1. 悪魔のエイリアン
《ネタバレ》 冒頭の「子猫物語っぷり」で愛猫感たっぷり特盛の演出を決めておきながら、最初に犠牲になったのが猫だとか不憫すぎて面白い。 ボウリングレーンから一斉に「ぬぱー」と登場するアメーバは、おっかないですね。 [DVD(字幕)] 5点(2020-09-16 05:37:57) |
2. 赤毛のアン/グリーンゲーブルズへの道
《ネタバレ》 テレビシリーズ全話観た私にとっては…ガンダムでいうと「こいつ…動くぞ!?」から、ザク数機を撃退したところで終了するという劇的な短さの総集編・赤毛のアンである。 シャア的存在で言うところの腹心の友・ダイアナは出ないし、ソロモン攻略で言うところのクイーン学園編もないし、マシュウも当然、死なない。 しかし、アンのこれからの青春を思い描かせるような「ちょっと足りないぐらいが丁度いい」感は、確かにある。 [DVD(邦画)] 5点(2016-11-19 03:05:45) |
3. アリーテ姫
ぱっと見は地味だが聡明な姫と、ぱっと見はオッサンだが幼児性に凝り固まった魔法使いが織り成す、ジュブナイル長編アニメの佳作。 全体的に地味で、中盤は冗長だが、後半はアニメ然としたスケール感のある演出と動画がカッコイイ。 [DVD(邦画)] 6点(2015-06-23 03:14:44) |
4. THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
《ネタバレ》 「IDOLM@STER」という使い勝手のいい優秀なコンテンツの勝利。完成度も高いし、特に悪い点も思いつかない。PVもいい雰囲気だ。だが、その超安定した世界観が「ある」だけの面白みのなさが、難点。しかし、いまさらドウコウできない安定感なので、これ以上の「アイマス」を求めるのは、ちょっと酷なのかも。 [DVD(邦画)] 5点(2015-04-15 03:31:11) |
5. 悪の教典
《ネタバレ》 なかなか私好みの吉外じみたサイコホラーであはるのだが、三池作品の手癖(特に流血シーン)がイヤでも目に付いてしまい、ちょっと冷めてしまう。 が、それらを払拭したと言っていい伊藤英明の(まさかの)怪演!補って余りある仕事っぷりでした。 そして、エンディングロールに「THINK 'BOUT IT!THINK 'BOUT IT!THINK 'BOUT IT!」というリフが鬱陶しい歌謡曲を持ってくるあたりも、イイ感じである。そのカタカナ英語の発音といい、歌詞の世界観といい、まさしく「エクセレント!」であると、カタカナで言ってみた。 [DVD(邦画)] 7点(2013-05-14 05:31:36) |
6. アシュラ(2012)
圧倒的な露悪さの裏に隠された、慈愛。 ただのキワモノアニメなんかでは、決してない。残酷なジュブナイルでもあり、悲しいラブストーリーでもあり、そしてその地金にあるのは眩い黄金のような人間賛歌である。 観ていて何度も鳥肌が立ち、何度も嗚咽した。傑作。 [DVD(字幕)] 9点(2013-04-26 08:13:07) |
7. アイアン・スカイ
《ネタバレ》 試写会ではブルーノ・ガンツの「眼鏡ぷるぷる」パロディで、会場の三分の二が笑ったらしいですが、恥ずかしながら私も三分の二の部類です。 低予算臭が鼻につき、ちょっと大人し過ぎる印象の本作ですが、社会風刺エンタメとしてはかなり良質だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-05 02:29:16) |
8. アブラクサスの祭
《ネタバレ》 決して悪くない映画だったが、人間関係(主人公と嫁や、地元民との齟齬など)の成り立ちがふわふわしていて、どうにも収まりが悪かった。 ラストのライブシーンも結構良かったのだが「いつの間にメンバーが参加?その楽曲は新曲なん?音合わせや練習は?」など、ちょっとハショりすぎだと思う。唐突感が否めない。 しかし「自らで導き出した人生の道標を、否定したり肯定したりしながら前に進んでいくしかない」といった、僧侶らしい視点を上手く捉えていた丁寧な映画だったと思う。 主演のスネオヘアー(躁鬱ともに好演)が坊主役というのも、レアで面白かった。 [DVD(邦画)] 6点(2013-03-29 03:40:29) |
9. アイガー北壁
《ネタバレ》 体力的には同年代の平均より(贔屓目にミテ)高いであろう、しかし登山経験などゼロに等しい私が、この作品を観た後に「いつか行って見てぇアイガー北壁!」と思ったが、登山趣味を持つ知人が一言「山岳なめんな」と、バッサリ。 私はこの映画で、いったい何を学び、何を曲解したというのだろうか。 「諦めなけりゃ 何だってできる」と無責任に歌っていたエンディングの真意を、もちっと咀嚼する必要があるよなぁ。私。 [DVD(字幕)] 9点(2012-10-12 00:25:19) |
10. 赤毛のアン/アンの青春 完全版〈TVM〉
緩やかに流れる日常の素晴らしさを、アンと一緒に感受することのできる作品。ちと長いが、名作だった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-06 00:05:34) |
11. ありあまるごちそう
《ネタバレ》 食糧危機の改善策として「ムダをなくそう」というシンプルでお手軽な方法に、何の意味も見出せなくなるドキュメンタリ。世界経済の歪んだ淀み(もしくはシビアな競争結果)が産んだ、潤沢の元で生活を送っている私としては、耳が痛いばかりだ。 「好き嫌いしてからに、ホンマ、世界で飢え死にしてるヒトかておんねんで?残さんと食べや!」と、かつて叱っていた母には「ちゃうねん。食糧危機の原因は、世界経済の歪みと淀みやねん」と、反論する用意ができた。 ニンジンが未だ苦手な私の問題を棚上げする気はないが、この優れたドキュメンタリのお陰で色々と解ってきたような気がする。 蛇足ですが…同じく食のドキュメンタリ映画「いのちのたべかた」でも言いましたが、ベルとコンベアに乗せられたヒヨコが…可愛すぎて困った。ヒヨコ・オン・ザ・ベルトコンベアの、予期せぬ再来でした。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 00:27:06) |
12. 赤毛のアン/完全版〈TVM〉
《ネタバレ》 白い喜びの小道(でしたっけ)の「道じゃなくて、土手じゃね?」感や、マシューのラストの唐突さなど、ツッコミ所が無かった訳ではない。 ですが、三時間強の作品を観て「もう終わりなの?」と名残惜しさを感じたのは、この作品くらいです。 マリラの「誰もあの娘を愛さずにはいられない」という台詞で、迂闊にも泣けてしまいました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-10 00:20:25) |
13. あんにょん由美香
《ネタバレ》 最後に林由美香を観たのは、今から7・8年くらい前。確かソフトオンデマンドのAVで、ゲイにブロウジョブを試みるも結局達するに至らず、本気で悔しがっているというシーン(企画モノ?)が印象的でした。 後は、井浦秀夫が描いた漫画「AV列伝」を読んで、ちょこっと知っていた程度。 ゆえに、林由美香の訃報を聞いたときも、別段感慨もなく「へぇ」で済ましてたくらいで、同時期に焼死体で亡くなっていた桃井望や、メジャーな所で言うと、若くして亡くなった飯島愛に比べれば、不謹慎ですが特にインパクトのないニュースでした。 しかし、この「あんにょん由美香」を観た後、隙間だらけだった私の「林由美香観」がどんどん埋まり、いったい林由美香ってどんなコだったのか、と、改めて興味が湧いたのも、事実。 「穴兄弟たちによる、偲びトーク」の域は超えていないとは思うんですが、ヘンにしんみりせず(カンパニー松尾を除く)に、クソ真面目にもならずに撮られたこのドキュメンタリに、ちょっと上質なものを感じてしまいました。 …蛇足ですが、このタイトル「あんにょん由美香」というタイトルを見て「林由美香って、実は在日韓国人で苦労人だった」的なドキュメンタリを、アサハカにも想像してしまいました。韓国の人って、線対称な名前に縁起を担ぐらしいですし。林由美香。おお、線対称ですね。 [DVD(邦画)] 7点(2011-06-11 01:02:32) |
14. ICE(劇場版)
1980~90年代のバブル期に乱発された、ウンコレベルのオリジナルビデオアニメを彷彿させる出来映え。 中途半端なエロ描写や、コケ脅しみたいな残酷描写、美術・キャラクターの造形からして、何もかもが異様に古臭く悪趣味。動画のキレも、テレビアニメ以下。 「とりあえずAKB48をアニメでプロモートしてさ、そしてアニヲタ層を引き込めれば儲けものじゃねえ?」というヒトを舐めきったソロバン勘定と態度が、遺憾なく作品に発揮・反映さてれおります。 AKB48の演技も、予想以上の棒読みっぷり。 しかしこの作品、プロ声優を起用して撮り直したところで、ウンコ以下という評価は変わらんだろう。 近年稀にみる、産廃レベルアニメ。 [DVD(邦画)] 1点(2011-05-02 12:24:12) |
15. 雨に唄えば
私は「雨に唄えば」に感動するような、ベタな人間に育った覚えはないのだが。 [DVD(字幕)] 9点(2010-06-07 06:21:31)(良:1票) |
16. 或る殺人
上質な法廷物と、格好良いジャズミュージックが意外とマッチしておらず、どちらも足並みが揃っていなかったような。 オープニングといい、センスのいい作品なのは確かなのですが。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-08 07:25:52) |
17. 赤い靴(1948)
《ネタバレ》 「ごめんなさい」でもなく「愛してるわ」でもなく、「靴を脱がせて」と言わせたラストシーンの脚本が、神懸り的。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-27 23:33:48) |
18. アリゲーター2
《ネタバレ》 機関銃・手榴弾・ダイナマイトも効かぬ無敵ワニ、「一匹狼」と渾名されつつも妻帯者のはぐれ刑事、若いくせにオッサン臭い地上げ屋のボス、90年代とは思えないセンスの珍妙なる不良集団。 そんな一癖も二癖もある連中が、アメリカの郊外で繰り広げるしょっぱいバトルロワイヤル。 ホントに1991年製作とは思えないしょっぱさです。前作から10年も経っているのに、何の工夫もされていない所もムカつきます。むしろ、前作よりショボいです。 [ビデオ(字幕)] 2点(2009-12-11 05:46:07) |
19. 悪魔の密室
ナオミ・ワッツ主演の近作「DOWN」に元ネタ映画があるとは露知らず、鑑賞。…「DOWN」もつまらなかったが「悪魔の密室」も、負けずとつまらない。 乗らなきゃいいじゃないとツッコみたくなるのは、「DOWN」と一緒。伏線も、笑えるくらいに回収できてないし。 しかし、この作品を観て腹が立ったは、「DOWN」のヒネリのなさ。改めて呆れてしまった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-11-23 14:45:19) |
20. アレックス・ライダー
子供向けスパイムービーとして、それなりに楽しめる。とりわけドニー・イェン監修の殺陣が、嬉しい。蛇足だが、音楽担当の「アラン・パーカー」って、「エンゼルハート」の監督と同姓同名のヒト?と、おもった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-28 03:37:05) |