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プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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21.  ALI アリ
ウィル・スミスの映画に終わらず、マイケル・マン節全開の仕上がりだったのがうれしい限りです。実はこれ、当初はバリー・ソネンフェルドが監督する予定だったとか。でもでも男のドラマはやっぱりマイケル・マンですよ。マンって苗字の時点で男らしいじゃないですか。冒頭30分のかっこよさはもう完璧でした。記者会見でチャンピオンを挑発しまくる若きアリ。この時点でアリの人格の約7割は表現できたと私は見なします。そして試合前の緊迫感溢れる静からリングの動への転換は、まさにマンの真骨頂。チャンピオンを鮮やかに倒すファイト、そして大番狂わせに沸き上がる観衆。カットを細かく割れば勢いが出ると信じてる最近の監督はもうダメダメですね。こんな風に流れで見せるファイトこそが真のアクションなんです。冴えわたるボディブローカメラ(私の命名)、編集と音楽の完全なる一致にはエモーションを刺激されまくりです。スポーツ映画としてはこれ以上ないほど素晴らしい名シーンでした。そしてその後の展開はスポーツ映画というより伝記映画へと入っていきますが、日本人にはあまりピンと来ないのが残念でした。アリをあまり知らない私にはちょいとキツイ部分もいくつかありました。ま、日本で長嶋茂雄やアントニオ猪木の映画を作る場合、やっぱり彼ら自身やその生きた社会(まだ死んでません!)を知ってることを前提として作られるでしょうから、これは仕方のないことですけど。そんな中でもグっときたのは、レポーターのハワード・コーセルとアリの友情でした。2人は本当に信頼し合っている間柄でありながら、仕事の場では決して馴れ合わず、お互いに辛辣なことを言い合うんですね。これぞプロの姿であり、頑丈な男の友情を見せつけられましたね。「インサイダー」よりも熱かったです。やたら評価が低いようですが、私は普段のマイケル・マン作品に劣る出来だとは思いませんでした。
8点(2004-10-04 00:49:47)
22.  アンブレイカブル
あまりにむごたらしい批評の数々ですが、これはスゴイ映画だと思います。史上最も丁寧に描かれた仮面ライダー第1話、「その手があったか!」とビックリ仰天でした。こんな話を思いつく人が世界でどれだけいます?そのアイデアだけでも買いですね。シャマランの映画って不思議で、テーマ自体は幼いのに、その実オトナの空気が充満してるんです。なんと言うか、ガンプラのパッケージが高級桐箱だったみたいな、メッキ部分のパーツが金箔だったみたいな。それってのは、シャマランの脚本から出るうまみだと思います。そんじょそこらのドラマ以上に人間を丁寧に描けているので、荒唐無稽な主題にも味が出るんですね。「私の体は生まれつきもろい。ならばその対極としてアンブレイカブルも存在するはずだ」というイライジャの説くアバウトかつ強引なヒーロー論も、「なるほど~」って思いながら聞きましたから。シャマランのドラマの特色は「静」にあります。一方普通の映画の描くドラマは「動」、つまり何か事件があって主人公が成長していく、主人公が何かを変えていくという話で、そこにはドラマのダイナミズムがあります。しかしシャマランのドラマはもっと地味で、彼が常に描くのは再生の物語。大筋では主人公たちに想像力の限りを尽くした大事件が起こりますが、その実、彼らの終着点は失われた関係の復元にあります。大事件を通して登場人物は自分を見つめ直し、何かを変えていこうとするのではなく、むしろあるべき姿へと帰ろうとするのです。思えば現実世界もそんなもので、そこにドラマの描くようなダイナミズム、つまり何かを変えていこうとする主体的な姿などなく、あるのは「自分に合った仕事は?」「自分に合った人間関係は?」「自分に合った生活は?」という、受動的な居心地の探求のみです。何かを目指しているようでいても、実際は自分のあるべき道を模索しているものです。そんな現実を踏まえているからこそ、シャマランの映画にはリアルな庶民が生活し、その延長としてサプライズがあるのです。
9点(2004-09-08 01:40:05)(良:2票)
23.  アンダーカバー・ブラザー
雰囲気と言い、笑いと言い、「オースティン・パワーズ」の完コピでしたね。とはいえ、こちらの設定の方が数倍バカバカしいわけですけど。マイク・マイヤーズの屈折したナルシシズムが気になった「オースティン・パワーズ」に対して、こちらは素直に楽しめたし。とにかくアンダーカバー・ブラザーのキャラ設定が最高すぎです。アフロにやたらこだわるってのがいいですね。銃で撃たれても、真っ先に気にするのは命よりもアフロだし。そういう細かい部分で笑かしてくれるだなんて、やっぱりいいコメディーなんですよ。ただ残念だったのは、DVDに吹き替えがついてなかったこと。吹き替えがあればこの3倍は笑えたと思います。
6点(2004-09-04 01:46:35)
24.  アンダーワールド(2003) 《ネタバレ》 
予告編では期待したんですけど、見事に外してくれました。見たようなアクション、まんま 「ブレイド」なバンバイア社会、意外とはじけないライカン、それぞれのキャラクターの薄 さなど、たいていがよくないわけですが、最大の問題は散漫な脚本です。とにかく方向転換 しすぎで、話にまったく芯がないんです。もう少し焦点を絞っていれば、まだ楽しめたと思 うんですけどね。ただし、ライカンがバンパイアの奴隷だったという設定には「ほー」っと 思いました。
4点(2004-07-21 16:20:15)
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