1. アメリカン・ビューティー
私はおもしろかった。アメリカの笑っちゃう典型をこれでもかっててんこ盛り!見栄や虚勢を張った働く母親、薄っぺらな友達関係とどこかそれに疑問を感じる高校生の女の子。うーん、どのキャラクターをとってもおかしいくらいアメリカらしい断片を見てるようだった。こういう映画に賞を与えるアメリカという国の強さにはいつもあこがれる。日本で日本社会を痛烈に批判したり、おもしろおかしく風刺した作品を作ると、認められなかったり、嫌がらせを受けたり、あまり大きく取り上げてもらえなかったり、まだまだ心が狭い。そういう作品は知らないうちに外国で高い評価を得たりして、慌てて日本でも評価しだしたりして、そしてその頃には作った人はとっくに死んでたりして。 9点(2001-09-25 00:49:50) |