21. アリスのままで
《ネタバレ》 2つの山場があります。 一つは、病状が悪化している時に行われた講演。 もう一つは、ラストでの娘との会話。「愛」という台詞。 脚本が上手いと思います。 病状が悪化した主人公が、パソコンに収録された、まだ病状が悪化していない動画の違いが、同じ役者さんが演じているように思えなかったのは素晴らしい証だと思います。 「あれ?」って感じで終わってしまって、ちょっと拍子抜けしました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-17 12:05:41) |
22. あしたのジョー(2010)
これを見て、若い人は漫画もアニメも征服したなんて勘違いしないで欲しい。 やはり実写化に無理がある。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-05 21:02:58) |
23. アポロ13
宇宙空間を味わう映画って「2001年宇宙の旅」以来、全く変わっていない。 本作の存在を今になって知ったが、やってることは「ゼロ・グラヴィティ」と同じ。 こういう雰囲気の映画って好きだ。 ケヴィン・ベーコンが若い。今(2015年)の方が渋みがあっていい。 トム・ハンクスも若いが、反対にこの頃の方がいい。今はただのおじさん。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-10 06:21:12) |
24. アメリカン・ビューティー
これって、日頃、ごく普通のアメリカのホームドラマを見ている人たちだけに刺激を与えただけのような気がしてなりません。 日本人受けする映画なんでしょうか? 正直こんなつまんない作品がアカデミー賞獲ったなんて、もうアカデミー賞自体私にとって価値を見いだせない。 ケヴィン・スペイシーという俳優は私にはキモイ印象しかない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-02-21 15:57:03) |
25. 網走番外地(1965)
《ネタバレ》 脱獄してからの展開は「手錠のまゝの脱走」のアイデアそのまんまなんですが、本作は、映画というのはラストのワンシーンで傑作になるという、一例ではないかと思います。主人公が「おっかさーん」と言いながら相棒(?)を置き去りにしようとしたとき、あれだけワルだった奴まで「おっかさん…」と呟いたとき、主人公がとった行動は……。それだけで私の涙腺は緩んでしまうのでした。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-02-10 04:08:11) |
26. あ・うん
子供の頃、NHKで放送されたドラマと全然違う。正直今見るとドラマ自体、時代的に価値観が変わっていることを実感した。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-11-29 03:19:22) |
27. 悪を呼ぶ少年
《ネタバレ》 この映画、アマゾンで検索すると、5点満点のレビューが沢山掲載されていますが、自分には何がいいのか全く理解できませんでした。 期待して購入して損した気分です。 映画評論家の町山智浩さんが自書で取り上げていたのも評価の高い理由ではないかと思います。 主人公の少年は過去に亡くなった双子の兄弟の亡霊を見ながら育っていくんですが、自分に危害が及ぶ人間が登場すると奇怪な死を遂げてしまうんです。 まあ、どこかのサイトを参考にすると「悪い種子」や「オーメン」と共通するものがあるのですが、私が何より気に入らなかったのは、主役を務める少年が、あまりに不細工だということです。 これが可愛かったら評価は2,3点上がるかと思います。 [DVD(字幕)] 3点(2014-09-16 09:55:50) |
28. アスファルト・ジャングル
《ネタバレ》 私が書くまで、8点という高得点だったが、期待して損した。どうやら私には、フィルム・ノワール(=暗いギャング映画)は合わないらしい。 登場する男優は高齢者ばかりで、若くて美しいマリリン・モンローが禿げたジジイの愛人であることが許せない。 ストーリーも今となっては、(私には)「ゲッタウェイ」と「レザボア・ドッグス」さえ観ていれば十分かなって感じ。 最後に皆捕まるか死んじゃうっていうのも……まあ、当時のハリウッドでは仕方ないか。 当時は斬新だったかもしれないけど、斬新なものは必ず古くなるものです。私は普遍的なものを好みます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-09-16 09:47:02)(良:1票) |
29. 愛は静けさの中に
《ネタバレ》 ヒロインのマーリー・マトリンは、イザベル・アジャーニみたいに美人だけど、ただ美人だけというきっかけで恋に落ちる主人公に感情移入はできない。二人の心が近づいていく過程も無理やり。ヒロインは女子高生じゃないけど、こういう安っぽい映画で勘違いして、ストーカーや猥褻行為をする教師も出てくるのではないか。全てがハリウッドらしい、表面的で、無性に苛立った映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-09-09 22:40:19) |
30. アナと雪の女王
《ネタバレ》 字幕で見ることを勧めたレビューがあったので、初めは字幕で見ることにしたのですが、話の展開が早すぎて、よくわかりませんでした。 その後、吹き替えで観たのですが、あまりに簡単な話しでビックリ。 三回目は字幕を表示させながら吹き替えで観たのですが、簡潔すぎる字幕スーパーで、これじゃ、よくわからないと納得。 本作の初見は吹き替えをオススメします。神田沙也加と松たか子の二人はいい仕事しています。 吹き替えのほうが笑えますよ。 「レット・イット・ゴー(ありのままで)」の挿入は、王国を氷漬けにして逃げ出したエルサが何故自分のいる場所を見つけたと言ってるのか疑問が残ったのですが、未公開映像でわかったのですが、それは最初の設定では、エルサは悪者になっていたからなんですね。 エルサが二人の兵隊を魔力で追い詰めた時の悪戯っぽい表情は可愛かったです。 「真実の愛」「愛」「愛」「愛」……なんて言葉で簡単に表現してしまえるのはディズニーくらいなものです。素晴らしい! [ブルーレイ(吹替)] 9点(2014-08-27 14:42:09) |
31. アンコール!!
私は、こういった、お約束の映画に、涙も出なけりゃ感動もしない。 以前から同じものをたくさん見てきた。 イギリスでは「ブラス」。 邦画では「フラガール」「スウィング・ガール」。 いい加減、勘弁してくれっつぅーの! [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-21 21:27:44) |
32. アベンジャーズ(2012)
私は中年です。毎日忙しい生活の中、空いた時間を利用して、年間100本の映画を観ています。 映画を観る時間を惜しんだりしません。ですが、今回、うん十年ぶりに、こういった「ただ娯楽」だけという映画を観賞して、新しい自分がいることに気づきました。 それは、この映画を観ている最中、明日の仕事のこと、まだ読み終えてない本があるなってこと、資格試験の勉強しなきゃ…って、などなど突然思い出し、そのことが頭から離れなくなってしまったんです。 映画史上3位の売り上げ、140分を超える、この映画を私は楽しめる感性を全く持っていないことに愕然としました。 悲しくなり、泣きたくなってきました。 こういった、ただ楽しむだけの映画を楽しんで観ることができるようになるには、定年退職後、何もすることがなく、毎日のんびりと映画だけに費やせる日が来るまで、恐らく…あと20数年かかるかと思います。 今観た評価は0点ですが、毎日の生活を少しでも充実させ、この映画を観て、10点の感性を持てるよう、頑張っていきたいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2013-12-28 18:47:46)(笑:1票) |
33. アバウト・ア・ボーイ
《ネタバレ》 ウィルとマーカスの心のつながり方がいいですね。 この映画で「キリング・ミー・ソフトリー」の使われ方が最高でした。 2人より3人がいい。その理由もちゃんとしていて納得。 ヒュー・グラントってあまり好きじゃないけど、この映画は特別。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-02 01:26:14) |
34. 愛と哀しみのボレロ
《ネタバレ》 テレビの洋画劇場に夢中だった私にとって、本作は特に思い入れが深い。中学の音楽の授業でボレロのレコードを聴かされた時には、この映画のダンサーの姿しか頭に浮かばなかった。今回久々に観ることができた「愛と哀しみのボレロ」。冒頭の「人生には2つか3つの物語しかない。しかし、それは何度も繰り返されるのだ」というテロップに今の自分の人生を重ねてしまった。この作品は沢山の人々の群像劇だが、私の人生も最初に観賞した当時とは印象が違い、ハイライトに映し出される人々の中の一人になったような気になってしまった。敵兵との間に生まれてしまった赤ん坊が大人になり、時代が変わるまで20年、その20年という年月は今年をさかのぼって考えると本作が出来た年月を当に越している。私の人生は本作を観賞してから戦争経験もなく30年経っているが、月日が経つのは早いもので…これからも大切にしていきたい作品だ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-06-03 02:34:56) |
35. アラバマ物語
今観賞しても「子供目線」から描いたというのは、とても斬新だと思います。 トム・ソーヤの冒険みたいなストーリー展開の中に上手く黒人差別をテーマにしたものを織り交ぜてあって、観客に痛感させます。 スカートが嫌いなボーイッシュな女の子、スカウトがとても可愛いですね。彼女の正直な部分が大人たちに痛いところをつつかせています。 後味悪くなる展開でしたが、救いも描いたのは成功につながった理由の一つではないでしょうか? 邦題のセンスが悪すぎます。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-05-28 12:26:05) |
36. アンネの追憶
《ネタバレ》 原作はアンネの親友だったハネリの「もう一つのアンネの日記」からで、護送されたアンネと父とハネリのその後ということだが、内容は全体像としてドイツ人に迫害されたユダヤ人の人々の話で、アンネとハネリは収容所で再開するのですが、二人のメインストーリーはそれだけです。エンディングロールで「これは歴史的事実に基づいて想像されたもの」というだけあって、感動も希薄で、あまり残るものはありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-20 07:38:38) |
37. アーティスト
《ネタバレ》 今年の作品賞が「アルゴ」だったのは納得いかなかったけど、本作が作品賞なのは納得がいく。 この映画は小さな子供から老人までが楽しめる映画だ。 「アバター」の3Ⅾ映画で革新した矢先、サイレントに戻ったアイデアは頭が下がるとしかいいようがない。 私自身の話だが、子供のころ、時代劇を見ていた弟が「この人たち、どこの国の人?」と聞いてきて、皆から笑われたのを思い出す。 この映画の主人公は撮影の時だけでなく、生活もサイレントなのだ。 そこに、ある日突然トーキーというものが登場して、グラスがテーブルにぶつかる音に驚く悪夢を見る。 私は主人公のジョージは途中から喋りだすと思ったが、中盤に入り、やはりサイレントで通さないと、自分のやってきたことを捨てることになるのではないかと考えが変わり始めた。 犬の扱いがこれほど上手く使っている映画も少ないと思う。 拳銃を手にしたジョージを犬が懸命に止めている姿はやるせない気分だった。 まずは、この犬にアカデミー賞をあげたい。 自殺を思いとどめたジョージに残されたもの、それは新しい映像の世界、トーキー。そう、だから、ジョージは最後に喋ったのだ。 納得ッ! チョウ娯楽作品!! [地上波(字幕)] 10点(2013-03-09 21:20:15) |
38. アリス・クリードの失踪
《ネタバレ》 新人監督が作った滅茶苦茶面白い作品ですよ。ホントに。 皆がネタバレしてますが、やはり登場人物3人だけで1時間40分持たそうとする脚本力は相当優れていると思います。 個人的に思ったのは、男二人は、こういう時、大概ホモだったりするんですよね(笑)。 誘拐されたアリスと犯人二人が三角関係で有利な立場を二転三転するところは息つかせない。 こういうシナリオはホラー系統が多いですが、サイコサスペンスで最後までやってしまうところに新鮮味を感じます。 まだ未見の方はできるだけ予備知識なしに観賞されることをおススメします。 [地上波(字幕)] 8点(2013-03-09 21:04:43) |
39. アンノウン(2011)
リーアム・ニーソンが主演とのことで観賞しましたが、とても楽しいサスペンス・アクション映画でした。 この映画、ネタバレしてしまうと面白くないので書きませんが、どっかでよくある「意外な展開」はお約束どおりです。 サスペンスものは、つまらないと最初の30分でリタイヤしてしまうのですが、時間を忘れさせてくれたところがよかったです。 [地上波(吹替)] 7点(2013-03-09 04:12:45) |
40. アナザー プラネット
《ネタバレ》 観終わって印象としては「惑星ソラリス」や「地球に落ちてきた男」でもやりたかったのかなぁなんて思いましたが、これ、別に第二の地球がなくてもドラマは成り立たせられないの?って疑問が残りました。何故って第二の地球に行くか行かないかは最後のシーンだけだし。その最後にチケットを渡しただけで乗組員変えられるのって笑ってしまいました。でも、その4か月後に向こうから自分がやってきていたというオチは面白かったです。 [地上波(字幕)] 7点(2013-02-23 16:12:56)(良:1票) |