸能山城組の音楽は凄まじいです。 2点(2004-07-06 23:52:59)(笑:1票) |
336. あなたの死後にご用心!
もっといくらでも面白くなる設定だと思うのに、台詞も各場面も、まったく面白くない。本題に入るまでにも時間がかかりすぎているし、その後もどう展開させたいのか趣旨不明。 2点(2004-05-12 01:38:32) |
337. 愛の嵐
雰囲気はまあまあ良かったのですが、中盤以降の展開がだれまくりで、眠くなりました。それと、どう考えても分からないのですが、マックスはルチアにとっては忌まわしい存在ではあっても、積極的感情の対象とはなりえないのではないでしょうか? 2点(2003-05-11 01:27:18) |
338. アルマゲドン(1998)
再見して気づいたのですが、この作品って、真面目なSFパニックアクションと思って見ると何じゃこりゃになるのであって、これは徹頭徹尾コメディ作品なんですよ。冒頭の何千万年とかいうナレーションの時点ですでにB級マニア向けの香り満載ですし、ウィリスとアフレックの採油場のやりとりはギャグ以外の何物でもないし、ミッション開始後の課題発生は、いちいち都合が良すぎてほとんどパロディの領域ですし。ただ、制作側が変なところに異様に力を入れまくった結果、いろいろ誤解される羽目になったのであって、そのことは作品自体にとってもたいへん不幸でした。 [DVD(字幕)] 2点(2003-01-26 18:17:57)(笑:2票) (良:1票) |
339. 明るいほうへ 明るいほうへ -童謡詩人 金子みすゞ- <TVM>
《ネタバレ》 あえて金子みすゞを対象として選ぶのであれば、彼女の言語感覚や観察力はどこで磨かれ、また日常生活の中でどのように表れていたのか、大正末期や昭和初期という時代背景の中で、地方の一般人にそれがあるということにどのような意義があったのか、といった点が当然に気になるところである。しかしこの作品は、それが金子みすゞであると分かるのは、ところどころ挿入される詩文の朗読だけであって、それ以外は、どこかで見たようなホームドラマのつぎはぎシーンが、手クセ全開のデタラメな脚本と演出で垂れ流されるだけ。見ていて怒りすら感じました。つまり、制作者には、金子みすゞという稀有な人物についてその人生やその才能に迫ろうという気概も信念もなく、単に人目を引きそうなネタとして彼女を利用しただけなのです。唯一、みすゞが最後に階段を上がって以降2階を一切映さなかったところに1点。もっとも、その後の陳腐なシーンでぶちこわしですが。 [DVD(邦画)] 1点(2013-02-10 02:27:46) |
340. RV
《ネタバレ》 久々に、腹が立つほどつまらない作品。そもそも、設定の前提として、本当はちゃんとしたお父さんが家族に誤解されたり嫌われたりするからこそおかしさが発生するのであって、この主人公は本当にただダメ男であるだけだから、コメディとして成立していない。子供2人もただ小生意気なだけで、ラストもとってつけた感じ。ウ○コネタであそこまで引っ張るってのも、発想の貧困さしか感じさせない。しかし、ロビン・ウィリアムスが06年にもなってこんなしょうもない作品に出ているとは・・・。 [DVD(字幕)] 1点(2010-03-18 00:46:13) |