1. アイランド(2005)
《ネタバレ》 たしかにアクションは凄いです。しかし脚本があまりに酷い出来でした。 ※【以下、思いっきりネタバレなので未見の方は読まないで下さい】 まず、いくらなんでも自分の本体を殺しておいて、何の葛藤もなく当然のように行動していくってのはいくらなんでも無いんじゃないかと思う。いくらクローンでも全然感情移入できませんよ。それから、突然人間を裏切りクローン達の味方になるマッチョな男も動機がよくわからない。あまりにも安易な設定ではないか。それから主人公が施設の中で見ていた夢(船の上で襲われるヤツ)が、伏線にならないなんてどうゆうこと!?そのままあっさりハッピーエンドかい!(怒) まあ、唯一良かったのはスティーブ・ブシェミかな。彼はいつものキャラでした。てっきりあとでクローン版が出てきて復活するかと思ったけど、さすがにそれはなかったか・・・(笑) [映画館(字幕)] 2点(2005-08-17 22:49:24) |
2. アンナ・マデリーナ
金城武が演じるピアノ調律師チャン・ガーフの部屋に、偶然知り合ったヤオ・モッヤン(アーロン・クォック)が転がり込んできて、男ふたりの同居生活が始まる。そこに上の部屋に住む下手なピアノを弾く女性モク・マンイー(ケリー・チャン)が絡んできて、3人の複雑な恋愛模様が描かれていく・・・という、よくありそうなラブストーリー。でも金城武の演技はなかなか良いし、テンポ良く話が進むので全然飽きなかった。しかし、後半。このまま普通に終わるのかなぁと思いきや、突然主人公の空想小説の中の物語が出てきて、一気に香港映画らしさ全開のハチャメチャなストーリーが展開されるのである。これはこれでなかなか面白かったが、全体的にはまだまだ物足りない印象だった。あと、レスリー・チャンとアニタ・ユンが意外なところで出演しているので、ファンならばお見逃しなく。 6点(2003-12-30 10:51:56) |
3. “アイデンティティー”
きっと、ジョン・キューザックが名探偵になりきって、最後には見事トリックを暴いてくれるぞ!と、期待して観ていましたが、実はあんなオチだったとは!これは、予備知識0で観たのが良かった。いい意味で裏切られました。でも、ネタがわかっても「へぇ~」って感じで、「やられた!」っていうような爽快感はなかったですねぇ。 6点(2003-11-21 00:10:58) |
4. アーメン・オーメン・カンフーメン!
あのジョン・ウー監督作品だと思って観たらズッコケる事うけあいのとんでもない映画です。教会から始まる辺りは、まだかろうじてジョン・ウーらしさが見受けられるものの話の内容がひどすぎる!説明するのがバカらしいので省略するけど、とにかく話の脈絡が全くないというかナンセンスギャグの応酬というか、もうめちゃくちゃです。クライマックスの神父対悪魔大バトルでは実写版インベーダーゲームもどきが展開され、おふざげもたいがいにせい!と叫ばずにはいられなくなるでしょう。これぞまさしく0点に相応しい映画といえる。 0点(2003-11-04 22:00:53) |
5. 赤い河
いやぁ、もうとにかくスケールがでかい!ロングショットで撮られた牛の大群を移動させるシーンの迫力!よくぞあれだけの牛を集めたものだ。1万頭もの牛が大暴走するシーンは圧巻。これはキャトルドライブに出るカウボーイたちの姿を描いた傑作である。旅立つ際に男たちが雄叫びをあげるシーンの意気込みあふれる格好良さはどうだ。そこからカメラは男たちをロングショットで捉えながら画面には彼らの唄う歌が鳴り響く・・・もう感動である。 8点(2003-10-23 23:12:32) |
6. アイガー・サンクション
イーストウッド扮する主人公は、美術を教える大学の教授で、名画のコレクションを増やすために副業として殺し屋をやっているという荒唐無稽な設定。出てくる殺しのエージェントやらアジトからしてマンガっぽい(笑)内容は山岳スパイアクション映画といったところか。見所はなんといってもアイガーでの登山シーン。イーストウッドが体を張って頑張ってます。すごい迫力。ただ前半から中盤にかけ、なかなか山に行かないのでちょっと退屈だった。どうせならもっと、はちゃめちゃやって欲しかった。 7点(2003-10-01 21:56:24) |
7. 或る夜の出来事
クラーク・ゲーブルがヒッチハイクする場面は何度観ても笑えるし、結婚式のシーンは何度観ても泣ける。そして、クローデット・コルベールは最高にキュートでステキだった!とにかく見どころ満載で、それらのシーンひとつひとつが忘れられません。何回観ても飽きない、ほんとうに素敵なラブ・ストーリーです。 10点(2003-09-26 18:37:05)(良:1票) |
8. あなただけ今晩は
こんな嘘みたいな物語にここまで引き込まれたのは、ひとえに魅力溢れる登場人物たちに感情移入できたからであろう。なんて献身的で情熱的な愛の物語なんだ!ラストもジョークが効いていて実にワイルダーらしかった。 8点(2003-08-15 21:36:06) |
9. 悪魔のシスター
《ネタバレ》 もうこれは、一目でデ・パルマ監督作品だとわかる彼独自の映像センスに溢れた作品ですね。デ・パルマ得意の分割画面もこの作品で使ったのが初めてかな?こんなにも効果的な使い方は見事としかいいようがない。テーマ性なども後の作品に通じるものがあり、まさにデ・パルマの原点ともいうべき傑作。 そして、ラストのソファーは・・・最後に探偵が一人でやっと場所を突き止めたって事でしょうか? でもなんであんなとこに放置してあったんだろ・・・ 8点(2003-07-31 21:25:49) |
10. アメリ
ジュネ監督らしく、随所にブラックユーモアがちりばめられていて、かなりハジケた恋愛映画になっていました。そして、なんといっても主役のオドレィ・トトゥ(あの顔!あのしぐさ!)に魅了されました。 8点(2003-07-17 13:26:31) |