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プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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1.  アバウト・ア・ボーイ
とてもクールで、軽やかな映画だが、なかなか素敵な作品だった。ヒュー・グラントは決して演技がうまいというわけではないけれど、独自の路線を突っ走っている。彼の独特のキャラクターを使いたいと思っている脚本家は多いのかもしれない。この映画の彼も、ホントに情けなくてかっこわるくて、笑えて面白くて、ほんの少ししんみりさせてくれる。テレビばっかり観てる生活をしていながら、崩れの無い容姿を持つ男。そこに見える几帳面さ。シングルマザーたちも級友たちも、いろいろ裏を読もうとすると面白い。最後のパーティーシーンは、なかなか心が温まった。ありきたりのハッピーエンドにならなくて良かった。大人も子供も、カッコイイ。
7点(2004-07-05 20:30:16)
2.  アマデウス ディレクターズカット 《ネタバレ》 
天才モーツァルトと凡人サリエリというあざやかな対比が、忘れられない強烈さで迫ってくる映画である。音楽家・宮廷・18世紀。どこをとっても、我々の世界とは全然、別世界のストーリーであるにもかかわらず、観ているうちにサリエリの心の闇へ入り込んでしまう。真実のモーツァルトやサリエリやコンスタンツェがどうだったかという以前に、これは人間を描きあげた見事な作品だ。お菓子が好きで、女も好きで、皇帝をも内心でバカにしているようなサリエリの俗っぽさが、観客に親近感を持たせるし、時には嫌悪感も感じさせる。他の人間にはモーツァルトの真の偉大さが分からず、自分には分かるという倒錯したサリエリの自負心。ある意味、サリエリは自分がただ凡人だとは最後まで認めたくないのだ。サリエリの負の感情の出発点が、自分がバカにされたことよりも、自分は欲望を抑えて神に気に入られようと身を正してきたのに、あの天才は努力しないで楽しんでるなんて許せん(ホントはオレだって遊びてぇ~)という部分だというのが、面白い。音楽の価値を解さない商人の家に生まれ、父の死を「神の啓示」「幸運」ととらえるほど音楽の環境に恵まれなかった少年が、血のにじむような努力をして、階段を駆け上がり、ウィーンの宮廷へ入り込んだのだ。それはそれで非凡なことなのだ。でも、天才にはなれない。だから神を恨み憎む。もっとも、サリエリはそのどす黒い感情を神へ向けたと思いこむことで、ただの嫉妬・屈辱への恨みであることを認めないようにしてるのかもしれない。けれどサリエリは根本的に音楽が好きだから「君の作品を見逃すものか」とか言っちゃうし、死の淵にあるモーツァルトの仕事を手伝いながらどこか嬉しそうだったりする。こういう屈折した感情の描写が、すごくうまい。それにしても、天才児モーツェルトとは、まさに猿回しの猿だったのかもしれない。父を亡くせばすべてを無くし、まともな埋葬もされないまま生涯を終える。父親の支配から逃れられない。乱痴気騒ぎをする息子をにらみつけ、コンスタンツェを怒鳴りつけ、だが、結局のところあの父親は息子を頼り、息子の才能を食いつぶすことしか考えていない。無邪気で浅薄で下品なモーツァルトを形成したのも、突き詰めて考えれば、あの父親なのではないか。それにしても、最後まで脳裏をエコーするモーツァルトのバカ笑いが、なんとも強烈。
10点(2004-07-05 20:16:59)
3.  アメリカン・スウィートハート
内輪ネタで、下ネタで、楽しく映画を作ってるんでしょう。最初観たとき、それでもキャサリン・ゼタ・ジョーンズの悪女っぷりが素敵で可愛くて、ジュリアなんかよりも全然イイよ!!と思ったものだが、堂々たる悪女を演じた「シカゴ」を観て、この映画のショボさがわかってしまった。
3点(2004-02-04 19:59:01)
4.  アナスタシア
ディズニーっぽいけどディズニーじゃないんだよ、という話だったので、どこがどう違うのかを興味を持ってみたが、キャラクターの立て方も、歌い方も、たいした違いはなかった。リアリズムを追求した、ということだが、ブレの大きい、無駄な揺れの多い動画が気になった。見ていて疲れる。色づかいは素敵なんだが、全体のバランスがイマイチ。また、アナスタシアの謎に踏み込むわけでもなく「追想」と同じようなストーリーに流れてしまったので、作品としての印象が非常に薄い。今さら、ラスプーチンを悪役にするっていうのも、芸がない。
5点(2003-12-08 21:50:20)
5.  アナライズ・ミー
観ている最中はクスクス笑って楽しめたけど、観た後には何も残らないなぁ。どんなストーリーなのかも忘れていく。ひたすら。ロバート・デニーロのふりまく「いかにも」な風味の面白さを楽しむ映画。
4点(2003-11-25 21:47:14)
6.  愛人/ラマン
10代の頃、この作品を観たときの衝撃は覚えている。ものすごくドキドキして、観てはいけないものを観たような気持ちだった。そして、異世界の中で自分の美貌に自信を持ち、冷めた感情でセックスする主人公の少女に、憧れる自分に、またショックを受けた。今、見返してみて、植民地世界の強烈な人種差別の中で、白人少女に唯一近づける黄色人であった華僑の息子の、見苦しさに嫌悪感がある。二人のねじれた上下関係は、退廃的で甘美で醜悪だ。こういう作品に「素晴らしい」と評価するなら、援助交際と名付けられた売春もまた、肯定されなければならないわけだ。「10代の頃の体験を、うっとりと美しく語ってしまう人間は現在不幸なのだ」とよく言うが、マルグリット・デュラスはどうなのだろうか。
5点(2003-11-23 19:12:16)
7.  アンブレイカブル
よくわからん。ブルース・ウィリスじゃないほうが良かっし、あの扮装は変だった。男の子は可愛い。
4点(2003-11-20 16:29:47)
8.  アニマトリックス
ロボットの悲しみとかロボットの反乱とか、そういうのは、ずいぶん昔から鉄腕アトムをはじめとして日本にあるテーマなので、全然面白くない。たくさんのエピソードを集めて、マトリックスの世界の補足をするということのようだが、駄作。映像はキレイだが、中身がない。どこか同人誌のような感じがする。アニメーション学校の生徒の作品発表のようで、作品として価値なし。
2点(2003-11-20 10:23:35)
9.  阿修羅のごとく
小さな波風がありつつも、非常に狭い世界の中でゆったりとストーリーが進む。まさに邦画です。昭和の雰囲気もちょっとイイ感じ。特に灯屋提供と思われる、レトロキモノは素晴らしい~。主役級の役者がそろっているせいで、誰が主役なのかも分からないところが、良いのかもしれない。みんなそれぞれスゴイし、そんなに上手にでもない深田恭子までもが、熱演に加わってしまってる。大竹しのぶと桃井かおりの対決シーンなんて、役を超えて女優対決ですよ。すごすぎる~。中村獅童さん、いいキャラです。
5点(2003-11-17 15:18:36)
10.  アザーズ
耽美的な雰囲気が良かった~。こういうのを、ゴシックホラーと呼ぶのですね!!! 特にニコール・キッドマンの格調高い美貌が素晴らしい。重厚な作品に出演してアカデミー賞もらうのも良いけど、ため息が出るほど美しくコスプレが似合っちゃうのだから、キッドマンにはこういう作品にもっと出演して欲しいです。霧に包まれた館全体の低温な雰囲気と、不思議な病気の子供たちの妙な切実感が、何だか最後まで引き込まれてしまいました。話自体はオチが見えているし、それほど素晴らしいとは思わなかったんですが。
5点(2003-11-17 14:48:29)
11.  悪魔を憐れむ歌
ああ、こういうオチかぁ・・・・・・と、なかなかオチ具合が良かった。でも、ツッコミしたいところも多い。
5点(2003-10-20 21:34:10)
12.  悪魔のような女(1996)
まあ、美女を堪能できる作品で良かったが、なんとなく最初からオチの見えてるサスペンスって、どうにもこうにも・・・・・・。
3点(2003-10-20 21:32:12)
13.  OUT(2002)
原作とはだいぶ視点が違う作品だった。全体に妙に内容が軽い。夫を殺した弥生の、「雅子さん、どうにかしてください~」の軽さや自分勝手なキャラは、原作以上で良かったが、そのぶん、雅子が死体をバラバラにする行為へ駆り立てた感情が、あまりよくわからないものになった。少なくとも、原作に見られた、雅子の現実への怒り・苛立ちは、この映画では感じない。介護にしばられたヨシエ役の倍賞美津子が、とても素晴らしい演技を見せていたが、そのキャラクターを生かせていない。原作の高校生の娘を削ってしまったので、介護問題の提起や、彼女の閉塞感が無くなってしまったのも惜しい。間寛平の佐竹はほんとに大コケ。香川照之が佐竹を演じて、十文字はもっと軽そうなイメージにしても良かったかもしれない。後半の原作と違う部分、あんまり納得できないストーリーになっていて、すっきりしない。
4点(2003-10-19 12:44:09)
14.  アルマゲドン(1998)
それなりに感動はしたんだけれども、耳に残るはエアロスミスの歌声・・・・・・。
5点(2003-07-27 23:54:49)
15.  あなたが寝てる間に・・・
毒のないラブストーリーを観たいときにオススメ。サンドラがとても可愛い。
6点(2003-07-27 23:47:41)
16.  アメリカン・プレジデント
ハーレクインのゴージャス版のような単純に素敵なストーリーなのに、脚本のテンポと音楽、そして何より役者一人一人がすべて良いので、なんだか「いい映画を観たなぁ」という気分にさせられる。大統領の側近たちが最高!! いろんな役者が米大統領役を演じているが、このマイケル・ダグラスはピカイチだと思う。演説する姿は、本物よりも迫力あるもの。・・・・・・「私はパワフルだというイメージでやってきたけど、ベッドの中までそれを期待しないでくれ」と真剣に前置きするシーンは笑えてしまったので、印象に強く残っている。
7点(2003-07-26 00:52:57)(良:1票)
17.  アルビノ・アリゲーター 《ネタバレ》 
刑事たちの会話から、最初の部分で何となく「あれ?」と思っていたことが、やはり伏線になっていることが判明した。が、怪しいと思っていた人物が、やっぱり「彼」だったので、がっかりした。ラストも弱い。「彼」が隠し持っていたダーツが私は最初から気になっていたので、最後の最後で大きな展開を見せてくれる小道具になると思っていたのが、結局、ほとんど意味がなかった。衣装も含めて変なキャラクターだった。他の人も書いているが、舞台用の脚本を映画にしたような印象。
3点(2003-06-30 11:29:20)
18.  ある貴婦人の肖像
女性が自由に生きられない現実に苛立ち、閉じこめられたくはないと思うだけでは、何も変わらない。不満を言ってるだけで、何も具体的に行動していないから、観客はイザベルに共感も出来ない。金持ちが勝手に悩んでいるだけの話になっている。オズモンド役のマルコヴィッチは素晴らしい。ストーリー上、悪役とも言えるような複雑な立場に置かれたキャラクターを、非常に上手く演じている。それ故に、イザベルが単なるワガママ妻にしか思えなくなってしまう。他の求婚者たちは、なんだか少女漫画のように美形タイプがそろっていて、全体的に耽美的な映画である。単に反抗心だけ旺盛になっているイザベルと、父親に逆らわず貴婦人になろうとする継娘との対比が面白いと思った。ラストのイザベルの孤独感はよく分かるが、すっきりしない終わり方。行くところがないイザベルは、アメリカ人のストーカー男と結婚するのだろうか? 
5点(2003-06-25 19:27:40)
19.  アンナと王様
チョウ・ユンファがそれなりにタイの王様に見えてしまったが、たぶんタイの人から見ればブーイングものだろう。しかし、押し寄せる欧米文化に立ち向かう、という意味でかつての日本とも重なったし、全体として今までの「王様と私」から比べれば格段に良い作品。明らかに今までの作品は、タイを低い文化と見なし、バカにしている傾向が強かったが、この作品はタイの王室とタイの文化歴史に敬意を払っている。「アンクル・トムの小屋」のエピソードにもそれを感じた。また、アンナがインドをイギリスだと思っていて、インド人の使用人を当然のように使っているところとか、アンナが決して一般の女性より開明的で賢いわけではなかったことを教えていて、興味深かった。後半は安易だと思う。とくに、ラストの二人のダンスは、ちょっとやりすぎ。原作を読んでいないので、詳細は分からないけれども、なんだかアンナのうぬぼれっぽい。ただ、ラストのラストを王太子の視点にきりかえてタイの近代化が始まることを示したのは良かった。後半にたくさん文句があったのに、これだけで感動させられてしまった。そして、セット・衣装がこれだけゴージャスだと映画を観ていて嬉しい。
6点(2003-06-08 13:58:08)
20.  アンナ・カレーニナ(1997)
ああ、この二人は生活苦なんてしたことの無い、貴族なんだなぁ~と、ちゃんと納得してしまえる点で、この映画はスゴイ。セットも衣装もゴージャスだが、主役の二人もまぶしい。ショーン・ビーンは悪役も良いが、こういう傲慢な甘ったれのハンサム役がまたよく似合う。ストーリーはつまり、金持ちの贅沢な不倫話である。二人の破滅的な恋と、アンナの狂乱への一歩一歩が非常に丁寧に描かれている。文学作品の映画化としては大変わかりやすい映画。 
7点(2003-05-26 14:07:32)
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