1. 嗚呼!!花の応援団(1976)
《ネタバレ》 [CS・衛星(邦画)] 1点(2007-06-15 21:24:50) |
2. アフター・ダーク
「現代最高のフイルム・ノワール」と、さる御方がおっしゃられていたので、すぐさまビデオを借りてきて観ました。で、私の印象は、どちらかというと『ラスト・ラン』や『パーフェクト・ワールド』を思い出し、むしろ「遅れてやって来たアメリカン・ニュー・シネマの傑作」と言った方がいいかな。だから、ひとたび観てしまうと、いつまでも癒えない鈍い痛みのような感動が心の奥底に沈殿してしまうのでした。嗚呼、、 10点(2004-05-14 21:22:37)(良:1票) |
3. 明日に向って撃て!
「この映画は何だ?」「夢の塊さ」 10点(2004-01-24 15:51:08)(良:2票) |
4. 雨に唄えば
一流芸人による一流芸人のための映画賛歌! 10点(2004-01-24 15:44:53) |
5. 暗黒街の弾痕(1937)
山中貞雄の『人情紙風船』と並んで土砂降りの雨が、美しくも切ない、”泣ける”犯罪メロドラマの一大傑作。【STING大好き様へ】STING大好き様ともあろうお方が、こんなところで何ふざけてんですかあ! かりにもこれはフリッツ・ラングのアメリカ時代を代表する傑作ですよ。映画ファンとして恥ずかしくないんですか。やるなら、『Mr.レディMr.マダム』(もちろんこれも良い映画ですけど)に行っておやりなさい!全くけしからん。プンプン(*`ε´*)ノ彡☆ 【皆様へ】というわけで、このつづきはどうぞ、あちら(『Mr.レディMr.マダム』)にてお願いします。【やましん様へ】 「運命は残酷」こそは正にラングのモチーフ。おお、そうです、そうです。いやあ、貴方様の映画に対する深い愛情と慧眼にはいつも感嘆・感動しております。よい機会なので、いつぞや貴方様より頂戴した"映画ファンの鑑"を今日この場にて謹んで返上させていただきます。どうも私には荷が重いので...m(_ _)m 10点(2003-11-26 21:22:35) |
6. 赤い河
《ネタバレ》 葬儀のシーンで、西部劇の神様ジョン・フォードへ敬意を表するかのように、青空にぽっかり浮かぶ白い雲がゆっくりと画面を横切っていきます。でも、堆く積まれた食器が崩れる音で、牛達が大暴走をおっ始めるくだりは、正にハワード・ホークスの面目躍如! 牛の刻印につけられるマーク(ジョン・ウェインの役名Dunsonの頭文字Dと河をあしらった2本の波線)は、その後、『リオ・ブラボー』『エル・ドラド』『リオ・ロボ』で、ジョン・ウェインが締めているベルトのバックルのデザインへと引き継がれていきました。*これって、映画評論家・山田宏一氏の受け売りですが...(;^_^A 10点(2003-09-12 20:47:09) |
7. アタラント号
ただ、ぎゅうっと抱き締めていたい、これは、そんな珠玉の映画。 10点(2003-08-09 18:00:03) |
8. 穴(1960)
昔の才能のある監督は皆そうだと思うが、余計なものを描かない。つまり、省略が上手い。掘って溜まった土を棄てるシーンを撮らなかった↓のは、単にこの映画の展開に適わなかったからじゃないでしょうか。この辺の処は、自身の実体験に基づいて原作を書いたジョゼ・ジョバンニに聞いてみない(あるいは原作にそういう描写がある?)と分かりませんが・・・。そういう訳で、この映画の評価が下がることには決してならないのでは? 確かに、『肉体の冠』は傑作です。というより、全部を見たわけではありませんけど「ジャック・ベッケルに凡作なし!」と宣言してしまいましょう。 10点(2003-02-07 17:29:04)(良:1票) |
9. 愛の世紀
《ネタバレ》 疲れていたせいか、前半の白黒部分では危うく寝そうになった。が、後半一転してビデオ撮影によるカラー映像になって、がぜん盛り上がった。ゴダールの映画は、繰り出される映像と音にいかに心を震わせられるかが勝負の分かれ目なのだ(寝てる暇はないってことね)。本作も海を捉えた映像が頗る良い! 引用は、分かった者勝ちみたいなところがあるが、意識しないでいてもひとたび心の琴線に触れると思わぬ大きな感動がこみ上げてくる。今回は、『アタラント号』のミッシェル・シモンの唄もそうだが、パウル・ツェランの『死のフーガ』の朗読(恐らく彼自身による)レコードが出てきたのには本当に驚いた。そして、ラストはリュミエールへの回帰。やはりゴダールは映画の申し子だと思う。 9点(2003-01-07 19:57:37) |
10. 愛の亡霊
大島渚って、スキャンダラスなとういうか、いつも異端な映画ばかり撮っているイメージがあるけれど、これは彼の映画演出家としての実力を十二分に示した傑作だと思う。「おお、やればできるじゃん」と思っていると『戦上のメリークリスマス』や『マックス、モン・アムール』と続くから、まあこの人らしいんだけど。 10点(2003-01-04 17:05:31) |
11. アメリカの友人
いやあ、この頃のヴェンダースは本当に切れがいいっすねえ。小心者の主人公ブルーノ・ガンツが死の恐怖に駆られながら図らずも悪の道に染まっていくのですが、快優デニス・ホッパーはもちろん、ニコラス・レイやらダニエル・シュミットやらジャン・ユスターシュやらといった映画人がちょこっと出てきては、彼に訳の分かんないからみ方をするもんだから、緊張感溢れるサスペンスを観ているというより、子供の探偵ごっこを見ているような気になってきてしまいます。おおっと、あの「美しき」ジェラール・ブランを忘れるところだった。そうか、こいつの童顔のせいかも。 9点(2002-12-13 22:13:14)(笑:1票) |
12. アデルの恋の物語
《ネタバレ》 私のお気に入りである『アタラント号』(アトランタ号ではない)のテーマの作曲者モーリス・ジョベール(ジャールではない)の曲が本作でも使われ効果をあげている。しかし、どうして、だらしのない男に恋する女を描いた映画には、良いものが多いのだろうか?例えば『忘れじの面影』とか『秋津温泉』とか。みんな悲恋ものなんだよなあ。 9点(2002-11-29 20:20:48) |
13. あなただけ今晩は
この映画のテーマ曲が、淀川長治氏がやっておられた『ラジオ名作劇場』のテーマ曲だということを本作を観た時(場所は、懐かしの大塚名画座)に初めて知った。いやあ、シャーリー・マクレーンのかわいいこと。『アパートの鍵貸します』もいいけど、こっちはカラーだし。たしか、ビリヤード台の上で、テーマ曲にあわせて踊るシーン(これもとてもチャーミングだ!)は、ゴダールが『女と男のいる舗道』でアンナ・カリーナに真似させていませんでしたっけ。 10点(2002-11-27 20:52:59) |